おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

立ち眩みするほどの…

2006年08月30日 | Weblog


このごろふっと立ち眩みする。
故ディック・ミネさんは、「勃起すると立ち眩みする」とのたまわっておったそうな。
どうやら貧血するほどデカイってことらしい…
残念ながら、おぢの場合は、これとはだいぶ違う。

少しばかり涼しくなったとはいえ、湿度はめちゃ高くて疲れてまう。
つまりは夏バテじゃ。
悲しいことに疲ればかりじゃ、溜まるのは…
シクシク。

東京は、まだまだ暑いというし、大阪にいたっては完全に熱帯と化しておるという。
内地で一生懸命働いておるニッポンのサラリーマン諸氏には頭が下がるね。
そんなこんなの今日このごろ、世間ではあまりに悲惨な事件が続いておって、立ち眩みどころか、倒れそうになってまう。

で、なんか明るいニュースはないかと思ったらあったね。
心肺停止したとーさんが、ドクターヘリの搬送で助かり、退院したのだという。
心肺停止から生還したのは、道内のドクターヘリが本格運航を始めて初めてのことだという。

田舎暮らしでの心配は、なんといっても病院じゃ。
都会の大病院と違って田舎はちょいとばかり技術も機械も遅れてる気がしちゃう。
だけどドクターヘリを効果的に活用すれば、田舎にいても十分な治療が可能になるってことだ。

幸い、ニセコ町にはヘリポートがある。
使っている様子はサッパリないが、もっと活用していただきたいもんじゃね。
もっとも、ドクターヘリなんぞのお世話にならんように健康維持が大事だけど、「勃起すると立ち眩みする」ような元気は、まったくない。

それにしても、貧血するほどの勃起って、ディック・ミネさん凄かったのねぇ~
しみじみしますわぁ、ってオチのない話じゃねぇ。
水曜は疲れのピークってことで、スマンこってす。



身近な危機管理

2006年08月29日 | Weblog



先週号の週刊文春に8月14日の東京大停電1000人アンケートが載っておった。
これが面白かった。
電子化で「電子錠が開かなくなってオフィスに閉じ込められた」「電子ロックゴミ箱に閉じこめられた」に始まって、「仕事内容の入ったDVDが取り出せない」「レンタルのエロビデオが取り出せなくて延滞料取られた」などなど、電気がないと、都市機能は完全に麻痺してしまう怖~い実態が綿々とつづられておった。

オール電化もけっこうだ。
ただ、都市生活では停電でたいへんなリスクも伴う。
危機管理という意味で、田舎暮らしで、薪ストーブとオール電化を併用するなどは、まことに正しい選択だと思う。

おぢの札幌のマンションは、30年近く昔に購入したものじゃ。
ここは、困ったことにいわゆる集中暖房。
かつては最先端だったけど、これホントに困る。

札幌市役所職員の天下り先の熱供給公社に牛耳られておるのじゃ。
どうしてもこの集中暖房を使わなくてはならないことになっておる。

つまりはバカ高い熱料金を払わねばならない。
これが灯油よりかなり高いわけで、この冬どうなる状態なのじゃ。
なんで高いかってえと、天下りを養うためだってのは、だれでも分かること。

しかしねぇ、困ったことに別の選択ができない。
灯油暖房もガス暖房も使えないわけ。
この集中暖房がパンクしたら、凍えてまうのよ。
ことほど左様に選択肢がなくなるようなシステム、つまりはオール電化も、おぢのマンションの暖房も、何か一大事があると大事件になるってことだ。

ではどうするかってえと、リスクを分散せねばならん。
これは、なんにでも通じますです。

前にも書いたけど、NHKのとある大番組は、かつてのビデオ戦争、ソニーのベータと松下のVHS戦争を、涙々の物語仕立て上げた。
でも実は画質のいいベータが負けたのは、「当時の大エロ女優の裏ビデオを付録につけた」から。
それで松下陣営が勝ったとは、NHKは言わんかった。
言わんわなぁ~
NHKは美談を作り上げたわけだ。

っていうことで、テレビしか見てないと、電気だけに頼ってしまうと、エライことになる。
おぢみたいに斜に構えているのもどうかとは思うけど、なんでも「鵜呑みにする」のもまずいんでないかい…と思う。

エネルギーも情報も、あれこれいろいろ選ばんことには、困ったことになる。
ワンフレーズの小泉あんちゃんが大勝利したのも、大多数の皆さんがTVを中心としたマスコミに惑わされた、ってことだろう。

身近な危機管理とは、あらゆる選択の余地を確保するとだと思うけど、どうじゃろ?

冷やす

2006年08月28日 | Weblog


右足首がぽんぽこぽんに腫れておる。
日曜日、サクランボさんとご近所Sさんに薪の片づけしていただこうという矢先、物置の階段から降りようとして、グギッと足首を捻挫してもうた。
痛ぁ~ありゃぁ~と思ったが、いまはほとんど痛みはない。

なぜかってぇと、直ちに冷却スプレーで冷やしたためだと思う。
きょうびは、ハチ退治のマグナムスプレーやら冷却・消炎鎮痛スプレーやらがあってまことに便利この上ない。

冷やすのはどうやら良いのじゃ。
一両日で回復だと思う、たぶん。

冷やすといえば、何度も書いたか知らんけど、金冷法じゃ。
子どものころ、銭湯で背中にマンが書いた意気のいいお兄さんが、上がりしなにじゃばじゃば冷水をあのあたりにかけていたのを思い出すね。
ボールのシワシワも表面積を広くして冷やすためだというし…
ことほど左様で、腫れるところは、あっちも、こっちも冷やすのが良いのじゃ。
たぶん。

話はゴロンと変わるけど、農水省の食堂では、米国産牛は一切使ってないそうだ。
日刊ゲンダイに書いてあった。
こらぁ、役人どもぉ、国民に食わせる前に、てめぇらが食わんとダメだろが。

安全だってんだから、オーストラリア牛なんか食わんで、米国産にしなきゃどもこもならん。
農水省曰く「どんな肉を出すかは、食堂が決めることで、農水省が指示することではありません」なのだそうだ。
いやいやこういう場合こそ、キチンと指示していただいて、農水省職員から大臣に至るまで、毎日「安全な米国産牛」を食べるべきでないのぉ。

とんでもない連中だ。
役人の言うとおりにしておったら、取り返しのつかない病気になってまうという、とんでもない国になっちゃった。

こらぁ、役人どもぉ、頭冷やして、国民のことちゃんと考えんかい!!
製薬会社さまにあらせられては、役人どもの頭を冷やすコールドスプレーを開発していただきたいもんじゃ。





薪積み応援団

2006年08月27日 | Weblog


土曜日は朝から薪積みじゃった。
といっても、スタートが午前10時と遅いので、このクソ暑い中なもんだから、ヘロヘロ状態となって、昼で止~めた。
ようやく2列積んだのみ。
終わる気配は、サッパリないね。

まだまだ薪は残っておって、まぁ雪降る前に処理すりゃいいか…
とノー天気でござる。

日曜の昼過ぎ、ご近所Sさんがご訪問。
うだうだ世間話をしておった。
そこへ今年ニセコに移住されたサクランボさん夫妻が突然やって来た。
なぜか手に軍手をはめながらクルマから降りてくる。

サクランボさん「薪積みに来ましたぁ~」
おぢ「えぇ~?」
と意味がさっぱり分からんかった。
なにせ辛い薪積みを買って出るお方など、ホリエモンが「なんでわたし逮捕されるのよ?」ぐらいの想定外なのだ。
酒を餌に旧友Iを呼んで手伝わせるのと訳が違う。

大体にしてからが、ネコ(1輪車)で運ぶにはかなり時間がかかる。
なもんだから、薪積みがいかにしんどいか、よ~く分かっておるSさんが、「軽トラに積んで上まで運ぶかい」とあいなった。
Sさん曰く「軽トラは田舎のスーパーカー」なのだ。
確かに!!
山暮らしになれば軽トラかピックアップは必需品じゃね。

でもって、5人で軽トラに薪を積み、ちょいとした坂の上に運ぶことにあいなった。
えっさ、ほっさの作業はあっという間の30分ほどで終了。
とりあえず、薪を乾燥させるための場所へ移動が終わった。
サクランボさん夫妻、Sさんに感謝感激じゃ。

かつて田舎には「結」とか「手間貸し」という相互互助制度があったという。
TVドラマ「北の国から」にも出てきた。
ようは互いに労力を提供しあって、助け合う制度。

こちらからお願いもしていないのに、Sさん夫妻は軍手持参できてくれた。
作業が終わって、スイートハートと二人で、しみじみ感激いたしやした。
サクランボさん、Sさん、この場を借りて改めてお礼申し上げます。
ありがとうございます。
「手間返し」はいつでもいたす所存です。

夕方、札幌へ。
いつものようにババのご機嫌伺い。
きょうはスイカを持参した。

たいした喜んで食したあと、こうのたまった。
ババ「もう10年履いてる靴がダメになったから、買っていいかい?」
迷った風情も見せず「いいよ」とおぢ。

障害者用の特注の靴は10万円ほどする高価なものじゃ。
で、実はちょっと迷った。
だけど「もう履くこともないよ」とは言えるわけもないわけで…

「いいよ」の一言で「わたしはまだまだ大丈夫」と思ったのか、ババは上機嫌になった。
母子家庭に育ち、あれこれ確執のあったおぢとババの二人だけの家族。
いまが一番穏やかでよい関係かもしらん。

いつもは斜に構えておるおぢじゃけど、手間貸しいただいたことや、ババの上機嫌を見て、心が洗われた一日でござった。
「人の情け」をしみじみ感じる夜でござる。
よって、アンポンタンな下ネタはきょうは書けないのでござる。
スマンこってす…



矮惑星

2006年08月25日 | Weblog
ようやく週末じゃ。
今週も疲れたなぁ~
いろんなことがありすぎじゃ。
倒れないのが不思議じゃね。

だけど意外とストレスに強い体質かもしれんと感じておる。
ずうずうしいぢぢぃになってきたと言うべきか…

ところでこの土日はどう過ごそうかしらん。
体力、気力に余裕がないので、山登りはあきません。
釣りも暑いようなら遠慮したい。

ってことで、いずれにしても、「インドアおぢ」ってことかい。
それもなんだかなぁ~

そういえば、まだ薪を積んでおらんかった。
遊びより、こっちの方がよっぽどしんどい。
しんどいけど、秋になれば雨が続き、薪は乾燥しなくなる。

トットと積まねばならん。
悩ましいのぉ~

悩ましいといえば、冥王星が惑星からはずれることになって、星占いはどうなるんじゃろ?
占いのベースは惑星ってことじゃろから、惑星でなくなったらどないなことになるんかい?
冥王星やらは、矮惑星とかで、文字通り矮小化されちゃって、可哀相じゃなことになっておる。

っておぢの星は冥王星じゃなかろうねぇ。
大体、矮ってのが嫌じゃね。
矮惑星は(ワイは臭ぇ)とも読めちゃう。

冥王星で、ワイは臭ぇ、じゃどもこもならんぞぉ。
カレー臭でなくて、加齢臭がしそうで嫌だなぁ…クンクン。




続すいきんちかもく…

2006年08月24日 | Weblog


報道ステーションで、どうやらおぢと同じ発想で企画物しておった。
人間、考えることってのは、誰しも同じってことじゃね。
まぁ、ほとんど、どうでもよろしいけど。

今夜は、ちょいとしたお付き合いで、ヘベレケです。
そんなことで、内容なくてスマンこってすが、これでおしまい。
懲りずにまた来てねぇ~

それにしても、暑いなぁ~
これっておかしいと思うけど、どうじゃろ?









すいきんちかもく…

2006年08月23日 | Weblog


「水、金、地、火、木、土、天、海、冥」と、小学校で習った。
そう、わが太陽系では、太陽から惑星がこういう風に並んでおるということ。
その後、順番が「土、天、冥、海」となっておって、びっくらこいたことがある。
こういうもんは、「1+1=2」みたいなもんで、金輪際変わることなどないと思っておっただけに、えぇ~っと驚いた。

その後、いつのまにか「土、天、海、冥」に戻っておったらしい。
知らんうちに…
ところがじゃ、このたび「水、金、地、火、セレス、木、土、天、海、冥、カロン」となりそうじゃった。
なんとまぁ、語呂が悪い。

だけど最終的には、「水、金、地、火、木、土、天、海」になりそうだという。
ようは、「どてんかい?」っーうことらしい。
証券界では、ある銘柄を信用または現物で買っておって、ある時点から空売りに転じることを「どてん」と言うね。

「すい、きん、ちかもく、どてん、かい」も落ち着きどころとしては、悪くない。
語呂だけに限った見解でスマンけどさ。

今回驚いたのは、こんなことで、(といったら失礼だけど)学会が大もめしたってことじゃ。
日常生活に全く関係ないこれらの事柄に、専門家はかなり不満があったのじゃねぇ。
「あーだ、こーだ」と揉めておった、ちゅーこった。
いっつも、地べたばかり見ておる市井のおぢとは無関係に、喧々諤々しておるってのは、なんかいい。

月~金は星空など見ることもないけれど、ニセコの満天の星はまことにすばらしい。
星ばかり見ておる皆さま方がなんか羨ましい、クソ蒸し暑い、星の見えない夜でござった。



「薄物が好き」

2006年08月22日 | Weblog

まったく気付かなかったのだけれど、7月28日付おぢのブログ「うす物が大好き!!」に4人もの方がコメント寄せていた。
ご返事せずにスマンこってす。

偉そうに政治・経済を語っておったがご愛読者の皆々様には、そんなこたぁどうでもよかったのね。
「もし…」とか書いても、皆さん「しも」に反応しておった、ちゅうことだ。
シクシク…

おぢとしても、このあたりのところに精進したいのだけれど、ここんとこ「もっこり感」がないのよ。
つまりはドキドキするような光景をさっぱり目にしない。
セクシーとか色っぽいとか、そういう女性がどこにもいないのよ。

たとえば、定期的にお世話になっておるAVじゃ。
この年で定期的ってのもどうかと思うけど…
これが、なんともつまんない。

することだって、こりゃもうほとんど一緒なわけで、だからこそ、どうドキドキさせるかってのがポイントだと思うんだけど、これがどれもこれも芸がない。
だいたいにして、若いおねーちゃんがいきなり男の子のファスナーをすりすり下げるって変だろがぁ?

もちょっと手続きってもんがあるだろに、と思う。
だけど、裸が出てくれば、息子は頭が悪いもんだから、ちゃんとそれなりに反応はしちゃう。
なんてこったい!!

こんなことなら一度、AV監督やって、大興奮AVをつくってみたいと思うほどじゃ。
だけど、冷静になって40年前を振り返ってみれば…
あの時代、ピンク映画というのがあって、待ってましたの場面になるまではモノクロじゃった。
で、それまで寝てて、隣の友人が「カラーだ!!」と言ったとたんに目を覚まして、あっちこっちも目覚めちゃったねぇ~

今も昔も、若者は一緒ってことかなぁ~
ようはただのぢぢいなったってことかい?
などといいつつ、今後は「しも半身」に集中いたしますです。

懲りずにまた来てねぇ、、、、
あっ、ところで、ニセコプリンスホテルの売却先が、千葉のとある会社に決まったらしい。
日曜日には、従業員には説明があったと聞くけど、さて…




みごとな早実の勝利でござった

2006年08月21日 | Weblog

午後8時の札幌、今夜も暑い!!いやぁ~ん状態なのよ。
なにせ室温は27度、湿度は60%。
これって本州並みでないのぉ?

で、きょうは甲子園の再決戦でござった。
「かわいい」「凛々しい」とか「汗だらだらいないからクールでステキ」「毛穴のないつるんとした顔がいいわぁ」。
ってのは、早実の斎藤投手の女性評だ。
なるほど、どうやらブルーのハンカチで顔を拭うのもいいとかで、おまけにイケメンだものぉ。

おねーちゃんからおばまで、早実ファンならずとも、女性はうっふん状態なのだ。
タマも早いしねぇ、でかいかどうかは知らんけど…
そんな早実に駒苫は残念ながら敗れちゃった。
まぁしょうがないね。

高校野球でテレビにかじりつくタイプではないけれど、1カ月にわたって楽しませていただいた。
札幌以外は道内どこも元気がないだけに、苫小牧市民は大いに盛り上がったに違いない。
苫小牧市民の皆々様にあっては、毎晩、酒も美味かったろうねぇ、羨ましい。

でもね、もし70数年ぶりの3連覇でもしようもんなら、出る杭は打たれるってことで、ニッポン全国から噴飯ものじゃ。
準優勝でいがったんでないかい。

女性評もさることながら、素人が見ても斎藤投手は凄い。
高校生にして147キロのスピードボールってことは、プロになったら、こりゃ松坂大輔を超える。

人気も出るしねぇ。
地味な田中君も頑張れば、いいとこいけるにちがいない。
結果を見れば、大勝利は香田監督か。

名将の誉れはいっそう高くなった。
これで一生食いっぱぐれはない。
めでたしめでたしじゃ。

ただ、どこぞのテレビ局でもコメンテーターが言っておったけど、若者にあんなに無理させる試合日程は問題ありじゃろ。
「一球入魂」「熱闘」もいいけれど、もちょっと若い投手の選手生命ってことも考えてほしいもんじゃ。

プロなら金と名誉で「腕も折れん」勢いでもいいかしらんけど、十代のガキンチョに無理させちゃいけません、って思います。
これで肩壊したら、高野連は青少年の一生をどう保障するんかねぇ~
と月~金でお疲れたっぷりのおぢは思うのでござった。




北海名物数々あれど…

2006年08月20日 | Weblog

甲子園では、わが駒苫と早稲田実業で決勝戦。
午後からニセコ界隈も札幌市内もガラ~ンとしておって、人影がない。
紳士淑女の皆々様こぞってテレビ観戦の趣。
おぢは車中でラジオ観戦でしたが、なんだか凄いことになっておる。

だいたいにして、ついこの間まで初戦敗退と決まっておった北海道のチームが、3連覇をかけて闘うなど、道民のだぁれも考えなかったことだもんねぇ~
おととしの優勝だって、生きてるうちにはないだろうと思っておった快挙なのに、それが2年連続、今年は3年連続もありそうだってんだから、こりゃ大事件。

ボクシングの小猿3兄弟で視聴率50%超えたとか言っておったけど、この試合、北海道内の視聴率はとんでもないことになっておったに違いない。
おまけに明日また再試合ってんだから、ただでものんびりした北海道経済は、月曜午後からほぼ停止状態は確実だ。

この際、駒苫の香田監督には終生北海道で監督業を続けていただき、「高校野球するなら北海道」ってことになれば、それはそれでまことに結構でござる。
北海道のスポーツといえば、かつては相撲だったけど、それも農家の機械化が進むにつれて衰退し、いまやモンゴルが主流らしい。
だがこれからは、ジャガイモ、ジンギスカンに高校野球が北海道名物ってことになるかしらん。

夕方、いつものようにババのご機嫌伺い。
長いもが食したいとのリクエストに答え、真狩産の長いもと皮むき、おろし金を用意して病室へ。
洗面所で長いもの皮むいて、すりおろした。
まぁ、ババの喜んだことったら…

どうやらそれなりの計算があるらしい。
長いもならご飯がたくさん食べられる。
そうすれば、点滴もなく、まもなく家に帰れるという算段。
参るなぁ~

それでも、帰り際、「この病気は長くかかるからねぇ」とポツリ。
医者は病名をなんと伝えたか知らんけど、簡単に家には帰れない自覚はどっかにあるようだ。
とはいえ、余命半年の宣告からもうすぐ1年とは気づく気配もない。
来週はスイカかメロンがご所望だ。
これぐらいの親孝行なら、あと10年はできるのだけれど…




干ばつ、一転して豪雨で…

2006年08月18日 | Weblog

ここんとこ、とんでもないカラカラ天気が続き、札幌は昭和十三年以来六十八年ぶり、小樽、岩見沢は統計の残る昭和二十八年以降、初の記録という大干ばつ。
ていうことで、日本の食糧基地、北海道はエライことになるのじゃないかと農家の皆々様の心配をしておった。

ところがきょうは、久々に雨。
喜んでいたら、一転して場所によっては観測史上最高の豪雨だとか。

これではノー天気に「暑いけどいい夏だねぇ」などと軽々しく口には出来ません。
で久々の雨で「いい雨だねぇ」というのも被災地の方々にはまことに失礼千万となる。

あれこれ利害が異なるもんだから、天気続きも、雨続きも、まして暑さ続きも人のよって反応はさまざまってことで、まことに難しいことになっておる。

そんな中、朝日新聞が「コメ異変、北海道産の人気上昇」との記事。
売れない米の代名詞・北海道米が本州のブランド米をしのぐ人気なのだそうだ。
一方、本州では「高温障害」などで稲の被害が広がっているそうな。
なもんだから、「これから北海道米を本格的に扱いたい」米屋も出てきているそうだ。

つまりは「味は高級米にまだ及ばないが、価格は3分の2から半額程度。ビールから発泡酒に人気が移ったのと似た動きが、コメにも起きつつある」という。
道産米は、発泡酒なのだそうだ。
わかりいいといえば、わかりいい。

かつては「まずい米」の代名詞で、多くが政府に買い上げられる「やっかいどう米」といわれたが「ほしのゆめ」の価格が東北や関東産のコシヒカリ、あきたこまちを上回ったのだという。
農水省がまとめた6月までの年間需要量も道産が前年比24%増え、新潟産を抜いてトップに躍り出たという。

一方、コシヒカリや産あきたこまちの多くが売れ残り、政府買い入れに回されたという。
ホンマかいなぁ?と思っちゃう。

だけど、北大大学院の先生に言わせると「かつて4年に1回は起きた冷害が、近年は10年に1回ほどになった。稲を比較的作りやすい気候に変わってきたのでは」という。

そういえば、今秋から売り出される道産米の「八十九」すごい美味いと評判だ。
ご承知のように米と言う字は、八十八と書く。
これより一つ多い八十九ってとこに、これまでの「きらら」「ほしのゆめ」とは大違いだぞぉ、って感じが良く出ておる。

この秋は、八十九を食してみよっかなぁ~
それより北海道は亜寒帯から米作りに最適の温帯になったってことかねぇ。
本州以南は、どう見ても亜熱帯ってことが米をめぐって明らかになっちゃった。

本州の皆々様、暑い中、ホントにごくろうさんでござります。
北海道も涼しい夏は過去のものとなりました。
これも地球温暖化のおかげ、石油資本の回し者にして猿顔のブッシュに感謝かねぇ?



夏休み

2006年08月17日 | Weblog


水曜と木曜の2日間、短い夏休みでござった。
鼻水じゅるじゅるさせながら、飲みました、食べました、大笑いをいたしました。
旧友たちにご近所Sさん夫妻を加えての大騒ぎ。

おかげで日ごろのストレスはどこへやら。
いやぁ、楽しかった。
でもっておぢの天敵、旧友Tのわがまま娘・みーちゃんも東京から来ておった。

この小悪魔には、「会いたくもあり、会いたくもなし」なのよ。
というのも夏休み中のストレスといえば、この小悪魔が原因。
父親が「親の顔みたい」と嘆く、どもこもならん娘だ。
わがままに加えて、小生意気なもんだから、一度ボコボコに殴ってやろうかと思っておった。

おかげで毎年どっと疲れるのだけれど、6年生になった今年は、ちょと違った。
まぁありていに言えば、大人になった。
あくまで「ちょと」だけど…

それでも格段の進歩。
正直にいえば、「猿から人間へ」ぐらいの大進歩なのよ。
スイートハートも「今年は疲れなかったわぁ」とのたまっておった。
いやぁ、いがった、いがったなのじゃ。

今回は、おぢも作戦を練った。
ベテラン教師の旧友Iを配置して(もちろん、余計なことは言わずに「飲むべぇ」とだけ伝えてね)、「みーちゃん対策」も万全を期した。
「散歩だ、花火だ、虫取りだ」といった面倒ごとは、全部Iに押し付ける算段。
とんでもないワルじゃのぉ~と自分でも思う。

ところが今年のみーちゃん、言葉の端はしに「他人への配慮」ってものが感じられるのよ。
びっくらこいちゃった。
わがままみーちゃんも来年は中学生、もう一段可愛い女の子になるに違いない。
ちょっとばかり楽しみが増えた夏でござった。


ミラクルだぁ、苫駒だぁ

2006年08月16日 | Weblog


街は完全にお盆モードに突入しておる。
歩いておるのは観光客と本州からの帰省客。
働いておるのは、おぢのような貧乏人かだけじゃろろね。

などといいつつ、16、17日はなんとか休みが取れた。
夏風邪も復調の気配。
よいのぉ~

でもって、ミラクル苫駒が大逆転で勝っちゃった。
もしかして、たぶんないとは思うけど、三連覇まで視野に入って来ちゃってさ。

地球温暖化かなんか知らんけど、北海道の気候が本州並みになったせいじゃろか?
あのクソ暑い甲子園で道産子が活躍できるわけはなかったのじゃ。
それが道産子のDNAってもんだった。
それがもう凛々しいお姿で、6点差を跳ね返すんだから、たいしたもんだ。

で、このチームに本州か野球だけのためにやってきたにーちゃんは、何人居るんかねぇ~
だれも教えてくれんけどさ。
ホントに道産子が強くなったんじゃろか?

靖国参拝だとさ

2006年08月15日 | Weblog


なんとまぁ、意固地なお方じゃねぇ。
あっちの公約、こっちの公約も守らず、極めつけは「公約を守らないことはたいしたことではない」とのたまった小泉あんちゃんが、8月15日のきょう、靖国参拝を行った。
本人は、公約を守ったつもりらしい。

どこぞのお方が言っておったように、「もう誰も諌める人のいない裸の王様」は間違いない。
北朝鮮の将軍様に良~く似ておる。
こんなアホウなお方を持ち上げた国民の皆々様には、いまさらながらだけれど、深く反省していただきたいもんじゃ。

なにせご本人曰く「心の問題」なのだそうだ。
心の問題の原点とは、知覧の特攻隊記念館を見学して「涙が止まらなかった」から。
だから靖国参拝なのだそうだ。
あまりに単純で、こんなことでアジアや米国の反発を買うのは、とても「政治家」の所業とは思えん。

問題は、特攻隊という悲惨な状況を生み出した政治の誤謬でないの?
軍官僚の独走、それを許したシステムでないの?
大戦でなくなられた二百数十万の霊がこれで慰められるんじゃろかねぇ。




どうする里山の維持管理

2006年08月14日 | Weblog

世の中には、「木は一本たりとも切らないのが正しい」と勘違いしておる「自然保護原理主義者」がいる。
その一方、世界のあちこちでは、生活のためと称して「焼畑農業」で貴重な木材資源が野放図に失われたり、ロシアなどでも皆伐が行われたりと、どっちも極端なことになっておる。
世の中、なかなかうまいこといかんようになっておるのぉ。

そのうちなくなってしまうと言われる原油と違って、薪は数少ない再生可能エネルギーだ。
木を切って、使って、植えて、育てて、ってことを繰り返せば、人類はいつまでもその恩恵にあずかれる、まことに結構なのが木であり木材なのだ。

これまで、身近な里山は、薪を取ったり、間伐をしたりと人手が入ることで独特の生態系を保ってきた。
間伐材は、かつて割りばしとして、無駄なく活用された。
「自然保護原理主義者」は「マイお箸」を持っておったがね。

これも今では中国からの輸入となったことで、木を育てるために必要不可欠な間伐が行われなくなり森は荒れ放題。
確かに自然に近い状態かも知らんが、木は育たず、笹が生い茂りどもこもならんことになっておる。

里山などで行われる「炭焼き」では、製造途中で「木酢液」がつくられる。
この木酢液には、殺菌作用があり、森の中は自然に殺菌されていた。
この炭焼きも、備長炭などという高級炭を除いて、いまや風前のともしび。
中国から輸入される低コストの炭に負けておる。
ホームセンターで売られておるバーベキュー用の炭はほとんどこれじゃ。

生態系維持に重要な位置を占めている里山の間伐や管理をどうするかは緊急課題じゃ。
環境省は、身近な「里地里山」を維持する活動をしている市民団体などをデータベース化して公開する事業に乗り出すそうだ。

これは、全国の約1000地域で市民団体などが里地里山を維持するための活動をしていて、こうした活動の場所や内容、連絡先などを一括して検索できるホームページを整備するのだそうだ。
定年を迎えつつある「団塊の世代」のボランティア活動の受け皿としても同省は期待してるそうだ。

役所もたまには良いことを考える。