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『パニックメーカー』早送りメーカー

2009-09-19 02:19:53 | アクション
パニックメーカー
COLD NIGHT INTO DAWN(1997年アメリカ)
 監督 サージ・ロドナンスキー
 脚本 サージ・ロドナンスキー
 出演 マイケル・アイアンサイド、トニー・ロ・ビアンコ、アンソニー・マイケル・ホール、カウェーナ・シャルロット

 ■ストーリー■
 離婚したてのFBI捜査官フランク・パーは13年来のパートナーが引退後、女性捜査官モリーとコンビを組み、シカゴで発生した武器強奪事件を捜査する。捜査中、偶然、武器を入手しようとしていた元ベトコンと遭遇するのだった。その男は中国の核研究所にいた男で、ベトナムでの恨みを晴らそうと、核爆弾でシカゴの街を破壊しようとしていたのだった。

 ■感想■
 マイケル・アイアンサイド主演のアクション映画。
 シカゴの街を核爆弾で破壊しようとする元べトコンの凶行を阻止しようとする捜査官の活躍を描いています。
 1997年の作品なんで、今作ってミミ・レダー監督、ジョージ・クルーニー、ニコール・キッドマン出演のアクション映画『ピースメーカー』(97年)の影響で作られたんでしょうかね??大作の影響で作られた柳の下の何匹目かのドジョウってことなんでしょうけど、ヒドイ!ヒドイ!ヒドイ!
 しばらくぶりに観ました!こんなB級映画!
 イヤ、B級じゃなくて、C級、D級、Z級って感じの作品です!
 
 “なんか素人がカメラ回してチョチョイのチョイで作っちゃいましたよ”って感じの作品よりかはまだマシですけど、それにしてもヒドイ!!
 まず、冒頭の武器強奪事件が本編のストーリーのメインにからまないですから。冒頭の武器強奪犯のキャラクターって、武器を欲しがっているホアンが、偶然、主人公たちのFBI捜査官と出遭うためだけに用意されたキャラクターなんですから。だったら、冒頭の強奪シーンなんか要らないでしょ!!
 
 主人公が新人(多分、そんな感じ)の女性捜査官と組まされて、上司にグダグダ文句を言うシーンとかもいらないでしょ。その後、女性捜査官に命を助けられて彼女のコトを見直すシーンとかも刑事物の定番中の定番の展開で観ているこっちが恥ずかしかったです…。

 主人公が新人と組む設定とか、離婚した設定とか、全然必要ないでしょ!!キャラクターを掘り下げるためなんでしょうけど、こういうZ級アクション映画にそんな設定、不必要でしょ!!Z級映画だからこそ、そういう設定を盛り込んじゃうんでしょうけどね。

 とにかく、全てのシーンが不必要なシーンに感じられる作品です!無駄なカーチェイスや銃撃戦の数々!!それも全然盛り上がらないダラダラな自主映画のような銃撃戦!!今作が1970年代の映画だったら、まだ許せますけど、1997年の作品でコレはヒドイ!!
 あと時代錯誤なのが、最後の爆弾解除のシーン!「黄色いコードと赤いコードとどっちを切る??」っていつの映画??って感じです。なんで90年代後半にそんなシーンをクライマックスシーンにもってきちゃうの??

 今作の日本版タイトル『パニックメーカー』ですけど、ビデオを観ているこっちには“早送り”ボタンを押させたくなるような“早送りメーカー”って感じです。

 アクション映画ギライを増やすための作品なの??

 ランニングタイム91分が2時間にも3時間にも感じられるダラダラ!今作の内容と演出だったら、70分くらいでちょうど良かったのに。まぁ、70分じゃ公開しずらいだろうから75分くらいなんですかね??

 でも、こんな作品にマイケル・アイアンサイドやトニー・ロ・ビアンコが出演してるんですから、ある意味、それが1番の驚きかも!!なんで出演しちゃったんでしょうねぇ~??

 でも、そんな今作ですけど、見所もあります!それは、元ベトコンっていう設定のホアンのキャラクターです。とにかく殺しまくり!!
 “お前はジェイソンか!”
 っていうくらいドンドン殺しまくりで、ある意味気持ち良かったかも。
 映画の中の犯人とかテロリスト役はこうでないとね。まぁ、どんなエンタメ映画にも良いところはあるってことですかね?? 20点
コメント
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