秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
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閉業のお知らせ

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大念佛寺の万灯会

2013-08-16 | 日々是好日
大阪市平野に融通念仏宗総本山・大念佛寺があります。
今年初めて万灯会法要に参列してきました。






本堂は総欅造りの銅板葺き、大阪府下最大の木造建築。
国の登録有形文化財指定を受けています。

早く着きすぎてウロウロしてたら、
7時からの法界施餓鬼法会にも参列させてもらえました。




残念ながら法会中の画像ありません。
五体投地みたいに頭を床につける祈祷から始まりびっくり。
いろんな所作や読経など約50分間続きました。
こうした法要が綿々と受け継がれてきてたんだと、長い歴史に愕然としました。

8時から本堂前で万灯会の祈祷が始まります。



ここでも参列者は皆、お焼香させてもらいます。

空には半月がかかってました。




施餓鬼のいわれ」by大念寺だより
お盆の季節になると、寺々では施餓鬼がつとまります。

施餓鬼というのは、六道(生前の業因によって受ける六つの迷いの世界) の一つである餓鬼道におちて苦しむ亡者に、食物や水を手向けて供養する法会(ほうえ)のことをいいます。
貪欲さかんな者、施(ほどこ)しの心がなく、もの惜しみする者がおちる世界が餓鬼道です。

この法会は、「救抜焔口餓鬼陀羅尼経」(くばつえんくがきだらにきょう) の説に基づくものです。
焔口餓鬼はやせこけて、口から火を吐き頭髪は蓬(よもぎ)のように乱れ、 喉は針のように細く、しかも飲食しようとすると、食物は炎になってしまうため飲食ができず、常に飢えと渇きに苦しむのです。

仏弟子の阿難(あなん)尊者がその苦しみを救う方法をお釈迦さまに問い、始めたものとされています。

しかし施餓鬼はいつの頃からか、本来の餓鬼を救う法会という趣旨を離れ、広く先祖供養の大切な法要として定着してきました。
すなわち亡き人の得脱(とくだつ/苦を離れて安楽を得ること)に主眼が置かれるようになりました。