『人間爆弾 立ち止まったら、爆発』
TODOS LOS NOMBRES DE DIOS(2023年スペイン)
監督:ダニエル・カルパルソロ
脚本:ジェマ・ヴェンチュラ
出演:ルイス・トサル
インマ・クエスタ
ロベルト・エンリケス
パトリシア・ピコ
■ストーリー■
マドリードのバラハス空港まで客を乗せてきたタクシー運転手のサンティは、妻に電話中に空港の爆破事件に遭遇、負傷したケガ人を1人乗せて病院に運ぼうと自分のタクシーに乗せるのだった。しかし、その男は犯人グループの1人で爆弾ベストを着込んでいた。警察に促され空港を後にするサンティは、その後、助けた犯人に脅され運転し続けるのだが、、。
□■□ネタバレあり□■□
ストーリーについて書いてます。観たあとに読んで下さい。
■感想■
人を助けようとして事件に巻き込まれたタクシー運転手を描くスペインのサスペンス映画。
てっきり、主人公のサンティが爆弾ベスト着せられてどうなっちゃうの??っていうのがメインと思ったんですが、、そうなるのは中盤から後半にかけてというコトでした、、。
サンティが、犯人に言われて運転し続け、、乗せた犯人を説得したり、、
一方、犯人グループは犯人の1人が逃げたことを知って追ってきたり、、
サンティと連絡とれない家族の様子、、犯人の家族の様子も、、
とにかく、丁寧に描写されてます、。
あと、主人公のサンティですが、犯人を説得するって、、つい起こしてしまった事故で逃げられる機会があるのに、犯人を介抱しようとしたり、、まともすぎる!!
スペイン映画なので、サスペンス度100%の映画だと思って観たら、サスペンス映画っていうより、普通のドラマみたいな作品かも??
爆弾ベストを着せられたサンティも、良い指揮官のおかげであっという間に解決、、あんなので解決しちゃうなら最初からそうしようと思わなかったの??
今作の監督ダニエル・カルパルソロは『ブラインデッド』(1997年)の監督&脚本でした。その他に観た作品では『インベーダー・ミッション』(2012年)、『パスト&フューチャー 未来への警告』(2018年)がありました。
未見の監督作品では『ワイルドルーザー』(2013年)、『バンクラッシュ』(2016年)、『ライジング・スカイハイ』(2020年)、『ケンタウロス』(2022年)などなど、、。
2018年のゾンビ映画と同タイトルの『ブラインデッド』はビデオのパッケージが面白そうだったので期待したら、普通のドラマだったので少し面喰った記憶が、、。
どう見てもアクション映画風のパッケージと、パッケージに書いてあったストーリーもアクション映画風なのに、、普通にドラマ風展開、。
今と違い、ネットが発達していない時代だったので、どんな作品かはビデオのパッケージから判断することが多かったので、パッケージによって勘違いして借りて観ちゃいました。
ヨーロッパのアクション映画だと思っちゃいました、。
アクション風の要素はあるんですが、、そんな甘々の組織ないだろッみたいな組織に入っているヒロイン!
銃もすぐに取られちゃうし、、。
『アサインメント』(1997年)のジャッカルの部下だったらすぐに退場させられちゃいますよー、、。
『アサインメント』は、1990年代の最も好きなアクション映画の1本です!
『アサインメント』の監督のクリスチャン・デュゲイ監督は、その他に『スクリーマーズ』(1996年)、『アート オブ ウォー』(2000年)と自分の大好きな作品を2本も撮っています!!
最近は、、と言っても最近でもないですが、『ココ・シャネル』(2008年)、『世界に1つの金メダル』(2013年)とあまり観ないジャンルの映画を監督してます。
2015年には『ベル&セバスチャン 新たな旅立ち』を監督しています。
『ベル&セバスチャン 新たな旅立ち』は『ベル&セバスチャン』(2013年)の続編、、。
TVアニメになった「名犬ジョリィ」の原作「アルプスの村の犬と少年」の映画化作品です。
ダニエル・カルパルソロ監督の作品に戻りますけど、『パスト&フューチャー 未来への警告』は、『ナンバー23』(2007年)のジム・キャリーよりも数字にこだわる主人公が出てくる作品で、、そんなコト無い度★★★★★でした!!
しっかりサンティや犯人の家族描いてる度 ★★★★
スペイン警察に良い指揮官がいて良かった度 ★★★★★
アクション映画というよりドラマ度 ★★
今作と全然関係ない『アサインメント』ブルーレイ発売して欲しいです。
『アサインメント』のクリスチャン・デュゲイ監督のアクション映画。『アート オブ ウォー』もブルーレイ発売して欲しいです。
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