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おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

雪の朝

2008年12月12日 | Weblog

午前6時の気温はマイナス3度。
昨夜からの粉雪が10センチほど積もりました。
サラッサラの雪ですよぉ、、、

なんてパフパフの雪かしらん。
こんないい雪は、放置してはおけません。
しかたないから、仕事する前に遊んできますぅ。

ってことで、約1時間半、スキーに行ってまいりましたぁ。
お山の積雪は10~15センチ、底付きのするパウダーでしたが、そこそこに楽しめました。
底付きしないふわふわ感はまだ楽しめませんけど、今も雪がじゃんじゃん降ってますゆえ、明日からの週末はいいかもね。

オージーやら香港などもけっこう来てましたです。
アジア系の人はたいていスキースクールのようです。

さて、12月もそろそろ半ば。
今年も半月余りを残すのみとなりました。
この1年を振り返ると、個人的には穏やかでいい年でしたぁ。
しみじみそう感じます。

最愛のお方とお気に入りの場所で、好きな仕事をしながら暮らす。
この世にこれ以上の幸せはないだろうなぁ。
これでお金がごっちゃりあれば、いうことなしですが、そうはイカの金玉でござります。

個人的には穏やかでも、世界もニッポンもたいへんな一年でした。
昨年10月ごろから一部で問題視されてたサブプライムローン問題が弾けて、世界経済は大騒ぎ。
ニッポンでも輸出関連企業を中心に、派遣労働者の大量解雇という異常事態になりましたです。

派遣労働者問題の根源はというと、04年から導入された「製造業への派遣」。
一連の小泉改革というやつね。
おかげで、ニッポンはぐっちゃぐちゃ。

これはアメリカの「年次改革要望書」に唯々諾々と日本政府が応じたためじゃね。
「聖域なき構造改革」の御旗の下で、アメリカの要望にまるまる従って、この体たらくじゃ。
右翼、民族派の皆さんをはじめ、いまや息絶え絶えの左翼の皆さんは、なんでこういうことに激怒しないのかなぁ?

なんでアメリカは、派遣労働をニッポンに押し付けたのか。
知ってますぅ?
これ、80年代ニッポン経済が世界ナンバーワンになって、ニッポンを研究した結果だと言われておる。

米国の経済学者が研究した結果「日本経済の力の源は、終身雇用制と企業への忠誠心」だったそうだ。
そこで、このニッポンが二度とアメリカ経済の脅威とならないように押し付けたのが「年次改革要望書」に盛り込んできた「派遣労働」といわれておる。

おかげさんで、経営者は簡単に労働者の首切ればOK!!のイージー経営。
経営者は株主のほうだけ見てればいい、ってことになっちゃった。
優れた日本型経営がアメリカの陰謀で、瀕死の状態じゃ。

考えてみれば、終身雇用が企業への忠誠心を養い、世界に冠たるニッポン企業を育てたのではありませんか?
終身雇用のおかげで、首は切れないけど、そこをなんとか工夫して乗り切ってきたのが日本の経営者ではなかったのですかね。

それが、あっという間にアメリカ型になっちゃって…
結果、ここ数日の事態じゃね。
もっと労働者は怒ったらどうなのよ。
それこそ欧米並みに、デモして投石して暴れないのか不思議です。
ま、それがニッポンですかね。

そういう国には、やっぱ終身雇用なんかが似合うんじゃないの?
日本型経営をもう一度見直すときだと思いますです、ハイ。