『仕掛人・藤枝梅安 弐』(『仕掛人・藤枝梅安2』)
(2023年日本)
監督:河毛 俊作
脚本:大森
原作:池波 正太郎
出演:豊川 悦司
片岡 愛之助
佐藤 浩市
椎名 桔平
石橋 蓮司
■ストーリー■
京の町では井坂という浪人が5人の浪人と組んで狼藉を働き暴れまわっていた。一方、仕掛人、藤枝梅安は彦次郎と京へ津山悦道の墓参りに行くため向かっていたが、その道中で彦次郎が妻子の仇を見かけるのだった。その仇は京の町で暴れまわっている井坂とうり二つだった。梅安は、その仇と思われる相手が彦次郎から聞いた相手に思えなかったが彦次郎が顔を間違えるはずもなく、梅安はその男に近づくのだが、、。
□■□ネタバレあり□■□
■感想■
人気小説家、池波正太郎生誕100年を記念して作られた「仕掛人・藤枝梅安」シリーズ映画化2部作の第2部。
記事は2日連続で書いていますが、1作目は2023年に観たので、けっこう時間経ってから今作2作目を観賞。
ところで、タイトルなんですが、公式HPとかでもタイトルは『仕掛人・藤枝梅安 2』なんですが、本編で出てくるタイトルロゴでは『仕掛人・藤枝梅安 弐』に。どっちでも良いんでしょうか??
時代劇なんで『仕掛人・藤枝梅安 弐』だと思うんですが、、。本編のタイトルロゴも『仕掛人・藤枝梅安 2』だったら気にならないんですが。
1作目の最後で、京へ墓参りに行くと言っていたので、その直後の物語ってことでしょうね、。
1作目がすごーく面白かったんで、2作目も期待して観たんですが、自分的には1作目の方が好きです!!
2作目の今作も面白いですが、。
1作目では、どちらかというと藤枝梅安の超人っぷりが描かれてましたけど、2作目は彦次郎まで超人に、、。
ほとんどの敵が瞬間で退場させられちゃいます!!
椎名桔平が演じる浪人、井坂のグループの浪人たち、すぐに退場!!すれ違う瞬間に退場みたいなイメージ!!
井坂なんて直接戦うシーンさえ用意されていない状態、、。
ちゃんと、藤枝梅安と彦次郎との対決シーンが用意されているのは、佐藤浩市演じる仕掛人井上半十郎とその仲間の仕掛人佐々木八蔵だけ、、
しかも、その対決シーンも瞬間で勝負がついちゃうくらい、、。
なぜか、1発目の吹き矢に毒は塗ってなかったのか、目では直接毒が効かないのか、、。
少しだけ苦労するものの、それでも勝負はすぐについちゃう感じ、、。
相手が侍だろうと、仕掛人だろうと、関係なく瞬間で退場!!
それにしても、梅安と彦次郎って仲が良い、、。一緒に京まで墓参りって、。
あと前作に引き続き、無法地帯です。井坂が町人や用心棒を退場させてもおとがめなしって、マカロニウエスタンの西部の町も真っ青な治安、。一応、京の町は、江戸や大阪と違っておっとりしているからみたいな説明はありますけど、全然説明になっていないのでは?
今作は、登場人物の説明が不要だからなのか、ランニングタイムが少し短めの119分。119分だから決して短いワケではないものの、あっという間に終わっちゃいます。
悪党の狼藉エロシーンとか出てくるので、家族全員では楽しめないかもしれないですけど、、時代劇ファンならけっこう楽しめるかも??まぁ、1970年代や1980年代だったらTVドラマはもっと表現の規制がゆるかったですけど、、。
「仕掛人・藤枝梅安」シリーズは2作で終わりみたいですけど、こんなに面白いなら今後もシリーズ化してくれれば良いのに、。
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