『アルファベット・キラー』
THE ALPHABET KILLER(2008年アメリカ)
監督 ロブ・シュミット
脚本 トム・マロイ
出演 エリザ・ドゥシュク、ティモシー・ハットン、マイケル・アイアンサイド、ケアリー・エルウィス、ビル・モーズリィー、カール・ランブリー、トム・マロイ、トム・ヌーナン
■ストーリー■
ロチェスター署の管轄のチャーチビルで少女が乱暴され殺される事件が発生する。事件が昼間に起こったことで無計画な犯罪と思われたが、女性刑事メーガンはこの事件の被害者がカーラ・カスティロという名前のイニシャルがC.C.で死体を捨てられた場所の頭文字がCとうことに気づくのだった。アルファベットにこだわる計画的な事件であると信じるメーガンは事件の調査にのめりこむ余り精神が不安定になってしまい四六時中、幻覚を見るようになり自殺を図るのだった!
2年後、一命をとりとめたメーガンは精神の治療を終え、警察に戻ってくるのだった。元恋人は上司となり、メーガンは自殺未遂を図ったことで現場から離れた職へと追いやられてしまうのだった。そんなときウェブスターでウェンディ・ウォルシュという女性が殺される事件が発生するのだった。同じようにファーストネームとファミリーネームが同じイニシャルで死体が捨てられた場所が名前と同じイニシャルの事件だった。メーガンは元恋人の上司に直訴し、刑事のハーパーとコンビを組み捜査チームに加わるのだった。しかし、警察の捜査にも関わらず、メリッサ・マエストロという第3のが出てしまうのだった。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
実話を元にしたスリラー映画。
ヒロインが被害者の幻覚を見るようになるので、てっきり被害者から何かを得られる超能力を持っているのかと思いきや、精神障害という設定。
実際に起きた事件をドキュメンタリータッチで描いた作品でもないんだから、実話を元にするにしても、もっともっとオカルトチックにフィクションたっぷりに描けば良かったのに!
大体、1970年代に実際に起きた未解決の「ダブルイニシャルキラー」の事件を題材にしたことが映画的に良かったのか??悪かったのか??
40年近い前の事件の関係者はどう思っているんでしょうか??
映画の題材としてあえて、この事件に惹かれたのはどこなんでしょう??
映画は携帯電話も出てきますので、どうやら現代を舞台にしているようです!
どうせ現代を舞台にするんだったら、実話をベースにしないで、100%フィクションの普通のサイコキラー物の映画を作れば良かったのに!!
監督はホラー映画『クライモリ』(2003年)のロブ・シュミット!!それだけで十分宣伝効果があるんだから、なぜ実話をベースに、時代設定を変えてまで、こういうサイコホラーを作ったのかが意味が良く分からないです!
出演はTVシリーズ「トゥルー・コーリング」「ドールハウス」や『クライモリ』のエリザ・ドゥシュク以外に、マイケル・アイアンサイド、ティモシー・ハットン、ビル・モーズリー、トム・ヌーナンとこういう映画ファンだったら、超豪華と思えるキャスティング!
これだけのキャストを使いながら、すべてのミステリー的な要素を中途半端に描く!
「なぜ??」
結局、犯人は、こういうジャンルの映画ファンが100人いたら、100人ともが全員が1番怪しいと思う人物!!
「え~、この人が犯人??」
ラストのオチも、いかにもな展開で、ここまでサイコホラー映画の定番的なノリで終わるなら、完全なフィクションで描いて欲しかったです!本当になぜ、実際に1970年代の事件を元にこんな映画を作ったんでしょうね??
途中、民生委員のタナーが容疑者として浮かぶものの、ウェブスター署の警察署長が捜査に協力的でないから、てっきり真犯人はタナーなのに、タナーが他のもっと大きな事件の重要参考人で司法取引したために自由の身になっているのかな??
って思っちゃいました!
そんな複雑な要素もなく、捜査を描くシーンもおざなりで、ほとんどがエリザ・ドゥシュクが幻覚を見て苦しんでいるシーンがじっくり描かれているだけ!!
悩むだけならまだしも、グループカウンセリング仲間に捜査の内容を話しすぎ!!
守秘義務はどうした!?
捜査内容をペラペラしゃべって、まるで日本の2時間サスペンスや刑事ドラマの登場人物の刑事なみの口の軽さ!!
元はと言えば、この口の軽さが連続殺人を起こしたようなもの!!
今作って、エリザ・ドゥシュク主演のアイドル映画??
そう思って観れば、けっこうサイコホラーとしても十分見応えありますので、及第点ですけどね!!ロブ・シュミット監督で、豪華な出演者を考えるとサイコホラー映画としては今1、今2って感じです。 50点
THE ALPHABET KILLER(2008年アメリカ)
監督 ロブ・シュミット
脚本 トム・マロイ
出演 エリザ・ドゥシュク、ティモシー・ハットン、マイケル・アイアンサイド、ケアリー・エルウィス、ビル・モーズリィー、カール・ランブリー、トム・マロイ、トム・ヌーナン
■ストーリー■
ロチェスター署の管轄のチャーチビルで少女が乱暴され殺される事件が発生する。事件が昼間に起こったことで無計画な犯罪と思われたが、女性刑事メーガンはこの事件の被害者がカーラ・カスティロという名前のイニシャルがC.C.で死体を捨てられた場所の頭文字がCとうことに気づくのだった。アルファベットにこだわる計画的な事件であると信じるメーガンは事件の調査にのめりこむ余り精神が不安定になってしまい四六時中、幻覚を見るようになり自殺を図るのだった!
2年後、一命をとりとめたメーガンは精神の治療を終え、警察に戻ってくるのだった。元恋人は上司となり、メーガンは自殺未遂を図ったことで現場から離れた職へと追いやられてしまうのだった。そんなときウェブスターでウェンディ・ウォルシュという女性が殺される事件が発生するのだった。同じようにファーストネームとファミリーネームが同じイニシャルで死体が捨てられた場所が名前と同じイニシャルの事件だった。メーガンは元恋人の上司に直訴し、刑事のハーパーとコンビを組み捜査チームに加わるのだった。しかし、警察の捜査にも関わらず、メリッサ・マエストロという第3のが出てしまうのだった。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
実話を元にしたスリラー映画。
ヒロインが被害者の幻覚を見るようになるので、てっきり被害者から何かを得られる超能力を持っているのかと思いきや、精神障害という設定。
実際に起きた事件をドキュメンタリータッチで描いた作品でもないんだから、実話を元にするにしても、もっともっとオカルトチックにフィクションたっぷりに描けば良かったのに!
大体、1970年代に実際に起きた未解決の「ダブルイニシャルキラー」の事件を題材にしたことが映画的に良かったのか??悪かったのか??
40年近い前の事件の関係者はどう思っているんでしょうか??
映画の題材としてあえて、この事件に惹かれたのはどこなんでしょう??
映画は携帯電話も出てきますので、どうやら現代を舞台にしているようです!
どうせ現代を舞台にするんだったら、実話をベースにしないで、100%フィクションの普通のサイコキラー物の映画を作れば良かったのに!!
監督はホラー映画『クライモリ』(2003年)のロブ・シュミット!!それだけで十分宣伝効果があるんだから、なぜ実話をベースに、時代設定を変えてまで、こういうサイコホラーを作ったのかが意味が良く分からないです!
出演はTVシリーズ「トゥルー・コーリング」「ドールハウス」や『クライモリ』のエリザ・ドゥシュク以外に、マイケル・アイアンサイド、ティモシー・ハットン、ビル・モーズリー、トム・ヌーナンとこういう映画ファンだったら、超豪華と思えるキャスティング!
これだけのキャストを使いながら、すべてのミステリー的な要素を中途半端に描く!
「なぜ??」
結局、犯人は、こういうジャンルの映画ファンが100人いたら、100人ともが全員が1番怪しいと思う人物!!
「え~、この人が犯人??」
ラストのオチも、いかにもな展開で、ここまでサイコホラー映画の定番的なノリで終わるなら、完全なフィクションで描いて欲しかったです!本当になぜ、実際に1970年代の事件を元にこんな映画を作ったんでしょうね??
途中、民生委員のタナーが容疑者として浮かぶものの、ウェブスター署の警察署長が捜査に協力的でないから、てっきり真犯人はタナーなのに、タナーが他のもっと大きな事件の重要参考人で司法取引したために自由の身になっているのかな??
って思っちゃいました!
そんな複雑な要素もなく、捜査を描くシーンもおざなりで、ほとんどがエリザ・ドゥシュクが幻覚を見て苦しんでいるシーンがじっくり描かれているだけ!!
悩むだけならまだしも、グループカウンセリング仲間に捜査の内容を話しすぎ!!
守秘義務はどうした!?
捜査内容をペラペラしゃべって、まるで日本の2時間サスペンスや刑事ドラマの登場人物の刑事なみの口の軽さ!!
元はと言えば、この口の軽さが連続殺人を起こしたようなもの!!
今作って、エリザ・ドゥシュク主演のアイドル映画??
そう思って観れば、けっこうサイコホラーとしても十分見応えありますので、及第点ですけどね!!ロブ・シュミット監督で、豪華な出演者を考えるとサイコホラー映画としては今1、今2って感じです。 50点