おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

田母神発言の何が問題か?

2008年12月06日 | Weblog
久々の雪の朝です。
積雪は数センチですが、サラッサラの雪です。
気温はマイナス3度ほど。
お山はどうじゃろか?
ご機嫌伺いに行こうかしらん?

きょうは、
そろそろ皆さんが忘れ去ろうとしておる、前航空幕僚長の田母神さんの件じゃ。
お堅い話なので、メンドイ方はここでバイバイしてね。

それにしても、ここだけはきっちりさせておかないとね。
「政府見解に異を唱えられない国は北朝鮮と同じ」
などという田母神さんのトンデモ発言を鵜呑みにするウスラバカが増えて、この国を滅ぼすことになるから困るのじゃ。

なわけで、田母神さんがどんだけ、とんでもないお方か、ここはきっちりさせねばなりませぬ。
「自衛隊の幹部が太平洋戦争を語っただけで更迭なんて変だろ」
みたいな世間知らずのウスラバカには、早くこの世からおさらばしていただかなくてはならない、とおぢは断固として思っておる!!ためじゃ。

戦前、有名な関東軍と呼ばれたトンデモ日本陸軍がござった。
この関東軍の参謀は、1931年、中国奉天で線路を自作自演で爆破し、これを中国軍の仕業だとして「自衛のための戦い」へ勝手に突入しちゃう。
この参謀が戦後に「自分自身で暴露」しておるから間違いない。

当時のニッポンの内閣は、戦争の「不拡大方針」であったにもかかわず、関東軍は勝手に大暴走、戦線を拡大し、泥沼の日中戦争へ導いたのじゃ。
ようは軍の官僚が、政府の意向を無視して、勝手に戦争に突っ走ったわけ。

戦前は田母神さんと同じような軍の参謀がごっちゃりおって、勝手に軍隊を動かして、その結果、ニッポン国民を未曾有の国難に追い込んだってこと。
そこで戦後、「文民統制」シビリアンコントロールができて、政府の見解どおりに行動することが、「制服組」に義務付けられましたです。

だから、これはどうにも当たり前田のクラッカーだけど、いわゆる制服組が、政府見解に反する発言、言動をすることは許されるはずもないのです。
軍隊、軍人が、政府の考え方に反旗を翻しては、組織としての軍隊が成り立ちません。
なぜかといえば、自衛隊の最高責任者は総理大臣だから。
それに反旗を翻すってことは、「クーデター」しますってことじゃ。
怖いねぇ自衛隊、どこぞの発展途上国の軍隊みたいで、何するか分かりません、ってことになる。

過日も書いたけど、政府の考え方に従うのが世界の軍隊の常識じゃ。
そうでなけりゃ、組織としての軍隊そのものが成り立ちません。
しかし、戦前の陸軍、関東軍の大暴走に直結しておるのが、今回の田母神発言なのじゃ。
田母神さんを擁護するウスラバカの皆々様にあらせられては、ここんとこがさっぱり分かっておりませぬ。

ウスラバカだからしょうがない、とはいきません。
なにせこのところのニッポンは、あの5・15事件のころと似通った空気に覆われておると言われておりまする。

いま官僚は、防衛省はもとより、財務省から厚生省含めて、総理がアホウなのをいいことに、勝手放題じゃ。
知ってます?この大不況下に官僚様の手当て(業務調整手当)が新設されたこと!!
給料上げてるんだぜぇ!!

とにもかくにも政治家のコントロールがさっぱり効かなくなっておりまする。
なぜか。

東大を優秀な成績で出たエリート官僚が、未曾有を「みぞゆう」などと読むウスラバカを尊敬すると思う?
こんな奴に、唯々諾々と官僚が従うと思う?
ってことなのじゃ。

自民党という政党は、戦後復興と戦後の国民の生活レベルの向上、そしてソビエト共産党との対決という、「歴史的使命を終えて」、すでにどうにもこうにも立ち行かないのだと、おぢは思います。

民主党の小沢一郎のうっとおしい顔を毎日見るのもなんだけど、まずは政権交代からじゃ。
で、よくならなきゃ、また政権交代。
4~5回もこれを繰り返せば、ちょっとはいい国になるんではないのかねぇ…

苦しい生活を強いられておる20代、30代の若い派遣労働者やアルバイトの方々見てると、この政治の貧困にしみじみ悲しくなりまする。
誰が言ったか麻生総理じゃなくて「あほう総理」だぜぇ…
ゲロゲロな国じゃ!!