『ブラッディ・バレンタイン』
MY BLOODY VARENTINE 3-D(2009年アメリカ)
監督:パトリック・ルシエ
脚本:トッド・ファーマー
ゼイン・スミス
オリジナル脚本:ジョン・ベアード
出演:カー・スミス
ジェイミー・キング
ジェンセン・アクレス
トム・アトキンス
■ストーリー■
アメリカの田舎の炭鉱町ハーモニー、炭鉱の事故で昏睡状態に陥ったハリー・ウォーデンは、ある夜、眠りから覚め、病院内で連続殺人を起こすのだった。ウォーデンは、その後、ハーモニーへと舞い戻り、炭鉱でパーティを開いていた若者たちを殺し始めるのだった。若者の1人、トムはウォーデンに殺されそうになるが、ウォーデンは駆けつけた警官たちに撃たれ、炭鉱の奥深くへと逃亡するのだった。
10年後、炭鉱を売るために行方知れずになっていたトムがハーモニーの町に戻ってくるのだった。かつての恋人サラは、今は保安官になったアクセルの妻となり幸せそうに暮らしていた。町の人々は炭鉱を売ることに反発し、トムを厄介者として扱うのだが、そんな時、炭鉱夫のかっこうをした殺人鬼が現れ町の人々を殺し始めるのだった。ハリー・ウォーデンが町に戻ってきたのか??
□■□ネタバレあり!!□■□
■感想■
1981年のカナダ製のスラッシャームービー『血のバレンタイン』のリメイク作品。
監督は『ドラキュリア』(2000年)のパトリック・ルシエ。
パトリック・ルシエ監督も『ドラキュリア』を観たときは、すごい監督だ!!って思ったんですけど、その続編『ドラキュリアⅡ鮮血の狩人』(2003年)、『ドラキュリアⅢ鮮血の十字架』(2005年)を観たときに、あれれ、『ドラキュリア』は脚本が良かっただけ??
って感じで、評価が余り高くなかったんですけど、今作『ブラッディ・バレンタイン』は普通に面白かったです!!
純粋なスプラッタームービーだったオリジナル版に、ミステリー要素を少し濃い目に付け足して
「犯人は誰??」
って感じでミステリー映画なみにミステリー度が高くなってます。
でも、冒頭の殺戮シーンからして、「え、どうしちゃったの??炭鉱の町が描かれるんじゃなかったの??これって映画のクライマックスなの??」って感じで始まって、ツカミはOKって感じです。
その後、10年後、生き残った若者が保安官になって、キレイな奥さんがいるのに、愛人から「妊娠したの」って告げられたときに「ピーン!」ってきちゃいました。
「邪魔になった愛人を殺すために、保安官が昔の殺人鬼を利用して連続殺人を起こすんだろうな!!」
って思わずひらめいちゃいました!!
もう、冒頭から、犯人はアクセル!!犯人はアクセル!!って思って観てたんで、クライマックスの展開はビックリ!!
町中の人々が思っていた通りの人間が犯人だなんて!!
1番怪しい人間が犯人!!
①容疑者全員が犯人!
②主人公が班員!
③途中で殺されたと思っていた登場人物が生きていて犯人!
④殺されそうになっていたヒロインが犯人!
⑤犯人が2人!
とか色々、ミステリー映画には色んなパターンがありますけど、こういうのも良いですね!!
スプラッター映画としては、ゴアシーンもおとなしめな作品ですけど、ミステリー映画としては、十分面白くて楽しめました!!
スラッシャー映画としても、ミステリー映画としても十分楽しめる作品になっています!!
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