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『ダーティ・マグナム’87 デッドリー・インパクト』

2020-12-03 21:54:21 | イタリア映画/アクション

ダーティ・マグナム’87 デッドリー・インパクト(TV題:『ダーティ・キラー』)
DEADLY IMPACT(1984年イタリア)
 監督:ラリー・ラドマン(ファブリッツィオ・デ・アンジェリス)
 脚本:デヴィッド・パーカー・Jr(ダルダーノ・サケッティ)
    ラリー・ラドマン(ファブリッツィオ・デ・アンジェリス)
 原案:デヴィッド・パーカー・Jr(ダルダーノ・サケッティ)
 音楽:フランク・ベンダリー
 出演:ボー・スヴェンソン
    フレッド・ウィリアムソン
    マルシア・クリンガン
    ジョン・モーゲン
    ヴィンセント・コンテ

 ■ストーリー■
 コンピュータ技術でラスベガスのカジノのスロットマシーンを捜査し大金を手に入れたハリー・ヴィンセントと婚約者キャシーのカップル。2人の様子からスロットマシーンで大儲けをしていると感じた2人組は、彼らの後をつけフェニックスでハリーの家に押し入り、金を横取りしようとするのだった。金のありかを聞くために拷問し誤って殺してしまうのだった。
 観光客相手にヘリコプターの遊覧でインチキをしていたルーを乗せたまま、通報を受けた刑事ジョージ・ライアンは現場へ急行し逃げる犯人を追いかけるのだった。

 ■感想■
 ファブリッツィオ・デ・アンジェリス監督の1980年代の刑事アクション。
 脚本はダルダーノ・サケッティとファブリッツィオ・デ・アンジェリス。

 ファブリッツィオ・デ・アンジェリスは、ラリー・ラドマン名義で、「サンダー」シリーズを監督して有名な監督です。
 「サンダー」シリーズは、マーク・グレゴリー主演の『ランボー』のイタリア版の作品!
 シリーズは3作品あって、1作目が「ランボー」そのもの『サンダー』(1983年)、2作目以降はオリジナルな展開に、、、。2作目は『怒りのサンダー逆襲のバーニング・ファイア』(1985年)、3作目が『怒りのサンダー最後の決戦』(1988年)。

 今作は、まずストーリーがひどい!
 イタリアのエンターテイメント映画好きな自分も今作はダメでした、、、。

 カジノでいかさまでもうけているだろうと思った若い男をいきなり殺す展開!!
 事件を知り現場に駆けつけた刑事と派手なカーチェイスになり街中、車を破壊しまくり、、、。

 刑事が相手でも気にせず銃を撃ってくる犯人!!警官殺しは罪が重いのに、、、、。
 
 不必要なまでの派手な銃撃戦!
 さらに派手なカーアクション!
 
 大した事件でもないのに(エンターテイメント映画的には、、)クライマックスにかけてはヘリ2台の大チェイス!

 まず、なぜ本当に殺しちゃう??カジノで大儲けして殺されたらたまったもんじゃないです、、、。
 
 どこまでも、その金にこだわる犯人たち!
 しかも、本当に大金があるのかもストーリー上犯人たちには不明だし、、、。
 
 ヒロインも最後は銃撃戦で死亡!!
 犯人もヘリコプターごと爆発する展開!!
 バランスがおかしすぎ!!

 でも、やっぱり何が1番おかしいのか?と言われればイタリア映画なのに、超ユルユルで緊張感0(いや、マイナス)の音楽!!
 音楽がもっと緊張感をアップさせるものだったら、それだけで評価が変わるはず!!

 自分が観たのは日本コロンビアのVHS版だったのですが、オリジナルもこの音楽なんでしょうか??あまりにユルユルなので気になっちゃいました、、、。


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