秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

閉業のお知らせ

質店は2021年8月に閉店いたしました。 昭和21年9月創業で75年間にわたりご愛顧賜りありがとうございました。

北西アフリカの食べ物

2010-03-07 | 旅・チュニジア
アフリカの食事といったら、どんなものを想像されるでしょう。
アフリカといっても地中海沿岸諸国しか行ったことがありませんが、
きっと想像以上に野菜が多いことに驚かされると思います。

チュニジアは穀倉庫といわれるぐらいらしいし、日本と変わらぬ野菜がたっぷりありました。
  

街角でもオレンジなど売ってる露天商もよく見かけました。
  

シンプルに焼いただけの野菜もとても美味しかったです。
  

北スペインからポルトガルを廻った時、ジャガイモはふんだんに出ましたがトマトやレタスもほとんどお目にかかりませんでした。
しかしチュニジアではサラダ欠乏症にはなりませんでした。
  

北西アフリカといえば、同じマグレブの国モロッコでもタジン鍋料理とクスクス。
  
クスクスとは極小のそぼろ型パスタ、原材料は小麦粉です。
北アフリカの先住民ベルベル人の伝統料理で、肉やスープと一緒に食べます。
主食として何千年も前から食されているそうです。

お米もライスサラダ感覚で付け合せによくでました。
  

  

タジン鍋も蒸すことで素材のうまみを閉じ込めますが、
一般的に味付けは薄めで素材の味を大事にする感じ。
今回のツアーは東京発で、私達2名を除いて他は関東の方々でした。
関西人にはだいたいOKですが、関東味に慣れた方々は食塩をふって召し上がられる人が多かったです。

肉は鳥だったり、羊だったり、いのししだったり、どれも臭みがなく美味しかった。
  
  
この羊もそのうち料理されるのでしょう。

古代カルタゴ展とサハラ砂漠

2010-03-07 | 旅・チュニジア
京都文化博物館で開催されている「古代カルタゴとローマ展」
旅のツレと一緒に見に行きチュニジア旅行の締めくくりとしました。
旅の前に見てたらもっと理解が深まったのにねと、いろんな説明文もくまなく真剣に読んできました。

まぁ人それぞれでしょうが、私達はチュニジアではカルタゴが見たかったので、南部はいらんかったなぁとあらためて確認。

今回の旅報告では南部の砂漠地方、何枚かの画像は紹介済みですが、まだちゃんとした記事にはしてなかった。
間単にどんなとこだったのか記録しておきます。

   

あちこちで砂漠のバラが飾られているしお土産としても販売されています。
砂漠のバラは、水と大地と太陽が作り出した芸術品です。
オアシスが干上がる際に、水に溶けていたミネラルが析出して結晶となったものだそうです。
水がないと結晶は成長し、まるで薔薇の花のように立派な形になります。
ざらざらした茶色なのは砂が付着しているからで、割ってみると透明な結晶であることが分かります。
砂漠のバラは、かつて水が存在した証拠ですが、どのようにしてバラ形の結晶に成長するのか科学的に解明されていないそうです。


チュニジアについて3日目、塩の湖ショット・エル・ジェリドを見学後、ドゥーズというサハラ砂漠の隊商都市でらくだに乗りました。
翌日4日目、サハラ砂漠を横断しマトマタへ。

チュニジア南部のサハラ砂漠は、「猿の惑星」とか「スター・ウォーズ」などが撮影された場所でもあります。
荒涼とした風景が地球外の異星に見立てられたのでした。

マトマタは、北アフリカの先住民族ベルベル人が現在も暮らしています。
12~13世紀にアラブ民族に追われ、穴居住宅という地面を掘った家が造られるようになりました。
その穴居住宅を利用したホテルもあり、映画「スターウォーズ」のロケで使われたシディ・ドリス・ホテルは特に有名で、多くの観光客が訪れる場所となっています。
映画となってしまうと上手に編集されているし、ここがロケ地だといわれてもふ~んって感じ。
  


穴居住宅で観光用に公開している家もあり見学させてもらいました。
  

  

    
ナンという焼きたてパンも試食させてくれました。

台所道具も置いてはありますが、ここでナンを焼く匂いも熱気も感じなかった。
   

実際にはこうした穴居住宅で今なお生活しているベルベル人もいるんだろうけど、
観光で食べている家も多いのかもしれない。
生活臭がしなかった。   
たぶん右丘上の四角い家で暮らしてるんじゃあないかしら。