『デスメール:返信なし』
IN 3 TAGEN BIST DU TOT 2(2008年オーストリー)
監督 アンドレア・プロチャスカ
脚本 アンドレア・プロチャスカ
アグネス・プルーク
出演 サブリナ・レイター、アンナ・ロット、アンドレアス・キエンドル、マルタン・ルース
■ストーリー■
殺人鬼に襲われ親友たちを殺された過去をもつニナは、同じく事件に巻き込まれた親友のモナにも何も告げず、故郷の町を飛び出し新しい生活を始めていた。しかし、事件のあった湖から死体が発見されたコトからニナはモナに連絡をとってみることにするのだった。しかし、携帯からはモナから助けを求める声が聞こえるだけだった。不審に思ったミナは故郷に戻り、ガソリンスタンドを経営していたモナの家族がチロルに引っ越したことを知るのだった。ニナはチロルへと向かうのだが…。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
2006年のオーストリーのホラー映画『デスメール』の続編。
珍しいオーストリーのホラー『デスメール』のまさに続編で、主人公は前作で生き残ったニナがヒロインとして登場します。
1年くらい前に鑑賞したんですけど前作『デスメール』の細かい部分は忘れてしまいました!
“若者たちがドライブ中に鹿をひき殺して、鹿を殺された男が復讐のために…”
違う!
違う!
そういう展開にはならなかったはず!
“主人公たちはすでに、中盤の山小屋の火事で死んでいて…”
違う!
違う!
それは、スペイン製の違うティーン向けホラーでした!
“確か、犯人は最後に突然、出てきて誰も犯人がわからない作品だったはず”
そうでした!
そういう作品でした!
でも、前作の犯人も、実は中盤、町中で主人公たちと出会っているんですよね!
いや~、1年前に観た作品なのに、ほとんど覚えていません!
鹿を轢いたシーンが無意味だったとか、クラブでさらわれるシーンがあったとか、中盤、何気なく犯人が登場していたとか、そういう記憶しか無いのが正直なところです!
だって、若者をクラブのトイレからさらうなんて、あの犯人には絶対にムリなはず!!ジャッロ映画やスラッシャー映画にそんなコト言っちゃいけないのは、十分分かるんですけど、つい突っ込みたくなっちゃいます!
もちろん、ミステリー映画、ホラー映画として、それなりに面白かったから突っ込んじゃうんですけどね!前作も本国ではヒットしたみたいですけど、続編の今作もヒットしたみたいですね!
でも、今作も“主人公たちは死んでいました”“実は夢でした”系の“禁断のオチ系”スレスレのオチをうまく利用しながら、驚きの展開に!!
映画を観終わって、良く考えると、ヒロインのニナが囚われる宿屋の家族ですけど、アメリカのスラッシャー映画に登場するようなガイキチ家族と思わせて、単なる怖い家族!
「えー、殺人鬼は1人だけ??」
なのに、ニナを助けに来たエーベンゼー警察署の警官もニナも「始末しちゃいな」っていう宿屋のお母さん、異常すぎ!!発想が怖すぎ!
こういう作品を観る映画ファンは、トビー・フーパー監督の『悪魔のいけにえ』(1974年)、バーバラ・バック主演の『恐怖のいけにえ』(1980年)、低予算ホラー『マザーズデイ』(1980年)とか家族中、全員異常な家族を想像しちゃいますけど、実は、そうでなかったというのが今作、最大のオチ!
前作『デスメール』に出てきたのも連続殺人鬼だったので、それも今作の家族が出てきた段階で“あっ、殺人鬼ファミリーだ!”って思ってしまう仕組みになってます!!
あと、正当防衛とはいえ、逆に家族を皆殺しにしちゃって、ヒロインのニナもPTSDになっちゃいますよね!まぁ、異常性欲者の3男ヨゼフの殺人を隠していたとはいえ、あの家族もニナが捜している友達の名前を聞いてから監禁すれば良かったのに!!
これだけ突っ込めれば、この面白さで十分でしょう!今作を観る前に前作を!!68点
前作『デスメール』もどうぞ
IN 3 TAGEN BIST DU TOT 2(2008年オーストリー)
監督 アンドレア・プロチャスカ
脚本 アンドレア・プロチャスカ
アグネス・プルーク
出演 サブリナ・レイター、アンナ・ロット、アンドレアス・キエンドル、マルタン・ルース
■ストーリー■
殺人鬼に襲われ親友たちを殺された過去をもつニナは、同じく事件に巻き込まれた親友のモナにも何も告げず、故郷の町を飛び出し新しい生活を始めていた。しかし、事件のあった湖から死体が発見されたコトからニナはモナに連絡をとってみることにするのだった。しかし、携帯からはモナから助けを求める声が聞こえるだけだった。不審に思ったミナは故郷に戻り、ガソリンスタンドを経営していたモナの家族がチロルに引っ越したことを知るのだった。ニナはチロルへと向かうのだが…。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
2006年のオーストリーのホラー映画『デスメール』の続編。
珍しいオーストリーのホラー『デスメール』のまさに続編で、主人公は前作で生き残ったニナがヒロインとして登場します。
1年くらい前に鑑賞したんですけど前作『デスメール』の細かい部分は忘れてしまいました!
“若者たちがドライブ中に鹿をひき殺して、鹿を殺された男が復讐のために…”
違う!
違う!
そういう展開にはならなかったはず!
“主人公たちはすでに、中盤の山小屋の火事で死んでいて…”
違う!
違う!
それは、スペイン製の違うティーン向けホラーでした!
“確か、犯人は最後に突然、出てきて誰も犯人がわからない作品だったはず”
そうでした!
そういう作品でした!
でも、前作の犯人も、実は中盤、町中で主人公たちと出会っているんですよね!
いや~、1年前に観た作品なのに、ほとんど覚えていません!
鹿を轢いたシーンが無意味だったとか、クラブでさらわれるシーンがあったとか、中盤、何気なく犯人が登場していたとか、そういう記憶しか無いのが正直なところです!
だって、若者をクラブのトイレからさらうなんて、あの犯人には絶対にムリなはず!!ジャッロ映画やスラッシャー映画にそんなコト言っちゃいけないのは、十分分かるんですけど、つい突っ込みたくなっちゃいます!
もちろん、ミステリー映画、ホラー映画として、それなりに面白かったから突っ込んじゃうんですけどね!前作も本国ではヒットしたみたいですけど、続編の今作もヒットしたみたいですね!
でも、今作も“主人公たちは死んでいました”“実は夢でした”系の“禁断のオチ系”スレスレのオチをうまく利用しながら、驚きの展開に!!
映画を観終わって、良く考えると、ヒロインのニナが囚われる宿屋の家族ですけど、アメリカのスラッシャー映画に登場するようなガイキチ家族と思わせて、単なる怖い家族!
「えー、殺人鬼は1人だけ??」
なのに、ニナを助けに来たエーベンゼー警察署の警官もニナも「始末しちゃいな」っていう宿屋のお母さん、異常すぎ!!発想が怖すぎ!
こういう作品を観る映画ファンは、トビー・フーパー監督の『悪魔のいけにえ』(1974年)、バーバラ・バック主演の『恐怖のいけにえ』(1980年)、低予算ホラー『マザーズデイ』(1980年)とか家族中、全員異常な家族を想像しちゃいますけど、実は、そうでなかったというのが今作、最大のオチ!
前作『デスメール』に出てきたのも連続殺人鬼だったので、それも今作の家族が出てきた段階で“あっ、殺人鬼ファミリーだ!”って思ってしまう仕組みになってます!!
あと、正当防衛とはいえ、逆に家族を皆殺しにしちゃって、ヒロインのニナもPTSDになっちゃいますよね!まぁ、異常性欲者の3男ヨゼフの殺人を隠していたとはいえ、あの家族もニナが捜している友達の名前を聞いてから監禁すれば良かったのに!!
これだけ突っ込めれば、この面白さで十分でしょう!今作を観る前に前作を!!68点
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前作『デスメール』もどうぞ
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