秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
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閉業のお知らせ

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鷺丸(さぎまる) 坐摩巫(いかすりのかんなぎ)

2011-04-07 | 古代史のミステリー
坐摩神社の御神紋は、白鷺が羽を上げて丸くなった、鷺丸です。
一見JALの鶴丸みたいですけど、
鷺丸のほうは目力強く、足のツメも力がみなぎってます。
これをみたら鶴丸ってパワーないわぁ~

鷺丸(さぎまる)御神紋の由来は
神功皇后が白鷺の多く集まる地に坐摩神を奉斎するようにという神託を受けたことから。



住吉大社と並んで摂津国一宮を称し、昭和11年より官幣中社です。
古来、朝廷の崇敬篤く、菊の紋もみえます。

奈良時代成立の住吉神社神代紀に、住吉大神の御魂として猪加志理(ゐかしり)神を祀るとして登場し、古代から祀られていたことがわかります。

元の鎮座地が天満橋あたりで、河内王権の祭祀に何らかの形で取り入れられ、皇居を守る守護神として祭祀された可能性があるそうです。

坐摩神は宮地守護の神であり、現在も宮中三殿の神殿に「座摩巫祭神五座」として祀られています。
宮中においてこの神々を祈ぐ役職を、坐摩巫(いかすりのかんなぎ)といいます。
坐と巫、並び方が微妙に異なるだけで線の数も一緒ですね。

通常の巫女には特段の制約がないのが普通だが、
坐摩神に奉仕する巫女(坐摩巫)は都下国造氏出身の7才以上の童女をもって充て、これが結婚したときは別人に替える、と特記されています。

宮司は渡辺氏であり、渡辺氏の出自は都下(つげ)国造家。
都下氏は日神祭祀に係わる氏族だったといわれるとか。

中央区久太郎町に移転しても、
渡辺姓は「四丁目渡辺3号」として住所地番に残っています。


この白鷺は、去年岡山吉備路で撮影したものです。