『ブラックエンジェル黒衣の天使』
BLACK ANGEL(1989年イタリア)
監督 マックス・スティール(ステルヴィオ・マッシ)
脚本 R・フィリプッチ
出演 ティニ・カンシーノ、ヴァレンチノ・ヴィスコンティ、フランチェスコ・カッサーレ、イブリン・スチュアート
■ストーリー■
町はずれにある娼館が警察の手入れにあい、そこにいたデボラは逃げ出す。しかし、彼女は刑事に見つかってしまい犯されてしまうのだった。デボラは人気作家フランクの妻だったが、新婚旅行中、事故に遭い、フランクは下半身が不自由になってしまったのだ。性的欲求を求め、夜の町にくり出していたのだ。刑事に犯されたときに、荷物を忘れたデボラの元に刑事がやってくる。刑事は自宅でデボラとやろうとするが、不審に思ったフランクに見つかってしまうのだった。とっさのことにデボラは刑事をハンマーで殴り殺してしまうのだった。
フランクはこの事件を通報せずに、小説のテーマになるからとの理由で、今回の事件のもとになったデボラの夜の生活を続けるように指示するのだった。しかし、この日以降、デボラの周りでは猟奇的な連続殺人事件が起きるようになるのだった。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
イタリアのアクション映画を得意とするステルヴィオ・マッシ監督による1980年代中盤のジャッロ映画。
ステルヴィオ・マッシ監督といえば、イタリアンアクション映画好きだったら、1度は耳にしたことがあるはず。かつてはTVの映画劇場で何回も放映された『フェラーリの鷹』(76年)をはじめ、中古ビデオ屋には多分置いてある可能性が高い『ブラック・コブラ』(86年)などや、『アウトロー・コップ』(87年)等を監督してます。
今作は、なんと、日本では18禁の作品としてリリースされました!そんなにいやらしいシーンも無いのに!
「なぜ??なぜ??なぜ??なぜ??なぜ??」
あ、でも、今作を観るときは、小さなお子さんとは観ないでね!(それなりに裸のシーンやH系シーンがあるから)
「ステルヴィオ・マッシ監督のジャッロ!」なのに、アダルト作品としてのリリース!
「やめて!やめて!やめて下さい!18禁でリリースするの!気がつかないでしょ!」
18禁の作品としてリリースするより、ステルヴィオ・マッシのジャッロとしてリリースした方が絶対に観る人が多いはず!(本当かな??)
それに、監督名もステルヴィオ・マッシでなく、マックス・スティールの方でのリリースです。まぁ、クレジットもマックス・スティール名義だから、そっちは、しょうがないんですけど。
今作以降の『オペレーション・インポッシブル』(94年)、『バルカン・ランナー』(94年)は、マックス・スティール名の方で監督してるみたいですね。
今作は、ヒロインはデボラだと思ってると、途中から、連続殺人事件の捜査を担当するやり手の女性警部ジーナが中心になってきます。この警部、なぜかレズビアンっていうキャラクター設定までついてきます。ランニングタイムが、わずか90分の作品なのに、二転三転するストーリーと、余計とも思われるキャラクター設定!
余計なキャラクター設定は、彼女だけでなく、デボラの夫フランクのキャラクター設定も複雑!複雑というよりも、歪んでます!はっきり言って、それこそアダルトビデオにでも出てきそうなヒネクレ方!どうオカシイのか書くと、ホントのネタバレになっちゃうので書けませんけど、いかにも映画的なキャラクターです。
あと、もう1人のヒロインのジーナ警部の助手も、複雑なキャラクターです!それもスグに退場していくのに、この設定!
へたなミステリー小説より、よっぽど、マジメに作りこんでます!ジャッロ映画ファン以外にも、観て欲しい作品の1本です。
映画としては、すごく面白いんですけど、ジャッロとしての犯人当てのミステリー要素の部分は、ちょっとだけ魅力不足かも!期待して観なければ大満足ですけど。
勘の良い人は、映画が始まって50分もしたら、犯人の動機やら(軽くですけど)、犯人がわかっちゃうかも!逆に何も考えずに観てたら、もっともっと早く気づくかも!(これ以上は書けませんけど、勘の良い人は、あんまり考えずに観て下さい)
でも、ヒロインが冒頭の方で悪徳刑事を殺しちゃうとか、それなりにストーリーは工夫されてるんですけどね。登場人物が少ないから、犯人はすぐに分かっちゃうかな??
でも、自分は、そうは1回は、思ったんですけど、「まさか、違うよね~。1番怪しい人が犯人だなんて無いはず!」って思って「犯人は○○だ!」って勝手に違う人を疑っちゃいました。「でも。もし○○じゃなかったら、犯人は△△だ!」って思っちゃいましたけどね。
今作のビデオは、裸やら、H系シーンが多いから、ボカシばっかりなんですけど、ボカシ抜きでDVD化されないかなぁ~!こういう、ちょっとしたミステリーがDVD化されるとウレシイのに!68点
BLACK ANGEL(1989年イタリア)
監督 マックス・スティール(ステルヴィオ・マッシ)
脚本 R・フィリプッチ
出演 ティニ・カンシーノ、ヴァレンチノ・ヴィスコンティ、フランチェスコ・カッサーレ、イブリン・スチュアート
■ストーリー■
町はずれにある娼館が警察の手入れにあい、そこにいたデボラは逃げ出す。しかし、彼女は刑事に見つかってしまい犯されてしまうのだった。デボラは人気作家フランクの妻だったが、新婚旅行中、事故に遭い、フランクは下半身が不自由になってしまったのだ。性的欲求を求め、夜の町にくり出していたのだ。刑事に犯されたときに、荷物を忘れたデボラの元に刑事がやってくる。刑事は自宅でデボラとやろうとするが、不審に思ったフランクに見つかってしまうのだった。とっさのことにデボラは刑事をハンマーで殴り殺してしまうのだった。
フランクはこの事件を通報せずに、小説のテーマになるからとの理由で、今回の事件のもとになったデボラの夜の生活を続けるように指示するのだった。しかし、この日以降、デボラの周りでは猟奇的な連続殺人事件が起きるようになるのだった。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
イタリアのアクション映画を得意とするステルヴィオ・マッシ監督による1980年代中盤のジャッロ映画。
ステルヴィオ・マッシ監督といえば、イタリアンアクション映画好きだったら、1度は耳にしたことがあるはず。かつてはTVの映画劇場で何回も放映された『フェラーリの鷹』(76年)をはじめ、中古ビデオ屋には多分置いてある可能性が高い『ブラック・コブラ』(86年)などや、『アウトロー・コップ』(87年)等を監督してます。
今作は、なんと、日本では18禁の作品としてリリースされました!そんなにいやらしいシーンも無いのに!
「なぜ??なぜ??なぜ??なぜ??なぜ??」
あ、でも、今作を観るときは、小さなお子さんとは観ないでね!(それなりに裸のシーンやH系シーンがあるから)
「ステルヴィオ・マッシ監督のジャッロ!」なのに、アダルト作品としてのリリース!
「やめて!やめて!やめて下さい!18禁でリリースするの!気がつかないでしょ!」
18禁の作品としてリリースするより、ステルヴィオ・マッシのジャッロとしてリリースした方が絶対に観る人が多いはず!(本当かな??)
それに、監督名もステルヴィオ・マッシでなく、マックス・スティールの方でのリリースです。まぁ、クレジットもマックス・スティール名義だから、そっちは、しょうがないんですけど。
今作以降の『オペレーション・インポッシブル』(94年)、『バルカン・ランナー』(94年)は、マックス・スティール名の方で監督してるみたいですね。
今作は、ヒロインはデボラだと思ってると、途中から、連続殺人事件の捜査を担当するやり手の女性警部ジーナが中心になってきます。この警部、なぜかレズビアンっていうキャラクター設定までついてきます。ランニングタイムが、わずか90分の作品なのに、二転三転するストーリーと、余計とも思われるキャラクター設定!
余計なキャラクター設定は、彼女だけでなく、デボラの夫フランクのキャラクター設定も複雑!複雑というよりも、歪んでます!はっきり言って、それこそアダルトビデオにでも出てきそうなヒネクレ方!どうオカシイのか書くと、ホントのネタバレになっちゃうので書けませんけど、いかにも映画的なキャラクターです。
あと、もう1人のヒロインのジーナ警部の助手も、複雑なキャラクターです!それもスグに退場していくのに、この設定!
へたなミステリー小説より、よっぽど、マジメに作りこんでます!ジャッロ映画ファン以外にも、観て欲しい作品の1本です。
映画としては、すごく面白いんですけど、ジャッロとしての犯人当てのミステリー要素の部分は、ちょっとだけ魅力不足かも!期待して観なければ大満足ですけど。
勘の良い人は、映画が始まって50分もしたら、犯人の動機やら(軽くですけど)、犯人がわかっちゃうかも!逆に何も考えずに観てたら、もっともっと早く気づくかも!(これ以上は書けませんけど、勘の良い人は、あんまり考えずに観て下さい)
でも、ヒロインが冒頭の方で悪徳刑事を殺しちゃうとか、それなりにストーリーは工夫されてるんですけどね。登場人物が少ないから、犯人はすぐに分かっちゃうかな??
でも、自分は、そうは1回は、思ったんですけど、「まさか、違うよね~。1番怪しい人が犯人だなんて無いはず!」って思って「犯人は○○だ!」って勝手に違う人を疑っちゃいました。「でも。もし○○じゃなかったら、犯人は△△だ!」って思っちゃいましたけどね。
今作のビデオは、裸やら、H系シーンが多いから、ボカシばっかりなんですけど、ボカシ抜きでDVD化されないかなぁ~!こういう、ちょっとしたミステリーがDVD化されるとウレシイのに!68点
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