今年でデビュー9年目を迎えるVerveレーベルの女性ジャズ・シンガーakiko。早くからスタンダード・ジャズだけではなくポップなオリジナルや須永辰緒氏や小西康陽氏といった先鋭的なクリエイターと作品を作ってきた。
そんな彼女がノルウェーのJazzlandレーベルの総裁ブッゲ・ヴェッセルトフトと二人で「Words」というアルバムを昨年末にリリースした。ブッゲはジャズにエレクトロニクスやクラブビートを大胆に取り入れた「フューチャー・ジャズ」というスタイルの先駆者だが、最近はソロでピアノを中心にエレクトロを加味したシンプルなスタイルに移行してきた。akikoはデビュー当時からJazzlandレーベルに関心を示してきたが、遂にコラボレーションが実現した。
今回のツアーはそのレコ発である。akikoのライヴには数回行ったことがあるが、ラテン・ビートの元気な演奏が印象に残っている。それが今回は二人きりのしっとりとしたクールなステージ。akikoは自分で所々ハーモナイザーを操り美しいコーラスをつけていく。ブッゲは北欧らしい静寂に満ちたプレイでakikoのヴォーカルを優しく包み込む。クリスタルな響きが会場を満たす、心地よい時間だった。
たまにはこういう落ち着いたライヴも一興だ。
北欧と
日本が互いに
響きあう
特に「ノルウェーの森」のアンビエントなカヴァーが素晴らしかった。
そんな彼女がノルウェーのJazzlandレーベルの総裁ブッゲ・ヴェッセルトフトと二人で「Words」というアルバムを昨年末にリリースした。ブッゲはジャズにエレクトロニクスやクラブビートを大胆に取り入れた「フューチャー・ジャズ」というスタイルの先駆者だが、最近はソロでピアノを中心にエレクトロを加味したシンプルなスタイルに移行してきた。akikoはデビュー当時からJazzlandレーベルに関心を示してきたが、遂にコラボレーションが実現した。
今回のツアーはそのレコ発である。akikoのライヴには数回行ったことがあるが、ラテン・ビートの元気な演奏が印象に残っている。それが今回は二人きりのしっとりとしたクールなステージ。akikoは自分で所々ハーモナイザーを操り美しいコーラスをつけていく。ブッゲは北欧らしい静寂に満ちたプレイでakikoのヴォーカルを優しく包み込む。クリスタルな響きが会場を満たす、心地よい時間だった。
たまにはこういう落ち着いたライヴも一興だ。
北欧と
日本が互いに
響きあう
特に「ノルウェーの森」のアンビエントなカヴァーが素晴らしかった。