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『007慰めの報酬』ボンド22

2009-08-09 01:57:16 | アクション

007慰めの報酬
QUANTUM OF SOLACE(2008年イギリス)
 監督          マーク・フォースター
 脚本          ニール・バーヴィス 
              ロバート・ウェイド
              ポール・ハギス
 出演          ダニエル・クレイグ
              オルガ・キュリレンコ
              マチュー・アマルリック
              ジュディ・デンチ
              ジャンカルロ・ジャンニーニ

 ■ストーリー■
 ジェームズ・ボンドは、ヴェスパーを操っていたミスターホワイトを尋問し、ホワイトの背後に謎の巨大組織が存在することを知るのだった。尋問中、Mの警護に当っている所員が銃撃を開始するのだった。謎の組織はMI6内にもスパイを潜り込ませていたのだ。敵のスパイとなっていた所員の持っていた札束から、ハイチの口座の調査に向かったボンドは環境保護団体のCEO、ミスターグリーンの存在を知るのだった。

 ■感想■
 イオンプロ製作の「007」シリーズ第22作目。
 ジェームズ・ボンドを演じるのは、前作『007カジノ・ロワイヤル』(2006年)に引き続きダニエル・クレイグ。
 ストーリーも、前作からのストーリーを引きづったまま展開していきます。前作の終了後、1時間後からストーリーが始まると言う、シリーズ始まっていらいの続編です。

 ランニングタイムは、最近の007映画としては、なんと短めの106分という長さ!
 普通のアクション映画の長さになっちゃいました。
 ランニングタイムの長さもですけど、ストーリーまでも“普通のアクション映画”になっちゃいました!!
 それも、普通のアクション映画というより、ちょっとデキの悪いB級アクション映画なみのストーリーにッ!!
 もともと007映画のストーリーは「B級」なところも魅力でしたけど、作品の印象は超A級っぽい仕上がりになっていましたもんね。
 ダニエル・クレイグが007になって、ストーリーが妙に変なリアル志向になって、ストーリーは地味!なのにアクションシーンだけは詰め込みすぎなシリーズになっちゃいましたよね。
 
 ハデなアクションシーンだけ映画の中で浮いてる印象を受けちゃいます。
 
 ハッキリ言って、1960年代に作られたイタリアのB級スパイ映画の方が1000倍面白いデキです!!

 なんか大作なのに、ストーリーが全然“練られた感”が無い感じを受けちゃいます。
 予告では映えそうなハデなアクションシーンがこれでもか!これでもか!と用意されているのに、全てがストーリーにうまく絡まず、ムダにハデな印象です。
 
 映画冒頭のカーチェイスシーンや、MI6の裏切り者を追い詰めるシーンとか、ストーリー的に大したシーンで無いのに、延々と、延々と延々と、延々と、延々と見せられて、少し疲れちゃいました!!
 前作『007カジノ・ロワイヤル』も、ムダなアクションシーンが多かったですけど、前作に輪をかけてムダなアクションシーンの連続!!
 もう冒頭から最後までアクションシーンの連続!連続!連続!
 予告向けや、プロモーションビデオのためのシーンなら、いくらでも、OKなハデなアクションシーンですけど、予告やMTVを観ているワケじゃないですからね!!
 ストーリーが大したことないのに、こんなにたくさんのアクションシーンを見せられてもねぇ~。

 キャラクターも暴走しまくりのジェームズ・ボンドに、説明不足なボンドガールの設定。
 ボリビアでの連絡員フィールズなんて、何のために登場したんでしょうか??まるで殺されるためだけに出てきたって感じです。もともと007映画なんてアクションシーンがハデで楽しければOKなんでしょうけど、前作と言い今作と言い、いかにもハリウッドのB級アクション映画的です!!
 イギリス映画なのに、ハリウッド的すぎ!!

 フィールズもジェームズ・ボンドとデキちゃいますけど、もう1人のボンドガール、オルガ・キュリレンコとのHシーンも無いんだから、フィールズとのHシーンも不必要だったんじゃないんですかね??

 良く考えたら、自分は、ダニエル・クレイグの007が余り好きじゃないんですよね!!その上、今作のようなストーリー!!
 もう評価低いです!!
 あと、この邦題「慰めの報酬」ってなんとかならなかったんでしょうかね??タイトル言うのに、ちょっと恥ずかしいです。本当は、原題の“QUANTUM OF SOLACE”がいけないんでしょうけど・・・。

 自分の中での007映画の中で好きな作品は
 

 『007ユア・アイズ・オンリー』(1981年)
 『007ゴールデンアイ』(1995年)
 『007リビング・デイライツ』(1987年)
 『007ワールド・イズ・ノット・イナフ』(1999年)
 『007ダイ・アナザー・デイ』(2002年)

 っていうところです。なんかピアース・ブロスナンの作品が多いですね。
 他の作品では『女王陛下の007』(1969年)、『ロシアより愛をこめて』(1963年)も好きな作品です。

 ダニエル・クレイグ版は世界中でヒットしてるから、当分、このリアル(←007映画として)志向でいくんでしょうけど、もっと弾けた感じに戻って欲しいです。 45点
 

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コメント (1)
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