ロープウェーを降りて、アップダウンある道わずか1km程度らしいけどかなり歩いた気がする
やっと坂を下りたところに摩尼殿あります。
清水の舞台を思わせる懸崖造りの堂が迫力あります。
こんな山上まで大きな太い木をどのようにして運んだのでしょう。
寺紋、変わってますね。
本尊は六臂如意輪観世音菩薩。
開創の性空上人は、天人が桜樹を礼拝するのを見て、根のあるままの生木に観音像を刻まれました。
そのため岩山の中腹に舞台造りの建物を建立したそうです。
「まに」とは梵語で、どのような願いもかなう如意宝珠をあらわします。
すでに1時を過ぎていたので、お昼食べようと はずき茶屋へ。
最初の画像の右下あたり、写ってませんが橋のたもとにあります。
私が頼んだのは、きつねうどんセット900円。
おむすびは炊きたてご飯で握る固さも塩加減もちょうどよかった。
付き合わせ小鉢ものは、牛蒡きんぴらやひじき、わけぎぬた、などどれもおかささんの味、素朴で美味しかった。
同行者はおでんセット1,000円にしました。
うどんのかわりにおでんと味噌汁がついてます。
先の記事で通りすがりさんがコメントで書いて下さったように、
おでんを生姜味で食べるのは姫路独特のものらしい。
醤油ベースのおでんに、生姜スリおろしがふりかけられてました。
あったまって美味しいと言ってました。
今回のお出かけは事前予習しなかったのでいろいろ知らないことありました。
圓教寺パンフレットにで~んと載ってる建物はどこにあるのか
はずき茶屋の人に聞くと、摩尼殿からもう少し奥へ10分近く行ったところ、
大講堂、食堂、常行堂の三つの建物は見ごたえありますよとのこと。
なるほど~ここがラストサムライ2003年のロケ地だったのね。
岡田准一さん主演の映画「天地明察」ロケ地の貼紙みました。
ラストサムライでは勝元(渡辺謙)の住居という設定で、1階の写経道場がロケに使用されました。
食堂(じきどう)とは、修行僧の寝食のための建物。
1174年の創建で、2階建てが珍しく、しかも全長40mという長大なもので長堂とも呼ばれています。
建物は創建以来数百年間の間未完成だったものが、昭和38年の解体修理時に本来の完成形になったそうです。
1階が写経道場で、2階が寺宝の展示館として使われていて無料見学できます。
常行堂は、五間四方宝形造の大規模な建物は比叡山延暦寺と同じ様式
ラストサムライでは勝元が阿弥陀如来座像の前で般若心教を称えるシーンや、
勝元とオールグレン(トム・クルーズ)との会話シーンが撮影されました。
常行三昧(じょうぎょうざんまい=ひたすら本尊である阿弥陀仏の名を唱えながら本尊を回る修行)をするための道場です。
さらに奥の院には開山堂があります。
軒下には四隅に左甚五郎作と伝えられる力士の彫刻が残るという貼紙をみました。
皆疲れていたし、先の予定もあり行きませんでした。
ラストサムライに登場する開山堂は雪のシーン。
地面にビニールを敷きビールの泡状のものを敷き詰め雪に模した。
わずか3秒のシーンに数日かけたそうです。
開山堂は、圓教寺を開山した性空上人を祀る堂で、
創建以来と伝えられる灯明が燃え続け今も朝夕欠かさず勤行が行なわれています。
そう聞くと、無理してでも行っとけばよかったなと悔やまれます。
書寫山圓教寺のウェブサイト概要には、
ラストサムライのロケ地として選ばれたことを以下のように書かれています。
「新しい人工の入らない、自然の中にたたずむ建物との調和した時代的な雰囲気が気にいったようです。
自然遺産と文化遺産が別々ではなく、うまく調和を保っているのだと誇りに思っています。
大講堂には釈迦如来像がありその昔、対面している常行堂の舞台では奉納の舞楽が演じられたと伝えられています」