A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【米国SSW男子新世代】ケヴィン・モービー/カート・ヴァイル/エズラ・ファーマン

2015年07月28日 00時15分15秒 | こんな音楽も聴くんです


気が付いてみれば本格的に夏になり、じりじり肌が焼ける日々が続いている。梅雨明け前後から、ピアノ女子の妄愁歌おそろしあ娘晴れーション監獄ロッカーの魂ロケンロー自由JAZZ超越交歓ギタ×ギタバトル、と熱いライヴ現場が続き、今週末にはTOKYO IDOL FESTIVALでヲタ活全力の灼熱地獄に身を窶(やつ)す予定。さすがに毎日コレじゃ身が持たない、たまには涼風の爽やかな音楽に身を浸したい、そう思ってようつべ検索に励んだ。普段ならアシッド女子やウィスパー女子の囁きに救いを求めるところだが、異性のエロスすら蒸し暑く感じる重度の熱中症。終いに自棄(やけ)になり男色に走りかけたが、運よく性敵アピールを感じない爽やか系男子に巡り合うことが出来た。そんなひと夏の思い出を絵日記(ブログ)にまとめてみた。

●カート・ヴァイル Kurt Vile


フィラデルフィア生れ。ザ・ウォー・オン・ドラッグスのギタリストとして活躍後にソロ・デビューを飾り、2009年に米老舗<マタドール>に移 籍しリリースした4thアルバム『スモーク・リング・フォー・マイ・ハロー』がピッチフォークで8.4点の高評価を獲得し、さらに老舗Rough Trade Shopの年間ベスト・アルバムの第3位に選出されるなど、ディアハンターやアリエル・ピンクらと共に一躍USインディー・シーンを代表するアーティスト の一人に挙げられることになったカート・ヴァイル。

さらに、13年にリリースした『ウェイキン・オン・ア・プリティ・デイズ』が2作連続でピッチフォークのベスト・ニュー・ミュージックを獲得。それから約2年振りとなる通算6作目の本作はエリオット・スミスなどで知られれるロブ・シュナップフをプロデューサーとして迎え、ロサンゼルスや ジョシュア・ツリーを含む様々な場所でレコーディングとミックスを敢行した結果、東から西まで国境を縦横無尽に行き来するサウンドのアルバムが完成。また、ドラマーとしてウォーペイントのステラ・モズガワも参加している。


■6thアルバム
アーティスト:Kurt Vile(カート・ヴァイル)
タイトル:b'lieve i'm goin down…(ビリーヴ・アイム・ゴーイン・ダウン・・・)
レーベル:4AD / Hostess
海外発売日:2015年9月25日(金)
※日本盤詳細は後日発表

Tracklist
1. Pretty Pimpin
2. I'm an Outlaw
3. Dust Bunnies
4. That's Life, tho (almost hate to say)
5. Wheelhouse
6. Life Like This
7. All In A Daze Work
8. Lost My Head there
9. Stand Inside
10. Bad Omens
11. Kidding Around
12. Wild Imagination

■バイオグラフィー
1980年1月3日フィラデルフィア出身。ザ・ウォー・オン・ドラッグスのギタリストとして活躍後にソロ・デビューを飾り、2009年に米老舗<マタドール>に移 籍しリリースした4thアルバム『スモーク・リング・フォー・マイ・ハロー』がピッチフォークで8.4点の高評価を獲得し、さらに老舗Rough Trade Shopの年間ベスト・アルバムの第3位に選出されるなど、ディアハンターやアリエル・ピンクらと共に一躍USインディー・シーンを代表するアーティスト の一人に挙げられることになった。ソニック・ユースのサーストン・ムーアとキム・ ゴードン、J・マスキス(ダイナソーJr)、パンダ・ベア等がファンであることを公言している。




●エズラ・ファーマン Ezra Furman


<海外評価>
■『パーペチュアル・モーション・ピープル』は常に驚きに満ち、絶え間なくメロディカルな快楽をもたらす作品だ – NME 8/10
■ファーマンは60年に渡るポップ音楽をブレンダーで混ぜ合わせることによって、パーソナルな苦悩を40分という絶え間なく魅力的な創造力にしあ げた –The Line of Best Fit 9/10
■ファーマンのコラージュ的アプローチと、ジョナサン・リッチマンのようなヴァラエティに富んだ作品作りはとてもチャーミングで命とチューンに溢 れている...この「現代の歌と踊りの人」はまさに生命力そのもの – Q Magazine 4/5
■『パーペチュアル・モーション・ピープル』はこのジェネリックな世界における正真正銘、唯一無二のサウンド  – The Guardian 4/5 (アルバム・オブ・ ザ・ウィーク)
■彼の小悪魔的な詩人の賢明さがはっきりと伝わってくる...ファーマンの古き世界のロックンロールに対する情熱はジョナサン・リッチマンと比較されるが、しかし彼のサクソフォンを多く用いたアルバムは、また違ったホーンを鳴らしている。それはルー・リードやブルース・スプリングスティーンのワイルドさにも似た方向性といえる – Uncut 8/10


■3rdアルバム
アーティスト名:Ezra Furman(エズラ・ファーマン)
タイトル:Perpetual Motion People(パーペチュアル・モーション・ピープル)
レーベル:Bella Union / Hostess
品番:HSE-38014
発売日:発売中!
価格:2,095円+税
※初回仕様限定盤のみボーナストラックダウンロードコード付ステッカー封入(フォーマット: mp3)、歌詞対訳、ライナーノーツ付

Tracklist
1. Restless Year
2. Lousy Connection
3. Hark! to the Music
4. Haunted Head
5. Hour Of Deepest Need
6. Wobbly
7. Ordinary Life
8. Tip of a Match
9. Body Was Made
10. Watch You Go By
11. Pot Holes
12. Can I Sleep In Your Brain?
13. One Day I Will Sin No More

*日本盤ダウンロード・ボーナストラック
1.Crown Of Love(アーケード・ファイアのカヴァー)
2.Devils Haircut(ベックのカヴァー)

■バイオグラフィー
1986年9月5日シカゴ生まれ。Ezra Furman & The Harpoonsというバンドで活動開始。2007年のデビュー・アルバム『Banging Down the Doors』は地元シカゴを中心に大きな評価を獲得。その後2作のアルバムをリリースするも、ソロ活動を開始。2012年、初ソロ作品『The Year Of No Returning』、2013年セカンド・ソロ作品『DAY OF THE DOG』を発表。2015年7月、サード・アルバム『パーペチュアル・モーション・ピープル』をリリース。




●ケヴィン・モービー Kevin Morby


上記二人はお分かりのように日本でCDリリースされるが、筆者のこの夏のいち推しのケヴィン・モービー君は現状国内リリース予定はない。3人の中では一番若いが、ヒッピーorグランジの流れをくむロングヘアーのカート兄やヒステリック声の女装家エズラ姐とは違って、アー写がちょっと小太り気味で損をしているが、いたって普通の爽やかさではナンバーワン。淡白なほど落ち着いた呟き声は、あっちの世界へ行ってしまったシド・バレット爺やティム・バックレー爺やティム・ハーディン爺の魂を召喚するかのよう。義理の父親はロビン・ヒッチコックに違いない。二枚のソロ・アルバムはLINE MusicやAPPLE Musicのプレイリストにはないだろうから、YouTubeで流しっぱなしにしている。フィジカルLP/CDが買えるうちに買っておくべき逸品である。

 
■1stアルバム
アーティスト名:Kevin Morby(ケヴィン・モービー)
タイトル:Harlem River(ハーレム・リヴァー)
レーベル:Woodsist
海外発売日:2013年11月26日

Tracklist
1. Miles, Miles, Miles
2. Wild Side (O, The Places You'll Go)
3. Harlem River
4. If You Leave, And If You Marry
5. Slow Train
6. Reign
7. Sucker In The Void
8. The Dead They Don't Come Back


■2ndアルバム
アーティスト名:Kevin Morby(ケヴィン・モービー)
タイトル:Still Life (スティル・ライフ)
レーベル:Woodsist
海外発売日:2014年10月14日

Tracklist
1. The Jester, The Tramp & The Acrobat
2. The Ballad Of Arlo Jones
3. Motors Running
4. All Of My Life
5. Drowning
6. Bloodsucker
7. Parade
8. Dancer
9. Amen
10. Our Moon

■バイオグラフィー
1988年4月2日テキサス生まれ。2005年ブルックリンで結成されたフォーク・ロック・バンド「ウッズ」にベーシストとして参加。2008年にヴィヴィアン・ガールズのキャシー・ラモーンとガレージロック・バンド「ベイビーズ」を結成。2013年に『ハーレム・リヴァー』でソロ・デビュー、2014年に2ndソロ『スティル・ライフ』をリリース。同年ベイビーズは活動休止。フェイヴァリット・アーティストはルー・リード、ボブ・ディラン、ニール・ヤング、サイモン・ジョイナー。



シンガーと
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