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☆森本藤井デュオ(餓鬼道)
☆ビル
☆青木智幸(UP-TIGHT)+望月治孝
☆溺愛連 :片山修一(The Sludge)、直江実樹
☆平沢唯愛
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静岡からの刺客。UP-TIGHTの青木と孤独なアルトサックス奏者・望月のデュオがほぼ事前告知なしの東京ライヴ。
⇒『望月治孝/PAS [パ]』Disk Review
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2014年この1枚に筆者が選んだCDがこの二人の初音源『青木智幸/望月治孝 - Tomoyuki Aoki / Harutaka Mochizuki』だった。
⇒JazzTokyo「このCD2014国内編#01」
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テクノ歌謡歌手・平沢唯愛の久々の東京でのライヴに、10年来の友人たちを集めたというイベント。ビルは人の良さそうなメンバーが奏でるハードコアパンク。溺愛連と銘打ったセッションは、スターリンやYBO2など、80年代日本のニューウェイヴの曲をカヴァー。直江の演奏する短波ラジオが、ゴングのティム・ブレイクを思わせるスペース・ノイズで心地よい。
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両者の共演を観るのは2回目だが、この会場には珍しく満員御礼の中、水を打ったような静寂が支配する空気の冷たさは、空調のせいではあるまい。二者が離れたままのステージを記憶していたが、青木自ら暗闇に立つ望月の元へ顔を寄せ、音を誘い出す仕草で煽る様子に、両者の心の距離の変化を感じた。
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30分強の演奏の中に籠められた表情の渦を、単に孤高と呼ぶのは間違いだが、かと言って適切な言葉が見つからないまま、言葉足らずの文章を綴るのみ。せめてもの想い出並べた素人写真の何処かに魂の片鱗でも映り込んでいればと、多少の気休めと共に独り寝の床に就くことにする。
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サングラスを外した青木の目はとても恰好いい。また、望月のソロ・ライヴが年内に東京で開催される可能性があるらしい。
ふたりとは
独りの2倍で
すむわけない