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『最狂強奪人 欲望のダイアモンド』アクション→オカルト

2010-08-11 23:44:46 | アクション
最狂強奪人 欲望のダイアモンド
BLACK(2009年フランス)
 監督    ピエール・ラファルグ
 脚本    ルシオ・マッド
        ガボー・ラッソヴ
 原案    ルシオ・マッド&マルコ・シェルキ
 セリフ   ピエール・ラファルグ
 出演    MC・ジーン・ガブ’1、カロル・カレメラ、フランソワ・レヴァンタル
        アントン・ヤコヴレヴ、クリストフ・アキロン

 ■ストーリー■
 フランス、パリ18区で現金輸送車が襲撃される事件が起きる。ガードマンと警察に反撃され襲撃犯たちは返り討ちにあい、ブラックのみ逃げることに成功するのだった。
 そんなブラックのもとにダカールにいるいとこから連絡があり、西アフリカ銀行に麻薬密売のダイヤモンドがあることが分かり、強奪を持ちかけられるのだった。ブラックは、早速、仲間を集めダカールへと向かうのだった。一方、ダイヤモンドが金庫に眠っていることを知った傭兵たちが同じくダイヤモンドを強奪しようとしていた。

 ■感想■
 銀行を襲おうとする犯罪者を描くフランス製の犯罪アクション。

 主演のMC・ジーン・ガブ’1は、どうやらラッパーの方らしいです。
 音楽関係は弱くて全然知らないんですよね。

 ランニングタイム110分と少し長めの作品ですが、アクションシーンに次ぐアクションシーンで、退屈しません!少なくともラスト20分くらいまでは!!
 そこまで、犯罪アクションとして、快調に飛ばしてきたのに、なぜか、そこから意味不明のオカルト映画になっちゃいます!
 
 『怪奇!吸血人間スネーク』(1972年)の変身途中みたいなヘビ男が出てきたりして
 「なぜ??」
 「なぜ??」
 って頭の中は混乱状態のまま、意味不明の状態で、終りを迎えます!!

 アクション映画を撮りたかったろうに、なぜ最後はオカルト映画??
 それも真剣にオカルト映画になるならまだしも、超中途半端な、ヘビ男vsライオン男の対決!
 意味不明!
 意味不明!

 映画の冒頭、SF映画でもないのに、ハイウェイのシーンでBGMで「ツァストラはかく語りき」が堂々と流れるシーンからして意味不明なんですけどね…。オープニングの大して意味の無いシーンでなぜ“ツァストラはかく語りき”なの??

 フランス映画ファンが減りそうな感じの作品です!傑作ノワールを製作されている反面、コメディでもアクションでも、「誰が喜んで観るの??」って思ってしまうような作品が多いフランス映画ですけど、今作もそういった作品の1本に加わるような作品というコトですね。

 輸送車襲撃シーンや、銃撃戦などのアクションシーンが良かっただけに、ちょっと残念な感じです。
 それにしても、脚本家や監督は何が作りたくて今作を作ったんでしょう??

 ラスト20分のオカルト映画的展開にマイナス20点35点!

  
コメント
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