A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

アンビエント・ミュージックの元祖~クラスター

2011年01月11日 01時20分38秒 | 素晴らしき変態音楽
1970年代初頭のジャーマン・プログレッシヴ・ロックの代表的ユニットであるディーター・メビウスとハンス・ローデリウスのデュオ、CLUSTER。元々はコンラッド・シュニッツラーを加えたKLUSTERとして結成されたのだが、コンラッドの脱退により「C」のクラスターとなる。

メロディ、ハーモニー、リズムという音楽の三大要素から脱却し、数々の電子楽器を駆使して奏でられる音響はノイズの始祖でもありアンビエント・ミュージックの元祖でもある。実際に後年、アンビエント・ミュージックの伝道師ブライアン・イーノと共作で作品をリリースしてもいる。

初期の作品は今聴くとかなり荒く稚拙な部分もあるのだが、それ故不思議な郷愁が漂う。二人はクラスターとして3作のアルバムを発表後、1976年にはミヒャエル・ローターを加えハルモニアという祝祭に満ちた電子音響ユニットを結成しており、こちらはテクノのルーツとして再評価された。
1970年代後半にCLUSTERを再結成し現在まで活動を続けている長寿ユニットだ。

クラスター
BOXセットを
買おうかな

Disk Unionの中古セールに出ていたのです。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

村田学+中原昌也、田端満他@落合 soup 2011.1.8(sat)

2011年01月10日 01時10分16秒 | 素晴らしき変態音楽
「2011新年,国内外世代を超えた奇才アーティスト達が新宿 落合"soup"に一同邂逅。ジャンルを超越した東京アンダーグラウンドシーンを垣間見る2DAYSで開催!」と銘打った「histos」というイベントのDAY 1。Hair Stylistics a.k.a.中原昌也氏の新年初ライヴということで期待が高まる。

出演者に外人がいる所為だろうか、観客の外人率が高い。新春イベントらしく大入り満員の盛況ぶりだった。

一番手はHealing Balls (EZRA + Joshua Hume + Sammy Jawhammy)。シンセ2名、ハンドメイド楽器1名でドローン・アンビエントを聴かせる。「ヒーリング音楽をやります」とMCしていたが、悪夢の癒しという感じ。

次に菊地美佐子嬢のダンス。壁面に映像を投射して踊るのだが、DVDの調子が悪く映像が途中で止まってしまう。それでも踊り切った菊地嬢は偉い。

3番手はウッドベース、トロンボーン、ドラムスのトリオ、jd ikezami (池澤龍作 + 岩見継吾 + 高橋保行)。とてもカッコいいフリージャズで駆け抜ける。特に奔放なドラム・プレイが印象的だった。

4番手にいよいよ中原氏が登場。kuruucrew、AKBKのg村田学氏との共演だ。中原氏はまた青いモズライト・ギターをプレイ。村田氏とのギター・バトルを展開。爆音の中に繊細さが忍び込んだ秀逸な演奏。最後はシャウトしながらドラムの上から落下、プラグが抜けていきなり終了。年始は風邪で寝込んでいたと言う中原氏だがすっかり回復したようだ。

トリは田畑満 (ZENI GEVA) + L?K?O? + Cal Lyall (Tetragrammaton) + 中野恵一 (2UP)。ユニット名は"どどめ"。二本のギターとドラムによるラウドな演奏に満員の観客(特に外人)が大騒ぎで盛り上がる。

地下クラブ
熱演に燃える
年の始め

「histos」のDAY 2は1/15にGomikawa with Zbigniew Karkowski、Cosmic Coincidence (ex. C.C.C.C.)などが参加して開催される。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レディー・ガガがえのき茸に似ていると話題に

2011年01月09日 01時09分31秒 | ちょっとしたニュース
レディー・ガガと言えば、世界中にファンが多数いるトップアーティストという事は、ほとんどの人が知っているだろう。

昨年は音楽面でもアルバム『The Fame Monster』が世界一の売り上げになるなど大活躍。また、一部ではオニギリに似ていたり、アルパカに似ていると話題になった。

今、そんな話題のレディー・ガガが、あるキノコに似ていると密かな話題となっている。

それは、なんとバター炒めや鍋に入れても美味しい、食卓の味方「えのき茸」だ。

確かに画像を見てみると、白く細いえのき茸状の物をレディー・ガガが衣装としてかぶっている。肉ドレスを着用した時は動物愛護を訴えた彼女だが、今回のえのき茸衣装ではキノコ愛護を訴えているのだろうか。

音楽面以外でも何かと常に話題になっているレディー・ガガ。今年も変わらずに頑張ってほしいものだ。

日本にも
キノコホテルが
おりまする

Androidの広告インパクトあるなぁ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

灰野敬二/ジム・オルーク/オーレン・アンバーチ他@六本木SDLX 2011.1.6(thu)

2011年01月08日 01時11分38秒 | 灰野敬二さんのこと
2011年最初のライヴは灰野さん。昨年も1月に同じ会場で開催されたジム・オルーク&オーレン・アンバーチとの共演。他に出演はカナダの女性音響アーティスト、クリス・コールと落語家の春風亭正太郎。

SDLXの年明け一発目のイベントであり、昨年末からmixiやTwitterでたびたびの告知、さらに当日にSDLXの総合マネージャー、マイク・クーベックさんから直接のメール案内、と積極的なプロモーションが行なわれたので、仕事始め二日目の平日、しかもこの冬一番の冷え込みの中ではあったが、丁度座席が埋まるくらいの動員でひとまず成功といったところ。

昨年1月24日SDLXでのトリオのライヴが2枚組LPになり、この日特別価格で先行発売。タイトルは「またたくまに すべてが ひとつに なる だから 主語は いらない」。タイトルは当然灰野さん。綺麗なアートワークはSunn 0)))のStephen O'Malley氏デザイン。内ジャケットやレコード・スリーヴには素晴らしい写真があしらわれた豪華な装丁。全世界で500枚限定というから瞬く間にソールド・アウトだろう。正式な発売日は3月中旬とのこと。

まずはクリス・コール嬢。名前から男性だと思っていたらスリムな美人女性だった。机の上を引っかく音を増幅させた微小音ノイズ。特に盛り上がることも無く静寂のまま終了。

続いてステージに高座が作られ落語が始まる。新春らしい試み。春風亭正太郎さんは以前もSDLXで落語を披露したことがあるそう。落語を生で観るのは初めてだったが話の上手さが直接伝わってきて中々面白かった。六本木で落語というミスマッチも新鮮。

さていよいよお待ち兼ねのトリオの登場。灰野g,vo,エアシンセ、ジムb、オーレンdsという昨年と同じロック・バンド編成。これが凄まじかった。ジムとオーレンのリズム隊は自己主張よりもバックに徹してしなやかなグルーヴを生み出し、その上を灰野さんが暴れまくる。盛り上がるところはこれ異常なくらい凶暴に、引くところは引き潮のように静謐に、メリハリの聴いた演奏が100分に亘って展開された。まったくだれるところは無く、緊張感に満ちていた。私は灰野さんのアンプの真ん前で聴いていたので余りの音圧に意識が遠のく瞬間もあったがこれがまた至福の時なのだ。

終了後楽屋で灰野さんは上機嫌。LPにも快く大きな字でサインしてくれた。ジムとオーレンのサインももらい大満足。
灰野さんは2011年早々からやる気満々なようだ。一週間後の不失者@心斎橋クアトロが楽しみでならない。

強烈な
新春ライヴ
大吉だ

会場には成田宗弘氏、中原昌也氏、朝生愛さんの姿もあった。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アメリカのロックバンドが踊るダンスがいろんな曲に合うとニコニコ動画で密かなブームに

2011年01月07日 01時00分44秒 | 動画の歓び
アメリカ、シカゴ出身の4人組のロックバンド『OK GO(オーケー・ゴー)』が踊るダンスが、いろんな曲に合うとしてニコニコ動画で密かなブームとなっている。

そのダンスは2005年8月にリリースされた2ndアルバム『Oh No』に収録されている『A Million Ways』という曲のダンスで、あんまりカッコ良いダンスとは言えないのだが、なぜかイロイロな曲に合うのである。

すでにいくつものダンスと曲を組み合わせたMAD動画が投稿されているが、その中でも「このシンクロ率はすごい!」と感じた動画をいくつかご紹介しよう。




ちなみに元のPVは↓


東洋の
奇妙なな曲で
踊らされ

なかなか愉快なバンドである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インディーズシーンを賑わせる“謎のオオカミ?バンド”

2011年01月06日 00時30分24秒 | ちょっとしたニュース
メンバー全員がオオカミ? の謎のバンド MAN WITH A MISSIONが12月27日、東京・渋谷で開催されたイベントに登場した。

MAN WITH A MISSIONはすべてが謎に包まれている5人(匹)組バンド。メンバーは全員オオカミ? で、ヴォーカルのTokyo Tanaka(トーキョー・タナカ)、ベースのKamikaze Boy(カミカゼ・ボーイ)、ギターのJean-Ken Johnny(ジャン・ケン・ジョニー)、DJのDJ Santa Monica(DJサンタモニカ)、ドラムのSpear Rib(スペアリブ)という編成だ。

11月3日に発売した1stミニアルバム「WELCOME TO THE NEW WORLD」はレコードショップで軒並み品切れとなり、インディーズ最大の音楽試聴サイト「audio leaf」ではいきなり総合月間ランキング1位(12月1日付)を獲得。

27日のライブでは「WELCOME TO THE NEW WORLD」から5曲を披露。詰めかけた観客をノックアウト。11月には早くも米国ツアーを敢行。メジャーデビュー前から国境を飛び越えて精力的な活動を見せている。最近は日本テレビ系の「音龍門」(12月20日から4週連続OA)をはじめメディアにも露出しているほか、大みそかには渋谷某所でyour gold my pinkらとカウントダウンイベントへ出演した。(Nari nari.com)
MAN WITH A MISSION MySpace

オオカミが
ウケるかどうか
乞うご期待

元ジャパンのベーシスト、ミック・カーン氏が52歳で亡くなった。謹んで哀悼の意を表します。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

壮絶なる愛~映画「エンドレス・ワルツ」

2011年01月05日 01時21分29秒 | 映画やDVDのこと
フリージャズ・サックス奏者、阿部薫と小説家、鈴木いづみの愛憎の形を描いた1995年の映画「エンドレス・ワルツ~殺したいほど、愛したい」をビデオで借りてきて観た。未DVD化で、私がずっと観たかった映画である。

監督は若松孝二、主演は町田町蔵と広田玲央名、灰野さん率いる不失者の演奏シーンがあることでも知られる。サックスの演奏シーンはアケタの店やPlan Bで撮影され、音は実際の阿部薫の演奏を使用、二人の生活の場は
旧同潤会アパートで撮影され、昭和の香りが濃厚に漂う。

阿部薫は音楽的には天才であったが、癲癇持ちで、私生活では嫉妬深く、酒とクスリに溺れた自堕落な生活を送っていた。いづみとの生活はセックスと猜疑心と暴力に彩られたもので、日本版「シド&ナンシー」といった趣き。町蔵時代の町田康氏の狂気に満ちた迫真の演技が凄い。結局29歳でクスリの中毒で逝去してしまい阿部は伝説となった。鈴木いづみも精神を病んで1986年首つり自殺。残された無垢な目をした娘の表情が心に残る。

原作の小説が出版された時には二人の娘さんから名誉毀損で訴えられたというからDVD化は難しいのかもしれないが、大きなレンタル・ビデオ店なら置いてあると思う。一度は観ておくべきカルト映画である。

阿部薫
鈴木いづみ
昭和の香り

15年前灰野さんはまだ髪が黒かった。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

正月の過ごし方 その2:映画とフリージャズ

2011年01月04日 01時56分57秒 | 映画やDVDのこと
三ヶ日の最後の日は活動的な一日を過ごした。

深大寺へ初詣。思っていた程混んでなくてスムーズにお参り出来た。おみくじを引いたら凶が出た。願い事:かないがたし、失せもの:出がたし、待ち人:現れず、と絶望的な内容の中に何故か、子宝:多し、と。せっせと子作りに励みますか。

吉祥寺バウスシアターでクリスティーナ・アギレラ、シェール主演映画「バーレスク」を鑑賞。アイオワ出身のアギレラがロサンゼルスに出て、シェール経営のミュージック・ホールのスターになり、経営の危機を救うという単純なストーリーだが、豪華絢爛な歌唱シーンがPVを観ているような楽しい映画で飽きることがなかった。

Tsutayaで長年観たかった阿部薫の映画「エンドレス・ワルツ」、石井聰亙監督の「爆裂都市」、異形のシンガーソングライターの伝記「悪魔とダニエル・ジョンストン」を借りる。

夕食は焼き肉屋へ。お腹いっぱいになって満足。

家へ帰ってテレビを付けるとNHK教育で坂本龍一さんの音楽講座「SCHOLA」全編放映をやっていた。山下洋輔さんが出演してフリージャズを演奏している。素晴らしい。

正月が
過ぎてこれから
仕事だよ

気を引き締めて乗り切ろう。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

正月の過ごし方

2011年01月03日 01時08分26秒 | ありきたりな日常
今年の正月は喪中だから余り正月気分はない。

テレビでは同じような芸人のバラエティ番組ばかり。つまらないので昨年から溜まっているCDやDVDを視聴。Pere UbuのDavid Thomasの調子はずれで破天荒なヴォーカルにCaptain BeefheartやFugsの影響を感じて和んだり、ゆらゆら帝国の10年前のライヴDVDを観て懐かしさに酔ったり、ライヴでMDに録音したTADZIOの音源をCD-Rに焼きながら甘い想いに浸ったり、眠たくなったら眠ったり、ヤフオクに出品したり、家から一歩も出ないで2011年の最初の二日が過ぎて行った。

明日は初詣に出かけて、デパートで香典返しの品を手配して、一人暮らしの母を見舞いに行かなきゃならない。脱寝正月である。CDやDVDは当分買わないと決心したので、レコード屋には近づかないつもり。

最初のライヴは6日(木)。それまではネタもないのでブログを書くのも一苦労だ。

正月は
心静かに
清くあれ

麻倉憂ちゃんのDVDが近くのTsutayaにないのでまだ動く憂ちゃんを観たことがない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2010年Music Life総括

2011年01月02日 00時41分55秒 | Weblog
2010年が暮れた。歳を取るごとに一年が過ぎるのが早くなってくる。

いろいろなことがあったけど音楽生活に関しては今まで以上に充実した一年だった。

一年間に購入したCD,DVD,レコードは415点。観に行ったライヴは75回、その内灰野さん25回、中原氏28回。
自分でもやりすぎだと思うが、父が他界した年とは思えない活動振りだった。

Best Album:静寂「Mail From FUSHITSUSHA」
Best Live: 中原昌也「お誕生会」6/4 六本木Super Deluxe
Best New Comer: TADZIO

印象に残っているのは、くそノイズ~メルツバウに至るノイズ熱、ジョン・ゾーンBoxに始まるBox Set狂い、割礼などの歌ものへの執着だ。

部屋はCDやフライヤーで一杯、とても寛ぐ場所など無い。買うことで満足してしまい、聴かず仕舞い、観ず仕舞いのCD/DVDも結構ある。誰か何とかして欲しい。

今年はもっと節操を持って音楽生活をエンジョイしようと思う。

買い過ぎだ
観すぎだライヴ
いい加減

生きているだけで幸福だ。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする