面接室に現れた少年は、ネイビーブレザーにチノパン、白のカッターシャツ。
なんともこざっぱりスマートないでたちでした。
グレーな作業着ではないのね、と聞きそびれました。
制服なんだろうか。
塀の外は、ノロウイルスにインフルエンザ蔓延で、どちらもマスク着用。
初対面で目しか見えないのは残念でした。
浪速少年院は大阪府茨木市にあり、初等・中等少年院が併設されています。
収容期間は最低で1年間、平均で13ヶ月程度。
日本で最初に出来た少年院だそうです。
収容定員が160名と比較的多く、
「少年院の御三家」と呼ばれる日本3大少年院(多摩少年院、浪速少年院、瀬戸少年院)の1つ。
収容されている少年の特徴としては「年齢が高い」「IQが高い」「無職」
「保護環境が悪い(父母が引き取らない、少年院に残りたくて犯罪を重ねる)」と書かれてありました。
彼の母親は更生に一生懸命取組んでます。
事件起こした時はそう判断されたのかなぁ~
豊かな時代に育った若者がこうした施設で生活することは辛いことでしょう。
と同時に今までのありがたさを実感し感謝の念も生まれてきます。
塀の外に出たときに誘惑に惑わされず、強い気持ちで乗り越えて欲しいものですね。
今回の少年も、今まで本を読む習慣がなかったけれど、
今はそれしかすること無いので本が友達だと。
塀の中にいると安寧なんだろうと思えました。
昔と違って、TVはじめPCやゲームや、いろいろ誘惑あるもんね~
去年秋に聞いた所では、今時の小中学生のスマホ普及はものすごい。
そしてスマホにとらわれてる子も多いようです。
ラインのメッセージは見ると既読となるのですぐ返事せんなあかんとかで。
私は、40年前に浪速から出た者ですが、半端な教育ではありませんでしたよ。
OBとして、中途半端なブログは載せるべきではないです。
実体験された方ににとっては、おためごかしな内容に、なんやねんとウンザリされたかもしれませんね。
この記事は少年院へ面接行った時の記録で、個人情報でないよう気を配りました。
面会と違って見学の時は感じることもあり、いつも少年院側の話を鵜呑みしてるわけではありません。
例えば広島少年院の記事でご確認いただけます。
ネット販売で実店舗ありますよと補強する意味で2005年春に始めたブログです。
そのため匿名ではないので、あまりとんがった考えは書かないように気をつけています。
ブログ炎上も嫌だし、家に火を付けられても困るし。
ということで、成長記録というよりは、ボケ防止にがんばる老化記録ブログとでもご理解賜れば幸いです。