『ジェヴォ-ダンの獣』
LE PACTE DES LOUPS(2001年フランス)
監督 クリストフ・ガンズ
脚本 クリストフ・ガンズ
ステファン・カベル
出演 サミュエル・ル・ルビアン、マーク・ダカスコス
ヴァンサン・カッセル、モニカ・ベルッチ
エミリー・デュケンヌ
■ストーリー■
18世紀、フランス革命の前、ルイ15世統治のフランスはジェヴォ-ダン地方で2年間の間に100人余りの女性、こどもが謎の獣に襲われた。ルイ15世は事件の騒ぎを治めるため自然科学者フロンサックをジェヴォーダン地方に派遣するのだった。フロンサックがつかんだ驚愕の事実とは。
■感想■
18世紀にフランス、ジェヴォーダン地方で実際に起きた有名な(フランスでは)事件の映画化。
何でも、フランスでは小学校で習う謎の事件を大胆な脚色で超エンターテイメントに仕上げてます。
事前情報なしに観たから、てっきり動物パニック映画かな??なんて思って鑑賞したのでこのストーリーにビックリ!!
監督、脚本は『クライングフリーマン』(1996年)のクリストフ・ガンズ。
主演は『愛してる、愛してない…』(2002年)のサミュエル・ル・ルビアン。
主人公フロンサックの友人でアメリカ先住民マニに同じく『クライングフリーマン』、『サボタージュ』(1996年)、『D.N.A.Ⅱ』(1997年)等、劇場未公開でも大活躍のアクションアクターのマーク・ダカスコス。
その他、共演は『ドーベルマン』のヴァンサン・カッセル。ヴァンサン・カッセルの奥さんのモニカ・ベルッチも出演しています。
いや~、出てくるキャラクターが、みんなカッコ良いッ!
良いやつも、悪いやつも!
ストーリーも面白ければ、出演しているキャラクターもカッコ良い!
本国、フランスで『クリムゾン・リバー』(2000年)を抜いて動員した大ヒット作っていうのもうなずける面白さです。『クリムゾン・リバー』は、大風呂敷広げただけで、中身はこじんまりとした普通のミステリーですもんね。
それにしても面白い!面白い!
どちらかというと、超大作以外は短めのフランス映画にしては長い138分が、アッという間にすぎます!
ミステリー映画、動物パニック映画、アクション映画、歴史物、エンターテイメントの要素をこれでもかこれでもかと詰め込んでます。
なんでも詰め込んでいるわりに観終わった後、ちゃんと1本の芯の通った超エンターテイメント映画になってます!
マーク・ダカスコス演じるマニが強いのは当たり前だけど(フリーマンだもんね)、主人公のフロンサックも強すぎ!主人公が誰よりも強いってヒーロー映画的でOKです!!
監督の話題の戻ると、監督は『クライングフリーマン』を見事に映画化したのを見ればわかるように日本のコミック、映画オタクのクリストフ・ガンズ。
なんでも日本映画の『肉体の門』も五社英雄監督版と鈴木清順版があるのも知ってるくらいオタクらしいです!
『クライングフリーマン』の演出の時も、田宮二郎主演の犬シリーズ(『鉄砲犬』(1965年)とか『早射ち犬』(1967年)や「座頭市」のシリーズの“あのシーン”のように演じてとか指導したらしいです!その上、日本映画だけでなく、イタリアのマカロニウエスタンも好きらしいですから、今作が面白くなるはず!!
『ジェヴォーダンの獣』のキャンペーンで、来日した時は、ガメラのDVDボックス買って帰ったらしいです!まぁ、それぐらいじゃないと、あの『クライングフリーマン』は出来ないと思いますけどね。
それにしても、オタクぶりもかなりのもんで、登場人物が使う武器(ムチになる剣とか、扇子から飛びとか出す小さな剣とか)は、かなり日本映画やアニメから影響受けてるでしょ。
もう観てる間、ニヤニヤしちゃいました!
今作の日本公開版は、ランニングタイムは138分ですけど、ディレクターズカット版は152分なんですよね!152分版もソフト化して下さい!
クリストフ・ガンズ監督、今後の作品に期待してます。 90点
LE PACTE DES LOUPS(2001年フランス)
監督 クリストフ・ガンズ
脚本 クリストフ・ガンズ
ステファン・カベル
出演 サミュエル・ル・ルビアン、マーク・ダカスコス
ヴァンサン・カッセル、モニカ・ベルッチ
エミリー・デュケンヌ
■ストーリー■
18世紀、フランス革命の前、ルイ15世統治のフランスはジェヴォ-ダン地方で2年間の間に100人余りの女性、こどもが謎の獣に襲われた。ルイ15世は事件の騒ぎを治めるため自然科学者フロンサックをジェヴォーダン地方に派遣するのだった。フロンサックがつかんだ驚愕の事実とは。
■感想■
18世紀にフランス、ジェヴォーダン地方で実際に起きた有名な(フランスでは)事件の映画化。
何でも、フランスでは小学校で習う謎の事件を大胆な脚色で超エンターテイメントに仕上げてます。
事前情報なしに観たから、てっきり動物パニック映画かな??なんて思って鑑賞したのでこのストーリーにビックリ!!
監督、脚本は『クライングフリーマン』(1996年)のクリストフ・ガンズ。
主演は『愛してる、愛してない…』(2002年)のサミュエル・ル・ルビアン。
主人公フロンサックの友人でアメリカ先住民マニに同じく『クライングフリーマン』、『サボタージュ』(1996年)、『D.N.A.Ⅱ』(1997年)等、劇場未公開でも大活躍のアクションアクターのマーク・ダカスコス。
その他、共演は『ドーベルマン』のヴァンサン・カッセル。ヴァンサン・カッセルの奥さんのモニカ・ベルッチも出演しています。
いや~、出てくるキャラクターが、みんなカッコ良いッ!
良いやつも、悪いやつも!
ストーリーも面白ければ、出演しているキャラクターもカッコ良い!
本国、フランスで『クリムゾン・リバー』(2000年)を抜いて動員した大ヒット作っていうのもうなずける面白さです。『クリムゾン・リバー』は、大風呂敷広げただけで、中身はこじんまりとした普通のミステリーですもんね。
それにしても面白い!面白い!
どちらかというと、超大作以外は短めのフランス映画にしては長い138分が、アッという間にすぎます!
ミステリー映画、動物パニック映画、アクション映画、歴史物、エンターテイメントの要素をこれでもかこれでもかと詰め込んでます。
なんでも詰め込んでいるわりに観終わった後、ちゃんと1本の芯の通った超エンターテイメント映画になってます!
マーク・ダカスコス演じるマニが強いのは当たり前だけど(フリーマンだもんね)、主人公のフロンサックも強すぎ!主人公が誰よりも強いってヒーロー映画的でOKです!!
監督の話題の戻ると、監督は『クライングフリーマン』を見事に映画化したのを見ればわかるように日本のコミック、映画オタクのクリストフ・ガンズ。
なんでも日本映画の『肉体の門』も五社英雄監督版と鈴木清順版があるのも知ってるくらいオタクらしいです!
『クライングフリーマン』の演出の時も、田宮二郎主演の犬シリーズ(『鉄砲犬』(1965年)とか『早射ち犬』(1967年)や「座頭市」のシリーズの“あのシーン”のように演じてとか指導したらしいです!その上、日本映画だけでなく、イタリアのマカロニウエスタンも好きらしいですから、今作が面白くなるはず!!
『ジェヴォーダンの獣』のキャンペーンで、来日した時は、ガメラのDVDボックス買って帰ったらしいです!まぁ、それぐらいじゃないと、あの『クライングフリーマン』は出来ないと思いますけどね。
それにしても、オタクぶりもかなりのもんで、登場人物が使う武器(ムチになる剣とか、扇子から飛びとか出す小さな剣とか)は、かなり日本映画やアニメから影響受けてるでしょ。
もう観てる間、ニヤニヤしちゃいました!
今作の日本公開版は、ランニングタイムは138分ですけど、ディレクターズカット版は152分なんですよね!152分版もソフト化して下さい!
クリストフ・ガンズ監督、今後の作品に期待してます。 90点
ジェヴォーダンの獣 ― プレミアム・エディション [DVD] | |
ヴァンサン・カッセル,モニカ・ベルッチ,サミュエル・ル・ビアン,エミリエ・デュケンヌ | |
日活 |
ジェヴォーダンの獣 [DVD] | |
サミュエル・ル・ビアン | |
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クライング・フリーマン [DVD] | |
小池一夫,池上遼一 | |
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