A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【トリップ死魔専科?】"Dr. Acid Guru" Kudda's LOOK BACK IN PLEASURE #4(1993年冬)

2014年10月08日 01時13分50秒 | 素晴らしき変態音楽




TRIP(トリップ)とは?
trips (複数形) /tripping (現在分詞) / trips (三人称単数現在)


       1 旅,(特に)小旅行;船旅,航海;観光[保養]旅行;遠足
       2 (仕事・商用・職業上の)旅行,通勤,外出
       3 行くこと,行ってくること:旅行以外の短い距離の移動;(タクシーで)運ばれること,乗ること,一乗り
       4 ((文))つまずき,足の踏み違え;レスリング足取り.
       5 ((英))過失;失言;(作法上の)失策
       6 軽い足どり[歩きぶり]
       7 機械歯止め(装置).
       8 (漁船の)一航海の水揚げ量[漁獲高].
いまココ⇒ 9 ((俗))幻覚剤を飲むこと;(麻薬・LSDなどによる)陶酔感,幻覚症状,トリップ;(一般に)刺激的経験;妄想(もうそう)
       10 ((米俗))逮捕;刑務所行き;懲役(刑).
       11 ((米俗))とても変わったおもしろい人[経験];いやなやつ[こと].




FLOWER TRIP(フラワー・トリップ)とは?

Wash(vo, sitar, hca)、Miro(g, sax, fl, cho)、K(b, cho)、Ari(ds, perc)からなる4人組ロックバンド。1989年3月都内にて結成。サイケデリック・ロックを標榜し、下北沢屋根裏、新宿アンティノック、高円寺20000Vを中心にライヴ活動を行う。同年12月「いかすバンド天国」出演、90年より企画ライヴ「アートロック宣言」を主催。93年オムニバスCD『アートロック宣言』を自主リリース。94年解散。







黒歴史
開示するのが
リハビリか

激レアCD『アートロック宣言』在庫ほんの少しあります。
ご希望の方はtwitter @mirokristel にご連絡ください。
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【ガチ恋!アイドル洋楽COVERS②】カヴァーガールズ五人娘~長山洋子/BaBe/WINK

2014年10月07日 01時31分49秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


80年代アイドルに洋楽カヴァー曲が多いことは前回述べたが、それに拍車をかけたのがディスコだった。勿論ディスコは70年代から存在し、78年「サタデイ・ナイト・フィーバー」の大ヒットで空前のブームになった。ただその頃のディスコヒットはソウル/ファンク系が中心で、ファッションも黒人を真似たアフロヘアやギンギラジャケットで、一般ピープルには近寄り難いイメージがあった。しかし80年代ニューウェイヴの登場で、ディスコで白人音楽、即ちポップスを基本にしたダンスチューンが流れるようになった。80年代後半には英米以外のヨーロッパからキャッチーなメロディを持った享楽的なダンス音楽、所謂ユーロビートが登場し、バブル時代にジュリアナ東京やマハラジャといった巨大ディスコで流れ大ブームになった。無理に黒人を真似る必要はなく、ワンレン・ボディコンじゃなくても、普段着でカーステレオやウォークマンで楽しめる。そんなユーロビートは歌謡界に於いて模大流行し、カヴァーヒットが次々産まれた。
【熱愛!アイドル洋楽COVERS①】浅香唯/倉田まり子/宮沢りえ/小林麻美/原田知世/中山美穂

●長山洋子 Yoko Nagayama


幼時から民謡歌手として活動していた長山洋子は、当初演歌歌手としてデビューする予定だったが、16歳に演歌は早すぎるとの理由で1984年アイドルとしてデビュー。最初は伸び悩んだが、86年にディスコでヒットしていたバナナラマの「ヴィーナス」のカヴァーが大ヒット。人気アイドルとして90年まで活躍。休養ののち93年に演歌歌手として再デビュー、以来人気・実力兼ね備えた演歌の女王として君臨する。

▼「VENUS」(ショッキング・ブルー/バナナラマ)


オランダのポップバンド、ショッキング・ブルーの69年の全米No.1ヒットを、86年にイギリスの女性トリオ、バナナラマがカヴァーし再び全米No.1ヒット。ショッキング・ブルーの頃から数多くのカヴァーがあり、長山と同時期に黒沢ひろみ、荻野目洋子もカヴァーした。







▼「ユア・マイ・ラヴ」(パティ・ライアン)


ドイツの女性シンガー、パティ・ライアンが86年にヨーロッパで大ヒットさせた「You're My Love, You're My Life」のカヴァー。「ヴィーナス」の次のシングルとして87年にリリースしTOP10ヒットした。





▼「反逆のヒーロー」(ジョニー・へイツ・ジャズ)


イギリスのポップバンド、ジョニー・へイツ・ジャズのヒット曲「I Don't Want to Be a Hero」(87)のカヴァー。





●BaBe(ベイブ)


87年デビュー。近藤智子と二階堂ゆかりの二人組。デビュー曲がユーロビートの代表曲のカヴァー。ダンスを踊りながら歌うスタイルで、色白で奔放な性格の近藤と、色黒で控えめな性格の二階堂というキャラクターの組み合わせであった。洋楽のカバーを多数リリースしてヒットしたことでも知られたが、1990年解散。

▼「Give Me Up」(マイケル・フォーチュナティ)


80年代ユーロビートを代表するイタリア出身のマイケル・フォーチュナティのデビュー曲。BaBe以降多くのカヴァーがあり、長山洋子もアルバムでカヴァー。他にMi、W(ダブルユー)、メロン記念日、玉置成実 など。





▼「Hold Me!」(サマンサ・ジルズ)


87年の4thシングル。ベルギーの歌手・サマンサ・ジルズのカヴァー。フジテレビ系アニメ『のらくろクン』エンディングテーマ。





●WINK(ウインク)


鈴木早智子と相田翔子によるポップスユニット。”笑わないアイドル”と呼ばれ、クールなイメージで大人気を博した。1988年結成、1996年に活動停止。カヴァー曲のセンスの良さは特筆もの。

▼「Sugar Baby Love」(ルベッツ)


88年のデビュー曲は、74年デビューのイギリスのロックバンド、ルベッツのデビューヒットのカヴァー。オリジナル盤はビールのCMとしても有名。





▼「愛が止まらない~Turn It Into Love~」(ヘイゼル・ディーン/カイリー・ミノーグ)


オリコン1位に輝いた88年の3rdシングル。オリジナルはイギリスの女性シンガー、ヘイゼル・ディーンの「Turn It Into Love。'88年にイギリスでシングルが発売され全英21位のスマッシュヒット。88年WINKと同時期にオーストラリア出身のユーロビートの女王カイリー・ミノーグもカヴァー。日本でシングルカットされヒットした。







▼「涙をみせないで~Boys Don' Cry~」(ムーラン・ルージュ)


「愛が止まらない」に続き89年にリリースされオリコン連続No.1にランクインした4thシングル。オリジナルはユーゴスラビアの音楽ユニット、ムーラン・ルージュの「Boys Don't Cry」。カップリング曲は1980年にヒットしたドゥーリーズの「Body Language」のカヴァー。





▼「Sexy Music」(ノーランズ)


90年の7thシングル。オリジナルはイギリスの姉妹グループ、ノーランズの1981年のヒット曲。WINKの最後のオリコンNo.1ヒットとなった。





カヴァー曲
センスが良ければ
オリジナル

▼この人のセンスね。




コメント (3)
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ヤコブ・ブロ・トリオ@渋谷・公園通りクラシックス 2014.10.4(sat)

2014年10月06日 00時15分15秒 | 素晴らしき変態音楽


ヤコブ・ブロ・トリオ来日公演 (SONG X LIVE 019)

[出演]
ヤコブ・ブロ(ギター)Jakob Bro : Guitar
トーマス・モーガン(ベース)Thomas Morgan : Bass
ヨン・クリステンセン(ドラム)Jon Christensen : Drums

故ポール・モチアン率いるエレクトリック・ビバップ・バンドに参加し、若手有望株として注目を集めたデンマーク出身のギタリスト、ヤコブ・ブロ。近年はポスト・ロック的とも言える非ジャズ系空間サウンドを響かせ、絶妙なストーリーを奏でるユニークなギタリストへと成長。様々な音楽の持つアンビエントな質感を自分の中に取り込むことに成功し、そのギターから発せられる不思議なサウンドはそれらを包み込み、美しいサウンドスケープを醸し出す。待望の初来日公演はベースにトーマス・モーガン、ドラムスに巨匠ヨン・クリステンセンを迎えてのトリオ編成!
【合法☆危険ギタリスト初来日決定!】アシッド・スローモ・ジャズの旗手「ヤコブ・ブロ」


(写真の撮影・掲載については主催者の許可を得ています。以下同)

合法だが危険な音楽を携えて北欧デンマークからやってきた三人組は、当局に通報されることもなく無事に初日本ツアーの最終日を迎えた。ここ十年の間に外観は大きく様変わりした公園通りの並びに潜む地下倶楽部(公園通りクラシックス)には、何処から嗅ぎつけたのか、禁断の果実を味わおうという男女比4:1の観衆が集った。



地下倶楽部と呼ぶには明るくて清潔な店内照明が堕ちると、三名の演奏家がステージに登場。大学で言えば教授・助教授・助手といった風情のメガネトリオだ。気の弱そうなベーシストの意外な程骨太のタッピングに、ロバート・フリップ似のギタリストのピッキングの深い残響が音の虹を描き出す。クリーム色のテレキャスターがグンジョーガクレヨンの組原正を思わせるが、演奏の方は女装の奇人(組原)とは逆のベクトルで突き抜ける。すなわち自己主張の放棄である。それは決して自我(アイデンティティ)の欠如ではなく、共演者に媚び諂(へつら)う誤った謙遜でもない。また、喜怒哀楽を無理矢理封じ込んでに平静を装う訳でもない。いわば老子の説く「道」すなわち無為自然の境地に近い。心を無にして鳴らすギターの音は、ベースとドラムの音と戯れ抗い睦合う。音楽に音楽の行き先を任せるという心境こそ、新時代の音楽家の生きる道のひとつに違いない。



道(TAO)の思想は60年代末のサイケデリック/ヒッピー・カルチャーの基本理念であり、現在も様々なエコロジー/自然派思想/反戦運動/大麻解禁運動の根本に流れている。ヤコブのプレイに筆者は二人の先人ギタリストの影を嗅ぎ取った。ひとりはアメリカのサイケデリック・ロックの第一人者であり、世界のカウンターカルチャーの象徴であるグレイトフル・デッドのリーダー故ジェリー・ガルシア。もう一人はポストニューウェイヴ期に、痛々しいほど痩せた体躯にレスポールを引っさげ、鳥肌が立つほど美しい旋律をつま弾いたドゥルッティ・コラムことヴィニ・ライリー。歪み系エフェクターを使わずクリーントーンで延々と精神解放プレイを繰り広げる「キャプテン・トリップ」ことガルシアと、淡々としたリズムボックスに繊細で朦朧とした歌とギターを聴かせる「ニューウェイヴのギター詩人」ことライリーもそれぞれの時代のTAOの実践者であった。



ベースのトーマス・モーガンとの甘い旋律のランデブーが、ヨン・クリステンセンの老獪なリズムレスビートに脅かされるスリルに身を任せた休憩なしも100分勝負は、予想していた眠気を感じる間もなく過ぎ去った。物理的な演奏スピード(BPM)の遅さはロックで言えば日本を代表するサイケデリック・バンド割礼に匹敵する。もたらされる幻惑感も割礼に勝るとも劣らない。有名なアムステルダムのコーヒーショップは勿論、コペンハーゲンやブリュッセルのハッパ公認地区の店先で、一服キメた人々がヤコブ・ブロ・トリオの音楽に心からリラックスする光景がまざまざと目に浮かんだ。




来日直前インタヴュー「Jakob Bro/ヤコブ・ブロ (g)」(JazzTokyo)

精神の
穢れを洗う
ヤコブ風呂

終演後にヤコブに確認したら、ドゥルッティ・コラムは勿論、グレイトフル・デッドも知らないとの応えだった。直接の影響がないにも拘らず同じ志向性を育んだ事実こそ、雲の上のHEAVEN'S DOORの番人の血が時代や場所に関係なく隔世遺伝されることの証明に他ならない。



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大森靖子&THEピンクトカレフ@鴬谷・東京キネマ倶楽部 2014.10.3(fri)

2014年10月05日 00時53分39秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


大森靖子メジャーデビューシングル「きゅるきゅる」発売記念2DAYS!
☆2日間で超楽しい地獄をつくる方法☆
at 東京キネマ倶楽部

DAY2 前編 大森靖子&THEピンクトカレフ / 後編 大森靖子弾き語り



3月のリキッドルームワンマンでAVEXメジャーデビューを発表して以来、主にTL上で大森靖子への注目が高まった。夏フェスの一挙一動がレポートされたり、イベントの様子がニコ生中継されたり、歌舞伎町ロボットレストランで限定ライヴが開催されたり。オレ的にも気になる存在ではあったが、同時期にでんぱ組の快進撃がスタートしたこともあり、必死こいて靖子チェイスレースには参戦せず。独立の極み乙女。なので、メジャーとの軋轢も自分で解決するだろうと高を括っていたら、馴れ合うどころか、逆手に取って超楽しい地獄をつくりつつある。靖子は面白い絶対面白いたぶん、と直感的に見抜いた慧眼の持ち主にとっても、期待を凌駕する遊び方だった。そんな一人遊びを皆と共有する二日間が嘗てエロいことしよーという大人の社交場だった東京キネマ倶楽部にて行われた。



巨大なピンクのオブジェとクリスマス飾りで装飾されたステージは、靖子らしいきゅるきゅる感に満ちている。男女比6:4の現場はヲタよりもファン懇親会のほのぼのした雰囲気。ボッチ客も多いが、静かにスマホゲイザーしている。二日目は靖子のバンドTHEピンクトカレフ。初日の絶対少女バンド(カーネーション直枝を中心とするオトナバンド)と違い、2011年からレギュラーで活動する身近なメンツのバンドだから、よりリラックスして同じ目線で超楽しめるに違いない。初日と比較することは出来ないが、前編後編に分かれた予告に反して、圧倒的にバンド編成中心だったステージに明らかなように、インディーだろうがメジャーだろうが楽しむことに違いはない、と言い放つ靖子のスタンスが如実に表れていた。



ひたすらポジティヴなパワーに溢れた「きゅるきゅる」がそのままオノマトペのようにオーディエンスの耳腔に転がり込み、三半規管を三回転半して前頭葉に侵入する。八十八ヶ所巡礼だったら脳が痛くなるところだが、THEピンクトカレフなので、脳が笑うように振動して、動脈硬化を防ぐ効果もあるかもしれないが、それはさておき動脈流から毛細血管へと流れ込み細胞膜を潤し、無限に再生される快感をもたらす。そのときになって初めて、ステージ上の「処女膜再生」と「無限初体験」の文字がただのお題目・受け狙いではないことに気付くトボケた凡人も少なからず場内に存在したろう。



初日は映像スタッフに公衆の面前でプロポーズさせたアンコールでは、ステージ装飾を担当した美術家増田ぴろよからギタリスト小森清貴への狂おしいラヴレターを開示して「地獄とは愛であり、愛こそは地獄である」という含みを持たせた衝撃のエンディング。靖子は翌日歌舞伎町イベントに出演し、そのままニューヨークへ飛ぶという。ひとつ処にじっとしていられない貧乏性なのか、売れっ子/スーパースター/セレブへの足慣らしなのか、いずれにしてもSEIKO道はイバラの道である。



[10/5 21:17追加]
<Set List>
01. あまい
02. 君と映画
03. 最終公演
04. 背中のジッパー
05. Over The Party
06. ミッドナイト清純異性交遊
07. 新宿
08. 絶対彼女
09. きゅるきゅる
10. デートはやめよう
11. 秘めごと
12. 少女3号
13. あたし天使の堪忍袋
14. hayatochiri
15. 裏
16. ハンドメイドホーム
17. パーティードレス
18. 音楽を捨てよ、そして音楽へ
19. ノスタルジックJ-POP
20. 夏果て
<アンコール>
21. KITTY'S BLUES
22. 歌謡曲
<ダブルアンコール>
23. 歌謡曲



大森靖子、待望のメジャー1stアルバム『洗脳』(仮)2014年12月3日(水)発売決定!
デビューシングル「きゅるきゅる」は勿論、すでにライブで人気の「デートはやめよう」、来年1/17公開の映画『ワンダフルワールドエンド』(監督:松居大悟)の主題歌「呪いは水色」、TIFにてミスiDのメンバーをコーラスに迎え披露された「イミテーションガール」などの豪華ナンバーを含む全13曲を収録予定。またDVD商品は2曲のVideo Clipとドキュメンタリー映像(約60分を予定)を収録した形態と、10/3に行われたキネマ倶楽部でのLIVE映像を収録した2形態での発売が決定。更に!2015/4/26 中野サンプラザ ワンマン決定!!


大森靖子、多彩な編成で彩った“超楽しい地獄”(ナタリー)

きゅるきゅると
まるで大森靖子の
ように立つ

▼靖子ちゃんのねむきゅんカットに萌えた♡



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【熱愛!アイドル洋楽COVERS①】浅香唯/倉田まり子/宮沢りえ/小林麻美/原田知世/中山美穂

2014年10月03日 00時49分27秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


荻野目洋子が5年ぶりの最新アルバム『ディア・ポップシンガー』で1985年のヒット曲『ダンシング・ヒーロー』(アンジー・ゴールドのカヴァー)やネーナ、ワム、スウィング・アウト・シスター、キッス等洋楽ポップスの日本語カヴァーを歌った。去年木村カエラが全編洋楽カヴァーのアルバム『ROCK』を出したし、MACOという新人シンガーがテイラー・スウィフトやケイティ・ペリーといった最新洋楽のカヴァーで話題になっている。21世紀以降のJ-POP界ではカヴァーといえば昔の日本の楽曲の焼き直しを指すことが多くなったようだが、歴史的に見ると20世紀初頭に日本にポピュラー音楽が流入して以来、海外の楽曲を日本流にアレンジするのが主流であり、60年代ポップスやグループサウンズは勿論、70年代以降の歌謡曲に於いても洋楽カヴァーヒットは多数あった。

私感にすぎないが、90年代小室サウンドや渋谷系が洋楽を徹底的に研究し大胆にパクリ、オリジナル(と称する)J-POPを産んだことで、楽曲をカヴァーしなくても、雰囲気だけは洋楽風のサウンドを可能にしたのではないか。小室の楽曲タイトルがローマ字ばかりなのも洋楽幻想をアピールするためだったといえまいか?ネットが発達した世界で洋楽/邦楽と分類するのは無意味だろうが、洋楽への憧れや夢が失われることのディスアドヴァンテージもあるのではないか?80年代MTVの躍進でテレビで洋楽のプロモーションビデオが流れ、それまで写真でしか観れなかった海外アーティストの動く姿が拝めるようになった頃、洋楽への憧れはそれまで以上に高まった。アイドルブームが絶頂期を迎えたのも80年代。このシンクロは互いに刺激し合い、80'sアイドル洋楽カヴァーの華麗な世界を産み出した。そんなアイドル洋楽戦国時代を彩った名曲名演をググってみた。

●浅香唯「ルカ」(スザンヌ・ヴェガ)


ダンスビート全盛の80'sに清楚なアコギサウンドで涼風センセーションを巻き起こしたスザンヌ・ヴェガの1987年のヒット曲を、85年に"フェニックスから来た少女"としてデビューし、TVドラマ『スケバン刑事』でブレイクした浅香唯がカヴァー。92年の12thアルバム『STAY』に収録。シングルカットはされなかったが、TV歌番組で披露された。児童虐待をテーマにしたオリジナルの歌詞を、メッセージ色を薄めはしたが、上手く訳している。浅香の仄かな色香がいい雰囲気。





●倉田まり子「恋はAmi Ami」(LIO)


浪人時代にリアルタイムでテレビで観てのけぞったカヴァー。ベルギーのテクノロリータ美少女LIO(リオ)に惚れ込んでいたが、彼女のヒット曲(原題:Amicalement Votre)をアイドルが日本語歌ってるのを目の当たりにした衝撃たるや!それまで倉田まり子には太川陽介の彼女(USO)的なイメージしかなかったが、この一瞬だけ推し状態に。オマケとして麗しのLIO様のジャケット写真も掲載。



 

●宮沢りえ「GAME」(デヴィッド・ボウイ)


りえちゃんといえば「サンタ・フェ」(91)のヘアヌードと貴花田との婚約解消(92)などお騒がせイメージが強いが、汗の匂いのしないクールな歌声は魅力的。個人的にはブルーハーツとの共演曲「ボーイフレンド」(93)ですべて赦す。そんなりえちゃんは3rdシングルでデヴィッド・ボウイ75年のヒット曲「Fame」を「GAME」としてカヴァー。恐らく90年にこの曲のリミックス「Fame90」が話題になったためと思われる。甘えるような声に心を赦すと、ふわりと抜け出して消え去ってしまいそう。殿方はくれぐれもご注意を。





●小林麻美「雨音はショパンの調べ」(ガゼボ)


年齢はずっと上だが、こちらも風のようなイメージの持ち主小林麻美の84年の8thシングルは、イタリアの男性歌手ガゼボの83年のヒット曲。イタロディスコを代表する曲。70年代アイドルとして活躍した小林が、アンニュイな大人の女の魅力を振りまきNO1ヒット。訳詞は松任谷由実。B面はセルジュ・ゲンズブール作ジェーン・バーキン75年の「ロリータ・ゴー.ホーム」の日本語カヴァーという両面悩殺シングル。ようつべに小林麻美ヴァージョンがないので、2大アイドル夢の共演動画にて。





●原田知世「彼と彼女のソネット」(エルザ)


82年デビュー、翌年映画『時をかける少女』で大ブレイクした原田知世の87年12thシングル。オリジナルはフランスの女声歌手エルザの86年のヒット曲「哀しみのアダージョ(原題: T'en va pas)」。訳詞は大貫妙子。のちに北欧ポップスに接近する原田の欧州志向が感じられる透明感溢れるカヴァー。のちにフランス語版カヴァーも発表した。





●中山美穂「HERO」(マライア・キャリー)


85年デビュー、ミポリンのニックネームでブロマイド売上No.1の人気を誇った中山美穂の94年の30thシングル。80'sアイドルの多くは90年代に入ると女優やバラドルへの転向を図る中、ミポリンはあくまで歌手と女優の両立を維持して、94年28thシングル「ただ泣きたくなるの」をミリオンヒットさせ快進撃を続けていた。「HERO」はマライア・キャリーの93年の大ヒット曲のカヴァー。中山自身が訳詞を手がけ、見事な歌唱力で歌い切った。





80年代後半~90年代初頭にアイドル洋楽カヴァーブームは最高潮に達するが、それはバブル時代の象徴のジュリアナ東京を中心に吹き荒れたユーロビート旋風の産物だった。その現象に関しては次回分析する。

カヴァーして
カヴァーされ
カヴァの循環運動

●でんぱ組.inc「Sabotage」(ビースティー・ボーイズ)


21世紀アイドル洋楽カヴァーはこれで決まり!英語詞のママでアレンジもオリジナル通りなのに、紛れもない萌えきゅんソングに変身させるトキメキ秋葉原パワーに驚愕せよ!ばびゅん!



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八十八ヶ所巡礼@下北沢CLUB Que 2014.9.30(tue)

2014年10月02日 00時15分15秒 | 素晴らしき変態音楽


CLUB Que 20th Anniversary 前夜祭
八十八ヶ所巡礼
one man LIVE―攻撃的国民的音楽―




ある音楽フェスで、同じ時間に灰野敬二ソロと日米個性派ジャズメン初共演セッションが被っていて、自分は灰野を観ると呟いたところ、知人から「灰野は何度も観てるからもういいでしょ。それより一期一会のセッションを観た方が絶対いい」とご忠言戴いた。確かに画期的な組み合わせだし、日本側のサックス奏者は筆者のフェイバリットでもある。しかし灰野を選ぶ意志にはまったく迷いはない。10年以上に亘りライヴに通い続けてきて、都内でライヴがある時は出来る限り観に行くことにしている。惰性や習慣ではなく、毎回刺激と驚きと悦びを与えてくれるので、一度でも欠かすと必ず後悔するのだ。次は何を見せてくれるのか、どんな体験が出来るのか、毎回が「一期一会」だと言っていい。端から見れば信者とか中毒とかヲタクとか呼ばれるかも知れない。だが、知人が皮肉ったように「灰野しか見えない」のでは決して無い。この時のセッションには甚大な興味がある。普通なら何を置いても必ず観に行くことは間違いない。しかしどんなライヴでも被った場合には灰野を選ぶのが筆者の選択基準というか「主義」なのである。灰野に優先するとすれば「いつ観るか?今でしょ」の☆☆☆組.incだけ。



灰野や☆☆☆組ほどではないが、何度も繰り返しライヴに通うアーティストがいる。ノイズ/即興系もあるが、ロックバンドも多い。
オレ的ロケンロー御三家:ザ・クロマニヨンズ/浅井健一/The Birthday、次点:MO'SOME TONEBNEDER
オレ的女子バン御三家:キノコホテル/アーバンギャルド/コロボックルズ
オレ的男子バン御三家:BO NINGEN/GEZAN/八十八ヶ所巡礼



いずれもワンマンを含め年間複数回通うし、対バンイベントやフェスでの"お目当てのバンドさん"である場合も多い。自分で眺めると一本筋の通った人脈図だと思う。共通するのは、敢ていえばそこはかとない「ボッチ感」では無かろうか。いわゆるJ-POP/J-ROCKのメインストリームではない。メディアへの登場回数はさほど多くなく、音楽つながりじゃない知人に話したら大抵通じないレベル。でもCDやレコードやDVDは定期的に発売され、ライヴ会場には熱心なファンが集まる。判る人だけ判ればいいという投げ槍なマイナー志向・排他主義では決してないが、非メジャー・非メインカルチャー的ともいえる孤独なメッセージを感じる。



その中でも八八こと八十八ヶ所巡礼は、最も徹底して「ボッチ感」の高い存在。メディア露出はほぼゼロ。ネットの情報・素材も極端に少ない。サブカル女子が好む男と呼ばれるだけあり女子率の高さは目立つが、カルチャ/ファッショよりもミュージックLOVE層が男子を含め多数派。翌日から20周年となるCLUB Queは新宿ロフトより狭いので、ステージが近くて妖気が直に伝わるナイス環境。登場SEのスピリチュアル・ジャズでアガるのは私だけでは無いと思いたい。例えファラオ・サンダースを知らなくても。



最新アルバム『攻撃的国民的音楽』のオープニングナンバー「赤い衝動-R.I.P-」でスタートし益々アガる。アップアップな高揚感は(仮)無しの正真正銘攻撃音楽。ほぼノーMCで繰り出される高密度複雑音狂の波状攻撃に晒されても息切れしないのは、メンバーのクールな佇まい故か。小柄な女子たちの頭蓋が前後左右にピョンピョン飛び交うMOSHな前列エリアが楽しそう。いつもは見えない賢三のドラミングがこの日のオレ的なツボだった。八八の妖怪エキスと観客の女子力オーラで生まれ変わった気分でシモキタを跡にした。

攻撃的国民的音楽 PV⇒ウチワをクリック


このWKTK(ワクテカ)気分が忘れられず何度も味わいたいから、次回のチケットを何としても手に入れなければならないのだ。
ふりだしに戻る

さて次は
どれに行こうか
八と八

<八十八ヶ所巡礼 Live Schedule>
2014/10/04(sat) 大阪Fireloop
one man LIVE―攻撃的国民的音楽―

2014/10/07(tue) 梅田CLUB QUATTRO
空きっ腹に酒 梅田CLUB QUATTRO10ヶ月連続企画『10カウント ROUND2』
w / バックドロップシンデレラ / 空きっ腹に酒

2014/10/08(wed) 岡山CRAZYMAMA 2nd Room
八十八ヶ所巡礼 バックドロップシンデレラWレコ発ツアー『八十八ヶ所でウンザウンザを踊る』
w / バックドロップシンデレラ / セックスマシーン / 感覚ピエロ / 勉強ができない

2014/10/09(thu) 金沢VANVAN V4
八十八ヶ所巡礼 バックドロップシンデレラWレコ発ツアー『八十八ヶ所でウンザウンザを踊る』
w / バックドロップシンデレラ / セックスマシーン / epicode / The Hiza

2014/10/10(fri) 広島4.14
八十八ヶ所巡礼 バックドロップシンデレラWレコ発ツアー『八十八ヶ所でウンザウンザを踊る』
w / バックドロップシンデレラ / セックスマシーン / 打首獄門同好会

2014/10/11(sat) 米子AZTiC laughs
八十八ヶ所巡礼 バックドロップシンデレラWレコ発ツアー『八十八ヶ所でウンザウンザを踊る』
w / バックドロップシンデレラ / 空きっ腹に酒

2014/10/17(fri) 熊谷HEAVEN’S ROCK
八十八ヶ所巡礼 バックドロップシンデレラWレコ発ツアー『八十八ヶ所でウンザウンザを踊る』~supported モルタルレコード
w / バックドロップシンデレラ / THEラブ人間 / 空きっ腹に酒…and more

2014/10/18(sat) 宇都宮KENT
八十八ヶ所巡礼 バックドロップシンデレラWレコ発ツアー『八十八ヶ所でウンザウンザを踊る』
w / バックドロップシンデレラ / ミソッカス / 空きっ腹に酒 / パンパンの塔

2014/10/19(sun) 高崎SUNBURST
八十八ヶ所巡礼 バックドロップシンデレラWレコ発ツアー『八十八ヶ所でウンザウンザを踊る』
w / バックドロップシンデレラ / ミソッカス / only he knows / ノーヘルメット代行

2014/10/20(mon) 新潟GOLDEN PIGS(BLACK STAGE)
八十八ヶ所巡礼 バックドロップシンデレラWレコ発ツアー『八十八ヶ所でウンザウンザを踊る』
Turkish Van主催「踊り狂う世界市民 vol.3~八十八ヶ所でウンザウンザを踊り狂う新潟市民~」
w / バックドロップシンデレラ / TURKISH VAN / しょしょ / アンサボ(O.A)

2014/10/23(thu) 渋谷TSUTAYA O-WEST
バックドロップシンデレラNEW ALBUM「シンデレラはいい塩梅」リリースパーティー「八十八ヶ所で1分刻みのウンザウンザを踊る」
w / バックドロップシンデレラ / 快速東京

2014/10/24(fri)•25(sat) 神戸CHICKEN GEORGE
BARAKA PRESENTS PROG CHICKEN 2014 ※八十八ヶ所巡礼は24日に出演 
w / BARAKA+五十嵐"Angie."久勝 / Quaser

2014/10/24(fri)•25(sat)•26(sun) ボロフェスタ2014
京都 KBS HALL / 神宮丸太町 METRO ※八十八ヶ所巡礼は26日京都 KBSホールに出演

2014/10/28(tue) 新宿LOFT
スペースシャワー列伝100巻記念公演『第110巻 燕子花の宴』
w / THE BACK HORN / アルカラ / Age Factory

2014/11/15(sat) 小倉FUSE
八十八ヶ所巡礼 バックドロップシンデレラWレコ発ツアー『八十八ヶ所でウンザウンザを踊るIRIKO』
w / バックドロップシンデレラ / IRIKO / 首振りDolls

2014/11/16(sun) 福岡HEART BEAT
八十八ヶ所巡礼 バックドロップシンデレラWレコ発ツアー『八十八ヶ所でウンザウンザを踊るIRIKO』
w / バックドロップシンデレラ / IRIKO

2014/11/17(mon) 大分CLUB SPOT
八十八ヶ所巡礼 バックドロップシンデレラWレコ発ツアー『八十八ヶ所でウンザウンザを踊るIRIKO』
w / バックドロップシンデレラ / IRIKO / sugersheeps

2014/11/27(thu) 仙台MACANA
八十八ヶ所巡礼 バックドロップシンデレラWレコ発ツアー『八十八ヶ所でウンザウンザを踊る』
w / バックドロップシンデレラ…and more

2014/11/28(fri) 秋田SWINDLE
八十八ヶ所巡礼 バックドロップシンデレラWレコ発ツアー『八十八ヶ所でウンザウンザを踊る』
w / バックドロップシンデレラ / 打首獄門同好会…and more

2014/11/29(sat) 岩手the five morioka
四星球 4thフルアルバム「もはやCDではない」レコ発ツアー『もはや・・・』
w / 四星球 / 打首獄門同好会 / THE CHERRY COKES / バックドロップシンデレラ

2014/11/30(sun)  千葉LOOK
CHIBA LOOK 20+5th ANNIVERSARY
w / 人間椅子

one man LIVE―攻撃的国民的音楽―
2014/12/14(sun) 東京キネマ倶楽部 ※オープニングアクト 練習 調整中

2014/12/26(fri) 名古屋CLUB ROCK’N’ROLL
LUB ROCK’N’ROLL22th Anniversary!!! ※オープニングアクト 練習 調整中

八十八ヶ所巡礼公式サイト


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【もしもしにっぽんFESTIVAL】きゃりー/でんぱ組/チーパレetc.@東京体育館 2014.9.28(sun)

2014年10月01日 00時47分51秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


もしもしにっぽんFESTIVAL 2014
場所:東京体育館
日時:2014年9月28日(日) 開場 / 12:00 開演 / 13:00

KAWAii!! STAGE / JAPAN BEAUTY AREA / POP CULTURE AREA / JAPAN FOOD FESTIVAL /OUTDOOR STAGE and more!!!

アーティスト
きゃりーぱみゅぱみゅ、Silent Siren、SUPER☆GiRLS、でんぱ組.inc、TEMPURA KIDZ、May’n、アイドルネッサンス、Ange☆Reve、ANNA☆S、FYT、CAMOUFLAGE、Caramel、GALETTe* 、Cupitron、Stella☆Beats、DIANNA☆SWEET、Cheeky Parade、つりビット、TOKYO TORiTSU これで委員会、drop、南波志帆、虹のコンキスタドール、NEKO PUNCH、ハナエ、みみめめMIMI、山口活性学園、Una、Yun*chi、Luce Twinkle Wink☆ and more!!!

モデル
武智志穂、田中里奈、青柳文子、三戸なつめ、柴田紗希、瀬戸あゆみ、ゆら、中田クルミ、佐藤さき、やのあんな、木村ミサ、柴田ひかり、矢部ユウナ、阿知波妃皇、村田倫子、上野瞳、中世古麻衣、古関れん、谷口朝香、谷奥えま、谷奥えり、YuRi、ルウト、山本和樹、岡毅 and more!!!

ゲスト&MC
増田セバスチャン、ニーコ、近藤夏子、レイ・マストロジョバンニ and more!!!


MOSHI MOSHI NIPPON Website
きゃりー/でんぱ組/赤い公園etc.~KAWAii!! NiPPON EXPO 2014@幕張メッセ 2014.5.10(sat)
二日分のカワイイに溺れた週末~HARAJUKU KAWAii!! FES 2013 10.5(sat) & 6(sun)
T.M.Revolution/中川翔子/でんぱ組.inc他「KAWAii!! MATSURi」@千駄ヶ谷 東京体育館 2013.4.20 (sat)
きゃりーぱみゅぱみゅ/SCANDAL他「KAWAii!! MATSURi」@千駄ヶ谷 東京体育館 2013.4.21 (sun)

最新の日本カルチャーを世界に発信する企画『原宿カワイイ』の最新シリーズは『もしもしにっぽん』というタイトルで昨年4月に『カワイイ祭り』が開催された聖地「東京体育館」(千駄ヶ谷)にて開催された。PRビデオでは『カワイイ祭り』同様二日間の開催となっているが、蓋を開ければ一日に凝縮された圧縮イベントに。 外国人は無料という攘夷派・在特会の逆鱗に触れそうな「おもてなし」だが、下関戦争・薩英戦争の勃発やヘイトスピーチ発令の兆しはないものと思われる。

筆者は東北方面への遠征のため不本意の極みで夕方6時過ぎに敵前遅滞参戦。太平洋戦時中の食料配給券さながらのフードチケットを入手し、決死の想いでゲトしたフランクフルトを片手に突入を試みるも『場内飲食禁止令』を口実に入場口で制止され、涙ながらにケチャップを涎のように垂らしながら完食。巨大核シェルターを思わせる広大な空間に圧倒されつつも、BATTLE FIELD(戦場)たるアリーナへ侵攻。焼夷弾のように眩しゐ白光の中に闊歩する原宿青文字系女子に行く手を阻まれながらも、サブ会場の倭国舞台(NIPPON STAGE)へ辿り着く。"追い(オイ)老い(ヲイ)"とリンゴ追分を唱和するヲタ軍団の最後尾に佇み、時折ケチャなど繰り出し、友愛気分に浸る。

●Luce Twinkle Wink☆

< Luce Twinkle Wink☆>刹那ハレーション初恋ペンタグラム/ミラクル☆エレメンツ

●ANNA☆S

<ANNA☆S>人生!本気(マジ)もったいないよ!/だってLoveMeDo/恋予報

●つりビット

<つりビット>踊ろよ、フィッシュ/恋愛戦線異常あり/真夏の天体観測

初見のアイドルさんたちを暫く眺め楽しむが、頭の中で同時進行する喪死模試捨石〝(MOSHI MOSHI STAGE)が気になり離脱、メインアリーナへ。カラオケ大会~コスプレ大会なのを確認し、再度サブ楼へ舞い戻りEYE$(アイドル)に現(うつつ)を抜かす。チーパレ(Cheeky Parade)の2曲目で突然数人の汚汰(ヲタ)がエグジットに向かってダッシュする様子を見て、正気に還りこりゃぁヤヴァいとばかりに慌てフタメキ追随すると、模死舞台には麗しの卡莉怪妞(かーりーぐゎいにぅ/Kyary Pamyu Pamyu)の姿。紅毛慧眼の巨人族が凱莉!(きやりぃ)とか葩繆!葩繆!(ぱみゅぅぱみゅぅ)とか騒いでいる。最優先の電波組.inc.の出番が早くて観れず涙を呑んだ筆者の次なる目的がKPPだったのに、浮気癖で前半見逃すという原罪の業の深さに落ち込む暇もなく、"杯(ハイ)拝(ハイ)"と盃(さかずき)を掲げるが如く、毛唐の馬鹿騒ぎの一隅に身を処すことと相成った。

●Cheeky Parade

<Cheeky Parade>チィキィファイター/キズナ PUNKY ROCK!/C.P.UBUNBUN NINE9`無限大少女∀

●きゃりーぱみゅぱみゅ

<きゃりーぱみゅぱみゅ>ピカピカふぁんたじんインベーダー インベーダーきゃりーANAN/にんじゃりばんばん/きらきらキラー/PON PON PON/ファッションモンスター

●グランドフィナーレ


もしもし?
カワイイ日本
お願いします

●でんぱ組.inc
目撃することは適わなかったが、責めてもの慰みに寫眞のみ晒すことをお許し戴きたい。


<でんぱ組.inc>ちゅるりちゅるりらでんでんぱっしょんサクラあっぱれーしょん


でんぱ組.inc新曲は「でんぱーりーナイト」

▼古川未鈴


▼相沢梨紗


▼夢眠ねむ


▼成瀬瑛美


▼最上もが


▼藤咲彩音





コメント (2)
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