おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

日々これ変化なのじゃ

2009年09月30日 | Weblog

午前7時の気温は、プラスの7度。
木々の緑がドンドコ色づき始めており、秋本番を感じさせる朝なのじゃ。
体育館で汗を流し、温泉に入った昨夜は、薪ストーブに火を入れましたです。
寒いけど、穏やかな山暮らしなのでござります。

ってことで、運動した次の朝につき、先ほど一本モノで型のよいウ○チがするすると出ましたです。
快調、快腸ってことでござる。
ちなみにピロリ菌を除去したハニーさん、その後は便秘が解消傾向でござります。
ピロリ菌除去、便秘にもよいかも、なのじゃ。

さて、
ここんとこ毎朝の楽しみとなっておる新政権関連の新聞見出し。
それをきょうの朝刊で、チェックしてみましたです。
まずは「補正見直し1兆円確保」とある。

麻生内閣で作られた2009年度予算を見直しておる中で、総額1兆円を超える財源が確保されたそうな。
中身はというと、「国立マンガ喫茶」の中止、小中学校に設置予定だった「太陽光パネル」の中止じゃ。
まことにけっこう。

続いて、「天下り38人以上凍結」とある。
暫定措置だけど、独立行政法人、特殊法人の役員人事が凍結された。
まずは天下り全面凍結へ向けて、好調な出足ってことだ。
天下りの本命といわれるのは、「公益法人」とされており、とりあえず一歩進んだわけなのじゃ。

さらに、「法案の事前審査、廃止確認」とある。
これは政府提出法案を党で事前審査するのを止めるってことだ。
この事前審査は、業界の意向を反映させたり、族議員の跋扈を許したってことで批判されておった。
これまた、まことにけっこう。

ベタ記事ではあるけれど、「国幹会議の廃止 国交相が表明」。
これまで、高速道路はこの国幹会議がお墨付きを与えてドンドコ建設された。
委員が20人いるけど、ひとり2分も話せばおわり。
実際には、すべて官僚さまが取り仕切っておって、族議員が官僚に擦り寄って、高速道路が造られておったのじゃ。
ホントに必要な高速道路をつくる仕組みは今後の検討課題だ。

ほかには「着陸料引き下げ検討」だそうだ。
JALが1000億円も支払っておる着陸料、世界一高いともいわれておって、この金を元手に、どもこもならん飛行場が狭い日本に100近くもドンドコ作られた。
JALの経営を圧迫し、外国航空会社のニッポン乗り入れを躊躇させたおバカな高額着陸料が安くなる。
メデタシ、メデタシじゃ。

ってことで、改革はいまんとこ急ピッチで進んでおって、まことに気持ちがよろしい。
政権交代で、世の中こうも変わるのものなのか。
いや、民主党には悪いけど、世間の常識がようやく通り始めたに過ぎないのでしょう。
これまでが、あまりに古すぎたってことなのじゃ。
「定期的な政権交代」、これこそが、国をよくするキーワードだと思いますです。
なにはともあれ、今ニッポン国は、「住みよい国」に向かって歩んでおるのじゃ。
いいねぇ…







「終わりの始まり」自民党

2009年09月29日 | Weblog

久々に朝寝してしまいました。
いつもは午前6時に起床するのですが、今朝は7時まで寝ちゃいました。
わずか1時間ですが、たまの朝寝、いいものです。

お山の天気はというと、ちょうど今、晴れてきたところ。
秋は雨が多くて、なんだかねぇ…

さて、
先の総選挙で、結党以来の大敗北を喫した自民党、その新総裁に谷垣禎一さんが選ばれた。
任期は2012年までってことだが、場合によってはそれまでに党が解体してしまい「最後の総裁」となる可能性もありそうだ。

国民的な人気があったという、枡添なにがしや都知事の息子、軍事オタク石破とか、与党であれば、総裁に立候補したであろうお方は何処へ行かれちゃったのか?
結局立候補したのは、昔の名前で出ておる谷垣さん、無名のあんちゃん西村君、党再生へ元気だけ十分の河野さんでは、どもこもならんじゃろ。

それでも、河野太郎が勝てば、まだ党再生の可能性もあったけど、もう無理。
諸外国でも与党から野党に転落し、その後、党そのものが消滅した例は枚挙に暇がないことになっておる。
元共同通信の敏腕記者にして、現TBSのキャスターの後藤氏によれば「10年以内に党消滅の可能性もありえる」のじゃ。
「ごもっとも!!」なことでござります。

谷垣総裁で、自民党がさっぱり清新なイメージにならないのには、訳がある。
いわゆる「派閥長老の意向」を谷垣さんの背後に感じるからなのじゃ。
与党でまだ元気だったころの自民党なら、長老、派閥の長が誰を総裁にしようが、だれもがひれ伏した。

野党に転落した今は、「長老に支配される野党って何?」って話だ。
こんなことでは、谷垣総理の下で闘われる来年7月の参院選、民主党の大きな敵失でもない限り、大敗は必定ってことになっておる。
ちゃんとした2大政党制が必要なのに、どうやら「自民党は解体、解党」へむけてまっしぐらってことなのじゃ。

困るなぁ、こういうの…
新たな保守政党の登場を待つしかないのかねぇ、、、


空港特別会計ってば!!

2009年09月28日 | Weblog

曇り空の月曜日です。
寒くもなく、暑くもなくってことで、たいそう過ごしやすい。
月曜は、起床すぐにゴミを捨てて、ニャンコにご飯を差し上げて、それから人間様の朝ごはんなのじゃ。

ってことで、今朝も朝から快調のおぢでござります。
こんなに元気な理由は、過日旧友から頂いた漢方薬のおかげだと思う。
たぶん。
健康第一、とはいうけれど、まことにその通り!!
元気だと、心も明るくなりますです、ハイ。

さて、
毎日、毎日、新聞を一面から見てしまう今日この頃。
今朝の読売新聞一面は、「空港特別会計抜本見直し」と見出しが躍っておる。
きのうのTV朝日・サンデープロジェクトでの前原国交相の発言じゃ。

この空港特別会計、国会の承認を受けずに、官僚さまが勝手に使える「特別会計」のひとつじゃ。
しかも国会議員が決める予算である「一般会計」を、はるかに上回る巨大な予算が特別会計なのじゃ。
変だろこれ!!

で、この空港特別会計、毎年5000億円を超える予算があるもんだから、あっちこっちに不要な空港を作り続けてきた。
バカな空港作ってても、まだ2兆円の余剰金があるそうだ。

静岡空港などなど、利用者のさっぱりいない、どこもならん空港は、この予算でドンドコ作られたのじゃ。
自民党が放置していた、いや、自民党の族議員と結託して、国交省は不要な空港を作り続けてきた、ってことなのじゃ。

この予算の原資、飛行機の「着陸料」なのだ。
これ、わが国は世界一高いことになっておる。
大赤字のJALも、年間1000億円レベルで着陸料を支払っておる。
おかげさんで、極東のハブ空港は、ニッポンにはなくて、韓国・仁川空港ってことになっておる。

いくら国交省が「成田を国際ハブ空港」にと念仏のように唱えても、着陸料は高いし利便性は悪いってことで、そんなの無理、って世界の航空会社は思っておる。

バカ高い着陸料で、ニッポンの空港はダメになり、その高額着陸料を使って、さらに余計な空港を作り続けてきた。
おまけにJALの赤字に油を注いでおるのじゃ

つまりは空港特別会計、世間常識から言えば「ただのアホじゃん!!」って話なのじゃ。
こんなこと長々とやり続けてきた官僚さまと自民党さまには、きっちり、落とし前をつけてもらわんことになっておる。
したがって、この見直し、まことにけっこう、至極当然ってことなのじゃ。

そんなこんなで、毎日、毎日、まともな国に一歩一歩向かっておるようで、たいそう気分がよろしい。
どうやら政治家が尊敬される時代が、おぢの生きてる間に来そうです。
こういうしっかりした政治が続くなら、子供がなりたい職業の第一位に「政治家」が加わることになるかもしらん。
いいことだねぇ…


「政治が面白い」とは林真理子だ

2009年09月27日 | Weblog


爽やかなニセコの朝でござります。
ただし午前6時の気温は4度、この秋一番の寒さでござります。
とはいえ、きのう日中暖かかったせいでしょうか、おうちは暖かくてストーブも焚いてはおりませんのです。

なんかいい朝なのでござります。
なんでかなぁ?と考えたら、きのう1年ぶりに札幌の旧友歯医者で、検診を受けたためでござった。

この歯医者、強欲なヤツではありますが、仕事は極めて、ていねい。
ここ数年、こいつが札幌におらんかったもんだから別の歯科医に通ってましたけど、歯石を取るといっても、どこもかしこも、なんかいい加減な仕事で、困ってました。
やっぱ、こやつの仕事にはかなわないことになっておるのじゃ。

結局、約2時間、ハニ-さんと二人、たいそう綺麗な歯にしていただきましたです。
感謝でござります。
ただし今回の検診で、おぢは左の奥歯の根の部分に黒い影があることが判明。
痛みはないけど、治療の必要あり、ってことなのじゃ。

おかげでまた来月、ハニーさんとともに当該歯科医を訪問することになりましたです。
それにしてもですが、歯石取ってもらうと、気持ちがまことによろしい。
「歳の割りにきれいな歯だ」とかなんとか言われちゃって、そこんとこも「ムフッ!!」ってことなのでござります。

写真は、過日東京からやってきた旧友が「以前の職場を辞めたときに貰った」とかいうクリスタルグラスじゃ。
今朝、我が家に届きましたです。
高級クリスタルにグラスゆえ、大切に使わせていただきますです。

ところで、この旧友、高校2年のときに、同じクラスだったそうだけど、実はほとんど覚えておらんのじゃ。
で、こいつがまぁ、喋ること、喋ること。
放っておくと、一日中喋っておって、先日やってきたとき、聞くのもけっこう疲れましたです。
この調子で家でも喋ってたら、「家族は大迷惑じゃろ」、大丈夫か家族?

こうういタイプ、実は家では無口だったりするのかなぁ?
一度、彼の奥さんに聞いてみたいものじゃ。

さて、
「わりと民主党には辛口の私であるが、今回、組閣を見て、『へぇー』と思った。実によく考えられているではないか。」
「とにかく今、政治が面白くて仕方がない。毎日、新聞を隅から隅まで読み、討論番組を見る。」

こう書いておるのは、週刊文春「夜ふけのなわとび」の林真理子じゃ。
たぶん大方の庶民も思うところは、こんなところだろか。
基本的には保守的な自民党支持者で、セレブを気取っておるけど、なんちゅうことはないただのミーハー作家、林真理子。

正直、デブに加えてブスなのに、セレブを気取ってるあたりがまことに気持ち悪いけど、女性にはたいそう人気あるのだそうだ。
おぢにいわせれば、おなじ文春「本音を申せば」の小林信彦さんの対極におるタイプなのじゃ。

この林真理子が「政治が面白い」というのだから、主婦感覚でもホントに政治は面白いに違いない。
なにせ、「前代未聞、国連で拍手を受けたニッポンの総理」「八ッ場ダム中止で地元から袋だたきだけど、それでも現地を訪れ、謝罪する国交相」「いきなり大臣命令で、密約問題に迫ろうという外務相」などなど。

あれこもこれも、なんでもかんでも大きく動き出してる気配で、政治から目が離せないことになっておる。
実態は、これまでの自民党政治が「あまりに古かった」ってことに尽きるかと思いますです。

亀井大臣の「徳政令」に反発の声も強かったりして、紆余曲折が予想される政権運営だけど、どれもこれも小気味よい。
政治に無関心の時代が続き、この国はとんでもないことになると思っておったけど、いまや「政治が面白くて、新聞を隅から隅まで読み、討論番組を見る」のだ。
政権交代、ニッポン人の民度を上げる効果もあって、まことにけっこうなのじゃ。

ってことで、おぢはこれからテレ朝のサンプロを見るのじゃ。
前原さん出るそうで、楽しみじゃねぇ…


期待できない自民党

2009年09月26日 | Weblog

深夜にゴウゴウと雨の降る音で目覚めました。
朝にはすっかり止んでおりましたけど。
日一日、秋が深まりまする。

この時季から雪が降るまで、例年、心が不調になるおぢでござります。
それでも今年は、なんかよろしい感じがするけど、これって政権交代という「長年の夢」が実現したからでしょうかね。
心の状態にもよろしいのが、政権交代ってことでしょうか。

さて、
JAL問題、八ッ場ダムとあれこれややこしいとになっておる国交省。
経済評論家の財部氏がこの問題を喝破しておる。
「八ツ場ダムとJAL 『政官業癒着』の構造は同じだ」に詳しい。

ってことで、鳩山政権の課題は、「政官業の強欲癒着構造に尽きる。民主党の目指すべき『脱官僚』とはこの癒着構造をぶち壊すことにほかならない。」そうだ。
まことにごもっとも。
この問題、ともに「官僚任せの自民党政権」の腐った置き土産だもんねぇ。

自民党政権が、どもこもならんかったというサンプルでもありまする。
「いつも支持するのは野党」のはずのおぢだけど、いまの自民党じゃぁ、とても、とても。
河野太郎さんが、新総裁にでもなったなら考えますけど、リベラル谷垣じゃぁねぇ、どうにもこうにも民主党の対立軸にはなりませんってば!!

このまま谷垣総裁誕生だと、4年後はもちろん、8年後の政権交代も難しいことになっておる。
この先12年に及ぶ民主党政権は、長すぎると思うけどなぁ…

そんなこんなで、おぢはこれからハニーさんと小樽方面への買い物ツアーなのじゃ。
きょうもきょうとて、手抜きでスマンこってす!!


五里霧中のJAL

2009年09月25日 | Weblog


霧に包まれた暖かな朝でござります。
午前7時の気温は、プラスの12度もあるのです。
TVによると、「いまの札幌17度」とか。
暖かいと思ってたけど、お山は寒いのねぇ…

さて、
JAL、日本航空が五里霧中の大迷走を続けておる。
前原さん、国交相という、一番しんどい、貧乏くじを引いたってこと。
ご愁傷様なのじゃ。

10月3日の週刊現代によると、JALの運賃は世界一高いのだという。
外国の航空会社の2倍の運賃だそうだ。
そのバカ高い定価の運賃で誰が乗るかというと、「公費出張の官僚さま」だそうだ。

また、各省庁の審議会委員の皆さんの海外出張などでは、アップグレードが行われるという。
ようは、ビジネスクラスがファーストクラスになったりするのだそうだ。
しかも、搭乗寸前まで知らせないので、皆さん感激するのだという。
審議会委員にはマスコミ関係者も多いそうで、その方々はこういう便宜供与を受けてきたのじゃ。
だから、なかなかJALの実態が明らかにならない事情もあるそうだ。

また、国交省がニッポンのあちこちにごっちゃり建設した地方空港は、どれもこれも大赤字じゃ。
その空港から飛び立っておる飛行機はというと、JALなのじゃ。
民間企業なら、はなからタッチしたくない低搭乗率が予想される空港に、官僚さまの意向で「参入させられる」のがJAL。

ようは、民間企業といいながら、国交省とずぶずぶの関係を続けておるわけじゃ。
JALの副社長なんかは、こぞって天下りだもんなぁ。
官僚さまにいいようにされておって、そのおかげもあって大赤字をこいておるのがJALなのじゃ。

さらには、高額な企業年金、ごっちゃりあってわけわからん組合などなど。
名前こそ民間企業だけど、体質は旧態然とした「空飛ぶお役所」なのじゃ。

さきほどTV朝日でもやっておったけど、「民間企業なんだから、公的資金の注入じゃなくて、民事再生法の適用をすべきだ」はまことにごもっとも。
ようは、「倒産」させたらってことじゃ。
なにも国民の税金を使って救済する必要はありませんです。

ANAが経営危機だといって、国は救済しないじゃん!!
この不況下ではありますが、ANAはJALより、明らかに健全経営でござる。
「ナショナル・フラッグ」かもしらんけど、庶民から見れば単なる航空会社にすぎませんです。
新会社と旧会社に分ける話も出ておるようだけど、その前にやることがあるんでないの。

まずは、JALの経営者と金を貸した「日本政策投資銀行」には、責任とって貰わんことには、どもこもならん。
そして、旧来型の国交省による「護送船団方式」をトットと止めること。

その先は、民主党が推進しておって、国交省とJALが反対しておる、運賃、便数、路線、経由地を自由化する「オープンスカイ政策」の実施なのじゃ。
とにもかくにたいそうメンドイことになっておるJAL問題、前原さんどう解決するのかが、見ものなのじゃ。

「前原ガンバレ!!前原ガンバレ!!」

2009年09月24日 | Weblog


どんより曇り空の朝です。
そう寒くはありませんが、いまにも来そうだなぁ、雨ってば。
予報どおりってことでしょうか。

きのう、おとといと、遅ればせの休肝日でござった。
酒抜きの朝は、寝起きが早いことになっておりまする。
お酒飲まないと、少ない睡眠で十分なのかもしれません。

ところで、「まごわやさしい」をご存知でしょうか。
過日テレビでやっておった「脂肪肝」対策だそうだ。
「ま」は豆、「ご」はゴマ、「わ」ワカメなど海藻類、「や」は野菜、「さ」は魚、「し」しいたけなどキノコ類、「い」はジャガイモなどイモ類。

これを食べておれば、脂肪肝を防げるのだそうだ。
今朝の我が家の朝食、ほぼ完璧に「まごわやさしい」状態なのじゃ!!
美味しくて、健康によい食事、大事だと思いますです。

さて、
「前畑ガンバレ!! 前畑ガンバレ!!」
NHKアナウンサーが20回以上もこう絶叫したのは、1936年、昭和11年のベルリン五輪のことだ。
中高年の皆さんは、たいていご存知じゃけど、200メートル平泳ぎに出場し、銀メダルを獲得した前畑秀子さんの試合での、有名なラジオ実況中継なのだ。
おぢは子供のころ、なんどもラジオでこの録音を聞いた記憶がある。

きのう、国交相の前原さんが、「八ッ場ダム」の視察に訪れて、首長や住民からゴウゴウと非難を受けたとき、これを思い出した。
そう、おぢは「前原ガンバレ!! 前原ガンバレ!!」と心の中でつぶやいたのじゃ。

八ッ場ダムは、本体工事がまだ手付かずだが、すでに全体の7割の公費、税金が投入されておる。
なもんだから、中止するのは、賛成派、反対派双方にとって、かなりたいへんなことになっておるのじゃ。
ではありますが、地元に方にはまことに申し訳ないが、この建設中止は正しい。
そして、今後の民主党政権を占う意味でも大きな意義があるのじゃ。
わるいけど…

ニッポン国では、これまでドンドコドンドコとんでもない不要な公共工事が行われた。
たいていの場合、地元民の多くが反対し、建設後もそれがことごとくうまくいってない実情がある。
サンプルは、なんと言っても「成田空港」だろう。
地元民は大反対し、警察、学生から多くの死者を出して建設された成田空港だけど、いまでも不便なままの空港に過ぎないことになっておる。

いまやアジアの国際ハブ空港といえば、韓国ソウルの仁川国際空港じゃ。
成田は単なるローカル空港に過ぎませんのです。
オーストラリアからご当地にやってくるスキーヤーも仁川空港経由、新千歳空港なのじゃ。

成田空港の悲劇は、旧建設省による大失政のおかげ。
もし、あの時代に政権交代しておれば、あんなムダや多くの死者を出すこともなかった。
残念なことじゃ。

今回の八ッ場ダム問題の根深さは、57年も前から計画が始まって、いまだにダム本体の着工もできないところにある。
かつて、ほとんどの住民が「建設反対」だったにもかかわらず、その後は住民の移転、補償など含め、旧建設省、国交省がどんどこ金をつぎ込んだ。
そして、50年以上の時を経て、住民意識も徐々に変わってきたという背景がある。

しかし、もう当時とは飲料水、農業用水、治水を巡る状況は一変しておる。
そして、政権が交代したことを明確に示す必要もありまする。
もちろん、国交省の役人にですけどね。

国の政策に翻弄された住民の皆さんには、まことに申し訳ないことではありますが、もう不要なものを建設するわけにはいきません。
巨大な箱モノ行政の時代は「終わった」ことを内外に示すときなのですよ。
その典型が、八ッ場ダム、川辺川ダムってこと。

反対派住民への説明、住民対策、地元対策には、建設のための予算を超えるお金を使ってでも、きっちり対応していただきたい。
それが政権党の使命ってことでござります。

前原さんの父親は、彼が中2のときに自殺したという。
この件で、あなたの心労はかさむだろう、しんどいだろう、でも心ある多くの国民は「前原ガンバレ!! 前原ガンバレ!!」なのだ!!


鳩山政権外交デビュー

2009年09月23日 | Weblog
晴れて気持ちのいい朝でござります。
寒いけどね。

きのうは札幌で従兄弟の7回忌でござりました。
雨の予報でしたが、風はあったものの、結果的には好天の中での墓参となり、たいそう助かりましたです。
傘いらずでよかった。

墓参りのあと、数少ない親族そろって、札幌中心部のホテルで会食いたしました。
用意された和食のコースをいただきましたけど、お高いのでしょうねぇ。
美味しかったけど、なんか敷居が高くて落ち着かないことになっておったのじゃ。

「マツタケごはん」と言われても、食べたことないもんだから、美味いんだか、不味いんだか。
「貧すれば鈍す」おぢとハニーさんなのでござった。

その席に、亡くなった従兄弟の妹とその20代の娘が鎌倉から来ておった。
でその娘、おぢに「この冬、ニセコに遊びに行っていいですか?」
友人6人ほどでスノーボードに来たいのだという。

嬉しいねぇ。
千客万来、あちこちの皆さんにドンドコニセコに来ていただいて、ご当地の魅力がよりいっそう浸透してくれれば、おぢはもって瞑すべし!!
オーストラリアはもちろん、ニッポン各地の皆さんにもニセコの魅力が広がるといいなぁ…

さて、
鳩山首相が国連総会で華々しい外交デビューをいたしましたです。
米国留学してた割には、へたくそな英語ではござりましたが、「25%の温室効果ガス削減」を明言したってことで世界の注目を集めましたです。

ニッポンが環境問題で、「世界をリードしていく」瞬間でござりました。
国際的にもその存在感を示すことができたわけでまことにけっこう。
自民党政権下では、世界のどこからも無視されておったわがニッポンが、久々に国際社会で注目されたのでござりました。

その一方、この25%削減に関して国内では、トヨタなどなど、労使揃って大反発しておる。
なかでも組合の反発が強烈だそうで、そういうところをどう跳ねのけるかも問われることになりまする。

これまでの自民党政権はというと、円安への誘導→輸出企業の業績アップ→好景気へ、ってパターンでござった。
輸出関連企業とそこにお勤めの方にとっては好景気でしたけど、それ以外の国民は、自民党政権下では、すっかり蚊帳の外ってことでござった。
内需は、さっぱり拡大しないことになっておった。

一方、民主党政権はというと、円高容認→原油など輸入製品の価格下落→国民生活の向上→内需拡大→好景気、ってことが想像される。
子供手当ても消費の拡大に貢献しますしね。

そんな中、「官僚さまがマスコミを使って情報操作を始める」ってのは、東京新聞論説委員の長谷川幸洋さんじゃ。
週刊現代に「ゾンビ官僚たちが新聞を使って情報操作を始めた」に詳しいのじゃ。
これによると官僚さまは、新聞を使って「鳩山不況」「民主党不況」を言い出すという。

景気が二番底を迎えそうな原因が、米国にありそうだというのに、なのじゃ。
「鳩山不況」「民主党不況」のレッテル張りには、注意が必要ってことだそうだ。
ただし、実際に「鳩山不況」「民主党不況」となれば、こりゃ話が別ではありますがね。

また、「権力の二重構造」批判には、「仮に二重構造だとしてどこが悪いのか。説得的な分析もなかった」には納得じゃ。
なかでも田原総一朗を典型とする政治評論家の皆さんたら、二重権力、二重権力の大合唱。

150人もの議員集団を率いる小沢幹事長が、鳩山総理と相談しながら人事を決めるのは至極当然じゃ。
そして実際には、17人の閣僚中「反小沢」と称される議員は7名近くにも及んでおり、「どこが二重権力?」状態じゃ。
困ったことなのじゃ。

そんなこんなでシルバーウイークも今日が最終日。
ニセコ界隈も、あすからまた静かな農村観光地に戻ることになりまする。
ちょと寂しいけど…



きょうは7回忌で、札幌へ

2009年09月22日 | Weblog


朝方に雨が降ったようですが、午前8時のいまは晴れてます。
涼しい秋の朝、ってことなのでござります。
おぢとハニーさん、きょうはこれから札幌へGOなのじゃ。

6年前、40代の若さで亡くなった従兄弟の7回忌なのです。
ってことで、まもなく札幌の霊園へ向けて出発なのじゃ。
連日のチョー手抜きブログ、スマンこってす!!

もっとも数少ない読者の皆さんも、シルバーウィークってことで、どこぞに出かけておるのか、訪問者も少ないことになっておりまする。
それにしてもですが、もう7回忌とは感慨深い。
おぢが、トットと山篭りを決めた理由のひとつに、この従兄弟が亡くなったことがありまする。

おぢと同じく母子感染のB型肝炎でしたが、肝機能の各数値が何年にもわたって上昇しておったのを放置しておって、突然肝臓がん。
下血からわずか1ヶ月で亡くなってしまいましたのです。
まことにあっけない死でござった。

おぢのB型肝炎は、休眠状態ってことで、いまんとこ何の問題もないのだけれど、ドックなどでの定期的なチェックは必要なことになっておる。
皆さんも、肝臓の数値には注意くださいな。
肝臓は沈黙の臓器ゆえ、痛くも痒くもないうちに致命傷となりまする。

などと余計なお世話でござりました。
ってことで、また明日なのじゃ!!
きょうもきょうとて意味不明なアンポンタン・ブログ、まことにスマンこってす!!


複数年度予算なら凄いぞぉ!!

2009年09月21日 | Weblog


今日もブログの更新が遅れておりまする。
許してちゃぶ台!!
理由はというと、きのうの大宴会でござります。

お隣に出来た旧友宅の完成を祝い、午後3時から、飲めや飲めやの大騒ぎでござりました。
大工さんなどなど、家の移設作業にたずさわった方々を集めての飲み会は、人望を集める旧友らしい、楽しいものとなりましたです。
疲れたけど…

「大工さんにガバガバ飲ませて、潰してやるぅ」とか申しておった旧友ですが、早々とひとり沈没。
午後7時には、足も口ももつれるへべれけ状態で、大いびきで寝てもうた。
ところが皆さんを送り出したあと、突然むっくり起き出して、なんと余っておった鍋を食べてから、また寝たそうな。
鯨飲馬食の旧友デブ、なんとも恐るべしなのじゃ。

で、今朝はというと、おぢとハニーさんに旧友は、昨夜の大暴れの後片付けに汗をびっしりかいてましたのです。
なにせ頂いた酒ビンを飲む前に割っちゃうわ、ジンギスカン鍋は焦げ付いたまま放置ってことで、たいそう酷いことになっておる。
東京から同行してきた別の旧友はというと、我が家のニャンコ写真撮りまくりの、ネコじゃらしで遊びいので、さっぱり手伝わないことになっておって、おぢとハニーさんはすっかりお疲れなのでござる。

ところが、鯨飲馬食の旧友はというと、トットと作業を終えて、「今日の昼食、俺が昔風ラーメンつくる!!」とやたら元気一杯なのじゃ。
どっから出てくるのかねぇ、あの元気。
やっぱあの食欲か、漢方薬か。
某上場企業の幹部、恐るべしなのだ!!

さて、
新政権の中で、最も期待と注目を集めておる国家戦略局。
担当の菅直人大臣は、「複数年度の予算を考えていきたい」とNHKで述べておった。
おおっ!!
これまで綿々と「単年度予算」をしておって、どんだけムダ遣いをしておったことか。

なにせ3月の年度末になると、予算を余さないためにわけのわからんものまで買っておったのがお役所なのじゃ。
予算が余れば、翌年にまわしたり、節約したりという、「世間の常識」がさっぱり通用しないのが役人の世界でござった。
これが変わるだけで、どんだけ節約になることか。

でもって「節約したら昇格、昇給」って制度をお役人さまに導入すれば、さらに節約は進むじゃろね。
だだし、国の予算は憲法で単年度主義の原則と決められておるそうで、どうするのかねぇ。
憲法で単年度主義が決まってるってのも、どういう経緯だったのか。
いずれにせよ、予算編成の抜本的見直しは、税金の有効活用、ムダ撲滅ってことで、たいそう重要じゃ。

ってことで、新政権へのおぢの期待はいま、パンパンに膨らんでおる。
長年の胸のつかえが、毎日、毎日、取れていくわけでたいそういい気分。
だって、新聞読んでも、TV見ても、あっちでもこっちでも、ドンドコ改革が進む気配。
とにもかくにも、愉快で痛快!!
内閣支持率は、さらに上がっておることじゃろう。

いずれ下がりだす支持率ですけれど、とにもかくにも高いうちに改革を進めることでござります。
それ行け、やれ行け、イケイケどんどんの鳩山政権、ガンバなのじゃ!!




さぶっ!!

2009年09月20日 | Weblog

更新が遅れました。
スマンこってす!!
いまは午後1時前、よい天気ではありますが、風が強いです。

けさは午前6時の気温がプラスの8度と、とうとう一桁なのじゃ。
ってことで、薪ストーブ焚きました。
日ごとに秋が深まることですなぁ…
さぶぅ!!

さて、
きょうはこのあと午後3時から、ワイワイと宴会なのでござります。
隣の旧友宅の完成を祝って、大工さんやら板金屋さんやら電気屋さんらを呼んで、「わいわい」からお取り寄せのジンギスカンなどなどにビール焼酎、お酒たっぷりってことでござります。

風が強いので、ちょいとばかり寒い気がしますけど。
しょうがないのじゃ。
で、東京から高校時代のお仲間も駆けつけることになっておる。

っていうか、主催者の旧友は、彼らを迎えに小樽に行っておって、なんだかんだの準備作業はおぢがやる破目になっておる。
なんだかなぁ…
ってことで、朝から奮闘中なのじゃ。

そんなこんなで、悪いけど今日のブログは、これにておしまいなのじゃ。
スマンね。
写真の赤ちゃんネコも「大また開き」でごめんなさい?してますです。
懲りずにまた来てねぇ~

前途多難なのじゃ

2009年09月19日 | Weblog

雨が降ってしたが、いまはすっかり晴れておりまする。
いい気持ちの朝なのです。
東京の旧友が、きのう夕方からご当地に来ておりまする。

昨夜は石狩鍋で、もてなしました。
「何年かぶりに食ったなぁ、美味かった」と旧友。
この時期はやはり鍋、それも北海道なら、サケにジャガイモ、ニンジンなどなどで味噌仕立ての石狩鍋でござります。
うまいどぉ~

その旧友から、お土産にいただいたのが写真の漢方薬。
昨夜は、ガボガボ酒飲んで、寝る前にこの薬を服用ししたのですが、朝はスッキリ!!
きのう実は37度の熱があったおぢなのだけれど、それも今朝は吹っ飛びました。
中国3000年の歴史、恐るべしなのじゃ!!

さて、
民主党政権、スタートしたばかりとあって、なかなかスムーズに進みませんです。
原口総務大臣の郵政にかかわる発言で、担当の亀井さんが怒っちゃった。
確かに、郵政問題は亀井さんの専権事項じゃ。
原口総務相の勇み足ってこと。

これからも、あれこれあるんだろうけど、禍根を残さぬようにせんといけませんです。
とりあえずは、この政権を4年間維持せんとね。
ニッポンに明るい兆しは見えないことになりまする。

ところで、鳩山政権は、官僚の記者会見中止について、「知る権利に反する」との大合唱で、一転容認する方向だそうだ。
ただし、「事務次官の定例記者会見の中止」は変わらずってことなので、まことにけっこうなことだ。

まさか、各国にいる大使や出先の海上保安部あたりの記者会見まで止めるとは、おぢも思いもよりませんでした。
ここはあくまで、各省庁の事務次官による定例記者会見の中止なのじゃ。
過日も書いたけど、これをしては、それこそ権力の二重構造、政治主導に逆行する動きになりかねませんのです。

いずれにしても、初の本格政権交代、あれこれハレーションが起きるのは止むを得ません。
しばらくはありとあらゆる場面で、混乱が起きるのは必定じゃ。
60年ぶりの大変化につき、スムーズに進む方がおかしい、ってことになっておりまする、ハイ!!


政権交代とは、こうも劇的なものか…

2009年09月18日 | Weblog


すっかり晴れわたり、気持ちよい朝のはず、でござります。
ではありますが、おぢはというと、風邪気味で大不調じゃ。
のどは痛いし、節々は痛いし…
新型インフルエンザの可能性はないけどさ。

きのうこの秋初めて「イクラしょうゆ漬け」を作りましたです。
朝ご飯は、いつもの納豆に代わって、イクラが食卓を飾ったのじゃ。
多少粒の小さいイクラでござったけど、美味!!
食欲の秋じゃねぇ…体調悪いけどさ。

さて、
おぢの風邪をハネ飛ばすように、鳩山新政権の改革への動きは急ピッチじゃ。
これまで自民党が、○○改革、××改革と叫んでも、その動きったら、のろのろした牛車(ぎっしゃ)並みの歩みでござった。
それがこの政権交代で、「あらゆる改革」がターボエンジンつきのトラックみたいにビュンビュン高速でしかもガンガン動き出した。

各大臣の発言聞いてると、あたかも革命のような大変化が期待できることになっておって、正直、胸が躍っておりまする。
「政権交代とはこいうことか」と、多くの国民が納得するところなのじゃ。

厚労省の天敵、長妻大臣が厚労省幹部を前に「ウミを洗いざらい出してほしい」と言えば、会場はシンと静まりかえり、詰め掛けた官僚さまは、こぞってビビっておる様子じゃ。
前原国交相は記者会見で「八ッ場ダムと川辺川ダムは建設中止」ときっぱり!!
総務大臣に就任した原口大臣は、バラバラに解体される寸前だった郵政事業を、一本化して民営化すると明言した。

そういえば、こちら田舎の郵便局に勤めておるお方が言っておった。
「3人ほどの小さな所帯の郵便局だけど、局内に会社がいくつもあるもんだから、何かあるたびに、局内にある別会社向けの書類を書くのが煩雑で、煩雑で」と申しておった。
こんな実情にそぐわない、あまりにデタラメな「郵政民営化」も、まもなく変わる。

そして、驚いたのが岡田外相じゃ。
就任直後の深夜に「大臣命令」を発しておる。
大臣命令とは、これに従わないなら「官僚さまの首を切れる」ってぇ「伝家の宝刀」なのじゃ!!
菅直人が、厚労相だったときに官僚さまが隠しまくっていたエイズ関連の書類を出させたのもこの大臣命令だ。

過日読んだ「運命の人」の主人公、毎日新聞の元敏腕記者、西山さんが書いた世紀の大スクープ「沖縄返還にかかわる日米密約」も、「非核三原則」といいながら、「事前協議」がまるで機能しない仕組みだった日米密約が、これで明らかにされるのじゃ。

外交には、秘密、機密がツキモノだというのはよ~くわかりますです。
しかし、米国など諸外国では、20年後、30年後に秘密文書の類は公開が義務づけられておる。
ところがニッポン国では、公僕である外交官さえ「墓場まで持っていく」という秘密主義。
国民なんぞには「知らしむべからず」ってことで、「主権在民」の基本を無視する大暴走でござった。

これが11月までに一気に解決する。
自民党政権下の「外交の闇」が白日の下にさらされるのじゃ。
40年前の「70年安保闘争」、当時の新左翼学生諸君は「核基地付き沖縄返還策動反対!!」を叫んでおった。
「なにをアホウなことを…」と皆さん思っておった沖縄返還が、まさに核基地つきで返還された事実もこれで明らかになる。

これをきっかけに、ニッポン国でも、外交機密文書を20年、30年後には必ず公開する法律の整備をしなきゃ、どもこもならん。
ここんとこも大いに期待しておるのじゃ。

また、亀井金融相は、金融機関に「借金の返済猶予」を宣言した。
徳政令ってことで、銀行株、金融株は急落しておる。
しかし、これであちらこちらの中小企業は「黒字倒産」の危機から免れる。
「貸しはがし」で資金繰りに悩み、自殺する経営者も減ることになる。

ことほど左様に、政権交代とはこうも劇的な変化がやって来るのかと、シミジミじゃ。
「利益一辺倒」のギスギスした社会が、大きく舵を取って、方向転換しようとしておりまする。

そんなこんなで読売新聞によると、鳩山内閣の支持率は75%と、小泉あんちゃん内閣に次ぐ高支持率という。
多くの国民の期待が集まっておるってことなのじゃ。
まぁ、支持率なんてものは、そう遠くないところで転落することにはなるだろうけど、ここはイケイケドンドン、一気に改革を進めるってことが支持率キープの絶対条件なのじゃ!!ったらなのじゃ!!

官僚の記者会見は中止だ、エライ!!

2009年09月17日 | Weblog

朝霧に包まれたニセコの山の朝でござります。
午前7時の気温は11度じゃ。
昨夜ちょいと薪ストーブに火を入れたせいでしょうかね。
朝はストーブ焚かなくても部屋は暖かでござる。

休肝日明けの昨夜は、美味しくお酒を飲みました。
「北海道初の総理大臣誕生」を祝って飲んだ美酒でありました。
おかげで、食べ過ぎ、飲み過ぎってしちゃって、胃の調子がよろしくない。
珍しいことに、朝ごはんが食べ切れないという、不調の朝なのでござる。

さて、
鳩山新内閣で気になったのは、やはり参院からの入閣が多かったこと。
社民党の福島代表はともかく、民主党から3人もいたってのはどうなのよ。
この3人、どちらかというと知名度も低くて、それぞれ専門に通じているとも思えませぬ。

どうやら、参院選を睨んだ布陣、ってことのようだけど、それでいいのか?
きちんと政治主導できるのか?自民党みたいな「お飾り大臣」にならんのか?
ってことで大臣に関する限り、かなり不安な船出で、「脱官僚主導」に早くも黄色信号が点滅か…

総理の記者会見は、マニフェストどおり、これまでように国内のTV、新聞、通信社だけでなく、広く開放されておったようで、まことにけっこうじゃ。
既存マスコミは、どこもあんまり伝えておらんのでよくわからんけど、外国人記者や週刊誌やネットの記者も記者会見に出席したはずじゃ。
内外に「開かれた政府」の第一歩ってことになりまする。

…と書きましたけど、実は会見はオープンでなかったのだとか。
すっかり内閣記者会が仕切ったのだそうです。
旧態然、自民党と同じでござる。
このあたり、記者クラブと民主党の間で一体何があったのか。
呆れたことでござります。

鳩山さんの記者会見ですけど、官僚のペーパーはおろか、メモすら見ずに喋っておった点は、評価してよろしいか。
ただし、国民に「明るい将来」を感じさせる言葉がなくて、そこんとこはいまいちでござった。
それでも比較するのもなんですが、麻生ぼちゃんとは、レベルとラベルが違いましたね。

一方、官僚さまの記者会見は中止となった。
これまで各省庁の事務次官クラスによる記者会見が、な、な、なんと毎日、時には1日2回も開かれておったそうな。
大臣がいるのに、官僚が記者会見してしてるって構図、それこそ権力の2重構造そのものじゃなかろうか。

まして、1日2回も記者会見してるもんだから、記者の皆さん、すっかり官僚に洗脳されてもうた。
優秀な記者ほど、官僚にいいように操られて…
記者会見を止めたとしても、官僚と記者の関係は裏で継続することにはなるのでしょうが、まずは第一歩。
会見中止で、今後は「大臣はアホウ」でも「官僚がちゃんとニッポン国を担う」って構図に歯止めがかかり、政治主導が定着するのかどうか、大注目なのじゃ。


いよいよ新政権

2009年09月16日 | Weblog

午前7時の気温はプラスの11度。
ひんやりしたニセコの朝なのでござります。
秋深しじゃねぇ。

いつもは休肝日となる日曜日、おぢはお酒を飲んじゃったもんだから、月曜、火曜と休肝日でした。
二日連続してお酒をお休むのは、やっぱしんどい。
きょうは夜のビールを楽しみに一日を過ごすことになるのでござる。

なんといってもきょうは、新政権誕生という歴史的な日なのじゃ。
どうしても飲んじゃうのだ!!
総理大臣となる鳩山さん、「落下傘」と非難されても「北海道初の総理」に違いござりません。
甲子園の優勝と総理大臣だけは、「北海道は無理」と思ってましたけど、おぢが生きてる間に両方とも実現するとはねぇ。
シミジミいたしまする。

ついでながら、イギリスの場合、二世議員は父の地盤からは立候補できませんが、他の地域での立候補は可能だそうです。
鳩山さんはまさしく「世襲の頂点」にいるわけではありますが、北海道で自ら後援会作りをしてきたわけで、そこんとこは、評価してよいのじゃ。

おまけに大金持ちではありますが、ユーモアのセンスもありいの、とぼけた感じもありいので、申し分なし!!
初の「理系」の総理ってのもよろしいかも。
いまんとこ、世界のどこに出しても恥ずかしくない総理なのじゃ。
麻生ぼちゃんとは雲泥の差でござる。

きょうは総理指名選挙、そして注目の閣僚が決まり、歴史の歯車がカチリと動くのじゃ。
TV朝日で鳥越さんは「冷戦終了から20年、感慨深い」と言っておったけど、納得じゃね。
冷戦が終了し、世界の構造が大きく変わったにもかかわらず、わがニッポン国だけが、冷戦体制を引きずったまま、自民党が政権与党でいるという、異常事態じゃった。

この間、庶民の暮らしはドンドコ悪くなり、社会は逼塞するばかりじゃった。
若者は希望をなくし、高齢者は絶望してもうた。
それが、いま大転換しようとしておる。

鳩山さんにはとにかく「国民に希望を与える」言葉を発していただきたい。
2009年9月16日は、「ニッポン再生への第一日」だった、と歴史の教科書に載るようなことになってほしいものじゃ。

一方、野党へ転落した自民党だけど、総裁選をめぐる一連の動きを見ても、再生への道のりの遠いことったら、支持者でなくても涙が出まする。
とはいえ、2大政党制が確立するには、一刻も早く新しい旗印を立てて、民主党との明確な対立軸となっていただかないことには困るのじゃ。

いずれ民主党も人気がなくなり、不祥事も出てくる。
再度政権交代するにも、受け皿がないのでは困りまする。
2大政党のもうひとつは、別に自民党でなくてもよいのだけれど、とりあえず自民党には再生復活していただかんと、いけませんのです。
ただねぇ、再生の気配、まださっぱり見えないよなぁ~
野党自民党の総裁、河野太郎がいいと思うけど、一本化できないのかねぇ…