秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

秘仏国宝救世観音像特別開扉

2009-04-13 | 世情雑感
仏像つながりで、法隆寺の救世観音像です。

夢殿の本尊「救世観音像」は聖徳太子等身の像と言われ、
明治初年までの数百年間、白布にくるまったまま秘仏とされてきました。        
現在は春秋の特別な期間だけ公開されています。
ちょうど今4/11~5/18まで、秘仏国宝救世観音像特別開扉でお目にかかることができます。

この像は体正面のみで、胴体は中空で背中が無い。
また光背(観音像のうしろの飾り)はふつう支え木によって固定されますが、この像は後頭部に釘で打ち込まれています。
厨子の中にぴったし納められているので正面しか見えないだろうけど。


光背の模様は浮彫りで5つの部分に区切られています。
中心に蓮華、その外側に6龍が絡まった模様はたいへん珍しいものだそうだ。

紀元前4世紀ぐらいからの、とても古い龍模様を伝承するものだそうで、敦煌壁画、日本の多くの金銅仏光背にもみられない特異なものらしい。


冠の一番上にあるマークは、ペルシャ王族の印にそっくりな月と日のマークだとあるサイトにのっていた。

こうしたことを聞くと実際確かめたくなる。
梅原猛著「隠された十字架~法隆寺論」の陰謀説を感じてこようかな。

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (の~す)
2009-04-14 12:49:49
きれいな状態で
残っていますね

これは何の木で出来ているのだろう?
返信する
の~すさんへ (おざさ)
2009-04-14 17:52:58
何度か法隆寺いったことありますが、この仏像はまだお目にかかってないのです。

くすのきを用いた飛鳥時代の木彫像の代表作だそうです。
像高178.8cmには後ろの光背を含むだろうから
だいたい人間の背の高さと同じですね。
それで聖徳太子等身の像と言われるのかも。
返信する
「隠された十字架」 (ミミー)
2009-04-17 18:37:47
梅原猛さんの「隠された十字架」私も昔熟読しました。このブログを読んで、本箱探したのに、何でか、「ない!」のです…。また読み直そうかと思ったのに…。昔から、どうして救世観音の首に釘が打ち込んであるのかと、疑問を持っていたのが、この本を読んで「そうだったのか!」と目から鱗が落ちる思いでした。またこの仏様が特異な顔をしておられることや、法隆寺の六角の御堂のことも納得させられた感じでした。
是非特別開扉に行って確かめてきて下さい。私も行きたくなってきました。
返信する
ミミーさんへ (おざさ)
2009-04-18 13:02:15
私も昔「隠された十字架」読んで読み返そうと思って探したけど見つかりませんでした。
へぇ~、すごいなぁと思ったけれど、内容はすっかり忘れてました。
返信する

コメントを投稿