『アンボーン』
THE UNBORN(2008年アメリカ)
監督 デヴィッド・S・ゴイヤー
脚本 デヴィッド・S・ゴイヤー
出演 オデット・ユーストマン
ゲイリー・オールドマン
ミーガン・グッド
カム・ジガンディ
ジェームズ・レマー
ジェーン・アレクサンダー
イドリス・エルバ
■ストーリー■
ケイシーは、ベビーシッターのバイト先で、4歳の子供マティが赤ん坊を鏡で映して遊んでいるのを注意して、鏡でたたかれるのだった。そのとき、マシューは「ジャンビーは生まれたがっている」という謎の言葉を発するのだった。
その後、自分が双子であることを知ったケイシーは、出生を探るうちに、自分の祖母に関して、ある秘密があることを知るのだった。それは、第2次世界大戦のナチスドイツの人体実験にからむ事柄だったのだ。
■感想■
デヴィッド・S・ゴイヤー、脚本、監督のホラー映画。
デヴィッド・S・ゴイヤーといえば、エンターテイメント作品に数多く関わっている才人です!
もう脚本や監督した作品の主だった作品の名前をあげるだけでも、すごすぎなラインナップ!
『ブレイド』(1998年)脚本
『ダークシティ』(1998年)脚本
『ブレイド2』(2002年)脚本
『フレディVSジェイソン』(2003年)脚本
『ブレイド3』(2004年)監督、脚本
『バットマンビギンズ』(2005年)脚本、原案
『臨死』(2007年)監督
『ダークナイト』(2008年)原案
もう、SF、ホラー映画ファンが喜ぶ作品ばかり!
そんなデヴィッド・S・ゴイヤーが脚本、監督をしたオカルトホラー作品なんで、どんな作品かと期待しちゃったんですが、今作は、ごくごく普通のオカルト作品でした。
霊が、ナチスドイツの実験によって、現世に現れた!っていう設定は面白かったんですが、そこだけが面白かったっていう感じです。
あとは、どこかで観たことがあるようなシーンや設定って感じですが、ホラー映画としては良く出来ています。
ホラー映画ファンだったら、想像がつく展開なんで、ちょっと残念な感じです!
普通に鑑賞するなら十分面白いんですけど、期待しちゃうとちょっと厳しいかもしれないですね。
“監督、脚本がデヴィッド・S・ゴイヤーなのに!”
って、つい思っちゃいます!
ナチスドイツの実験、双子を通して甦ろうとする悪霊、悪魔払い、ヒロインの出生の秘密、いくつもの要素が重なり合って、複雑なストーリーを作っていきます!
監督、脚本がデヴィッド・s・ゴイヤーで無ければ、すごい高評価なんですけどね。
デヴィッド・S・ゴイヤー監督には、オカルトホラーよりも、コミックの映画化やSF作品の方が合うと思うんですが、みなさんどうでしょう??
でも、2007年にスェーデン映画“DEN OSYNLIGE”(2002年)を『臨死』としてリメイクしてるんで、けっこうオカルト系の作品が好きなのかもしれないですね。
今後も、こういうジャンルで脚本、監督作に期待しています! 60点
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