午前8時の気温は、プラスの2度。今朝も温かでござる。これで、ようやく雪どけも本格化なのじゃ。きのうはおぢも、玄関前の氷をツルハシでコツコツ割りましたです。こうすると、雪どけがジャンジャン、ガンガン進みまする。春の訪れを肌で感じる、北国独特の作業なのでござります。
さて、進んでるんだか、後退してるんだか、さっぱり見通しの付かないのが、福島原発でござる。直線距離で600キロも離れておる北海道ですけれど、それより遥か彼方のアメリカあたりで放射線が観測されておるというのに、放射線レベルに何の変化もないというのも、なんか変じゃ? 当局は、ちゃんと情報を公開してるんだろかと、心配にもなりまする。
そんなこんなの今日この頃、朝日新聞によると「フクシマ支援、世界から続々 原発専門家やロボット派遣」だそうだ。フクシマ原発は、いまや世界の注目を集める大事件。で、アメリカの原子力担当官は「現時点の情報では、原発は事故からの復旧作業が遅れているように見える」と指摘しておるそうな。そうだよなぁ、誰でもそう思うわなぁ…
そんなことで、「エネルギー省から40人の専門家を派遣するとともに、作業に必要な機材約7トンも日本に送るなど、全力で支援する姿勢だ。」そうだ。ようは、「何やってんだろ」「こんなにグズグズしていたら、被害が世界に拡散されるんではないのか」と危惧しておるってことじゃ。
さらには「原発大国フランスからはサルコジ大統領が31日に来日し、菅直人首相と会談して原発事故対応に全面的に協力する意向を表明する方向だ」そうだ。いやはや、皆さんあまりに杜撰なニッポン政府の対応に口あんぐりしておる様子が手に取るようじゃ。
聞いたところによると、世界の常識としては、原発の設置は常に1基なのだそうだ。つまりは事故の危険に備えて、1基建設しては、かなりの距離をとって、別の場所に1基だそうだ。原発大国フランスの常識だそうだ。
ニッポンの場合は、反対運動があるからと、福島にまとめて6基作っちゃえ、という非常識。おかげさんで福島県には計10基もあるそうな。こんな狭い地域にごっちゃりあるなどということは、世界のどこにもないのだそうだ。しかも使用済み核燃料を同じ建屋に保存するなど、考えられん仰天の実態じゃ。
こと、ニッポンの原発に関しては、なにもかにもが神話の世界。国策として推進してきた以上、「安全神話」でなくては、ならんらしい。聞くところによると、原発というのは、一度動かすと、なかなか止められない。だからジャンジャン、ガンガン電気が生産されることになる。
なもんだから、 余って、余って、ってことで、ジャンジャンと使ってもらわないと困るらしい。そこで、世の中には余計な家電製品などが溢れることになる。よく出来たシステムじゃ。電気を使った豊かな生活は、一度覚えると、捨てられませぬ。かくして原発は、増え続けてきたってことらしい。
ただし、原発は定期点検で、止めねばならんらしい。3基ある泊原発も、一気に全て止めることがあるらしい。つまりは火力や水力で北海道内の電力は賄えるってことだ。そうすると、原発がなくっても、とりあえず北海道では不自由しないってことだろか? 原発なしで生活できるなら、それはそれでいいのかも。
とにもかくにも、我が倶知安町は、泊原発から30キロ圏内にございます。なんだか怖いで~す!!