『ビトレイヤー』
WELCOME TO THE PUNCH(2013年イギリス、アメリカ)
監督 エラン・クリーヴァー
脚本 エラン・クリーヴァー
出演 ジェームズ・マカヴォイ
マーク・ストロング
アンドレア・ライウズブロー
ピーター・ミュラン
■ストーリー■
刑事マックスは、大物の犯罪者ジェイコブ・スターンウッドを追跡するも、ひざを撃たれ逃走されてしまうのだった。
3年後、外国で暮らすスターンウッドは、息子のルアンが空港で捕えられたことを知り、ロンドンへと舞い戻ってくるのだった。3年前のスターンウッドを捕り逃したことをずっと心の悩みとして抱えていたマックスはスターンウッドがロンドンに入ったことを知り、逮捕に執念を燃やすのだが・・・。
■感想■
リドリー・スコットが製作総指揮した犯罪アクション。
刑事と、彼が追う犯罪者が共通の敵を見つけ、コンビになって敵を追い詰めていくノワールアクション!コンビと言っても、ハリウッドのエンターテイメント作品に良くあるようなバディ物にはなっていないところがいかにもイギリス映画です!
今作の予告を観たときに、あまりにもスタイリッシュで、カッコ良いシーンばかりだったので、すごく期待して観たんですが、期待の方が大きすぎた感じになっちゃいました・・・。
確かにどのシーンをとっても、すごくスタイリッシュでカッコ良いのは、確かなんですが、ただカッコ良いだけで、映画的に盛り上がらない作品でした。
まるで、ミュージシャンのプロモーションビデオでも見せられているかのような99分!
「エラン・クリーヴァー監督はアクション映画が好きなんでしょうか??」
アクション映画というより、エンターテイメント作品が好きじゃないのでは??とも思っちゃうくらい盛り上がらない!
『コロンビアーナ』(2011年)『96時間リベンジ』(2012年)のオリヴィエ・メガトン監督よりも、アクション映画に向いていないのでは??と自分的には思います!
面白い題材でも、凝った映像や細かいカットばかり使って、面白さを半減させてしまうようなオリヴィエ・メガトン監督の方が100倍良いです!
今作は、確かに予告編を作るには、こんな素晴らしい作品はないくらい、どのシーンを選んでも間違いないくらいスタイリッシュでカッコ良い!でもストーリーも淡々と進んで行って、ハデなシーンもあるのに、だれてしまう感じ!
イギリスのアクション映画的に敵の人数も少なくて、武器商人対犯罪者スターンウッドとのプロ同士の対決が描かれれば当然盛り上がりそうなのに、全然観ていても普通のドラマでも観ているかのような雰囲気で終わっちゃいます!
今作はストーリーは普通なので、エラン・クリーヴァーは脚本だけにして、監督はもっとエンターテイメント系の監督に撮ってもらった方が良かったかも・・・。40点
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