A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

MoE/BIRUSHANAH/COFFINS/THE DEAD PAN SPEAKERS@東高円寺二万電圧 2016.5.6 (fri)

2016年05月12日 00時31分03秒 | 素晴らしき変態音楽


2016.5.6 (fri) 東高円寺二万電圧
Pagan Result presents
“Oppression Freedom Vol.13 -MoE&Birushanah Japan Tour 2016-“

MoE (from Norway) / BIRUSHANAH (Osaka) / COFFINS / THE DEAD PAN SPEAKERS / ZOTHIQUE
Open.17:00 Start.18:00 Door only.3,000yen (+1d 500yen)



GW終盤に飛び石のようにポツンと置かれた平日の金曜日、仕事中に今夜MoEのライヴ有との情報をキャッチ。4月25日に小岩BUSH BASHで観てから10日間、日本各地をツーマンツアーで共に回ったBIRUSHANAHと一緒に東京に戻ってきた。知っている名前はMoEとCOFFINSだけだが、他の対バンへの興味も募る。
MoE/Merzbow/NoLA/BOMBORI@小岩BUSH BASH 2016.4.25 (mon)

●THE DEAD PAN SPEAKERS


二万電圧(20000V)十八番のハードコア系ばかりかとの予想はいい意味で裏切られた。女性ベーシストを含む4人組インストロックバンド。酩酊感のあるトランスビートと2台のギターのフレーズの重なりが高揚感を喚起する。

●MoE


全国10か所10日連続公演という強行軍をものともせず、重低音をブンブン鳴らしドスの効いた金切声で叫ぶグロは花柄のワンピースの上に銀色のベスト?を着ている。演奏中にベストの胸を叩きながら何やら叫んでいたので、何らかのサウンド効果があるのかも。小岩では彼女の鬼面に釘づけだったが、2回目なので他のふたりのメンバーも観察し驚愕。特にドラムの凄まじさは筆舌に尽くしがたい、という月並みな表現しか出来ず情けない。奔放な叩きっぷりはジャンルは違うがフリージャズの闘士ミルフォード・グレイヴスを彷彿させる。彼らは元々実験/前衛音楽出身で、本国ではアコースティック編成の即興ライヴも行っているという。



  

●BIRUSHANAH


大阪出身のジャンクメタルバンド。ここでの「Metal」とはヘヴィーメタルではなく、メタルパーカッションを指す。畳一畳くらいの鉄板やシンバル状の円盤など、超ヘヴィな金属楽器を運んで全国ツアーしてきたと考えただけで震撼するが、ドラム+メタルパーカッション+ギターのトリオ編成で繰り出すヘヴィロックの弾丸のパワーは凄まじい。

●COFFINS


名前のイメージからサイコビリーと勘違いしていたコフィンズ(棺桶)は、デスヴォイスグラインドコアだった。ヴォーカルとベースがロングヘア、ギターとドラムが坊主頭と対比的。すべてを薙ぎ倒すハリケーンのような演奏の後に残されたロックの死骸の隙間から新たな音楽の種が芽を出していた。
なめブログ「MoE & BIRUSHANAH GOLDEN BLIZARD TOUR 2016 JAPAN at 東高円寺・二万電圧 5月6日」

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