●you me & us
10月31日にスタートしたデヴィッド・アレン+クリス・カトラー+ユミ・ハラのyou me & us Japan Tourは本日渋谷Li-poに於ける30人限定ライヴで幕を閉じた。筆者は初日しか行けなかったが、SNSに寄せられた数多くの投稿を見れば、全国各地で如何に素晴らしい演奏を繰り広げたかがわかる。個人的には75歳のデヴィッド・アレンの元気な姿にインスパイアされ、物事を様々な角度で分析しふたつの有益な論証を行うことが出来た。誠に有意義な13日間であった。
デヴィッド・アレン妄想その1「老人力」→コチラ
デヴィッド・アレン妄想その2「陰謀説」→コチラ
妄想納めとして『君と僕と私たち(You Me & Us)』仲間を調べてみた。
●You Me & Us
Carlee Hendrix、Ignacio Caniza、Alyssa Midcalfからなるカリフォルニア州パーム・スプリングス出身のノイズ・ポップ・トリオ。カーリーは12歳の時ミッシェル・ブランチの影響でギターを始めた。アンダーグラウンド・パンクのファンだったイグナチオと高校時代に出会い、公園デートを重ねるうちに恋仲になる。2010年にYou Me & Usを結成。ローカル活動を続け、2011年1st EP『Paperweights』をリリース。インディー・シーンで話題になり、テキサスで開催の国際音楽見本市SXSWに出演。アリッサをベースに誘い正式にトリオとなる。今年6月2nd EP『Stay Inside』をリリースし、SXSW2013及び地元パーム・スプリングスで開催されたコーチェラ・ミュージック・フェスティヴァルなどに出演。透き通ったノスタルジックなノイズサウンドと甘い歌詞が魅力。カーリーは「明るいポップミュージック、シンプルなコード進行、簡単なメロディが基本だけど、叙情的で、奇妙な感じが好きなの。それがモダンなノイズポップよ」と語る。30年前ゴングやヘンリー・カウが追求した非主流派ロックが、カーリーたちの不思議さと甘さが融合したちょっとセンチなサウンドに継承されている。
★インタビューはコチラ
●Martine McCutcheon "You Me & Us"
イギリスの歌手兼女優のマーティン・マッカーチェン(37)の1999年のデビュー・アルバム。1stシングル「完璧な瞬間(とき)(Perfect Moment)」はイギリス、アイルランド、スイス、イタリアでNo.1ヒットし、アルバムも全英2位ダブル・プラチナムの大ヒット。ブロンディのデボラ・ハリーに憧れて歌手を目指したマーティンの王道のガーリーポップス路線は英国版セリーヌ・ディオンという感じ。♪あなたと一緒の時がわたしの完璧な瞬間(とき)なの♪と唄われるこの曲はイギリスでは結婚式の定番。日本では殆ど知られていないが、イギリスのテレビや映画ではお馴染みの顔である。
●Richard Thompson "You? Me? Us?"
英国のシンガーソングライター、リチャード・トンプソン(64)の1996年の8thアルバム。プロデュースはロス・ロボス、スザンヌ・ヴェガ、エルヴィス・コステロなどを手掛けた売れっ子ミッチェル・フルーム。エレクトリック盤とアコースティック盤の2枚組で、フェアポート・コンヴェンション時代から定評のあるギター・テクニックと陰影のあるサウンドが堪能できる。当時2歳の息子テディがヴォーカルで参加しているのも話題。
●2gether "U + Me = Us"
アメリカMTVで1999-2001年に放映されたテレビドラマ『2gether』の主人公の架空のボーイズ・バンド、2getherのデビュー曲。90年代のニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック、 'N Sync、バックストリート・ボーイズなどボーイズ・バンド・ブームのパロディで、5人のメンバーは全員俳優。ひとりアイドルらしからぬおっさんがいるのがイカす。2000年には番組を飛び出してブリトニー・スピアーズのツアーのサポートも務めた。2年前に再結成がアナウンスされたが未だ実現に至っていない。1Dに対抗するためにぜひとも復活して欲しいものだ。
君のため
僕のため
我々のため
You are Me is Us were.