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『U.N.エージェント』スレブレニツァ虐殺映像化

2010-04-17 20:25:43 | アクション
U.N.エージェント
RESOLUTION 819(2008年フランス、ポーランド、イタリア)
 監督 ジャコモ・バティアット
 脚本 シエリー・ジョンケ
    ジョージ・カンパーナ
    ジャック・マッシー
 出演 ブノワ・マジメル、カロリーナ・グルーツカ、リスト・ショポー、ディミティエ・イリック、ケン・デューケン

 ■ストーリー■
 1995年旧ユーゴスラビアでは、ムラディッチ将軍率いるスルプスカ共和国軍が、セルビア人の領地を主張し、国連決議で安全地域に指定したスレブレニツァの地域まで侵攻してくるのだった。戦闘する許可が出ないまま国連軍は手が出せず、地域の人々数千人を強制連行してしまうのだった。そして、強制移送された男性たちが行方不明のままという事態が発生した。10日後、国際戦犯法廷からの指令を受けフランス人の捜査官カルヴェス警視が捜査に向かうのだった。

 ■感想■
 フランス、イタリア、ポーランドの2008年のTVムービー。
 
 「重い!重い!重い!」
 
 重たいドラマですが、今作は事実を元にしてるから、観ている方としては、余計に重たく感じちゃいます!旧ユーゴスラビアでスレブレニツァで起きた事件を、すごく見やすく分かりやすく映像化しています。

 こんなドラマをTVムービーとして作ってしまうフランス、イタリア、ポーランドってどんな国なんでしょう??最後の方でストリップバーのシーンがあって、お乳がポロリと映ってますけど、TVコードはOKなんでしょうか??自分的には、もっと見せて!って感じなんですけど。
 1980年代くらいまでは、ゴールデンタイムの2時間サスペンスでも、連れ込まれたホテルで胸がポロリなんてシーンは当たり前だったのにね。
 
 
 どっかのTV局は開局50周年で「黒部の太陽」を放映していたし、どっかのTV局はなんかあると何とか記念とかいって松本清張のドラマなんか放映しているのを考えると、本当に憂鬱な気分に…。
 もう日本は2時間ドラマなんか作らないで、外国のTVムービーを放映しているか、砂嵐状態にしておけば良いッ!
 って思っちゃいます!!
 1980年代くらいまでは、2時間サスペンスもそれなりに頑張っていたと思うんですけど、ここ10年くらいのドラマは、本当にチョチョイのチョイで作ったような知能指数80みたいなドラマばっかりで、本当にイヤな気分に!!

 知能指数の低い、バカなコントみたいなたれ流しのような2時間ドラマを放映してても全然OKなんですけど、洋画くらいはちゃんと放映して欲しいです!

 それにしても1995年に、欧州でこんな虐殺が起きているなんてコトも、朝のワイドショーでも放映しないですけど、どういうコトなんでしょう??ワケのわからない芸能人が朝帰りした方がよっぽど大事んあんでしょうかね??
 『ホテル・ルワンダ』(2004年)のホアキン・フェニックスのセリフじゃないですけど、まぁ、こういうことを報道しても、食卓の前で、「大変!!」って思うだけで、すぐに忘れ去ってしまうんでしょうけどね。

 でも、この虐殺が起きて10年以上経ってからでも、こうやってドラマ化することで、視聴者に問題提起し続けることが出来るだけでもすごいですよね。と思っていたら、逮捕者が最終は2008年まで出たという事実が最後のテロップで出ました。
 逮捕されたあと戦争犯罪人たちはどうなったんでしょう??まだ、逮捕者が出てるくらいなんで、刑務所に送られただけなんでしょうか??50点
コメント
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