A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

ハナエ@原宿ASTRO HALL 2014.2.9(sun)+【特別付録】ハナエちゃん写真館

2014年02月11日 00時15分15秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


ハナエ
1stワンマンライブ
~ハナエの十戒~



結局『十戒クイズ』の答えが何だったのか一向に明らかにされないままサン・ラー生誕100周年・頭脳警察結成45周年にあたる2014年に突入し、ハナエ初のワンマン公演を迎えた。『答えのない質問(The Unanswered Question)』とは20世紀を代表する指揮者・作曲家のレナード・バーンスタインが1973年にハーバード大学で「音楽的音韻論」「音楽的統語論」「音楽的意味論」「曖昧さの喜びと危険」「20世紀の危機」「大地の詩」の6つのテーマで行った連続講義のタイトルである。ボストン交響楽団やウィーン・フィルを率いての実演も含め、研究者・教師としても秀でたバーンスタインが、単にアカデミックな議論ではなく、演奏家だからこそ出来る血や肉の通った音楽論を展開する名レクチャーとして伝説になっている。DVDは廃盤でプレミア価格で取引されるこの講義をハナエが知っているかどうかはわからないが、芸術表現に真摯に身を捧げた者にしか成し得ない問い掛けは、当時55歳のクラシックの大家にとっても、間もなく20歳になるオシャレ系少女にとっても、大きなチャレンジであり、大きなチャンスであることに違いはない。





そんな晴れの日が、よりによって20年ぶりの大豪雪の翌日にあたるとは、生まれてもいない20年前からの宿命を背負った雨女再光臨と言うしかない。日差しにストリートの雪が溶けかけた原宿KAWAii!!タウンのど真ん中、アストロ球団とは無関係の同名ライヴハウスは赤い風船や花花で飾られ、20年前なら乙女チックと呼ばれたであろうオーラを放っている。クレープの甘い香りがしそうなホールは400人を超えるファンで満員。この街に相応しくイマドキ女子が多く、アイドル好きそうな男性ファンと比率は半々。赤いやピンクで着飾った前髪ぱっつん娘たちはアーバンギャルを思わせる。



ハナエ自身のアナスンスによる萌える前説に続き、客電が消えスクリーンにシルエットが浮き上がる。一斉に掲げられる赤いサイリウムが真っ赤なゼリーや血玉フラッグ以上の光度で空気をレッドに塗り替える。上気した笑顔でクールに歌い踊るハナエに観客全員が魅了される。ヲタ芸やケチャやモッシュはないが、観る者全員が浮かべる微笑と手拍子が、紛うことなく世界で一番幸せな時間を共有していることを証明していた。



「周りから悩みがなさそうに思われる」というコケティッシュな声にはある意味キケンな中毒性がある。レア曲といえるカヴァー「神様お願い」と王道J-POP路線の初期ナンバー「BLACK BERRY」をあの声で歌われて、不覚にも心のカギを開けてしまったのは筆者だけではあるまい。推しメン(えいたそ)のように胸いっぱいの♥を捧げたわけではないが、ハナエはもっと心に近いところに棲みついてしまったのかもしれない。今は小動物を愛でるような気持ちだが、いつか異性として意識することになるのだろうか。バンドスタイルで挑むという5月1日渋谷WWWでの次回ワンマン公演が、バンド女子萌え絶賛再燃中の愛好家にとっての試金石になるかもしれない。






Set List
01. 神様はじめました
02. Boyz & Girlz
03. 恋は神聖ローマ
04. oui_oui
05. 渚のシンドバッド
06. 神様お願い
07. BLACK BERRY
08. 疾走感
09. JUVENILE!!!!
10. キストピックス
11. 変幻ジーザス
-アンコール-
12. バースデイソング(キーボード弾き語り)
13. かのような



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ハナエには
羽がなくても
飛べるのさ

【特別付録】ギザかわゆす!! ハナエちゃん写真館
            


 
▼でんぱ組・りさちー(相沢梨紗)と赤仲間!
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