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『ダイアナの選択』恐怖と戦慄のサーマン

2009-08-10 00:14:01 | ドラマ
ダイアナの選択
THE LIFE BEFORE HER EYES
 監督 ヴァデム・パールマン
 脚本 エミール・スターン
 原作 ローラ・カジシュキー「春に葬られた光」(ヴィレッジブックス)
 出演 ユマ・サーマン、エヴァン・レイチェル・ウッド、エヴァ・アムリ


 ■ストーリー■
 アメリカの田舎町の高校生のダイアナとモーリーンは親友同士。ある日、学校内で銃の乱射事件が発生、女子トイレにいたダイアナとモーリーンの前にマシンガンを持った犯人が現れるのだった。クラスメイトたちを殺した犯人は銃口を2人に向け「どちらか1人を殺す!死ぬのはどっちだ!」と選択を強いるのだった。
 そして15年、生き残ったダイアナは夫と娘に囲まれ、幸せな家庭を築いていた。そんなとき銃乱射事件の追悼式典が高校で開かれることを知るのだった。

 □■□ネタばれあり!□■□
 ■感想■ 
 ユマ・サーマン主演のドラマ。
 「結末」は言わないでください!的な宣伝文句に惹かれて鑑賞しちゃいました。

 こういうマジメなドラマ系な作品しか観ない人には、驚きで感動的なオチなんでしょうね!

 ハッキリ言って、オムニバス映画の20~30分くらいのエピソードの1篇くらいのオチです!
 良く今作の企画が通りましたね!
 タモリがホストを務める「世にも奇妙な物語」の1篇くらいの内容です!!
 「またまた~!!
 って思っちゃいました。ちょっと変則気味ですけどネ。
 勘の良い映画ファンは、この「またまたぁ~!!」でオチが想像ついちゃいますよね。ネタバレだったらすいません。
 
 エンタメ系のホラーやサスペンス映画の脚本家が100人いたら、70人は思いつくストーリーですけど、「今さらねぇ~」って感じで作品化しないような内容です。いや、100人いたら95人は思いつくはず!!実際、そこで作品にするかどうかは別として・・・。
 調べたら、今作は原作があるんですよね。それじゃ、監督、脚本家の責任じゃないですけど、こういう作品の依頼が来たら困るでしょうね。
 作品の内容的には、文学的で良く出来ているんですけど、あえて映画化しますかね??文学作品としては“驚天動地”のネタなんでしょうけど、エンターテイメント作品では、まず最初に思いつくネタ!!“夢オチ”とこのネタは禁止!!って決めて欲しいくらいです!!

 ユマ・サーマンをヒロインにして、90分の中で3話くらいのオムニバス映画を作るんなら、その中で1篇でちょうど良い感じのストーリーです。
 もちろん、第3話は、呪いの人形とユマ・サーマンがアパートの1室で戦うエピソードにして下さい。

 そういえば、ダン・カーティス監督、カレン・ブラック主演のオムニバス映画(正確にはTVムービーですけど)『恐怖と戦慄の美女』(75年)もDVD化されないですよね。
 TV放映版の日本語吹替えつきで(TV放映音源で良いので)DVD化して欲しいですね。
 『恐怖と戦慄の美女』と『怪奇!戦慄の怪人』(73年)と『影なき恐怖』(74年)の3本組みでDVD-BOX化してくれればウレシイのに!ダン・カーティスBOXとか言って発売して欲しいです。もちろん3作品ともTVの吹替え音源つきでお願いします。
 『恐怖と戦慄の美女』と『ザ・テリブル』(96年)の2本組みでのBOXでのDVD化でも良いですけどね!!
 ダン・カーティスといえば劇場映画『血の唇』(70年)も未DVD化のままですよね。『血の唇』もTV放映版の音源つきでDVD化して欲しい作品の1本です。

 話題がずれまくりですけど、今作『ダイアナの選択』はエンタメ系の作品はあまり観ない映画ファン向けにどうぞ。 10点
 
ダイアナの選択 [DVD]

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