A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

不失者・灰野敬二/暴力温泉芸者/メルトバナナ/マゾンナetc.@六本木SuperDeluxe 2014.10.17(fri)

2014年10月20日 01時01分20秒 | 灰野敬二さんのこと


Red Bull Music Academy

レッドブル・ミュージック・アカデミー(以下 RBMA)は若く才能溢れるアーティストたちを支援する世界を旅する音楽学校である。1998 年のスタート以来、ベルリン、ケープタウン、メルボルン、バルセロナ、ローマ、サン・パウロ、ロンドン、ニューヨークなど世界各地でフェスティバル、ワークショップ、レクチャー等を開催。前衛的かつ創造意欲に溢れるクリエイターたちのプラットフォームとなる機関・団体として、世界中にネットワークを広げ、その存在を築いてきた。

16 回目を迎える今年は2014 年10 月12 日(日)~11 月14 日(金)まで東京で初開催決定。


Red Bull Music Academy Japan公式サイト

Wails to Whispers

ノイズと静寂、それは対極の概念。しかしそれらは最終的には大きく異なるものではない。Red Bull Music Academyによる「Wails to Whispers」は、この両極を極限まで追求するアーティストたちと共に、その概念を深く探る。前半の部は「嘆きの音(Wails)」がテーマ。進化し続けている灰野敬二の不失者 (Haino Keiji Trio) を筆頭に、疾走感あふれるオリジナリティでワールドワイドに活動している、Melt-Banana、そしてジャパノイズのベテラン、暴力温泉芸者とMasonnaが、SuperDeluxeのサウンドシステムにプレッシャーを与える。深夜の後半部は、「ささやき(Whispers)」が主題となり参加者は寝袋を持参。そして灰野敬二が弦楽器、HURDY GURDY(ハーディーガーディー)を用いてパフォーマンスを披露。

WAILS: OPEN 19:30, START 20:00-24:00
WHISPERS: 24:00-05:00

出 演:
WAILS:
不失者 (Haino Keiji Trio)
暴力温泉芸者
Masonna
Melt-Banana
MMMOOONNNOOO

WHISPERS:
Robert Rich
灰野敬二 with Hurdy Gurdy

出演ラインナップを見て、おおーっと驚愕して即前売を申し込んだはいいが、趣旨をイマイチ理解しておらず、開演時間を確認する為に開いたスーデラのHPに「寝袋持参」とさりげなく書いてあるのを発見し、頭にでっかいクエスチョンマークが浮かんだ。最近夜が苦手で、深夜を過ぎるとすぐ寝落ちしてしまうので、「真夜中のヘヴィロック」などオールナイトのライヴは避けているのだが、灰野敬二のハーディーガーディーを夜通し聴いてみたいと思い行く決心をした。しかし寝袋など当然持っておらず、手を尽くすも調達出来ず。主催者にツイッターで確認したところ、畳があるので寝袋はなくても参加可能との応えに安心し、枕と毛布持参で参戦。



ツイート通りスーデラの床一面に畳が敷いてあり、まるで道場か修行所のよう。国際的な企画イベントだから外国人客が三分の一を占め、震災前のギロッポンを思わせるコスモポリタンな雰囲気。ステージ間近の畳の上に座り込み開演を待つ。

●MMMOOONNNOOO


20時になると、前触れもなくライヴがスタート。MMMOOONNNOOOはポルトガル人ラップトップ奏者Daniel Nevesのソロプロジェクト。エレクトロノイズ演奏は悪くないが、畳に座ってステージを見上げるのは思いの外辛く、身体の節々が痛み集中出来ない。周りの観客も同じようで、モゾモゾ身体を動かしている。30分余りの演奏が終わるとすぐに立上がり、後ろの方へ移動する。休憩時間中も続々と来場者が入ってくる。

●Masonna


主催者からWAILSではスタンディングでライヴを観るようアナウンスがあり、観客が立上がる。壁に貼ってあるタイムスケジュールによるとマゾンナの持ち時間はセッティング込みで15分。恐らく3分もないであろう瞬間芸パフォーマンスを見逃すまいと前方に押し寄せる。ステージが丸見えなので山崎マゾが暴れ易いようにマイクの高さやアンプの位置を調整する様子が興味深い。セッティングが済み照明が暗くなるといきなりマゾがステージに駆け出して、マイクスタンドを掴んでシャウトする...が音が出ない。いきなり過ぎてPAの操作が間に合わなかった模様。すぐに音が出て、マゾがエフェクターを踏みノイズが炸裂する。音量が小さい気がするが、構わずステージを駆け回りステージに倒れ込み客席にダイヴしたり、嵐のようなパフォーマンスは一瞬で終了。久々に熱狂した3分間だった。

●暴力温泉芸者

(C) Yusaku Aoki / Red Bull Content Pool

イベント告知ページで「暴力温泉芸者」の名前を見たときは、更にでっかいクエスチョンマークが頭に浮かんだ。入口で中原昌也と会ったので理由を聞いたら、主催者からの要望とのこと。海外ではHair StylisticsよりもViolent Onsen Geishaの名前の方が知られているからだろう。中原も余り拘りはないようで、今回だけOKしたそうだ。それよりも壊れたiPhoneを買い替えた出費が気になる様子。一時期デジタル化したが現在はEMSシンセサイザーと多数のエフェクターによるアナログ機材に戻った演奏は、昔の名前で出ているからでもないだろうが、近年稀に見る密度の濃いパフォーンス。忙しく動き回りツマミを操作し、トレードマークのシャウトもキマる。場面転換の多いスタイルは、ノイズと呼ぶよりコラージュ/ミュージックコンクレートと呼ぶ方が相応しい。これほどストーリー性豊かな電子音楽を作れるアーティストは他には思いつかない。
ヘア・スタイリスティックス(中原昌也)インタビュー

●Melt-Banana

(C) Yusaku Aoki / Red Bull Content Pool

メルトバナナも海外での人気が高い。セッティング時から前方に外人客が増えて行く。ココからはバンドタイムと思い、楽しみにセッティングの様子を眺めていたが、いつまで経ってもドラムを準備する様子がない。下手にPCがセットされているのでもしやと思ったら、やはりヴォーカルとギターの二人組になっていた。Yakoが手にしたカラフルな光を発するMIDIコントローラーでプリセット・ドラムを操りながら、トレードマークの高音シャウトを聴かせる。コントローラーを振るアクションと音が同期しているので、気合いが直に伝わり、視覚的にもスリリング極まりない。Agataのギターもバンドの時と寸分変わらずアグレッシヴ。ドラムやベースがいなくても十分生身のロケンローとして成り立っている。デジロックなんかじゃない。外人客に交じって激しいモッシュに参戦。サイコーに気持ちいい。後で聞いたら、筆者が最後に見たI'LL BE YOUR MIRRORの直後にリズムセクションが抜け、二人組で活動しているとのこと。20年以上活動している歴史を感じさせない若々しいYakoの美貌が魅力的。やはりバンド女子推しに戻りそう。

●不失者

(不失者と灰野敬二の写真撮影・掲載については主催者の許可を得ています)

事前にツイッターでリークされた情報によると、出演メンバーは現不失者の亀川千代とKiyasuではないらしい。メンバーチェンジか、と思い覚悟していた通り、ステージに現れたのはスキンヘッドのべーシストと全身タトゥー&金髪ショートヘアのドラマー。髪を後ろ結んだ灰野が合図すると、ドラムが激しいハードコア・ビートを叩き出し、フレットレス・ベースが激しいアクションで唸りを上げる。灰野も初っ端から爆音でギターを掻きむしる。三つ巴のバトルがクラスター化したノイズコア演奏が30分間続く激烈なステージ。2度程言葉を叫んだのみでほぼインスト演奏だった。余りに激しく強靭な演奏に、オーディエンスはメルトバナナを凌ぐ程の興奮状態。聴力が麻痺し目眩がするほど幻惑された。ベースは広瀬淳二(sax)等と共演する望月芳哲、ドラムは元G.I.S.M/現BLASTRTOのIronfist辰嶋。フライヤーでは不失者と告知されたが、タイムスケジュールにはカッコつきでHaino Keiji Trioと記載されており、終演後の関係者のツイートでは灰野敬二ユニットとなっている。この布陣が新しい不失者という訳ではない模様。



灰野敬二トリオの余りに壮絶な演奏に気圧されたのかアンコールの拍手もなく第一部「WAILS」は終了。第二部「WHISPERS」の参加者だけが会場に残る。3分の1くらいに減り、畳に座ってちょうど良い人数。女子の参加者が意外に多いが、男女共にぼっち参戦者が多く、奇妙な静けさが漂う。何となく気詰まりで、近くの客に話しかけたがイマイチ会話が弾まない。照明が暗くなり、壁面に蛍光ペンで書いた図絵がブラックライトで浮かび上がり、極北のオーロラのような雰囲気。そのうち皆が自然に畳の上に横になる。20年前に行った西麻布のクラブでソファーやクッションに横になってアンビエントミュージックを聴いたことを思い出す。

●灰野敬二 with Hurdy Gurdy


予定時間を30分程過ぎて午前1時近くなって灰野がハーディーガーディーを持ってステージに登場。鈴かな音でドローン音を奏でる。初めは座り込んで聴いていたが、そのうち身を横たえ毛布に包まる。目を閉じて聴いていると、仄かなリバーヴの中に微細な音色が絡み合い、身体が浮き上がるような不思議な心地になる。半分眠った意識の中で、自分ひとり宇宙に漂うような孤独感を感じた。いつものように耳障りな軋音を発することなく、ハーディーガーディーはやさしい旋律で終わりを告げた。
A Guide To Keiji Haino(英語・近日翻訳予定)

●Robert Rich

(C) Yusaku Aoki / Red Bull Content Pool

灰野が終了すると照明が一段と暗くなり、カリフォルニアのアンビエント音楽家Robert Richが現れる。80年代から眠りの音楽を研究している睡眠ミュージックの専門家。朝の5時までシンセサイザーを中心に演奏するので横になってリラックスして心を開いて音に身を任して下さい、といった趣旨説明に続いて、静かな電子音楽が流れ出す。クラウス・シュルツェを思わせるが、シュルツェの精神主義とは異なり、特定の思想や感情のない音楽。目を閉じて聴いていると、灰野のような浮遊感ではなく、畳の上に横になった自分の身体の重みを感じるような気がする。そのまま畳に同化してゆきそうだ。つらつらと考えるうちに眠りに落ち、目が覚めた時には、ロバートが演奏終了後のスピーチをしていた。


(C) Yusaku Aoki / Red Bull Content Pool

午前5時過ぎ。観客は三々五々帰宅の途につく。早朝の六本木は夜通し飲んだサラリーマンや深夜業務明けらしき若い男女で思いの外ザワザワしていた。ノイズと静寂・・・両方を楽しみ、一夜を大勢の人と過ごした体験はなかなか面白かった。中原や灰野の今後の活動も楽しみ。メルトバナナも近いうちにまた観に行くとしよう。

オールナイト
寝床があれば
OKよ

▼アイアンフィスト


[11/6 11:03追加]




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最高の日を君に~サーストン・ムーア『ザ・ベスト・デイ』

2014年10月19日 01時04分28秒 | 素晴らしき変態音楽


アーティスト名:Thurston Moore(サーストン・ムーア)
タイトル:The Best Day(ザ・ベスト・デイ)
レーベル:Hostess Entertainment
品番:HSE-60186
発売日:2014年10月15日(水)日本先行発売(海外:10/21)
価格:2,371円+税
*日本先行発売、ステッカー封入、歌詞対訳付

<トラックリスト>
1. Speak To The Wild
2. Forevermore
3. Tape
4. The Best Day
5. Detonation
6. Vocabularies
7. Grace Lake
8. Germs Burn



サーストン・ムーア公式サイト

■ショート・バイオ
ニルヴァーナやダイナソーJrと並びUSオルタナ黄金時代を代表するバンド、ソニック・ユースのフロントマンとして83~11年の間に通算16枚の公式スタジオ・アルバムを発表。ソロで3枚のスタジオ・アルバムと多数のセッション/実験作を発表。12年11月に開催した第3回ホステス・クラブ・ウィークエンダーではヘッドライナーを務めた。13年に新バンド、チェルシー・ライト・ムーヴィングを結成しアルバムを発表。2014年10月、ソロとしては3年半振りとなるアルバム『The Best Day』をリリース。

参加メンバーは、盟友スティーヴ・シェリー(Dr/ソニック・ユース、リー・ラナルド・アンド・ザ・ダスト)、デビー・グッギ(B/マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン)、ジェイムス・エドワーズ(G/ノウト、グアポ)。




本日が
人生最良に日に
なりますように



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少年を誑(たぶら)かしたJAZZ三悪人~ラウンジ・リザーズ/J.B.ウルマー/リップ・リグ&パニック

2014年10月17日 00時45分03秒 | 素晴らしき変態音楽


1980年色白の少年が高校のブラスバンドでボロボロのバリトン・サックスで行進曲を練習していた。ぶりぶりバリバリ、低音がマウスピースを銜えた前歯から頬骨を伝って頭蓋骨にジーンと響くのが堪えられなく好きだった。「スターウォーズ」の映画は観たことがなかったが、テーマ曲の雄大な響きに宇宙を夢見た。家へ帰るとパンクのレコードを聴きながら、高校入学祝いで買ったグレコのファイアーバード・モデルを肩から下げて鏡の前でポーズをとったり、ジャンプと風車奏法を練習したりした。パンク以外にレジデンツやキャバレーボルテールなどオルタネイティブも好きだったが、それを聴く時は部屋の電気を消して、正座して瞑想することが多かった。クラブ活動のブラバンと、自分の部屋で聴くロックは関係ない別の世界だった。アイツ等を耳にするまでは。アイツ等のせいで、ボッチにならない為の社交活動だったブラバンと、自分だけの甘い歓びだったロックが、瞬間接着剤の如くくっ付いてしまったのだ。アイツ等め!赦せない!と気付いた時には手遅れ。麻薬を静脈注射されたようにJAZZの虜になっていた。まさにプッシャー。紅顔の少年を誑(たぶら)かして、厚顔無恥なズージャ中毒に陥れた凶悪犯3組をココに晒す。

●ラウンジ・リザーズ The Lounge Lizards
 

ジョン(sax)とエヴァン(kbd)のルーリー兄弟と元DNAのアート・リンゼイ(g)、フィーリーズのアントン・フィア(ds)等により78年ニューヨークで結成されたジャズコンボ。夜の社交界のジゴロを意味するバンド名、胡散臭い伊達男ファッション、50年代ジャズの嘘くさい模倣で、「フェイク・ジャズ」と称された。曲がコンパクト(長くても4分半)で、サックスの適当なアドリブに「オレでも出来る」と勘違いした者は多数居た。チューニングしていないガギグゲギターもパンクでカッコいい。2ndでリンゼイとフィアが抜けた時初めて結構テクニシャンであることを知った。



●ジェイムス・ブラッド・ウルマー James "Blood" Ulmer
 

ポストパンク時代に彗星のように現れた前衛ジャズ黒人ギタリスト。40年生まれだからパンク時代にはアラフォーだった。何といっても当時ポストパンクの最先端レーベル「ラフ・トレード」からアルバムをリリースしたことが衝撃的だった。黒人少年が「アメリカに居て嬉しいかい?」と手書き文字で語るジャケも印象的だった。弦を一本一本指で掻くようなアタックの強いピッキングにパンク魂を感じた。実は70年代初頭に御大オーネット・コールマンの元でしっかり勉強した由書正しいフリージャズ戦士だという事実はのちになって知った。NHK FMで放送された原宿ピテカントロプスでの来日コンサートのエアチェック・カセットは密かにお宝。



●リップ・リグ&パニック Rip Rig & Panic
 

ポストパンクの到来を告げたPOPじゃないのにポップ・グループが80年に分裂して産まれた三つのバンドのうちのひとつ。取っ付き易さはピッグバッグの方が上だったが、玄人筋(マイナー志向)にはリップ・リグがウケた。最も新鮮だったのは、1st,2ndアルバムが45回転2枚組だったこと。似た形態はPILが『メタルボックス』でやったが、缶入は高くて買えなかったので、一般ピーポーにはリップ・リグが初体験のハズ。いちいち回転数を変えるのが面倒だったが音はいいような気がした。バンド名がローランド・カークのアルバムに因むと知って、吉祥寺のジャズ喫茶メグでリクエストしたがシカとされた。さらに本物感があったのが、これまた御大ドン・チェリーの娘ネナ(当時はネネ)・チェリーの参加だった。2ndには御大ドン親父も参加。83年初来日公演を82年に火災で閉鎖したホテルニュージャパンの地下クラブ「ラテンクォーター」で観た。



少年は
ズージャに気触(かぶ)れ
精通した*




*first ejaculation, Spermarche




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【フリークアウト万歳!】"Dr. Acid Guru" Kudda's LOOK BACK IN PLEASURE #7(1994年秋)

2014年10月16日 00時15分15秒 | 素晴らしき変態音楽


手元の資料では第5回6回が抜けている。そのうちの1回はビデオ版だった。サイケの行商人のような恰好で変形LPジャケ紹介した記憶がある。それで開き直ったのだろうか、この回は完全にレコードコレクション自慢になった。のちにCDやアナログ再発されたものがも多いが、重箱の隅をつつくような選盤は、20年経った今でも続いている。YouTubeにあるか?とググってみたらあるあるある!殆どはFULL ALBUMも上がっているので聴きたければ各自ググって欲しい。フリークアウトの極致であると共に、人類の愚かな一歩でもある。愛惜しむように鑑賞してみよう。

1. THE FREAK SCENE



2. THE RED CRAYOLA



3. THE UNFOLDING



4. MESMERIZING EYE



5. HOLY MODAL ROUNDERS



6. TIMOTHY LEARY



7. MAHARISHI YOGI



8. THE RESIDENTS



フリークス
クスリキレたと
スクリーム










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【激推し!アイドル洋楽COVERS③ 】EURO FEVER~少女隊/荻野目洋子/森川由佳里/松本典子etc.

2014年10月15日 00時32分46秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


浅香唯のスザンヌ・ヴェガ「ルカ」カヴァーで始まったこの企画も読者・フォロワー・友達の皆様のご協力のお陰で三回目を迎えた。実のところ80年代はニューウェイヴとユーロロックとフリーインプロヴィゼーションと地下ロックに塗れた青春を送り、アイドルといえば戸川の純ちゃんしか知らなかったので、こんな企画を立ち上げること自体無茶の極みオヤジではある。『誰にも書けないアイドル論』著者クリス松村氏のような研究家なら、LP B面3曲目あたりに人知れず紛れ込んだ洋楽カヴァーを即座に10や20は数え上げるだろう。どなたか松村氏のお知り合いの方がいたら、この壮大な計画にご協力くださるようお伝えいただきたい。今回はカヴァー娘ではないものの、ユーロビート熱に浮かれた運営サイドのオトナの事情で洋楽カヴァーを歌ったアイドルさんたちをご紹介。
【熱愛!アイドル洋楽COVERS①】浅香唯/倉田まり子/宮沢りえ/小林麻美/原田知世/中山美穂
【ガチ恋!アイドル洋楽COVERS②】カヴァーガールズ五人娘~長山洋子/BaBe/WINK

●少女隊「君の瞳に恋してる」(ボーイズ・タウン・ギャング/フランキー・ヴァリ)


1983年にオーディションで結成。TV露出なしの戦略が裏目に出て不遇の1年ののち、85年に秋元康と組んでブレイク。ミホ、レイコ、チーコのトリオはアジア進出も果たし、筋肉少女帯にもインスピレーションを与えた。「君の瞳に恋してる 原題: CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」はアメリカンポップスのスタンダード曲で、フォー・シーズンズのフランキー・ヴァリが67年に全米2位のヒットにした。82年にボーイズ・タウン・ギャングがディスコ・アレンジで大ヒット。それをカヴァーした少女隊の86年の9thシングル。椎名林檎、ZARD、ハローキティなどカヴァー多数。





●荻野目洋子「ダンシング・ヒーロー」(アンジー・ゴールド)


小学生トリオ「ミルク」出身、84年にソロデビュー。当初はヒットに恵まれなかったが、85年の7thシングルで、アンジー・ゴールドのヒット曲「Eat You Up(素敵なハイエナジーボーイ)」を日本語で歌い、初のトップ10ヒットにして、一躍人気アイドルとなった出世カヴァー。2014年8月リリースの最新アルバム『ディア・ポップシンガー』でも再録している。





●石井明美「CHA CHA CHA」(フィンツィ・コンティーニ)


1986年デビュー。ドラマ男女7人夏物語」 の主題歌「CHA-CHA-CHA」が大ヒットを記録。オリコン年間シングルチャートを獲得。 イタリアのダンスグループ「フィンツィ・コンティーニ(Finzy Kontini)」のカヴァー。





●森川由佳里「SHOW ME」(The Cover Girls)


1984年、ピーター・バラカン司会の音楽番組『ポッパーズMTV』にてアシスタントとしてテレビ初出演。87年歌手デビューし、アメリカの黒人女性ダンスグループThe Cover Girlsのカヴァー「SHOW ME」がテレビドラマ『男女7人秋物語』の主題歌としてヒットし、数々の賞を受賞。石井明美の「CHA CHA CHA」と並んで、バブル時代の代表曲と言われる。





●真弓倫子「アイ・ハード・ア・ルーマー」(バナナラマ)


原宿でスカウトされて芸能界入り、テレビドラマやCMで人気となり87年に鳴り物入りで歌手デビュー。3rdシングルは同じ事務所の長山洋子の「VENUS」のブレイク方式を狙い、同じくバナナラマのカヴァー曲「アイ・ハード・ア・ルーマー」だったが、失敗に終わり、間もなく事務所との契約も切られた。その後Vシネマで女優として活動。





●松本典子「KEEP ME HANGIN’ ON ~誘惑を抱きしめて~」( キム・ワイルド)


84年「ミス・セブンティーンコンテスト」でグランプリ。85年歌手デビュー。「ノリリン」のニックネームで親しまれる。87年の7thシングルは、シュープリームスの「You Keep Me Hangin' On」を86年キム・ワイルドがカヴァーして全米No,1ヒットさせたヴァージョンのカヴァー。しかし歌手としてはトップ10ヒットが出ずじまいで、バラエティ路線に転向、バラドルとして人気を博す。






お立ち台
ボディコン・ミニスカ
扇子だニャー


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BioMechanica(バイオメカニカ)/GEZAN@西麻布 新世界 2014.10.6(mon)

2014年10月14日 00時15分15秒 | 素晴らしき変態音楽


"日本スペイン交流400周年記念"
BioMechanica JAPAN TOUR 2014
Arturo Lanz (Esplendor Geometrico) + Francisco Lopez from SPAIN

BioMechanica / GEZAN

PA:奥成一志
BioMechanica JAPAN TOUR 2014公式サイト



30年以上におよびスペインのアンダーグラウンド・ミュージック・シーンの最前線で活躍しているふたりのミュージシャン、アルトゥーロ・ランス(Esplendor Geometrico)とフランシスコ・ロペスによる最新ユニット「BioMechanica(バイオメカニカ)」が10月に初来日公演をおこないます。

昨年秋、Esplendor Geometrico(ジオメトリコ)はにせんねんもんだいやOGRE YOU ASSHOLE、bonanzas、そして六本木スーパーデラックスでは非常階段とのスペシャルコラボレーション(EG階段)と共演来日で大好評。今回はサイドプロジェクトの形、BioMechanica(バイオメカニカ)で来日です。東京公演はGEZANとの直接対決のみ。

進化したアンビエントといえるダークノイズ・インダストリアルな実験リズムテクノ音響の静寂、迎え撃つは爆裂疾走する真っ赤なエモーショナル・ノックアウトから浮かび上がるどこまでも透き通る世界観。滅多にない、双方新鮮な発光なる貴重な一夜。お見逃しなく。

●GEZAN


六本木EXシアターの並び、SuperDeluxeの斜め向かいにある地下のライヴハウス新世界は初めて。ステージと客席の間に奈落があり、下のフロアからステージを見上げることが出来る変則的な作り。大使館関係を含めスペイン人の客も多いので、海外のライヴハウスのような雰囲気がある。ステージに近い椅子席前方には女子が多い。


(写真の撮影・掲載については主催者の許可を得ています。以下同)

GEZANのライヴは4月の凸-DECO-レコ発ツアーファイナル以来、半年ぶり。その間、6月に「きんぷんかんぷん」という宝探しイベントで原宿探索をしたり、渋谷HMVレコードショップでアナログ7インチを買ったり、DVDやミニアルバムがリリースされたり話題に事欠かなかった。ステージに現れた4人は今まで通り自然体だが、当たり前のように奏でるギターやドラムの音が、かつての鑢のようにヒリヒリした感触ではなく、聴き手を包み込む寛容さに溢れていることに気がつく。半年前に「裸の付き合いしようぜ」「みんなロックンローラーになって下さい」と語った気持ちを確実に実行しているのだ。


GEZAN@新代田FEVER 2014.4.5(sat)

ロックを突き詰め、究極のやさしさを体現する為に彼らが進む道に間違いはない。BioMechanicaのメンバーやスペイン人客も笑顔で身体をシェイクさせた1時間のステージは、お楽しみはこれからだ、という未来の予感に満ちたWKTK空間を産み出した。最新ミニアルバム『ストロベリーエッジ』は、2nd『凸-DECO-』の真っ直ぐなメロディーに、1st『かつてうたといわれたそれ』のカオスを染み込ませたサウンドを展開し、マヒトの飄々とした歌と共に、包容力の大きなスケール感のあるロックバンドへの脱皮を証明した。常にギリギリまで自らを追い込んで活動してきた4人が、周りの状況を楽しむ余裕を持ちはじめた徴であり、それは11月1日に開催される『全感覚祭』に結実する。さらに新ユニットでの新しいお楽しみも有。


全感覚祭2014公式サイト
青葉市子とGEZANマヒトゥが新ユニット結成

●BioMechanica


80年代インダストリアル/ノイズの多くはメンバー写真は愚か、メンバー名ですら公表されないことが多く、醜悪で陰鬱としたレコードジャケットを眺め、残酷で陰鬱とした音を聴きながら、作り手の姿を想像するしかなかった。当然ながらそれは醜悪で残酷で陰鬱とした人物像にならざるを得なかった。こんな残虐作品を産み落とす連中は、社会的不適応者・無能者・畸形者・変態に違いない。「Fool's Mate」や「Marquee Moon」等の雑誌に時折掲載される写真は極度に不鮮明で猟奇的なフリークスの造形だった。

だから80年代ノイズのオリジネーターが20年以上経ってやっと来日して、演奏風景を目の当たりにして、想像とのギャップに戸惑うことが少なくない。Whitehouseのウィリアム・ベネットとConsumer Electronicsのフィリップ・ベストが上半身裸で肩を組んでマッチョな雄叫びを挙げる姿は、殺人鬼ではなく親爺のカラオケを思わせた。2010年のエスプレンドー・ジオメトリコ(以下EG)の来日公演では、精神を蝕むテクノイズではなく、お祭り騒ぎのダンス大会が展開され、闘牛好きなスペイン人のラテンの血を強く感じた。
エスプレンドー・ジオメトリコ@六本木 Super Deluxe 2010.6.5(sat)

ステージには右手にPCを乗せたテーブル、中央と左手にマイクスタンドが立っている。昨年のEG階段は観れなかったので4年ぶりだが、精悍なアルトゥーロ・ランスの顔には見覚えがある。フランシスコ・ロペスは最初は座っていたので判らなかったが、立上がると異常に背が高い。アルトゥーロがマイクを握って仁王立ち。フランシスコがドローンノイズを奏でる。腐食したビートが始まると、アルトゥーロが喉の奥から絞り出すような唸り声を発する。原始人か動物の咆哮のような非人間的な声。ステージを動き回りながら所々でポーズをキメて唸る。最初は滑稽にも思えたが、偏執狂的に繰り返す姿は、強迫観念に蝕まれた狂人そのもの。我関せずとミキサーのツマミを弄るフランシスコも狂っている。後半は享楽的なダンスビートにグルルルルル!!!!という唸り声を誇らしげに発して、1時間のステージは終了。気狂いを演じてもやはり陽気なラテン系の血は隠せない。



カオス系
ラテン系
でんぱ系

▼My KINPUN KANPUN、名前は「クリーミィサチコ」。可愛いヤツ。


[10/28 0:47追加]

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【閲覧無料】とれたて!えいたそ収穫祭☆成瀬瑛美♡写真館 【キュン死注意】#でんぱ組.inc

2014年10月13日 00時27分12秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


でんぱ組.inc『海外活動から原点まで、注目度No.1アイドルたちのいまの心境とは!?』(ORICON STYLE)

(2014年8月16日~10月11日Twitterより)
えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 8月16日
楽しい事どんどん吸収して、世界中どこにいたっ底無しにトキメキたいっていう!



えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 8月16日
凹まず生きれたらそりゃいいけど、ダメな時もあるから好きな物いっぱい作っておくんだーーー見たら聞いたら食べたら、即元気出るような。そんなものに埋れて生きたいんだーーーーー


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 8月17日
本日のえいたそ手作りご飯のメニューはこちら!秋葉原ディアステージにて17:00から食べられるよ!よろしくお願いします☆



えいたそ☆成瀬瑛美 ‏@eitaso · 8月17日
みなさまありがとうございました(*´∀`*)!!!!!!たそヽ(*´∀`*)ノ亭☆美味しく食べて頂けたかな...(ノ∀`*)?


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 8月18日
世界中を元気と笑顔で溢れさせちゃいたい!☆

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 8月19日
お疲れ高松MONSTERヽ(*´∀`*)ノ!!!四国、香川で思いっきり楽しくツアーLIVEをさせて頂いたよー(*´∀`*)。みんなの元気が私の元気!ありがとうございました!!!☆


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 8月20日
ばびゅじゃけえのう(*´∀`*)/。

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 8月20日
広島クラブクアトロでのワンマンライブでしたーーー(ノ∀`*)!!!☆もうテンション爆上げで歌って踊ったよー!みんなへの愛届いたかな(*≧ω≦*)?wお疲れさまでしたっヽ(*´∀`*)ノ!!!☆

成瀬瑛美(えいたそ)がアニメ声すぎでアイドルらしくない?本名と年齢についても!

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 8月21日
ライブツアーはいいねえっっっ(ノ∀`*)!!!

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 8月22日
ライブの後はもうわりとボロボロになっちゃったり(*´∀`*)w


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 8月23日
髪切ったみたいに見えるねっヽ(*´∀`*)ノ!☆


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 8月24日
このルービックキューブ、マスが多いばびゅ!


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 8月24日
世界中に連れてっちゃうけどそれはみんな待っててくれてる君のお陰で

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 8月26日
腕相撲弱い...(ノ∀`*)☆ #えい札幌


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 8月26日
何よりライブが素敵だったし!幸せかも...じゃないよー幸せだっよ(*´∀`*)!☆

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 8月26日
ちょっぴり遠出して、スープカレーを食べに行きましたヽ(*´∀`*)ノ!札幌感感じれたよーん☆ #えい札幌


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 8月27日
ジェスチャーゲームをしたよーーー!!!


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 8月27日
めざせラッキーなピエロ!

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 8月27日
お団子の動きやすさっ


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 8月28日
終わんないでもう!終わんないでもう!ね...夏!☆

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 8月28日
お茶の間のみんなを元気にしたい...!!!叶ってる、少しずつ叶ってるよ!!!

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 8月29日
ライブ楽しいよおお! #ツアー新潟


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 8月30日
夢は終わらない(*´∀`*)!夏はまた来る!今はばびゅーんしないで他の季節を楽しんでからまた会いに行こうねおはえいそーヽ(*´∀`*)ノ!☆

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 8月30日
わーいヽ(*´∀`*)ノ!な様子☆ #始球式 #横浜スタジアムなう


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 8月31日
本当に!日本を元気に!したいんだよおおおおお!!!☆

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 8月31日
24時間テレビに登場させて頂けるなんて本当に本当に夢のようーヽ(*´∀`*)ノ!!!愛は地球を救うよね(ノ∀`*)?観てくださっている方々ありがとうございましたーーー!!!☆ #ntv


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 8月31日
アットジャムくんの目がなんか好き(*´∀`*)w


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月1日
【こないだ見た夢の話】えいそ、少年ハリウッドのコンサートを観に行く→推しのトミー君「君が幸運になりますように!☆」と舞台からブンッと巨大な熊手を投げる→ファンの子達大興奮、私もワクワク!☆→でももしかしてあれ当たったら痛いよね?わー!やっぱ来ないでー!...ギャース(お尻に刺さる

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月2日
何ひとつとして苦じゃない。辛く感じる事も今は何もかも全部青春ってえ幸せ!

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月2日
W.W.Dで泣いてしまったーーー。


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月3日
恋するバビューンクッキー

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月3日
わあい。明日は横浜で日中韓芸術祭だよ、頑張る


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月5日
エキセントリックでマキシマムでトロピカルに。負けじとエネルギッシュでエモーショナル、ハッピークライシス!

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月6日
横浜サイドステージに行ってきたよーヽ(*´∀`*)ノ!!!私たちの衣装が飾られてるしテラス席も素敵だしでトキメキ☆みんなも遊びに来てね!☆


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月6日
一生アイドル!みんなのために!がんばるぞーヽ(*´∀`*)ノ!!!☆

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月7日
髪型変えてみたドキドキwにゃー!ねこ!☆


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月7日
いっくぞいくぞー!


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月7日
バディコンプレックス観ようとしたらgdgd妖精'sのCMキタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!わーいわーいわーい!


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月8日
わあああ...怜ちゃんと撮ったよ!!!超緊張した...!!!


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月9日
美容院でカットカラートリートメントしてきたなうーヽ(*´∀`*)ノ!つややかなトゥディ!わーいわーい長く持つといいな(ノ∀`*)


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月10日
ラビンユー・バビュンユー

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月10日
今日はまるっと一日でんぱの神神撮影でした!みんなに届くのはいつかな、わーいわーい☆お楽しみにねヽ(*´∀`*)ノ!


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月11日
キンキンキラキラ金曜日!輝き曜日、輝いてこかー(*´∀`*)/!ちょっと早めのおはえいそー☆

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月11日
今日はアキバでの撮影だったよん!大好きなまち!楽しかったー(*´∀`*)☆


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月12日
世界中どこに居たっていっしょだよヽ(*´∀`*)ノ!ワールドワイドだっておそばでハートフルおはえいそー☆

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月12日
中京テレビの「4U」観てくださった方ありがとうございましたーヽ(*´∀`*)ノ!朝から名古屋で生放送、嬉し楽しかったー!au特命宣伝部長として今日も頑張るので宜しくお願いしますっ☆


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月14日
イナズマとってもビビビな楽しいフェスでしたヽ(*´∀`*)ノ!めっちゃ汗かいたーwお疲れ様でした!☆ #IRF14


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月16日
週の真ん中水曜日(*´∀`*)⊃!スイッと上向いてこー!LOVEキュンおはえいそー☆

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月18日
今日はわくわくな事がいっぱいだねっ(*´∀`*)/!!!☆

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月19日
au特命宣伝部長なう(キリッ)!iPhone 6とiPhone 6 Plus発売イベントに登場して来たよーーーヽ(*´∀`*)ノ!!!嬉し楽しかったぞおおお!☆


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月20日
好きなものは好きでいいじゃないベストオブ素敵な感情なんだから(*´∀`*)!

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月21日
今まで二次元が好き過ぎる余りコスプレ出来なかったえいたそちゃんだけど、今日出来てとってもとっても楽しかったよおおお...!!!コスプレ...素晴らしき文化ルチャー!☆わっあっあっあーいヽ(*´∀`*)ノ!!!☆



えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月21日
お仕事終わったよんー!うおおーヽ(*´∀`*)ノ!ときめく世界の為に働ける歓びっ。☆


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月22日
あーまじもう緊張した(*´∀`*)!キングさまと...☆ #京まふの思い出


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月23日
ルンタッタ♪すこーしでもキレイレベル上げたーいな(*´∀`*)!きらめく女の子は無敵!!!


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月24日
わああーーーえいそが絵の中で自転車乗ってる━━━━(゜∀゜)━━━━!!!☆うおぉーーー⊂二二二( ^ω^)二二⊃!!! #ばびゅ虫ペダル

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月25日
巫女衣装久しぶりすなあ...ドキドキ(*´∀`*)☆


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月25日
あげるぜ~全力であげるぜ~アイドルだぜ⊂二二二( ^ω^)二二⊃!!!☆

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月26日
ハーレム♡フェスタ!でんぱ組出番終わりましたーーーーーヽ (*≧ω≦*)!!!!!精一杯ラブを振りまいたよ!!!楽しかったよー!わーいどうだったかなーーーヽ(*´∀`*)ノ!!!?


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月26日
えいその髪の毛がずっとロングな理由はね.....!おおっとこれは昼に言っちゃいけないやつかに(ノ∀`*)www


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月27日
サンサン降り注ぐ太陽の下、君は何する歌う躍るイキル(*≧ω≦*)?もっともっといっぱい一緒に世界を感じようねおはえいっそーーーーーヽ(*´∀`*)ノ!!!☆


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月27日
来てくれたみんなにわいわい会えてヽ(*´∀`*)ノ!いいお天気でお外で気持ち良くて!野球の球も投げて!wいかにんじんが美味しくて!皆と一緒に盛り上がれて…!神イベとしか言いよーがないないない。素敵過ぎる素敵な秋のおもいで!出来たなう


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月28日
Zipperさんブースでのスタイリング☆ #もしもしにっぽん


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月28日
もしもしにっぽんヽ(*´∀`*)ノライブとファッションセョーとチェキ会に出て来たよん!みんなに東京体育館で会えて嬉しいよっ、共にもしもししよーぜっ(ノ∀`*)☆


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月29日
いつだってイマだって上手く出来るか不安!でもでも頑張るぞー。うりゃー(*´∀`*)。昼下がりのおひるえいそー(ノ∀`*)!

でんぱ組.incのえいたそ(成瀬瑛美)の魅力!(アイドルビジネス戦略)


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月29日
デュクシ!デュクシwww

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 9月30日
てくてく歩くー!人生!ばびゅでもいい!

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 10月1日
撮影楽しかったでー(*´∀`*)☆雨でもばびゅりたい気分だよ!

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 10月2日
誰かの救いになれる事が救いだから、もっと頼っていいよん!

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 10月3日
メイクルーム!何人か居るように見えるけど全部えいたそ☆


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 10月3日
おでこにぺったん


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 10月4日
今日はふたご(ノ∀`*)☆


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 10月4日
パーリーだあああああああヽ(*´∀`*)ノ!!!!!☆


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 10月5日
そうだ、健康でいられるおまじない教えてあげるヽ(*´∀`*)ノ!カゼヒカナイッホーイオホイホーイ!☆オッペケマキシマム!って大声で唱えるんだよー!すると、冬でもすぐ顔真っ赤になるくらいあったかくなれるよい(ノ∀`*)

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 10月5日
へんなえかいてた(重症


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 10月5日
今日も一日お疲れさまでしたー!君の日曜日は充実した物になったかな?私たちは映画、白魔女学園2の撮影をしてきたよふふふー!☆明日もがんばるよっ。


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 10月6日
ハロウィンサンデーのキャラメルパンプキン!りさちゃんきゅんちゃんとサーティーワン行ったよおお☆


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 10月8日
白魔女撮影なうなう(*´∀`*)!今日は楽屋が一人部屋さみしす...


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 10月8日
狙え(*´∀`*)!ノーベルトキメキ賞☆


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 10月8日
ひゃっああああ!!!!!ふなっしーさんの好きなアーティストが...でんぱ組.inc!!!!!!!?

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 10月8日
わああああ(゜∀゜*)!!!RT @funassyi: (。゜▽゜)でんぱ組.inc“@maaaaai0208: @funassyi ふなっしー好きなアーティストとかいる((((((*'ω'*≡*'ω'*≡*'ω'*)))))??もしや某 梨の妖精のアイドル( ̄∀ ̄ ??ww

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 10月10日
わー朝早くからだったからなんと午前中のうちに瑛美ちゃんのとこ撮り終えたよ!ほえー!


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 10月10日
今日はネイルがパールホワイト☆


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 10月10日
ひぎゃーーー非常にわくわくしながら歩いてたら駅で頭ぶつけた!wんふふふふふ⊂二二二( ^ω^)二二⊃☆

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 10月10日
【鏡の国のたっそシリーズ(ノ∀`*)☆】見えそで見えないUNAJI


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 10月10日
お昼。ゆりかもめに乗って何処へいくでしょーか!るんるん♪


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 23時間 23時間前
この秋もなんだかんだイベントたくさんあるから楽しみヽ(*´∀`*)ノ!!!☆もっともっとみんなの前でライブがしたいんだよー。人前で歌い足りないんじゃーい、ヒトカラは行ってるけど

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 10月10日
という訳で弱虫ペダル×大江戸温泉コラボに行ってきましたー!京伏参戦初日という事で館内は異常に賑わっていたよ…!みんなミドークンミドークゥヴン叫び回っていたwまさにカオス!wとにかくめっちゃ楽しかったんだよーーー(ノ∀`*)!!!///


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 10月10日
ところがどっこい!ちょうどその頃グッズ売り場近辺で女子たちによるランダム手ぬぐい大交換会が勃発!なんと荒北を求めている方が。ササッと話してちゃっかり御堂筋くんと交換して貰っちゃったヽ(*´∀`*)ノ!w #大江戸温泉物語



えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 10月10日
京伏着せてもらったああああ(*´∀`*)!☆握り方違うけどこれ万歩計振りやすいの!w #大江戸温泉物語レポ


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 10月11日
デザートに綿雪かき氷!☆ #大江戸温泉物語レポ


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 10月11日
プリも撮ったのよん☆ #大江戸温泉物語レポシリーズ


えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 10月11日
自転車のロードレースって6人で1組な感じがいいよねえ。6人。うんいい数字。でんぱ組

えいたそ☆成瀬瑛美 @eitaso · 10月11日
映画白魔女学園2、今日の撮影終わりましたー!☆しかし明日も早いのでばびゅーり系で眠らなきゃ(*´∀`*)。演じるってきっと良い意味でズブズブ深い沼。いつかもっとちゃんと勉強してハマりたい。本能的に出来る位バッタバッタ考え倒したい


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ニューロティカ/THE ROCK BAND/The Birthday/G.D.FLIIKERS@新宿LOFT 2014.10.10(fri)

2014年10月12日 00時44分01秒 | ロッケンロール万歳!


あっちゃん(日本のロックの中心)生誕50年祝賀大祭
秋・アツシ・50才

出演:G.D FLICKERS / The Birthday / THE ROCK BAND(Vo仲野茂/Gu藤沼伸一/Dr小林高夫/Support Ba 岡本雅彦)/ LONESOME DOVE WOODROWS / ニューロティカ
DJ:GO(JUNIOR)まちゃまちゃ/白鳥雪之丞(TEARS OF SWAN)/ナリオ(東京想舎)



1984年に結成されたニューロティカ(以下ロティカ)が結成30周年、ヴォーカルのアツシことあっちゃんが50歳を迎え、生誕記念公演が東阪名9公演開催中。みんなで歌えるパンクロックを一貫して追求してきたロティカは、多くのバンドに慕われ、日本のロックの(打ち上げの)中心として人望が厚い。新宿ロフトは3DAYSで、この日は二日目。同期に近いメンツが集まった。入口の(お)目当てのバンド(さん)アンケートではThe BirthdayとG.D.FLICKERSが多い気がした。2:3で女子の勝ち。
ニューロティカ×宮藤官九郎対談(ナタリー)

●LONESOME DOVE WOODROWS


間に合わず見逃した。名前は知らなかったが、1991年結成の20年選手。歌心のあるロケンローは日本らしくて良い。



●G.D FLICKERS


80年代後半~90年代初頭にバッドボーイズ/スリージーロックと呼ばれるロケンローのブームがあった。ビートパンク中心のバンドブームの中で、暑苦しい程の派手かつダーティなファッションで、比較的シンプルなロケンローを鳴らした彼らは、ローリング・ストーンズ、ニューヨ-ク・ドールズ、ハノイ・ロックス、ガンズン・ローゼズの流れに対応する動きだった。ZIGGY、Dead End、ジャクソンジョーカー等と並びG.D.FLICKERSも人気バンドだった。87年のデビューから現在まで一貫して化粧と髪型とロケンローに拘り続ける気骨ある5人組。



●The Birthday


3日前の渋公から古巣のロフトに戻ったチバユウスケ&Co.は、バンド名通りの誕生日R&Rステージ。バラードもスローブルースも封印した特攻ロケンロー30分。渋公ではスケールの大きな愛の祝福に酔ったが、今回は叩き付けるビートと弾丸ギター&ベース、怒鳴り散らす歌に圧倒されっぱなしだった。」、「あっちゃんが50歳なんて遅いよね。55くらいの印象、オレにとってはね」とMCしたチバが、「あっちゃんの歌だよ」と呟いて歌った「ピエロ」に真っ直ぐな愛を感じた。



●THE ROCK BAND


1996年に再結成したアナーキーは2001年に解散、以来仲野茂はカヴァーバンド・ゲタカルビでアナーキー時代の曲を歌ってきたが、昨年年5月17年ぶりにオリジナルメンバー5人による再結成ライヴが実現した。今回は逸見泰成を除く4人組(ベースの寺岡信芳も欠席)なので、オリジナル・アナーキーの末期に名乗ったTHE ROCK BAND名義での出演。1曲目の「Ready Steady Go」から連発でアナーキーの代表曲。80年代当時は単純すぎる反抗心と揶揄されたが、40年以上経っても言葉と音が古びていないのは、彼らのメッセージ/スタイルが一瞬也ともブレていないからだろう。10代に戻るのではなく、歳を経た自分のままで拳を突き上げた。



当時アナーキーをクラッシュのコピーと決め付けて認めようとしなかった人は有名無名に拘らず多かったが、30年経ってどちらが正しかったかは、この日ロフトに集ったオーディエンスには明らか。「初志貫徹=進歩なし」では絶対にない。




●ニューロティカ


ピエロ姿でパンクを歌うアツシ率いるロティカは、デビュー当時から変なバンド感がハンパなかったが、単なる色物ではないことが30年に及ぶ活動史により証明されている。性急なハードコアビートに急かされて胸がドキドキする上に、アツシの明朗な声で、単純すぎるメッセージを諭されると、拳を挙げてOi!Oi!コールするしかない。最近のロック現場の統制された指差しケチャではなく、衝動に駆られて思わず突き上げた拳骨(げんこつ)の先には夢や希望ではなく、明日の現実が蟠(わだかま)っている。その暗雲を突き破るにはロティカのパンクがベストフィットする。50歳のピエロシンガーは、今夜もロック酒場で明日があることに感謝する。





半世紀
岩が転がる
急斜面



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【素性判明】NY HARDCORE JAZZ流星群の大彗星 "Chris Pitsiokos" クリス・ピッツイオコス

2014年10月10日 01時02分38秒 | 素晴らしき変態音楽


初めに告白するが、筆者はジャズの落ちこぼれである。18歳で大学入学と共に大久保の中古楽器店でセルマーのアルトサックスMark6を購入し、大学のジャズ研に入るも、オーネット・コールマンが好きだと言ったら嘲笑され、チャーリー・パーカーを聴けと強制される体育会気質に嫌気がさして退部した。

I need to confess that I'm a Jazz dropout. First thing I did when entered the university at 18 was to buy a secondhand Selmar Mark 6 alto saxophone. I joined the University's Jazz Players Club. They laughed at me when I said my hero was Ornette Coleman, and forced me to listen to Charlie Parker. As I didn't want to be forced to do something, I fucked them and dropped out.

それ以降、音楽理論など関係なく、ただ好き勝手にサックスを吹くことに専念した。それはジャズでもロックでもインプロでも音楽ですらもなく、ただの音、ただの騒音、ただの叫びに他ならなかった。他人に認められなくても自分が出せる音を気狂いのように出せばそれで満足だった。

After that, I was deep into only blowing the sax as I like, ignoring music theories. It was not Jazz nor Rock nor Improvisation, even nor Music. It was nothing else but only tone, only noise, and only scream. I was satisfied to blow tones all I could blow just like madman, even though nobody accepted.

演奏を辞めた今でも、他人に迎合することなく自分自身の音を容赦なく撒き散らす演奏に心を惹かれる。私が好きな音楽家・表現者は常に唯我独尊である。

Now I retired from playing music, but I'm attracted by musician who relentlessly spreads his own tone/sound without tuning into other people. All of my favorite musicians and performers think themselves as somewhat center of the universe.

そして今ニューヨークに最高に唯我独尊な若い音楽家を発見し、最高に興奮している。彼の名前はクリス・ピッツイオコス。

And now, I'm most excited just to find the 'center-est of the universe' young musician from New York. His name is CHRIS PITSIOKOS.


*****************************

先日「これは凄い!」と紹介したニューヨークのサックス奏者Chris Pitsiokosと連絡を取っている。名字の発音は"Pits-ee-oh-kos"または "Pits-ee-oh-kuss"とあり、その通りだとすると「ピッツイーオーコス(カス)」となる。しかし、Pharoah Sanders(×ファラオ⇒○ファロア)や、Bill Bruford(×ブラッフォード⇒○ブルーフォード)の例もあるので、実際の発音を聞くまでは便宜的に「ピッツイオコス」と表記しておく。
【これは凄い!】New York is Now~注目の前衛サックス奏者Chris Pitsiokos
Chris Pitsiokos公式サイト

何度かメールのやり取りをした結果、公式サイトのBiographyに新たに判明した情報を付け加えると以下のようになる。

Chris Pitsiokos クリス・ピッツイオコス
1990年ニューヨーク生まれ。ロング・アイランドで育つ。14歳の時に高校のジャズバンドで日本ツアーをしたことがあるという。コロンビア大学に学び、ジョージ・ラッセルとアーサー・カンペラに師事した。[10/10 15:54追記]2012年夏に大学のあるマンハッタンからブルックリンに移る。
現在はニューヨークをベースに作曲(コンポジション)と即興演奏(インプロヴィゼーション)両面で活動。アルト・サックスをメインにシンセサイザーも演奏する。
フリージャズ、実験音楽、ノイズ、モダンジャズ、現代音楽などジャンルにこだわらず様々な音楽を吸収する。演奏家としては、サクソフォンの楽器としての特性を研究して限界と本質を解明することにより、サックスの可能性を広げることを目指す。即興だけではなく、オーケストラ用の作曲もする。

影響を受けたアーティスト:メルツバウ、ヤニス・クセナキス、ヘルムート・ラッヘンマン、オーネット・コールマン。
主な共演者:Tyshawn Sorey, Peter Evans, Kevin Shea, Sam Pluta, Philip White, Marc Edwards, Brian Chase, Weasel Walter

演奏・作曲活動以外に、自己のレコードレーベル「Eleatc Records」を主宰し、ライヴハウス「Spectrum」のGadfly Seriesのキューレイター及びWKCRのラジオ番組の選曲家としても活動している。

<Discography>
Weasel Walter/Chris Pitsiokos - “Unplanned Obsolescence” (LP) 2012)


Chris Pitsiokos/Weasel Walter/Ron Anderson – “Maximalism” (CD) 2013


Forthcoming
Chris Pitsiokos / Philip White (electronics) - title tbc. 2014




<現在進行中のプロジェクト(ソロ以外)>
●Duo with Weasel Walter(ds)
爆発的、繊細、集中、激烈、すべて備えた即興。Weasel WalterのレーベルugExplodeからLP『Unplanned Obsolescence(計画外退行)』をデュオとしてリリース。クリス自身のEleaticレコードからのCD『Maximalism(最大限主義)』はギタリストのRon Andersonを加えたトリオ編成。

Weasel Walter ウィーゼル・ウォルター(1972年5月18日イリノイ州ロック・フィールド生まれ)

10代の頃ハードコア/NO NEW YORK/ノイズ/フリージャズ/現代音楽を経験しドラムを始める。90年代シカゴの地下音楽シーンで活動、その後ウェストコースト~ニューヨーク。共演者はエヴァン・パーカー、ペーター・ブロッツマン、ジョン・ブッチャー、マーシャル・アレン、エリオット・シャープ、ケン・ヴァンダーマーク、ジム・オルーク、ピーター・エヴァンス、メアリー・ハルヴァーソン等幅広い。アンダーグラウンドロックバンドにも数多く参加。

Ron Anderson ロン・アンダーソン(1959年生まれ)

ニューヨークをベースに活動する作曲、ギタリスト/ベーシスト。1980年にフィラデルフィアでRat At Rat Rを結成、80年代初頭にニューヨークに移り、NPR(公共ラジオ放送)やミュージアム用の音楽制作を行う。89年にカルフォルニアでThe Moleculesを結成、98年スイスへ移り、99年帰国後ニューヨークでPAKを結成、John Zornのレーベルから作品リリース。


●Duo with Brian Chase(ds)
定期的にリハーサルとライヴを行うデュオ。純粋即興、ハンパない集中度、演奏環境のエナジーを反映。2014年末に音源リリース予定。

Brian Chase ブライアン・チェイス(1978年2月12日ニューヨーク生まれ)

ニューヨークの人気オルタナロックバンドYeah Yeah Yeahsのドラマー。様々なアーティストと実験音楽デュオやユニットでも活動する。


●Duo with Philip White(electronics)
コンピュータ制御ミキサー・フィードバックを演奏するPhilip Whiteとは2013年夏から共同作業を始めた。それ以来定期的にリハとライヴを重ね、2013年12月に三日間かけてアルバムを録音。2014年秋にCarrier Recordsよりリリース予定。

Philip White フィリップ・ホワイト(1981年生まれ)

作曲家、演奏家、インプロヴァイザーとしてニューヨークをベースに活動。ハンドメイド・エレクトロニクスによる電子音楽/ノイズ演奏で知られる。数多くのフリージャズ、即興音楽のミュージシャンと共演、日本の中村としまるや足立智美とも共演歴がある。Jim Jarmusch/ Jozef van Wissum, Pauline Oliveros, John Butcherなどのレコーディングにも参加。


●Chris Pitsiokos Trio : Chris Pitsiokos (as,synth) Max Johnson(b) Kevin Shea(ds)
フリー・インプロヴィゼーションから作曲、さらにグラフィック・スコアへ至るクリスの作曲技能のすべてを発揮するプロジェクト。音楽は高度にパーソナルで、殆どがこのトリオの為に特別に書かれたものである。結成して間もないが、即座にケミストリーが生まれグループとして急激に進歩しており、クリス自身最高にエキサイトしている。

Kevin Shea ケヴィン・シェア(1973年ミネソタ生まれ)

バークレー音楽院に学びニューヨークの即興・実験音楽シーンで活動するドラマー。90年代半ば前衛ロックバンドStorm & Stressに参加、スティーヴ・アルビニ、ジム・オルークのプロデュースで2枚のアルバムを発表。2012年ヴィレッジボイス誌のベスト・ドラマーに選出される。

Max Johnson マックス・ジョンソン(1990年6月13日ニュージャージー生まれ)

13歳でベースをはじめ、高校時代にJon Anderson (Yes), John Wetton (King Crimson), the Butthole Surfersなどと全米ツアーを行う。ニュースクール大学卒業後、プロミュージシャンとしてAnthony Braxton, John Zorn, Henry Grimes, William Parker, Candido Cameroなどと共演、アメリカやヨーロッパの音楽フェスに多数出演。自己のトリオでアルバムをリリースしている。


●Duo with Lydia Lunch(poetry reading)
クリス作曲による電子音楽演奏と、Lydia Lunchの詩の朗読によるデュオ。

Lydia Lunch リディア・ランチ (1959年6月2日ニューヨーク、ロチェスター生まれ)

70年代半ばからTeenage Jesus and the Jerksを率いてニューヨークのNO WAVEシーンで活動を始め、ブライアン・イーノ・プロデュースの伝説的コンピレーション『No New York』(79)に参加。以降アンダーグラウンド・ロック界の女王として、The Birthday Party, Einstürzende Neubauten, Sonic Youthをはじめとする様々な地下/前衛/ノイズ系アーティストと共演。女優、作家としても活動し、スポークン・ワード(詩の朗読)の第一人者でもある。

*******************************

前回紹介したように、YouTubeを検索すると今のニューヨークの前衛音楽シーンの活況を示す動画が多数見つかる。上記のミュージシャンを含め、多数の個性的なアーティストが組み合わせを変えて実験的・画期的なセッションを繰り広げている。この状況を「ジャズ」と呼ぶことには、落ちこぼれの筆者としては抵抗がない訳ではないが、70年代から続く前衛(Avantgarde)・極端音楽(Extreme Music)の精神が確実に流入している現代ニューヨーク・シーンを敢てハードコア・ジャズ(Hardcore Jazz)と呼んでみたい。ただし、落ちこぼれの筆者の言葉は常に非ジャズ(Anti Jazz)的である旨ご注意いただきたい。


下記はクリスの2枚のアルバムを聴いた直後に興奮してメールした感想である。

「驚異的、ひたすら驚異的。あなたの作品を聴いて、それ以外に言葉が見つからない。期待を遥かに超えていた。
朝の通勤電車の中でiPodで『Unplanned Obsolescence』を聴いたとき、「音楽」というより「音」そのものに突き動かされ魂の奥深くから喚起される情熱に、身体の震えを禁じ得なかった。
『Maximalism』は、INCUSレーベルの第一弾、デレク・ベイリー/エヴァン・パーカー/ハン・ベニンクのアルバム『トポグラフィー・オブ・ザ・ラングス』を思い起こした。これは私が即興音楽で最も好きなアルバムだ。
あなたの音楽を表現するのに他の音楽家の名前を出すのは憚られるが、敢て記せば、あなたのサックス演奏に、エヴァン・パーカー、(90年代の)ジョン・ゾーン、70年代日本の伝説的サックス奏者の阿部薫を想起した。」

Amazing...just amazing. That's the only word I can say after listening to your recordings. They are far beyond my expectation.
When I first listened to "Unplanned Obsolescence" on my iPod in the morning train to the office, I couldn't help shake my body with the passion by the "sound" or "tone", not to say "music", raised from deep in my soul.
"Maximalism" reminds me of the masterwork "Topography of the Lungs" by Derek Bailey/Evan Parker/Han Bennink, the first release on INCUS Records. This is my most favorite album in improvised music.
I'm not sure if it's good manner or not to mentioning the names of other musicians describing your music, but your sax performance reminds me of Evan Parker, John Zorn in 90's and Kaoru Abe, who is a legendary sax player in Japan in 70's.


それに応えてクリスから「エヴァン・パーカーやジョン・ゾーン、阿部薫と比較されるのは光栄だ。この3人は私のヒーローだから。しかし一方で作曲家のヒーローも数多い。サックスの可能性を超える為に、作曲と即興の両方にインスピレーションを得ている」という返事が届いた。

★詳細なディスクレビューは音楽情報サイト「JAZZTOKYO」の10月末更新202号に掲載予定。
JAZZTOKYO



「現在のニューヨークの音楽シーンはエキサイティングだが、同時にとても厳しい。住宅費(家賃)がとても高いのに、ミュージシャンは大抵貧乏。特別な才能のあるミュージシャンも家賃の為に他の職に就いている。住宅費の安い郊外へ移住するものも多い。」(クリス・ピッツイオコスのメールより)

クリス自身もダウンタウンにあるDowntown Music Gallery(DMG)というレコードショップで働いている。「地下音楽、前衛ジャズ、アートロック/ポップ、現代音楽、そしてカテゴライズ出来ない音楽すべて」の専門ショップだという。生の音楽の現場を体現しながら、カッティングエッジな音楽を販売する。楽ではないだろうが、理想的な生活であろう。
DMG通販サイト

日本では現在のニューヨークのハードコア・ジャズについてはまったくといっていい程紹介されていない。筆者が偶然YouTubeで発見したことはまさに幸運というしかないが、落ちこぼれの非ジャズ者がこの容赦ない音楽家達とリンクしたのは宿命かもしれない。今のニューヨーク(New York is Now)を最も良く表しているアルバムをクリス自身のセレクションで送ってくれるようDMGに注文した。それが届いたら、NYハードコア・ジャズの新たな胎動が更に解明されるに違いない。

NEW YORK/JAZZ(紐育/ジャズ)
NO NEW YORK/NO JAZZ(否紐育/否ジャズ)
ANTI NEW TORK/ANTI JAZZ(非紐育/非ジャズ)

久々にWKTK気分で眠れない程興奮中。未知の音楽との予期せぬ出会いは、MUSIC LOVERにとって最大の歓びである。

I'm too excited to sleep with expectation. Chance meeting with unknown music is the MAXIMUM JOY for a MUSIC LOVER.
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The Birthday@渋谷公会堂 2014.10.7(tue)+【論考】渋谷公会堂(渋公)の秘密を暴く

2014年10月09日 00時26分50秒 | ロッケンロール万歳!


The Birthday 『COME TOGETHER TOUR 2014』



5月からスタートしたレコ発ツアー・ファイナルは、The Birthdayにとって初のホールワンマン公演となった。2006年の結成以来オールスタンディングのライヴハウスや野外フェスでのライヴ活動を続けてきた彼らだけに、モッシュやダイヴを楽しみに集まるファンは多い。しかし、一方で嘗てのTMGEやROSSO時代に比べバラードやスローブルースが増えたThe Birthdayの演奏をじっくりと味わいたいというファンも少なくないし、往年のファンやメンバー自身もアラフォー~アラフィフと年輪を重ね、騒ぐだけがロケンローじゃないという悟りもあるかもしれない。そんな気持ちがホール公演実現の動機ではないか、というのがOver The Fiftyの勝手な解釈である。そう考えると、盟友でありライバルであるベンジー☆浅井健一が50歳を目前にして椅子席アコギライヴを開催したのも、R&Rブラザーの魂の共鳴といえよう。
浅井健一@新木場STUDIO COAST 2014.9.25(thu)



ステージにはいつものように絨毯が敷かれ、こじんまりとした親密な空間に機材が設置されている。天上から大きなシャンデリアが吊るされ、舞踏会のような高貴なムード。登場SEの「Sixteen Candles」が映画『アメリカン・グラフィティ』のハイスクールダンスパーティの場面をイメージさせる。筆者は「一番好きな映画は?」と訊かれるとこの映画を挙げることにしているが、世界がキラキラ星のように輝いていた時代 ~60年代とか特定の時代を指すのではなく、すべての人それぞれの人生に於いて最も輝きに満ちた一時期~を讃える『アメグラ』の世界は、そのままチバユウスケと仲間たちが鳴らすロケンローに繋がっている。心の中のロケンローが鳴り止まないうちは、何度でも輝きの中に生まれ変わることが出来る。そしてその度に誕生日(Birthday)が訪れる。涙がこぼれそうなほどのロケンロー愛でぬりつぶされた歓喜の2時間に溺れた。



<Set List>
1. LOVE GOD HAND
2. Buddy
3. アイノメイロアイノネイロ
4. 星の首飾り
5. SAKURA
6. KIMAGURE KING
7. STAR MAN
8. KNIFE
9. LEMON
10. RED EYE
11. プレスファクトリー
12. PIERROT
13. JOIN
14. 情熱のブルーズ
15. なぜか今日は
16. 星に願いを
17. COME TOGETHER
18. くそったれの世界
アンコール #1:
19. Alright
20. 涙がこぼれそう
アンコール #2:
21. さよなら最終兵器


【論考】渋公とハチ公とポリ公


チバ「渋公でロックンロールって、こないだのブライアン・セッツァー以来だ」
クハラカズユキ「渋公っていえばドリフだよね」
チバ「渋公ってなくなっちゃうんでしょ」 観客(無言) チバ「え、違うの?」*


*渋谷公会堂は2015年に解体され、その後建て替え工事が行われて2018年に新装オープンする予定。なくなるわけではない。

チバユウスケやクハラカズユキにとって渋谷公会堂とロケンローはあまり結びつかないようだが、筆者的には聖地までは行かなくともロックの砦といった印象がある。まだクラブクアトロやクラブチッタがない頃、そこそこ売れる新人・中堅の洋邦アーティストのコンサート会場は、日本青年館、中野サンプラザ、新宿厚生年金会館、そして渋谷公会堂(渋公)が中心だった。特にNHKホールに近い渋公は、昇り調子の有望新人アーティストの登竜門と呼ばれた。筆者の記憶に残る渋公アーティストを。

●ラフィン・ノーズ


高校生の頃から何度か行った筈だが、渋公で観たコンサートで印象に残る最も古い記憶は、86年のラフィン・ノーズ『SOS TOUR』。高校時代のバンド友達と二人で前から3列目で観た。メジャーデビューしてポップになり少し失望していたが、目の前で叫ぶチャーミーの堂々としたステージングに熱狂した。



●ジュリアン・コープ


洋楽ライヴも多数観ているが、記憶に残っているのはエコー&ザ・バニーメンと同郷のリヴァプール出身、元ティアドロップ・エクスプローズのジュリアン・コープの87年の来日公演。亀の甲羅を被った2nd『FRIED』から2年半ぶりの3rdアルバム『セイント・ジュリアン』を引っさげてのステージは、くの字型の曲がったマイクスタンドで挑発的なパフォーマンス。自ら「聖人」を名乗り十字架のキリストに扮する変人ぶりを堪能した。今では『JAPROCK SAMPLER』をはじめとするマニアックなロック研究家として有名。翌年にエコバニのイアン・マカロックのソロ来日公演も渋公で観た。



●ザ・ハイロウズ


邦楽も有頂天、PSY'S、パール兄弟等いろいろ観たが、90年代のオレ的渋公といえばヒロト&マーシーの第二のバンド、ハイロウズにとどめを刺す。ブルーハーツは最初の3枚で離脱したので解散した時も何とも思わなかったが、95年夏湘南へ向かう車のカーラジオから流れてきた「ミサイルマン」に電撃ショックを受けロケンローに帰依した。アルバムが出る度に全国ツアーを行い、東京は必ず渋公だった。セックス・ピストルズの前座で「ベイ・シッティ・ローラーズ」を名乗って(日本)武道館でもやったが、やっぱりヒロト&マーシーには渋公が似合う。第三のバンド、クロマニヨンズになっても渋公(一時期C.C.LEMONホール)公演は欠かさない。最新作『GUMBO INFERNO』ツアーでも2015年2月5日に渋公公演。とうぜん前売予約済。



【証言その1】「渋公」とは何ぞや?ヒロトが見事に言い当てた渋公公演の珠玉のライヴレポート。
【注意】ざっと全体を眺めるだけではなく、最初から最後まで一語一語、出来れば声に出して読むことで、実際のライヴを擬似体験出来ます。
ザ・クロマニヨンズ TOUR ACE ROCKER 2012@渋谷公会堂 2012.5.23 (wed)

【証言その2】渋公でパチリ!(アーティスト名・時期等詳細不明)


渋公と
ハチ公は
遠い親戚



でんぱ組.incのえいたそ☆成瀬瑛美さんが共同著書『でんぱ組.incの妄想大百科』に於いて、コンサート会場をキャラクター化するという天才ぶりを発揮している。残念ながら今手元にない為、詳細を確認出来ないが、例えばZEPP TOKYOとZEPP DIVERCITYが双児の兄弟とか。渋谷公会堂は載ってなかったと記憶する。血縁関係のない異性の中で筆者が最も敬愛する成瀬さんだけに、渋公をどうキャラクター化するのか興味は尽きない。
[10/9追記]
▼マキシマムえいたそ先生の天才の技!
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