『バットマンビギンズ』
BATMAN BEGINS(2005年アメリカ)
監督 クリストファー・ノーラン
脚本 クリストファー・ノーラン
デヴィッド・S・ゴイヤー
原案 デヴィッド・S・ゴイヤー
キャラ創造 ボブ・ケイン
出演 クリスチャン・ベール、リーアム・ニーソン
ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマン
マイケル・ケイン、ケーティ・ホームス
ルトガー・ハウワー、キリアン・マーフィ
渡辺 謙
■ストーリー■
目の前で強盗に両親を殺されたブルース・ウェインは、犯罪者の心理と行動を探る為、放浪の旅に出る。旅先で監獄に収容されたブルースの前にデュカードという謎の男が現われ正義を行なうのならばヒマラヤの山頂にあるラーズ・アル・グール率いる影の軍団に入るようアドバイスするのだった。厳しい訓練の末、ラーズ・アル・グールの元を離れたブルースはゴッサムシティに戻ってきた。正義を行なうためにバットマンとなるのだった。
■感想■
ご存知、アメリカのDCコミックの人気コミック「バットマン」の映画化。
《バットマン》といえば、1989年のティム・バートン監督『バットマン』から始まるシリーズが有名ですけど、どうも好きになれなかったんですよネ。
なんかポップで明るいイメージがあるんですよね、ティム・バートン版でも。
ティム・バートン版でバットマンを演じるのは、どう見てもスーパーヒーローに見えないマイケル・キートン。
ティム・バートン監督曰く
「ヒーローっぽい筋肉モリモリの男がコウモリのコスプレして、基地で秘密兵器をコツコツ作らないだろ」
なるほど、ごもっとも、その通りです。
ティム・バートン監督のバットマンは前評判で
“今度の映画版バットマンはダークだ”というのがあったので、かなり期待してたんですけど、観てみたら、確かにTVシリーズのカラフルなポッピーな「バットマン」よりは、はるかにダークでしたけど、想像していたよりは、ダークさが無かったです。
まるでフジTVのバラエティ「オレたちひょうきん族」のタケチャンマンのコーナーのような雰囲気でしたからね。ジャック・ニコルソン扮するジョーカーも十分カラフルでポップな感じだったし。
続くシリーズ2作目『バットマンリターンズ』(1992年)はバットマンと敵対するペンギンとキャットウーマンのキャラクターの生い立ちが弱冠暗くなって、前作より好きでしたけど。
3作目からは監督がティム・バートンから何でも屋のジョエル・シュマッカー監督にバトンタッチして『バットマン・フォーエバー』(1995年)、『バットマン&ロビンMr.フリーズの逆襲』(1997年)と、普通のハリウッド的なエンターテイメントに成り下がっちゃいました。
とにかくシリーズはMr.フリーズが凍らせてくれたので7年間はバットマンシリーズはお預け状態でした。
今作『バットマンビギンズ』を観た感想は、
面白い!
面白い!
面白い!
すごく面白い!
なんでこんなに面白いんだ!
こんなバットマンが観たかった!
タイトルの“バットマンビギンズ”っていうのは、主人公ブルース・ウェインがバットマンになる「エピソード1」っていう意味と、新たな「バットマンシリーズ」がビギンズって意味もあるんですよね!期待してます!今シリーズ。
『バットマンビギンズ』の最後が『バットマン』(1989年)に続くなんてことはないですよね!シリーズ化お願いします!
それにしても、コミックの映画化とは思えないくらいダークな作品になってます。
暗い!
暗い!
暗い!
21世紀のバットマンはこうでなくちゃ!
ゴッサムシティもまるでニューヨークと東京とブレードランナーの近未来的な街を足したような近未来都市になっててビックリ!
この街並みだけで感動しちゃいました。
筋骨たくましいクリスチャン・ベールがなぜ、あんなコウモリ男のコスプレをするのかもちゃんと説明されてるし、さすが!
自らが子供のころのトラウマで恐怖を感じる存在であるコウモリをシンボルとして、自らもトラウマを克服し、悪人たちにも恐怖を与える存在《シンボル》になるためって、なんてマジメな設定!!
幼なじみのレイチェルとの関係もいい感じだし。こういう終わらせ方なら、次作から、どうにでも展開できますしね。
主演は前作『マシニスト』(2004年)で大減量して話題になったクリスチャン・ベール。
『華氏451』風の傑作Sci-Fiアクション『リベリオン』(2002年)や『アメリカンサイコ』(2000年)にも出てました。
今作のブルース・ウェイン役は『アメリカンサイコ』以上のサイコです!
ブルース・ウェインは、両親を目の前で殺されたからって、何不自由ない大富豪のくせに、命を懸けて夜な夜な悪党と戦い続けるんだからね!
共演陣も超大作だけあってやたら豪華!
執事アルフレッドにマイケル・ケイン。
ウェインエンタープライズの応用科学部長にモーガン・フリーマン。
社長代理にルトガー・ハウワー。
敵スケアクロウにキリアン・マーフィ。
もう1人の敵ラーズ・アル・グールに渡辺謙。
ブルースを鍛える男にリーアム・ニーソン。
賄賂を受け取らない刑事にゲイリー・オールドマン。今回は良い役です!
監督は『メメント』(2000年)、『インソムニア』(2002年)のクリストファー・ノーラン。
『インソムニア』も手堅い演出でしたけど、別にどうってこと思わなかったんですけど、今作を観てビックリ!こんなに演出がうまかっんですね!
面白い!
脚本は『ブレイド』シリーズや、超能力SF映画の佳作『ダークシティ』(1998年)、同じくコミックの映画化『クロウ飛翔伝説』(1996年)のデビッド・S・ゴイヤー。
今作はランニングタイム140分と長めですけど、一切退屈しませんでした!
新生バットマンシリーズとして、クリストファー・ノーラン、デビッド・S・ゴイヤーのコンビでどんどんシリーズして下さい!! 90点
BATMAN BEGINS(2005年アメリカ)
監督 クリストファー・ノーラン
脚本 クリストファー・ノーラン
デヴィッド・S・ゴイヤー
原案 デヴィッド・S・ゴイヤー
キャラ創造 ボブ・ケイン
出演 クリスチャン・ベール、リーアム・ニーソン
ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマン
マイケル・ケイン、ケーティ・ホームス
ルトガー・ハウワー、キリアン・マーフィ
渡辺 謙
■ストーリー■
目の前で強盗に両親を殺されたブルース・ウェインは、犯罪者の心理と行動を探る為、放浪の旅に出る。旅先で監獄に収容されたブルースの前にデュカードという謎の男が現われ正義を行なうのならばヒマラヤの山頂にあるラーズ・アル・グール率いる影の軍団に入るようアドバイスするのだった。厳しい訓練の末、ラーズ・アル・グールの元を離れたブルースはゴッサムシティに戻ってきた。正義を行なうためにバットマンとなるのだった。
■感想■
ご存知、アメリカのDCコミックの人気コミック「バットマン」の映画化。
《バットマン》といえば、1989年のティム・バートン監督『バットマン』から始まるシリーズが有名ですけど、どうも好きになれなかったんですよネ。
なんかポップで明るいイメージがあるんですよね、ティム・バートン版でも。
ティム・バートン版でバットマンを演じるのは、どう見てもスーパーヒーローに見えないマイケル・キートン。
ティム・バートン監督曰く
「ヒーローっぽい筋肉モリモリの男がコウモリのコスプレして、基地で秘密兵器をコツコツ作らないだろ」
なるほど、ごもっとも、その通りです。
ティム・バートン監督のバットマンは前評判で
“今度の映画版バットマンはダークだ”というのがあったので、かなり期待してたんですけど、観てみたら、確かにTVシリーズのカラフルなポッピーな「バットマン」よりは、はるかにダークでしたけど、想像していたよりは、ダークさが無かったです。
まるでフジTVのバラエティ「オレたちひょうきん族」のタケチャンマンのコーナーのような雰囲気でしたからね。ジャック・ニコルソン扮するジョーカーも十分カラフルでポップな感じだったし。
続くシリーズ2作目『バットマンリターンズ』(1992年)はバットマンと敵対するペンギンとキャットウーマンのキャラクターの生い立ちが弱冠暗くなって、前作より好きでしたけど。
3作目からは監督がティム・バートンから何でも屋のジョエル・シュマッカー監督にバトンタッチして『バットマン・フォーエバー』(1995年)、『バットマン&ロビンMr.フリーズの逆襲』(1997年)と、普通のハリウッド的なエンターテイメントに成り下がっちゃいました。
とにかくシリーズはMr.フリーズが凍らせてくれたので7年間はバットマンシリーズはお預け状態でした。
今作『バットマンビギンズ』を観た感想は、
面白い!
面白い!
面白い!
すごく面白い!
なんでこんなに面白いんだ!
こんなバットマンが観たかった!
タイトルの“バットマンビギンズ”っていうのは、主人公ブルース・ウェインがバットマンになる「エピソード1」っていう意味と、新たな「バットマンシリーズ」がビギンズって意味もあるんですよね!期待してます!今シリーズ。
『バットマンビギンズ』の最後が『バットマン』(1989年)に続くなんてことはないですよね!シリーズ化お願いします!
それにしても、コミックの映画化とは思えないくらいダークな作品になってます。
暗い!
暗い!
暗い!
21世紀のバットマンはこうでなくちゃ!
ゴッサムシティもまるでニューヨークと東京とブレードランナーの近未来的な街を足したような近未来都市になっててビックリ!
この街並みだけで感動しちゃいました。
筋骨たくましいクリスチャン・ベールがなぜ、あんなコウモリ男のコスプレをするのかもちゃんと説明されてるし、さすが!
自らが子供のころのトラウマで恐怖を感じる存在であるコウモリをシンボルとして、自らもトラウマを克服し、悪人たちにも恐怖を与える存在《シンボル》になるためって、なんてマジメな設定!!
幼なじみのレイチェルとの関係もいい感じだし。こういう終わらせ方なら、次作から、どうにでも展開できますしね。
主演は前作『マシニスト』(2004年)で大減量して話題になったクリスチャン・ベール。
『華氏451』風の傑作Sci-Fiアクション『リベリオン』(2002年)や『アメリカンサイコ』(2000年)にも出てました。
今作のブルース・ウェイン役は『アメリカンサイコ』以上のサイコです!
ブルース・ウェインは、両親を目の前で殺されたからって、何不自由ない大富豪のくせに、命を懸けて夜な夜な悪党と戦い続けるんだからね!
共演陣も超大作だけあってやたら豪華!
執事アルフレッドにマイケル・ケイン。
ウェインエンタープライズの応用科学部長にモーガン・フリーマン。
社長代理にルトガー・ハウワー。
敵スケアクロウにキリアン・マーフィ。
もう1人の敵ラーズ・アル・グールに渡辺謙。
ブルースを鍛える男にリーアム・ニーソン。
賄賂を受け取らない刑事にゲイリー・オールドマン。今回は良い役です!
監督は『メメント』(2000年)、『インソムニア』(2002年)のクリストファー・ノーラン。
『インソムニア』も手堅い演出でしたけど、別にどうってこと思わなかったんですけど、今作を観てビックリ!こんなに演出がうまかっんですね!
面白い!
脚本は『ブレイド』シリーズや、超能力SF映画の佳作『ダークシティ』(1998年)、同じくコミックの映画化『クロウ飛翔伝説』(1996年)のデビッド・S・ゴイヤー。
今作はランニングタイム140分と長めですけど、一切退屈しませんでした!
新生バットマンシリーズとして、クリストファー・ノーラン、デビッド・S・ゴイヤーのコンビでどんどんシリーズして下さい!! 90点
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第1作目につなげてしまったしね。
ジョーカーの再登場で
クリスチャン・ベールの第2作目バットマンなんて
おもしろいかもしれません。
TB返し&コメントありがとうございました。」