『キャンディマン』CANDYMAN(92年アメリカ)
監督 バーナード・ローズ
出演 ヴァージニア・マドセン、トニー・トッド、ザンダー・バークレイ、ケイシー・レモンズ
■ストーリー■
都市伝説を研究している学生のヘレンは、鏡の前でその名前を5回唱えると現われる手カギの殺人鬼キャンディマンの研究をしていた。そして、カブリーニグリーンでルーシーという女性がキャンディマンに殺されたという事件を知るのだった。キャンディマンとは
1890年、奴隷の子供だったが、父親は靴で財をなし、高等教育を受けたのだった。そして、絵の才能にあふれた彼にみんな絵を描いてもらっていた。そして、ある地主が美しい娘の肖像画を描かせたことをきっかけに2人が恋に落ちてしまい、怒った地主がごろつきを雇い、キャンディマンの右手を錆ついたのこぎりで切り落とし、裸の彼に蜂蜜を塗り蜂の巣箱に放り込み殺し、死体を焼き払い、灰をカブリーニグリーンのあたりに撒いたのだった。その話を聞いてもキャンディマンの伝説を信じていなかったヘレンはふざけて、鏡の前でキャンディマンの名前を5回唱えてしまうのだった。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
イギリスの作家クライブ・バーカー原作、製作総指揮の92年の快作ホラーです。
1993年アヴォリアッツ映画祭で主演女優賞(ヴァージニア・マドセン)、音楽賞、観客賞を受賞した作品です。
なるほど、都市伝説をうまくテーマにおり込みながら、まるっきり新しいホラー映画のモンスターを誕生させました。今まで都市伝説を、エンターテイメント映画のテーマにうまく取り込んだ作品といえば、地下の下水道に巨大なワニが棲んでいるという『アリゲーター』(80年)と、アルバイトでベビーシッターをしている家に不気味な電話がかかってくるが実はその電話の発信元は…の『夕暮れにベルが鳴る』(79年)だとばかり思っていましたけど、今作も“都市伝説”をうまくテーマにしてます。
鏡に向かって5回名前を言うっていう都市伝説ってアメリカには実際あるんですかね??
主演は宗教ホラーの大傑作『ゴッド・アーミー悪の天使』(94年)(後に『プロフェシーゴッド・アーミー全米公開版)(95年)、『アポカリプス・ウォッチ陰謀の黙示録』(96年)のヴァージニア・マドセン。マイケル・マドセンの妹さんです。
クライヴ・バーカーの作品って映画しか知りませんけど、(原作怖そうだしねぇ~)『ヘル・レイザー』(87年)とか『ロード・オブ・イリュージョン』(95年)とかおどろおどろしいんですよね。なんか、ホントのホラーって感じで、けっこう苦手なんですけど…。
その点、アメリカのスティーブン・キングの作品はカラッとしてて、余り残らないんですけど。まぁ、好みの問題ですけど。
それにしても、今作の殺人鬼、キャンディマンって神出鬼没で、弱点なさそうだし、しつこそうでイヤだなぁ。狙われたら最後!って感じですもんね。
今作のヒロインのヘレンて鏡の前で名前唱えちゃうんだもんなぁ。自分だったら頼まれても絶対唱えないぞ。キャンディマンが現われなくても、不吉なことがあるって言われただけで、唱えたくないですよ。
そういえば、ヘレンって入院している間、さらってきた赤ん坊ってどうやって生きてたの??ミルクあげてたの??1ヶ月入院してたんでしょ。蜂蜜で大丈夫なのかなぁ??
舞台がシカゴなんだからインデペンデント社の事件記者が解決してくれるかもしれないけどネ。それだって、怪物は退治はしてくれるかもしれないけど、それまでに犠牲者出まくりだからネ。
今作のヒロインのヘレンも自らキャンディマンを呼び出しちゃったんだから、自業自得とはいえ、いかにもこのストーリー展開はホラー映画ファン向けでかなりマニアックでしょ。ホラー映画臭プンプンです!!!92年の作品だし80年代のホラー映画って感じが全体を覆ってます。原作がクライヴ・バーカーだし、ホラー映画ファンだけ見ろ!!ってネ。ホラー映画嫌いじゃないから良いんですけどネ。
家族みんなで楽しく観る映画じゃないです。もともと観ないか、キャンディマンじゃ。最近、ハリウッドの予定調和の作品ばかり観てたんでこういうのもかえって新鮮です。ホラー映画ファン必見!!65点
監督 バーナード・ローズ
出演 ヴァージニア・マドセン、トニー・トッド、ザンダー・バークレイ、ケイシー・レモンズ
■ストーリー■
都市伝説を研究している学生のヘレンは、鏡の前でその名前を5回唱えると現われる手カギの殺人鬼キャンディマンの研究をしていた。そして、カブリーニグリーンでルーシーという女性がキャンディマンに殺されたという事件を知るのだった。キャンディマンとは
1890年、奴隷の子供だったが、父親は靴で財をなし、高等教育を受けたのだった。そして、絵の才能にあふれた彼にみんな絵を描いてもらっていた。そして、ある地主が美しい娘の肖像画を描かせたことをきっかけに2人が恋に落ちてしまい、怒った地主がごろつきを雇い、キャンディマンの右手を錆ついたのこぎりで切り落とし、裸の彼に蜂蜜を塗り蜂の巣箱に放り込み殺し、死体を焼き払い、灰をカブリーニグリーンのあたりに撒いたのだった。その話を聞いてもキャンディマンの伝説を信じていなかったヘレンはふざけて、鏡の前でキャンディマンの名前を5回唱えてしまうのだった。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
イギリスの作家クライブ・バーカー原作、製作総指揮の92年の快作ホラーです。
1993年アヴォリアッツ映画祭で主演女優賞(ヴァージニア・マドセン)、音楽賞、観客賞を受賞した作品です。
なるほど、都市伝説をうまくテーマにおり込みながら、まるっきり新しいホラー映画のモンスターを誕生させました。今まで都市伝説を、エンターテイメント映画のテーマにうまく取り込んだ作品といえば、地下の下水道に巨大なワニが棲んでいるという『アリゲーター』(80年)と、アルバイトでベビーシッターをしている家に不気味な電話がかかってくるが実はその電話の発信元は…の『夕暮れにベルが鳴る』(79年)だとばかり思っていましたけど、今作も“都市伝説”をうまくテーマにしてます。
鏡に向かって5回名前を言うっていう都市伝説ってアメリカには実際あるんですかね??
主演は宗教ホラーの大傑作『ゴッド・アーミー悪の天使』(94年)(後に『プロフェシーゴッド・アーミー全米公開版)(95年)、『アポカリプス・ウォッチ陰謀の黙示録』(96年)のヴァージニア・マドセン。マイケル・マドセンの妹さんです。
クライヴ・バーカーの作品って映画しか知りませんけど、(原作怖そうだしねぇ~)『ヘル・レイザー』(87年)とか『ロード・オブ・イリュージョン』(95年)とかおどろおどろしいんですよね。なんか、ホントのホラーって感じで、けっこう苦手なんですけど…。
その点、アメリカのスティーブン・キングの作品はカラッとしてて、余り残らないんですけど。まぁ、好みの問題ですけど。
それにしても、今作の殺人鬼、キャンディマンって神出鬼没で、弱点なさそうだし、しつこそうでイヤだなぁ。狙われたら最後!って感じですもんね。
今作のヒロインのヘレンて鏡の前で名前唱えちゃうんだもんなぁ。自分だったら頼まれても絶対唱えないぞ。キャンディマンが現われなくても、不吉なことがあるって言われただけで、唱えたくないですよ。
そういえば、ヘレンって入院している間、さらってきた赤ん坊ってどうやって生きてたの??ミルクあげてたの??1ヶ月入院してたんでしょ。蜂蜜で大丈夫なのかなぁ??
舞台がシカゴなんだからインデペンデント社の事件記者が解決してくれるかもしれないけどネ。それだって、怪物は退治はしてくれるかもしれないけど、それまでに犠牲者出まくりだからネ。
今作のヒロインのヘレンも自らキャンディマンを呼び出しちゃったんだから、自業自得とはいえ、いかにもこのストーリー展開はホラー映画ファン向けでかなりマニアックでしょ。ホラー映画臭プンプンです!!!92年の作品だし80年代のホラー映画って感じが全体を覆ってます。原作がクライヴ・バーカーだし、ホラー映画ファンだけ見ろ!!ってネ。ホラー映画嫌いじゃないから良いんですけどネ。
家族みんなで楽しく観る映画じゃないです。もともと観ないか、キャンディマンじゃ。最近、ハリウッドの予定調和の作品ばかり観てたんでこういうのもかえって新鮮です。ホラー映画ファン必見!!65点
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