『ドラキュリア』
DRACULA 2000(2000年アメリカ)
監督 パトリック・ルシエ
脚本 ジョエル・ソワソン
原案 パトリック・ルシエ
ジョエル・ソワソン
出演 ジャスティン・ワデル、ジョニー・リー・ミラー
クリストファー・プラマー、ジェラルド・バトラー
オマー・エップス
■ストーリー■
現代のロンドン、博物館から窃盗団により謎の棺が盗まれた。館長のヘルシングは窃盗団を追いアメリカへ旅立つ。不審に思った甥のサイモンもアメリカへ向かうのだった。棺の中にはドラキュラが眠っているのだった!血を浴び甦ったドラキュラは、窃盗団を吸血鬼にして、ヘルシングの姪のマリーを求めてニューオーリンズに向かうのだった。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
現代に甦ったドラキュラの恐怖をを描いた傑作ホラー。
「面白いです!!」
「本当に大傑作です!!」
ホラー映画好きな@KOBAも、大々々満足の1本です!
今回、「ドラキュラの正体」やら、「ドラキュラが、なぜ銀を嫌うのか?」といった、今まで明かされることのなかったいくつもの謎を、まったく新しい解釈で解き明かしてくれてます。
現代に甦った正統派の吸血鬼物の傑作というと、
英国ハマープロの『ドラキュラ72』(1971年)、
『新ドラキュラ悪魔の儀式』(1972年)
ブラックプロイテーションの吸血鬼ムービー『吸血鬼ブラキュラ』(1972年)がありましたけど、こういった作品も、全部かなり昔の作品ですからね。
『吸血鬼ブラキュラ』もDVD化して欲しいですね!吸血鬼が廊下を走ってくるシーンは名シーンです!
その他、いくつか最近の作品で吸血鬼物の傑作をあげると
少年たちが主人公の青春物みたいな吸血鬼物『ロストボーイ』(1987年)。
ジョン・カーペンター監督の西部劇風吸血鬼物『ヴァンパイア最後の聖戦』(1998年)。
女子高生がヴァンパイアキラーになるコメディ風ホラー『バッフィー・ザ・バンパイア・キラー』(1992年)とかがですかね。
『バッフィー・ザ・バンパイア・キラー』は、アメリカの人気TVシリーズ「バッフィー恋する十字架」の前日談って言った方がいいですか??
あとは、コミックの映画化で、ウェズリー・スナイプスがタイトルロールを演じた『ブレイド』シリーズとかも面白かったです。
それにしても、ホラー映画好きでなさそうなスタッフが吸血鬼ムービーを作っても『ヴァンパイア・ハンター』(2001年)みたいなダメダメ映画になっちゃいますからね。それに『ヴァンパイア・ハンター』の方が、本作より後に作られてるんだから驚きです!!
今作は、ホラー映画がわかってるスタッフが作った吸血鬼映画だと感じさせる要素がいくつも出てきます!
それは、吸血鬼物の“お約束”が守られてます!
例えば、
①ドラキュラのしもべの3人の女吸血鬼。
ちなみに、フランシス・フォード・コッポラの『ドラキュラ』(1992年)ではアンソニー・ホプキンスに首切られてました。
②最近の作品の中ではまるっきり無視されてますけど、吸血鬼は鏡に映らない!
そこから転じて、吸血鬼はカメラにも写らない。
それが正しいのかどうかはわからないでけど、カメラやビデオカメラに吸血鬼が写ってるとガッカリしますもんネ。
今作ではテレビカメラにもちゃんと吸血鬼写ってないです。
『吸血鬼ブラキュラ』でもちゃんと写真に写ってなかったですもんね。
ちなみに、ロマン・ポランスキー監督の『吸血鬼』での鏡のシーンは笑えました。なんで吸血鬼の城に鏡があるの??
③ドラキュラは招かれないと、他人の家に入れない。
などなど、いくつかの“約束事”を守ってます!
“さすが!”
やっぱりホラー映画は、ちゃんと分かっているスタッフが作らないと!!
今作では、登場人物でいうとクリストファー・プラマーがドラキュラに対する吸血鬼ハンターのヘルシング教授役に扮していて物語をひきしめています。
彼はヘルシング教授の子孫ではなく、なぜか本人です!!
なぜ本人かは映画を見てね!
“吸血鬼ムービーの約束”は、ちゃんと守っていますけど、ストーリー的には掟やぶりの要素を用意して、吸血鬼物を観慣れた映画ファンを驚かせるサプライズを用意してあります!!
なんと、吸血鬼ハンターのヘルシング教授が中盤で倒されちゃう!!!!
普通だったら、ヘルシング教授の甥のサイモンがやられ役でしょ!!
本気でビックリしました。
でも、吸血鬼ハンターは、ゃんと違うキャラクターにバトンタッチされますけどネ。
今回、判明するドラキュラの正体にはビックリ、ビックリ、超ビックリ!!
ヒントは、映画のキャッチコピーです。
“わが名は、裏切り”って!
これじゃ、全然ヒントになってないような気がしますけど。このヒントで正体がわかったらスゴスギ!!
まぁ、正体が誰か?というのはストーリーのメインじゃないから誰でもいいんですけど、この正体のおかげで、ドラキュラがなぜ銀に弱いのか!とか、聖書や十字架にも弱いのかちゃんと説明できてます!!
ところで、日本版の原語タイトル“DRACULEA”って何??
昔から変な英字を原題みたいにポスターとかチラシとかの宣伝物に載せるってことは、けっこうあったから、いいんですけど。
でも、まぎらわしいですよね。宣伝的に原題“DRACULA 2000”じゃ興行的に、まずいんでしょうね。
監督は『ゴッドアーミーⅢ』(2000年)、『ドラキュリアⅡ鮮血の狩人』(2003年)のパトリック・ルシエ。
ウェスクレイブンのもとで編集をやってた人らしいです。
ホラー映画ファンも大満足だけど、こういうホラー映画が苦手っていう人が見ても大丈夫なようにワイヤーアクションも用意されてますしね。
ホラー映画っていうよりもうアクション映画の要素の方が強いかも。100点
DRACULA 2000(2000年アメリカ)
監督 パトリック・ルシエ
脚本 ジョエル・ソワソン
原案 パトリック・ルシエ
ジョエル・ソワソン
出演 ジャスティン・ワデル、ジョニー・リー・ミラー
クリストファー・プラマー、ジェラルド・バトラー
オマー・エップス
■ストーリー■
現代のロンドン、博物館から窃盗団により謎の棺が盗まれた。館長のヘルシングは窃盗団を追いアメリカへ旅立つ。不審に思った甥のサイモンもアメリカへ向かうのだった。棺の中にはドラキュラが眠っているのだった!血を浴び甦ったドラキュラは、窃盗団を吸血鬼にして、ヘルシングの姪のマリーを求めてニューオーリンズに向かうのだった。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
現代に甦ったドラキュラの恐怖をを描いた傑作ホラー。
「面白いです!!」
「本当に大傑作です!!」
ホラー映画好きな@KOBAも、大々々満足の1本です!
今回、「ドラキュラの正体」やら、「ドラキュラが、なぜ銀を嫌うのか?」といった、今まで明かされることのなかったいくつもの謎を、まったく新しい解釈で解き明かしてくれてます。
現代に甦った正統派の吸血鬼物の傑作というと、
英国ハマープロの『ドラキュラ72』(1971年)、
『新ドラキュラ悪魔の儀式』(1972年)
ブラックプロイテーションの吸血鬼ムービー『吸血鬼ブラキュラ』(1972年)がありましたけど、こういった作品も、全部かなり昔の作品ですからね。
『吸血鬼ブラキュラ』もDVD化して欲しいですね!吸血鬼が廊下を走ってくるシーンは名シーンです!
その他、いくつか最近の作品で吸血鬼物の傑作をあげると
少年たちが主人公の青春物みたいな吸血鬼物『ロストボーイ』(1987年)。
ジョン・カーペンター監督の西部劇風吸血鬼物『ヴァンパイア最後の聖戦』(1998年)。
女子高生がヴァンパイアキラーになるコメディ風ホラー『バッフィー・ザ・バンパイア・キラー』(1992年)とかがですかね。
『バッフィー・ザ・バンパイア・キラー』は、アメリカの人気TVシリーズ「バッフィー恋する十字架」の前日談って言った方がいいですか??
あとは、コミックの映画化で、ウェズリー・スナイプスがタイトルロールを演じた『ブレイド』シリーズとかも面白かったです。
それにしても、ホラー映画好きでなさそうなスタッフが吸血鬼ムービーを作っても『ヴァンパイア・ハンター』(2001年)みたいなダメダメ映画になっちゃいますからね。それに『ヴァンパイア・ハンター』の方が、本作より後に作られてるんだから驚きです!!
今作は、ホラー映画がわかってるスタッフが作った吸血鬼映画だと感じさせる要素がいくつも出てきます!
それは、吸血鬼物の“お約束”が守られてます!
例えば、
①ドラキュラのしもべの3人の女吸血鬼。
ちなみに、フランシス・フォード・コッポラの『ドラキュラ』(1992年)ではアンソニー・ホプキンスに首切られてました。
②最近の作品の中ではまるっきり無視されてますけど、吸血鬼は鏡に映らない!
そこから転じて、吸血鬼はカメラにも写らない。
それが正しいのかどうかはわからないでけど、カメラやビデオカメラに吸血鬼が写ってるとガッカリしますもんネ。
今作ではテレビカメラにもちゃんと吸血鬼写ってないです。
『吸血鬼ブラキュラ』でもちゃんと写真に写ってなかったですもんね。
ちなみに、ロマン・ポランスキー監督の『吸血鬼』での鏡のシーンは笑えました。なんで吸血鬼の城に鏡があるの??
③ドラキュラは招かれないと、他人の家に入れない。
などなど、いくつかの“約束事”を守ってます!
“さすが!”
やっぱりホラー映画は、ちゃんと分かっているスタッフが作らないと!!
今作では、登場人物でいうとクリストファー・プラマーがドラキュラに対する吸血鬼ハンターのヘルシング教授役に扮していて物語をひきしめています。
彼はヘルシング教授の子孫ではなく、なぜか本人です!!
なぜ本人かは映画を見てね!
“吸血鬼ムービーの約束”は、ちゃんと守っていますけど、ストーリー的には掟やぶりの要素を用意して、吸血鬼物を観慣れた映画ファンを驚かせるサプライズを用意してあります!!
なんと、吸血鬼ハンターのヘルシング教授が中盤で倒されちゃう!!!!
普通だったら、ヘルシング教授の甥のサイモンがやられ役でしょ!!
本気でビックリしました。
でも、吸血鬼ハンターは、ゃんと違うキャラクターにバトンタッチされますけどネ。
今回、判明するドラキュラの正体にはビックリ、ビックリ、超ビックリ!!
ヒントは、映画のキャッチコピーです。
“わが名は、裏切り”って!
これじゃ、全然ヒントになってないような気がしますけど。このヒントで正体がわかったらスゴスギ!!
まぁ、正体が誰か?というのはストーリーのメインじゃないから誰でもいいんですけど、この正体のおかげで、ドラキュラがなぜ銀に弱いのか!とか、聖書や十字架にも弱いのかちゃんと説明できてます!!
ところで、日本版の原語タイトル“DRACULEA”って何??
昔から変な英字を原題みたいにポスターとかチラシとかの宣伝物に載せるってことは、けっこうあったから、いいんですけど。
でも、まぎらわしいですよね。宣伝的に原題“DRACULA 2000”じゃ興行的に、まずいんでしょうね。
監督は『ゴッドアーミーⅢ』(2000年)、『ドラキュリアⅡ鮮血の狩人』(2003年)のパトリック・ルシエ。
ウェスクレイブンのもとで編集をやってた人らしいです。
ホラー映画ファンも大満足だけど、こういうホラー映画が苦手っていう人が見ても大丈夫なようにワイヤーアクションも用意されてますしね。
ホラー映画っていうよりもうアクション映画の要素の方が強いかも。100点
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