古代カルタゴ展は京都文化博物館で開催されています。
京阪三条で降りて、嵐山の渡月橋に至る三条通を歩いたのは、この年齢になって初めてです。
明治から大正時代に建てられた近代建築物が多く残る風情のある街並みでした。
京都文化博物館別館は、旧日本銀行京都支店の建物です。
1906年に日本銀行京都支店として竣工、1968年に重要文化財に指定されてます。
赤煉瓦と白い花崗岩の横縞が見事な調和を見せる、いわゆる「辰野式」の代表的建築でもあるそうです。
この別館入口前で「
おさんぽ探偵事務局」を開設されていました。
無料配布の探偵手帳と、無料貸出しもされているiPhoneアプリケーション「セカイカメラ」で、街を舞台にしたリアル探偵ゲームができます。
でも雨が降ってたし、私達にはとても使いこなせそうになかった。
その事務局を尻目に見て、すぐに別館建物に入り、中庭を通って本館4階の開催開場へ行きました。
中京郵便局 1902年(明治35年)建築、ネオ・ルネサンス様式
文椿ビルヂング 1920年(大正9年)建築の木造コンクリート2階建
建築当初は西村貿易会社の社屋、その後、繊維問屋や呉服商社が引き継いだそうだ。
2004年に改装工事が行われ、現在は商業施設「文椿(ふみつばき)ビルヂング」として飲食店や雑貨店、ヘアサロンなどが多数入居していています。
2階のレストランでランチを食べました。
イノダコーヒ本店
有名な老舗喫茶珈琲店の本店は町家風で、一見喫茶店には見えません。
一番驚いたのは、店内に入ってすぐの1階席、そして2階席と合わせて喫煙席が148席もあることだった。
全部で205席のうち、禁煙57席、喫煙148席という比率が、いまどき、ありえへんでしょう。
中庭のオープンテラスへと続く通路も明治時代を思わせるモダンな造りでした。
創業よりイノダコーヒのホットコーヒーは「アラビアの真珠」なんだそうだ。
モカコーヒーをベースに、香り、コク、酸味を絶妙なバランスに仕上げた、ヨーロピアンタイプの深煎りブレンド。
深煎りをいただくのはしんどかったので、浅煎りのコロンビアにしました。
酸味があって馥郁とした香り、500円ワンコインで優雅な一時をもてました。