『エイリアン・ライジング』
UNEARTHED(2006年アメリカ)
監督 マシュー・ルトワイヤー
脚本 マシュー・ルトワイヤー
出演 エマニュエル・ヴォイヤー
ルーク・ゴス
チャーリー・マーフィー
■ストーリー■
ハット・クリークでタンクローリーが横転する事故が発生し、地元の保安官アニーは現場へと向かうのだった。また、近くの地元の牧場では牛が謎の死を遂げる事件が起きていた。
■感想■
2007年のアメリカ製のモンスターSF映画。
DVDのパッケージの吹替えのところに「オランダ語」って書いてあったんで、てっきりオランダ映画だと思って、観てみたら・・・。
冒頭のクレジットからして、英語がしっかりと出てくるんで、
「なぜ??なぜ??なぜ?」
「オランダ映画の英語バージョン版に違いない!!」とすぐに気を取り直して観続けると、スタッフもなぜか、アメリカ人のような表記が!!!
「なぜ??」かつてイタリアのエンターテイメント映画のように世界配給を考えて、スタッフもキャストもアメリカ人のような変名を使ってるの??とも思ったんですけど、今作は、しっかりとしたアメリカ映画でした!!
「う、う、ショック!!」
自分的には、エンターテイメント映画を観るときの基準の1つが、どこの国の映画か??ってことなんで、こういう勘違いはショックです!!
自分的には、ヨーロッパのエンターテイメント映画っていうだけで要チェックなんですよね。「オランダ製のモンスター映画なんて、珍しい!!」と思って観たんで、かなりショッキングでした!!
1980年代くらいまでだったら、こういう作品がTVの映画劇場で放映されたら、メチャクチャ喜んで観てたんでしょうけど、今や、こういうC級作品だと素直に喜べないですね。
ランニングタイム93分なんで、今作も90分枠のTVの映画劇場で放映されたら、かなりテンポが良くなってかなり面白く感じれるのかもしれないですね??
90分枠だと、本編は実質68~75分くらいになっちゃいますからね!!
テンポもあまり良くない上に、画面が暗くて、画面上で何が起きてるのかが分からないというB級C級作品にありがちな感じです。
干ばつで、ある民族がいなくなったという伝説の残る地域で、モンスターが暴れまわるというストーリーも良くありがちな感じです。また、画面が暗くて見えないという作品でした。
アルコール依存症のヒロインのトラウマになっている幼い少女を誤って殺してしまった設定とかって必要だったんでしょうか??
他の作品との差別化のためのキャラクター設定のためなんでしょうけど、ハッキリ言ってこういうモンスター映画に、そんな複雑なキャラクター設定、邪魔になってるだけ!!
こういうB級、C級作品をDVDでリリースするなら、それこそルイジ・コッツィ監督のSF&アクション&ホラー『エイリアンドローム』(1980年)とかをリリースして欲しいですね!!
『エイリアンドローム』は、ルイジ・コッツィ監督的には、007映画に『エイリアン』をプラスしたような作品にしたかった作品です。完成した作品は、そこまでは面白くはないですけど、SFアクション映画が好きな映画ファンが観たら大喜びできるくらいの作品にはなっています! 10点
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