おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「あの戦争は何だったのか」 フムフム…

2005年08月31日 | Weblog

へぇ~、へぇ~の連続であった。
ついでに肛門括約筋まで緩んじゃって、「へー」まで出てもうた。
実は出なかったけど………

この本書いたのは、保阪正康さん。
ほさかさんと読む。
「やすさかさん」と読むんでないかと思ったほど無知なおぢであった。
スマンね、保坂さん。

このおっちゃん(失礼!!)、昭和14年生まれで札幌出身。
札幌の東高から同志社大学を経てノンフィクション作家で評論家だそうだ。
いきなり親近感が湧くではないの。

おぢは戦争を知らない世代。
学校でも明治以降の歴史など、とんと教わった記憶がない。
で、いま世間では「靖国」がどうのと喧しい。
そこで、読んでみっかというわけ。

副題に「大人のための歴史教科書」とあった。
「教科書」というだけで、ひいちゃったけど、720円の元とらなあかん。
で、しっかり読んだ。
これ、凄い、面白い、っていうか「100へぇ」なのだ。

どう凄いかってえと、当時の軍部と称する人たちがどんだけ「アホたれ」だったが、よお~く判るのじゃ。
たとえば「当時の日米の戦力比は1対10」だったと陸軍省がちゃんと試算しておる。
初めっから勝てないのじゃ。
でも知っててだれも止めなかったね。
とめられなかった理由もしっかり書いておる。

「石油がなくて、日本が追い詰められて戦争に突入した」とか言われておるが、これもどうも違う。
「石油がない」という舞台設定をしないと、戦争開始の正当化は出来ないと、海軍が考えたようだ。
もっとも極東軍事裁判で絞首刑になったのはほとんど陸軍軍人で、海軍はわずか3人だったとか。
このあたりも興味深いね。

それよりなにより、明治以降、ずーっと戦争で勝ち続けていた日本だったけど、この戦争の終わり方、どう終わるかは、何一つ考えていなかったんだって。
始めたら、終わり方考えんとねぇ、どもこもならん。
いまも昔もニッポン国のエリート官僚には、呆れるね。
結果、何百万人も殺しちゃってさ。

当時、終戦後をしっかり見据えていたアメリカとはあまりにも対照的。
そのアメリカも、ベトナム、イラクと、終わりの見えないことになっちゃって…

とにかく、歴史はきちんと知っとかなあきません。
アホタレブログの数少ない読者の皆さんよ、この本はお勧めじゃ。
720円は高くない!!ご一読を。



ありゃりゃトホホの朝日新聞

2005年08月30日 | Weblog

朝日新聞がまたやっちゃった。
記事の捏造だ。
ようするに記事のでっち上げ。
朝日新聞には、こと捏造に関しては歴史がある。
歴史があるってのも、これまた凄いんだけど。

古くは昭和25年ごろの「伊藤律氏のまぼろしの会見記事」。
当時中国に亡命中?の共産党幹部とのインタビュー記事を一面に掲載しちゃった。
記者は伊藤律に会って話を聞いたわけでなく、まったくのでっち上げ。
この記事は、縮刷版から削除され、紙面はそこだけ、いまも真っ白だと言う。
一度図書館で見てみたいもんじゃね。
「朝日新聞ねつ造の歴史」の「記念すべき第一歩」と評価?が高い。

新しいところでは、平成になってからの「サンゴ汚したのだれ」事件。
これもみごとな捏造じゃった。
なにせ「サンゴ汚したのだれ」って見出しで、それ朝日のカメラマン「おまえだろ!!」って話だもんね。
自分で傷つけて、写真撮って「だれ」ってそりゃないだろぉよ。
これも捏造の歴史にさん然と輝く。

で、今回じゃ。
これまたまぼろしの記事。
「亀井さんと田中知事の会談」を、推測で「長野県内」と書いちゃった。
実は「東京」だったという。

なんだかねぇ。
体質なんだろか?
個人の資質なんだろか?

トホホじゃねぇ、、、

小泉純一郎

2005年08月29日 | Weblog


今月号の月刊誌WILLが面白い。
なかでも「特集 小泉潤一郎とは何者か」が秀逸だ。

作家の大下栄治さんによると、小泉のじっちゃん、又次郎は「刺青大臣」と呼ばれた逓信大臣。
手首から足首まで全身刺青で、若いころは横須賀の博徒と抗争するなど派手に暴れておったとか。
小泉はこのじっちゃんからケンカの仕方を教わったに違いない、と書いておる。

で、二度目にチャレンジした総裁選で当時同じ派閥だった亀井に裏切られて敗北。
この時、親しい議員に「おれは、心に墨を入たよ」と語ったという。
この一件が、今回の「私怨」につながるようだ。

女性漫画家、さかもと未明さんも面白いことを書いておる。
「靖国問題に関しても、わざわざ火をつけヒートアップさせておきながら、決め打ちはいたしません。ああーーん!まるで『じらしプレイ』みたい~」
「でも一番不気味なのは『怖いし、酷い目にあいそうなのに、純ちゃんの政策に私たち国民の体がついてっちゃう』感じ、コレです!」
「私たちまだまだ怖いもの見たさで、もう一度純サマを選んでしまうのではないでしょうか。だってやっぱり女には『タイクツないいひと』より、『少し危険な感じの男』が魅力的なの~ん」だとさ。

まぁ、男はいろいろ理屈ばっかでうだうだ語っておるけれど、女性は見方が違うのね。
確かに岡田サマと純ちゃん比べれば、純ちゃんはるかにセクシーかも。
じっちゃんゆずりでケンカも上手い。
「刺客」のくの一軍団も、評論家・西尾幹二さんによれば、「北朝鮮の美女軍団を思わせる。」とか。
なんか精力絶倫のイメージじゃ。
前回選挙で民主党を支持した無党派層の多くも、今回は小泉支持だとマスコミは伝えておる。

これで小泉勝っちゃたら、「日本をあきらめて」インド人にでもなろうかいなぁ。
でもこんな短足「インド人もびっくり」だろう。
…古くてスマンね。

噴出し公園

2005年08月28日 | Weblog

京極町の「噴出し公園」に寄ってみた。
相も変わらず、観光客で混雑しておる。
本州方面から、ってのが目立つね。
まだ夏休みだもんなぁ、内地は。
外地・北海道は、初秋でござる。

エゾ富士と呼ばれる羊蹄山の周辺では、伏流水がコンコンと噴出しておる。
降り積もった雪が、何十年の時を経て、山ろくのあちこちから湧き出す。
こうした天然水を汲みに来るファンも多い。 
大金出して水を買う時代ゆえ、うめぇ~水がタダでいただけるってんで、レジャーを兼ねて良民こぞってやってくる。

ニセコ、真狩など周辺市町村では、この伏流水を水道水として活用しておる。
ただし、きっちり塩素は入れる。
法律で決まっておるのだそうだ。
アホタレ官僚は全国一律が大好きだ。
だが当地の水道水に、塩素なんぞは不要でござる。
いまの「構造改革」は、こんなことすら出来ぬ。
金もかからん、みんなも喜ぶ、人口だってガバチョと増えるかも。
塩素入れるか入れないかぐらい、地方に決めさせろ!!ってんだ。

「良い水がある」というのは、人々が豊かに暮らすための大事な要件。
羊蹄山ろくに人々を引きつける魅力のひとつに違いない。
良い水にステキな景観、美味い食べ物にパウダースノー、いいものがいっぱいあるね、ここには。
ないのはデパートにススキノ。
デパートの代わりはネットがしてくれそうだが、ススキノはねぇ。
フーゾクもないようだし…

そんなこんなで美味しい水を車に積んで札幌へ。
で、いつものようにババのご機嫌伺い。
日に日にボケが進んでおる様子がしっかり判る。
まだ息子の顔は判るけど、さていつまで続くものやら。
そのうち「どこの誰だか存じませんが、ご親切に…」とかなるんかねぇ。
それはそうなったで、気が楽だけど…

あすはわが身、さて、どうしたもんか。



暗きょ工事

2005年08月27日 | Weblog


ニセコのお山はすっかり秋の気配。
Tシャツ姿で過ごすのもあと僅かだね。

Tさんの弟さんに床下の断熱工事をお願いすることにしたのだが、床下はすっかり結露しておる。
どうやら小屋の周りの排水がうまくない様子。
放っておくと、えらいことになる、らしい。
断熱工事以前の問題とか。
そこでご近所のSさんにお願いして、排水溝を再度掘りなおすことにした。

元々埋めてあった“暗きょ”は直径5センチ程度の役立たずで、直径20センチのものに取り替えたのだが、どうやらこれも深さが足りないらしい。
そこで、基礎のコンクリートから、さらに30センチ深く埋めることに。

深さ1メートルもの穴掘りしていただいておるSさんは、今年80歳のじっちゃんだ。
山暮らしの「いろは」はこのじっちゃんに教わった。
ユンボを巧みに操る風情はとてもそんなお歳には見えん。
新聞もテレビもよく見ており、山暮らしから政治経済までよぉ~くご存知。
そこらの町会議員顔負けの博識だ。

小屋を建てて間もないころ、薪ストーブになかなか着火できないおぢを見てぽつりと一言。
「薪もひとりなら燃えないしょ、二人にしてらやんと」。
ようは薪一本じゃ火は点かない。二本はないと、ダメってこと。
当時70歳のじっちゃん、ニヤリとさせてくれるのじゃ。

穴掘り作業は、糟糠の妻には反対されたが息子は「やったら、いんじゃないの」と言ったとか。
ばーちゃんはケガしないかと心配し、息子はじっちゃんのボケ防止を考えておる。
良い家族だね。

作業は、午後からだったが3割がた終了。
じっちゃん、微妙な操作を確実にこなしておった。
何年か前「ユンボに魅せられてる」と吐露しておったけどホントだね。
仕事をしておる姿はイキイキしておった。
ニッポン人は、幾つになっても働くことが大好きだ。

あぁ高校野球

2005年08月26日 | Weblog

真紅の大優勝旗を手にした苫駒が面倒なことになっておる。
ボカスカ殴られたあんちゃん、前に2度も学校替わって今回3回目との噂もある。
あくまで噂だけどね。
真相は週刊誌の発売を待とうね。

でも、なんなのかねぇ、そのあんちゃんも父親も。
おぢが殴られた息子の父親ならこう言う。
「うちのバカ息子、何かとんでもないことしたんでしょうか?ほんとのことを教えてください部長さん!!場合によっては、部長さんの3倍ぐらい殴っちゃいますけど」とか言うんだけど。

おぢは文科系で体育会系はようわからんけど、ボカスカ殴られたあんちゃんが、あっちにもこっちにも居たんなら、どうやらこの部長さんとやらが変。
でも、いまんとこ、そんな話は聞こえてこない。

もっとも、10回か20回か知らんけどガンガン殴っちゃったのに、3~4回って記者会見で言う校長もなんだかねぇ。

どっちもこっちも「なんだかねぇ~」ってのが実感だけど、かわいそうなのは、ガンバって、ガンバって、優勝したあんちゃんたちだ。
こんなことなけりゃ、女の子にゃモテモテで、毎日ワクワクドキドキこんな楽しい青春はない!!ってぐらいうれし楽しのはずなのに…

高校野球があんまり好きになれん理由のひとつは、あの「高野連」さま。
なんか変じゃない?
高野連さまに、大会参加校がこぞって怯えておるイメージ。
高野連さまの過去の「ご聖断」では、部長さん個人の処分ってことでチャンチャンなんだけどさ。

ようするにキッチリとルールつくって示せばいい。
「生徒殴った部長は謹慎、でも参加はOK」「部員の飲酒喫煙は、2軍、3軍がやっても参加はOK、レギュラーがやったならは参加できん」とかね。
官僚もそうだけど、「裁量」部分を残しておるからややこしいことになる。
権威が出来ちゃう。
で、これに怯えて、こそこそ隠そうとして、話がドンドンややこしくなる。

ニッポンの古くてイヤラシイとこが丸々出てくるのが、いまの高校野球って気がするね。

改めて言おう。
真紅の大優勝旗を再び北海道に持ち帰った勇者諸君!!君たちは偉い!!凄い!!
これを誇りに堂々と生きていくがよい。
アホタレは放っとけばよろしい。

真駒内って

2005年08月25日 | Weblog

札幌は南区真駒内にいま住んでおる。
とっととニセコに住みたいが、おまんまが食えなきゃしょうがない。
ここでマンション購入したその昔、「いいとこに来たわいなぁ」としみじみ思っておった。
緑も多いし静かだし。

でもどうも変。
なんでかってえと、地下鉄駅を降りて、どこをどう見回したって、赤提灯も縄のれんの居酒屋もありゃしない。
夜なんぞは空車のタクシーが列をなすだけ。
昼間だって駅前には札幌五輪記念の塔があるっきり。
つまらん。

東京はもちろん、札幌でもたいてい駅前にゃ、赤提灯が風に揺れ、プーンと焼き鳥の香ばしい匂いや焼き魚のちょいと焦げた匂いが、男心をぐぐっとそそり、とりあえず一杯だけ飲んで…となる。
時にはミニスカねーちゃんが、「おじさん!!サービスすっからねぇ」などと呼び込む姿が、駅前の正しいあり方?じゃ。
何べんか、痛い思いもしたけどね…
ってことで言えば、真駒内はチョー地味だ。

地下鉄車内で、懐かしいお友達やかつてちょっと気になっておったおネーチャンと会ったって、どもこもならん。
なにごと、お酒の一杯から始まるからね。
飲み屋がないんで、どんだけ損したことか…

至極健全、品行方正な真駒内は、いまは亡き板垣市長がヨーロッパの町並みを手本に作ったもの。
札幌五輪の拠点じゃった。
残念だけど、ニッポンには合わんね。

ところで、民主党北海道はニセコ町の逢坂町長を比例候補の第1位に据えるとか。
地方の現状をよぉ~く分かった逢坂さんを立起させた、はちろさん、やるね。

一方、小泉に使い捨てにされようとしておる哀れホリエモン。
どっからどう見ても当選なんぞはありゃしない。
良くて、亀井と共倒れ(小泉の狙いはそこだけど)。
アホウでござる。


よそ者

2005年08月24日 | Weblog

土曜日、倶知安町の駅前通りにある喫茶店「覚」で昼食。
以前、コーヒーをいただいたことがあったが、ボブさんが「ピザが美味い」というので、行ってみた。

ボブさんは四十代の気のいいアメリカ人。
ひらふ地区に家を建て5年ほどになる。
いい歳こいて、モグラーだ。
つまりはスキーのモーグルが趣味だ。
おぢと一緒で、ここんとこはパウダーにはまっておるが、昨季も地元モーグル大会のシニアの部で優勝した実力者。
札幌での大会にも出ておる元気な中年だ。
英会話教師で生計を立てながら、ニセコ生活をエンジョイしておる。

「覚」も流暢な日本語を話す外国人が経営だ。
剃髪しておるところを見ると、どうやら仏教徒。
アルバイトの女店員がコロコロ替わっておるが、どれもこれも美人。
「実力」あるのね、うらやましい。

ピザは確かに美味かった。
店の雰囲気も落ち着いており、とても居心地がよい。

道内の中小都市は元気がない。
とりわけ駅前通りは、「シャッター通り」などと揶揄されるほどさびれておる。
倶知安町も例外ではないけれど、これまでなかったお店がポツポツ姿を見せてきた。
まちは少しづつ変身中だ。
それを支えておるのは、「よそ者、若者、ばか者」。
とりわけよそ者の外国人かもしれないね。
彼らをひきつけてやまない魅力があるんだね、ここには。
ご当地のホントの魅力に気づいてないのは、案外、地元町民かもしれない。

寅さん

2005年08月23日 | Weblog

道内在住の作家、北山幸太郎氏と酒席でちょいとばかりお話する機会があった。
「こんなブログやってるんですけど…そのうち週刊○○に書けたらいんだけど…」と、小生意気なこと言っちゃったね、恥を知らないもんで、おぢは…。
で、「何かお勧めの本はないかいな」と尋ねたら、「渥美清 わがフーテン人生」と中野翠さんの作品をお薦めいただいた。

中野翠さんの作品は、本屋にごちゃまんとあった。
でも、渥美清さんはとうとう見当たらず。
ネット検索すると「渥美清…」は、東京の紀伊国屋書店にござった。
定価1200円。
日ごろは週刊誌とビッグコミック、ビッグコミック・オリジナルのマンガにうつつを抜かすしょうもないおぢゆえ、1200円は、う~ん買いにくい。
そこで古書店を検索すると、牛久沼 銀河書房にあったね。
送料込みで810円なり、3日ほどで届いた。
ちゃんと初版本、便利だねぇ、ネット社会って。

ネット社会の恩恵を最も受けるのは、実は寝たきりぢぢ、ババだ。
田舎でも便利。
居ながらにして欲しいものが手に入っちゃうからね。
ニセコで寝たきりぢぢぃになったなら、ネットで買い物三昧いたす所存。

東京は葛飾柴又の寅さん記念館に行ったのは、旧友Tの奥さんの葬儀のあとだった。
Tには言えんけど。
良いねぇ、あの下町情緒。
寅さんファンには堪えられん。

で、くだんの「渥美清 わがフーテン人生」じゃ。
渥美清さん、いやはや、とんでもない遊び人でしたね。
おぢも遊んだつもりではいたけれど、渥美さんにはかなわない。
通っておったのは「女郎屋」。
いまでいえばソープにフーゾク。
ほとんど毎日行っておったという。

そんで渥美さん、結婚したのは41歳。
お相手は25歳、それまでのお付き合いが10年以上というから、13歳か14歳からのお付き合い。
これ、もう犯罪、いまどきは…。
おまけにハジキ(拳銃)を持っておったり、テキヤもやっておったそうな。
「映画・寅さん」の原点はそこらへんにあったんだったね。

そんなこんなだけど「寅さん新作」は、残念だけどもう見るこたぁできゃしない。
御用とお急ぎでない方は「東京は葛飾柴又の寅さん記念館」で、懐か~しぃ気分になるのがよろしい。

どうなる、どうするニッポン!!

2005年08月22日 | Weblog

以前より涼しくなったとはいえ、まだ暑い。
で、さらに暑苦しいのがあの世界。
札幌では衆院選の公開討論会が開かれた。
盛り上がりはいまひとつだったけど。

ある証券会社系シンクタンクの研究員がこんなことを言っておった。
「自民党のいわゆる抵抗勢力は、建前の思想は自由主義者だが、
政府を通じた所得の再配分に熱心だという意味では、実質的に社会主義者。
彼らの没落が早まるということは、日本の思想的社会主義者(社会党等)が没落し、
更に実質的な社会主義者も弱体化しやがては没落するという、
社会主義の没落の『完成』を意味しそうです。」

なるほどじゃね。
確かに自民党はある意味、社会主義じゃった。
言ってたのは、ゴルバチョフ。
ニューヨークでの記者会見じゃった。
「世界で最も完成された共産国家はニッポンです」ってね。
米人記者は、ゴルバチョフがここまで国際認識がないのかと、呆れておったそうだけど、「官」が事実上支配している国って、そういうこと。
旧ソ連もノーメンクラツーラが実質支配をしておったけど、貧しかったもんね、日本より。

中国共産党のいまの政策は、60年代の自民党政策をパクったもんだそうだ。
中国人の大学教授、朱建栄さんが言っておるから間違いない。
極めて不思議な政党だったんですね、自民党は。

別の経済アナリストはこうも言っておる。
「日経平均株価は久し振りに1万2千円を回復してきましたが、
これは20年前、1985年の水準です。
民営化、そして小さな政府を追及し、
それなりの実績を積み上げて来たにもかかわらず、
日本経済のパフォーマンスは20年前に比べると悪化しているということです。
もっとも、民営化が日本経済を悪くしたわけではありません。
むしろ、民営化を怠っていると、もっと悪くなっていたのかも知れません。」

これまた、なるほどじゃね。
だから「郵政民営化賛成=小泉支持」かってえと、それも違う気がする。
どうにも難しいね。
でも、よい子はとりあえず投票に行きましょう。
ひとつはっきりしておるのは、投票率が上がれば上がるほど「法華」はドンドン減るのでございます。
そこだけはメデタシ、メデタシの結果になってほしいものです。

開発ブーム

2005年08月21日 | Weblog


ひらふスキー場の界隈は開発ブームじゃ。
「ホテルユニバース」では温泉の掘削が始まった。
近くの老舗「ロッジ浦中」でも温泉を掘削していると言う。
この地区には、かつて湯治客で賑わった「山田温泉」、それに「ひらふ亭」、「ゆころ」「ジェイ・ファースト」の温泉があるが、さらに二ヵ所増えることになる。
お楽しみが増えて、まことによろしい。

ほかに居酒屋「船長」が増改築中、ほかにも改築、増築が目立つ。
やたらと元気である。
さらにさらに、来年はオーストラリア資本による「花園の地区」の開発がスタートするわけだから、すげーことになっておる。

北海道でいま、いっちゃん盛り上がっておるのは、駒大優勝に沸く苫小牧。
これもとりあえず来春まで。
この先10年は盛り上がりそうなのがこの界隈。
北海道でもっとも元気な地域だね。

土曜の夜、「阿武茶」で苫駒の勝利を祝してささやかに祝杯。
例によって外国人客が来ておった。
てっきりオーストラリアかと思ったが、愛・地球博に出展しておるベルギー人だとか。
ベルギー人がニセコに来るというのも驚きだが、阿武茶に来るというのも驚き。
口コミ情報だろか?
この辺りの知名度が確実に上がっておる証拠じゃね。
ベルギーでもルクセンブルグでも、ウエルカム。

小雨が時折パラパラ降る。
いまいちのお天気だけれど、夏の終わりの穏やかな日曜日。
セミがじいじい鳴いておる。
時がゆったり流れ、心ものんびりじゃ。





ひゃー、どひゃー駒苫さまぁぁぁ

2005年08月20日 | Weblog


倶知安町には人の気配がない。
ガラーンとしておる。
みんな自宅のテレビに釘づけじゃった。
歩いておるのは、犬と猫にキツネじゃね。

で、まさかまさかの2年連続優勝!!
真紅の大優勝旗が再び津軽海峡を渡るのじゃぁ!!
しかも57年ぶり!!
おおっ、やってもうたぁ~、うひゃぁ~、どひゃぁ~
中には小便ちびったぢぢ、ババもおるに違いない。
こうなったら3年連続、4年連続も夢じゃない。
いえ、夢です、ハイ。

かつて、といってもつい一昨年の夏の大会まで、甲子園の抽選会で北海道と当たった内地の高校生は、その時点で大騒ぎ。
「ウオォ~初戦はこれでいただき!!」「ウオォ~よかった北海道で」だったのだ。
正直な高校生諸君は、相手が北海道と聞いただけで嬉しそうにしておった。
そんで、北海道民こぞって「そこまで嬉しそうにしなくても、いんでないかい」状態だった。
その一回戦敗退の常連が、どうだい2年連続優勝だぁ!!
ざまぁ見たかい、内地の皆々様よ。
「♪皆の衆~、皆の衆~、悔しかったら~」と歌のひとつも出てくるね。

キャプテンの林君は、羊蹄山ろくは京極町の出身じゃ。
名水の町だけど、いまやキャプテン林君の古里・京極町。
かの母君は京極のガソリンスタンドで給油係のアルバイトをしておったそうな。
ほほぉ、親しみがわくのぉ~

そんなこんなのテレビを見ておったら、「ひらふ地区の皆さん、民主党のはちろ吉雄で~す」と例の宣伝カー。
で、はちろ本人が乗っておる。
「これで百○○回目の訪問です」とか言っておる。
どうやら、チョウー小まめに選挙区を回っておるらしい。
しかも必ず本人が同乗しておるそうな。
地元民にはすっかり嫌われておる○○○○とは大違い。

夏の甲子園大会は、駒大苫小牧の2年連続優勝で幕を閉じた。
空前絶後の偉業だね。

次は、“空前絶後の衆院選”となるかどうか、お楽しみはしばらく続くのであった。



誤解

2005年08月18日 | Weblog

人間、誤解を受けることがままある。
おぢが30代初めの頃、北海道のとある都市に転勤しておった時のことじゃ。

ヘベレケに酔った晩、小用を終えてチャック(いまどきはファスナーか)をぎゅっと閉めた。
出したまんま…
小ぶりだがキリッとしたおぢのチ○チ○はギロチン状態。
一気に酔いが覚め、おそるおそるチャックを下ろすと、歯型がついて血がにじんでおった。
痛いのなんのって…
どれぐらい痛いかってぇと、淑女の皆さんがあそこをチャックで挟んだぐらい痛い。
スマン、挟むもんがないね、淑女は。

で、若さだね、一週間ほどで傷は癒えた。
ところが、どんどん痛くなる。
そのうち、オシッコと一緒に膿が出だした。
えらいこっちゃ、どうやら化膿したわけ。
びびったね、でも「チャック」以外に心当たりはない。

とある大病院の泌尿器科で、あんちゃんだったおぢは、おっちゃん医師の前でパンツを脱いだ。
生まれてこのかた、酒も飲まずに男の前でパンツを脱いだのはこれ一回だけ。
酔ったときは、何回かあるらしい、覚えてないけど…

で、お医者にここに至る経過を、ていねいにご説明させていただいた。
だがね、見逃さなかったね、お医者が「ニヤッ」と笑ったの。
「ま、膿を調べてみます。とりあえず抗生物質注射しときますけど」と医者。
そんときの顔は、「フン、どこで遊んだんだか、このあんちゃん」だった。

「せんせー、それ誤解!!そうじゃないのよ」と言おうと思って飲み込んだ。
だって、そばにおった若い看護婦(いまは看護師か)が親指と人差し指でつまみ上げ、上下左右に振るわけよ。
そんなぁ、あなたねぇ、そりゃないでしょぉ、何の意味あんの?それ?って感じで。

これで診察終わったかと思ったら、ババまで出てきた。
で、同じように親指と人差し指…
若き日のおぢは心身ともにボロボロじゃったね。

ところがこれで終わらなかった。
薬を処方していただき、病院の階段をうなだれて下りてたときじゃった。
看護婦ふたりがくすくす笑いしながら階段上ってきたね。
「チャックで挟んだって、フフフッ」
「ウソよねぇ~」
そんで、目が合ったね、その看護婦と。
と、ふたりは下向いたまんま、駆け上がって行ったのさ、おぢの横をさぁーとすり抜けて。
シクシク。

看護婦控え室は、しばらく盛り上がったに違いない。
「チャックで挟んで、膿みだしたヤツ、信じられる?」ってね。
この話はあの病院で代々受け継がれる「笑い話」、いまや伝説だろね。
原因は、ホ~ントにチャックなんだけど…
トホホじゃねぇ~


おおっ、駒大苫小牧

2005年08月17日 | Weblog


いやはや驚いたね。
なんとまぁ、高校野球は駒大苫小牧がベスト4に進出でござる。
これで、まかり間違って優勝でもしようもんなら、道民こぞって驚天動地に茫然自失、それでもって、あ然呆然じゃ。
えらいこっちゃね。

去年、高校野球ファンの旧友Sが自宅を新築した。
新築祝いに贈った置時計には、こんなプレートをつけた。
「真紅の大優勝旗が津軽海峡を初めて渡った2004年、新築祝い」
我ながらグッドアイデア!!
安物の置時計でもSは大感激。
「おおっ、あっぱれなお祝いじゃ」と自画自賛しておった。
道内高校が優勝するなんて、「この先100年は考えられん」、と思ったからね。
底に貼り付けたこのプレート、「こりゃ一生もんの記念」のはずだった…
これが2年連続となると、どうにも色あせる。
「今年もなんかよこせ!!」と言われかねん。
まいったね。

同僚と話しておったが、今年も優勝だと、地元・苫小牧もえらいことになる。
中でも去年、がっぽり寄付した皆々様じゃ。
金満家のみなさん、そんときはこう思ったに違いない。
「こんなこと、オレが生きてる間は二度とない。ここでブワッと寄付せんで、いつするの!!」
そんで、去年は大盤振る舞い、有り金はたいて寄付したね。
たぶん。

で、もしかすると今年もだ。
ここでケチったら、男がすたる。
まぁ、前年寄付した額を下回ることは出来んわなぁ。
嬉しいやら、困ったやら、駒大苫小牧OBやらご支援の各団体はえらいことになっておる、はずじゃ。

北海道はそんなこんなの大騒ぎ。
「試される大地」なんぞと言われ、なんか気分のよろしくなかった道産子も、元気いっぱいじゃ。
実は「悲喜こもごも」だけどね。



どうやら夏が終わりました

2005年08月16日 | Weblog


風の匂いが変わったね。
北海道の夏が終わった、と思う。

最高気温は、たぶん28度くらい。
でもね、風が、きのうまでと、ちょと違う。
さらっと爽やかな風がヘタレなマンションを通り抜けておる。
涼しいね。

これから当地は秋から冬へ一直線。
エアコンがどうのこうのとブーたれておったけど、これで今年も乗り切れる。
暑さに弱いおぢも、もう少しの辛抱じゃ。