秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
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閉業のお知らせ

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渡辺党からミセスワタナベまで

2011-04-09 | 古代史のミステリー
東北沖で巨大地震があってすぐに円高へすすみ、3月17日の早朝には一時76円25銭をつけ驚きました。
この先どうなっていくんだろうという不安が日本中をおおいました。

これって、ミセス・ワタナベ(Mrs. Watanabe)のせいという話です。

ミセス・ワタナベとは、2007年ごろより話題になった日本におけるFX個人投資家のことです。

何もわからない素人でも気軽に始められる投資として絶大なる人気を誇るFX。

「為替取引の世界において、これまでプロだけの動きで市場が決まっていたのが、彼女たちが参加するようになって、不可解な動きをするようになったから、関心が深まり、ふたを開けてみるとさらに予想外のトレーダーたちであったので、驚愕と蔑視の意味を込めて、日本の主婦トレーダーをミセス・ワタナベ、と呼ぶようになったのである」
詳しくは→東洋経済のページ


坐摩神社が移転させられて、渡辺一族も一緒に動き、地名地番にまで残っているというのって、不思議だなと「渡辺」を検索していて知りました。

 

天満橋あたりは、古代、渡辺津、または小江は新羅江(しらぎえ)ともいったようです。
新羅から天之日矛(アメノヒボコ)がアカルヒメが逃げた地と聞いて追いかけてきた伝説の地です。
渡(わたり)の神が邪魔をして難波には入れず、ぐるっと廻って但馬の国に行きましたとさというお話です。


三井寺のサイトに大阪府の新羅神社について詳しく書かれた稿があります。
古代この地域には新羅から来た人々が暮らしていたといった話です。
大阪府の新羅神社


(社)解放・人権研究所のサイトでは人権のゆかりの地ということで、中尾健次氏(大阪教育大学)が書かれています。
渡辺村のふるさとを訪ねて
「古くから軍事・交通の要所として知られ、座摩神社や天満宮の神官でもあった渡辺氏を中心に、「渡辺党」と呼ばれる武士団が形成されていたのです。あくまで推測ですが、ここには座摩神社の“キヨメ”として、清掃や皮革加工などにたずさわる職人がおり、こうした“キヨメ集団”が、のちの「渡辺村」の核になったと考えられています」


ワタナベの侠気や妖気に触れた「渡辺党」伝説は面白かったです。
一部抜粋してみると
「源氏の武将である渡辺綱は、のちに『渡辺党』と呼ばれる軍団を率いていた。
平氏掃討後の瀬戸内海の水運を牛耳った『渡辺党』は、日本海・太平洋にも水軍を派遣し、あるいは海賊となり、列島各地に拡散していった。
その後の水軍の多くが「渡辺党」を源流にしていると言われ、九州の水軍「松浦党」も「渡辺党」の流れを汲むらしい。
日本列島の沿岸に暮らす漁民や川筋に暮らす水運業者たちにとって、「ワタナベ」は特別な意味を持つ姓だったかもしれない。
現代の我々が「山口組」というときのような意味を、「ワタナベ」は持ったのかもしれない。
であるとすれば、おそらく多くの海賊・悪党が「ワタナベ」を騙っただろう…」

たかがワタナベ、されどワタナベ、深いでしょう。
興味はつきませんねぇ~