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『僕は君のために蝶になる』僕は香港映画を観続ける

2009-08-13 20:04:31 | 香港映画
僕は君のために蝶になる
蝴蝶飛 LINGER(2007年香港)
 監督 ジョニー・トゥ
 脚本 アイヴィ・ホー
 出演 ヴィック・チョウ、リー・ビンビン、ラム・シュー、ヤオ・ユン、ロイ・チョン

 ■ストーリー■
 ミスキャンパスとつき合っていたアトンと、エンジャは惹かれあい、交際を始めるのだった。しかし、ささいなコトが原因でケンカになり、ケンカ中、バイクに乗っていたアトンが事故に遭い死亡してしまうのだった。
 3年後、エンジャは法律事務所でアシスタントとして働いていたが、未だ交通事故のトラウマから抜けれず、精神科医にカウンセリングのため通院していた。そんなある日、幽霊になったアトンがエンジャの前に現れるのだった。

 ■感想■
 ジョニー・トゥ監督の恋愛ファンタジー。 
 出演は台湾のアイドルF4のヴィック・チョウ。『ドラゴン・スクワッド』(05年)のリー・ビンビン。
 
 さすが、さすが香港映画!
 アトンが、ミスキャンパスの恋人がいるにも関わらず、今作のヒロイン、エンジャとつき合いだして、ささいなことでケンカをして交通事故でアトンが死んでしまい、その後、3年後エンジャが法律事務所で働きだすまで、わずか冒頭5分です!!5分でここまでの展開!!
 精神科医のカウンセリングを受け続けていてトラウマから抜けれず精神が病んでいるのを描くまであと3分!!ここまでで8分!!
 ハリウッドも見習って欲しい!!恋愛映画が嫌いな映画ファンでも思わず引き込まれる冒頭からの10分!!すごすぎ!!

 香港映画にとって、そんなの普通なんですけど、やっぱり久しぶりに香港映画を観ると感動しちゃいます!
 アンディ・ラウ、チャーリー・ヤンの『愛と死の間で』(05年)
 セシリア・チャン、ラウ・チンワンの『忘れえぬ想い』(03年)
 等々、コメディでないマジメな恋愛映画なのに、恋愛映画が好きじゃない自分も、ドンドン画面に引き込まれる冒頭からの導入部!!

 今作は恋愛映画なのかな??って思って観ていると、全然、そんな様子にならない・・・。そう、今作はエンジャが立ち直るまでの物語だったのです。そんなマジメな内容なのに、なぜか、死んだ人間が幽霊になって現れる展開!!それもアトンだけじゃなく、白バイ警官の幽霊まで。
 導入部からの展開は良かったのですが、そのあとの展開がダラダラした感じに・・・。アトンの幽霊が出てきて昔に行ったりするのに、なぜかファンタジー色は薄いです。

 ヴィック・チョウやリー・ビンビンのファンだったらそれなりに楽しめるんでしょうけど、恋愛映画やマジメな映画が苦手な@KOBAには、ちょっとだけ長かったかも。ランニングタイム88分なんで長く無いんですけどね。

 ジョニー・トゥ監督、アンディ・ラウ、サミー・チェン主演の『イエスタデイ、ワンスモア』(04年)はコメディタッチで進んでいって、最後、なぜか感動作になっちゃう少しマジメな作品でしたけど、今作は、『イエスタデイ、ワンスモア』よりもっともっともっとマジメにした感じの作品って印象です。

 自分は香港映画なら苦手な恋愛映画やマジメな作品でも観続けます!
 でも、今作は自分にとっては、かなりマジメ!マジメすぎかも!55点

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ジョニー・トゥ監督の感動作『イエスタデイ、ワンスモア
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『パニック・イン・スタジアム』DVD発売!

2009-08-13 08:03:57 | DVD新譜の記事
 本日もDVD発売の記事です。
 9月9日にキングレコードさんからチャールトン・ヘストン、ジョン・カサヴェテス主演『パニック・イン・スタジアム』(76年)が発売になります!
 なんと、今年、発売になった『イルカの日』(73年)同様、日本語吹替えつき!!

 なんと、今回、収録される吹替えは、納谷悟郎、羽佐間道夫版の吹替えです!!
 
 チャールトン・ヘストン  納谷悟朗
 ジョン・カサヴェテス   羽佐間道夫
 マーティン・バルサム   藤本 譲
 ボー・ブリッジス     藤井敏夫
 マリリン・ハセット    佐藤由美子
 デヴィッド・ジャンセン  小林勝彦
 ジャック・クラグマン   高木 均
 ウォルター・ピジョン   松村彦次郎
 ジーナ・ローランズ    平井道子

 
 まさか、『パニック・イン・スタジアム』まで日本語吹替えつきでDVD化されるとは思ってもいませんでした!!日本タイトルは当時の映画のブームになっていた“パニック”の文字がついていますけど、完全なポリスムービー。パニック映画+警察映画って感じでちょっと変わった印象の作品です。
 でも、こういう作品では、主人公たちの活躍で防げる犯人の行動ですけど、今作では、クライマックスでは犯人が銃の乱射を!!(ネタバレすいません)
 1976年の作品なんで、若い映画ファンには、ちょっと古臭いのかな??

 パニック映画の要素としては、スタジアム内にいる観客のドラマもグランドホテル形式ののように描かれているので、日本タイトル「パニック・イン・スタジアム」も、なかなか良いですよね。原題の“TWO-MINUITE WARNING”には敵わなくてもね。


 1970年代、1980年代のエンターテイメント映画が日本語吹替えつきでDVD化されるのはウレシイことですよね。どんどん日本語吹替えつきでDVD化して下さい。
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 チャールトン・ヘストン主演ということで『原子力潜水艦浮上せず』(78年)も同時発売されます!
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