『THE LAW 刑事の掟』
TRAUMA CENTER(2019年アメリカ)
監督:マット・エスカンダリ
脚本:パウル・ダ・シウヴァ
出演:ニッキー・ウィーラン
ブルース・ウィリス
スティーヴ・グッテンバーグ
テイト・オーティズ
■ストーリー■
行方をくらますと言っていた情報屋のジミー・ゴンゾからの連絡で刑事のトニーは待ち合わせ場所へ向かう。トニーの相棒のスティーヴ・ウェイクス警部補は罠だと気づき現場へ向かうが、間に合わずトニーは殺されてしまうのだった。偶然殺害現場のそばにいたウエイトレスのマディソンも犯人の撃った弾を受け病院に運ばれる。
マディソンの体内に残された弾丸が証拠になるため犯人たちはマディソンを殺そうと病院へと向かうのだった。一方、スティーヴは、情報屋とトニーが殺害された現場の状況から犯人は警官ではないかと推察していた。
■感想■
ブルース・ウィリス出演の低予算のアクション映画。
実質、主人公はウェイトレス役のニッキー・ウィーランですが、、。
ランニングタイム98分と少しだけ短めの作品なので、あっという間に終わっちゃいます。
ブルース・ウィリスは顔出し的なゲスト出演でなく、ちゃんとストーリーにからむ役を演じています。
それもアクション映画の刑事役!!
ヒロインの次に活躍するちゃんとした役!!!
設定は、病院を舞台にしたダイハード系の設定です。主人公がブルース・ウィリス演じる刑事でなく、ウェイトレスなんですが、、。
観ているときは、それなりに楽しめたのですが、良く考えるとなぜ、いまどきこんな”ダイ・ハード”的な作品が、、みたいな作品でした。
『ダイ・ハード』(1988年)が大ヒットしたあとだったりしたらわかるんでしょうけど、2019年に”ダイ・ハード病院”版??
『ダイ・ハード』がヒットした当時だったらブルース・ウィリスは出演しなかったでしょうけどね、、、出演料も払えないだろうし。
アクション映画としては、すでに定番の設定だから、限定した場所を舞台にしているだけで、”ダイ・ハード”を意識しているワケではないのかもしれないですけど、自分はブルース・ウィリスが出演しているので、どうしても意識しちゃいます、、。
病院が舞台のスリラー映画というと自分的にはボアズ・デヴィッドソン監督のスラッシャー映画『大戦慄!悪魔が棲むホスピタル連続殺人』(VHSソフト題:『X線 悪魔が棲むホスピタル 連続殺人』)(1981年)の方が今作より好きですね。
今作は、アクション系、『大戦慄!悪魔が棲むホスピタル連続殺人』はホラー系なのでジャンルが違いますけど、、。
今作でヒロインを襲うのは、殺人鬼でなく悪徳警官ですが、、。
最近、アメリカ映画で、悪徳警官が出てくる作品が多いような気がするんですが、気のせいでしょうか?
『ブラック アンド ブルー』(2019年)、『ボディカメラ』(2020年)、、あれ、2本だけ??
偶然、自分が最近観た作品ってこと??
フランス映画だと、やたらと出てくる悪徳警官が出てこないと、逆にどうしちゃったの??って思っちゃうんですけどねー。
でも、なんだかんだ言っても今作は、ポップコーンでも食べながらダラーって観るには十分面白いです!!
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