『ラ・タービュランス』
LA TURBULENCE DES FLUIDES(2002年カナダ、フランス)
監督 マノン・ブリアン
脚本 マノン・ブリアン
出演 パスカル・ビュシエール
ジャン=ニコラス・ヴェロー
■ストーリー■
東京で地震の調査をするアリス・ブラッドリーはケベックのセントローレンス川の付近で潮の満ち干が無くなったことによって海が砂漠と化した町ベ・コモにやってくる。満ち干が無くなったのは地震の起きる前触れではないかと調査のためやってきたのだ。ベ・コモはアリスが生まれた土地なのだ。1年前に飛行機事故があった町ベ・コモでは住民たちが不思議な行動をしていたのだった。
■感想■
リュック・ベッソン製作のドラマ。
【モントリオール国際映画祭】オープニング作品
【トロント国際映画祭】特別招待作品
だそうです。
ビデオのパッケージと今作の予告を見て、てっきり終末SFだと思って観たんですけど、内容は、超安っぽいメロドラマでした…。
ビデオのパッケージの宣伝には
“人類に訪れる最期の瞬間を丹念な心理描写で描くミステリアス・サスペンス”
って書いてありますけど・・・。
田舎町を地震が襲うだけの映画です!
あとは、ヒロインの恋愛ドラマがダラダラ、ダラダラ、ダラダラ、ダラダラ、ダラダラ、ダラダラ、ダラダラ描かれているだけの普通のドラマでした!
まぁ、これは、普通のメロドラマをSF風に宣伝した会社が悪いんでしょうけど、ちょっとだまされちゃいました。
予告編も意味不明な感じでてっきり終末系な作品なのかな??って感じちゃったんで、今作の予告は「興味ない人に今作を見させた!」って意味でベストな予告かも!!
監督、脚本のマノン・ブリアンは終末SFを撮る気がなかったんんで責任は無いですよね!!期待して観ちゃった自分が悪いです。
地震をテーマにするなら、せめて、1974年のアメリカのTVムービー『大地震の襲った日』(別題:『地球の崩れる日 砂漠を襲う大地震』)くらい大げさな感じにしてくれたら笑って許せたのに…。
『大地震の襲った日』は、砂漠の中の小さな町(町にもなってなかたりして)に地震が襲うのを助けに行くってストーリーです。TVムービーで超低予算ですけど、予算をかけて地震のシーンが大都市を舞台にしていたらけっこう面白い作品になっていた作品です。
で、今作『ラ・タービュランス』ですが、まるっきり意味不明な作品でした!
ランニングタイム114分も長すぎ!長すぎ!長すぎ!
この内容なら60分でOKでしょ!
1人よがりな演出と脚本が意味不明でした!!
フランス映画は好きなんですけどね。
映画祭に出品した作品でも【モントリオール国際映画祭】とか【トロント国際映画祭】に出品するような作品を期待した自分がバカでした・・・。
【ジェラルメール国際映画祭】【シッチェス国際映画祭】【ファンタスポルト国際映画祭】とかでないとねぇ。 0点
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