午前7時の気温はマイナス2度。
きょうの積雪は5センチ程度。
お近くのニセコグラン・ヒラフスキー場はきょう11月30日オープンだそうな。
センターコース1本でオープンだとか。
外国人の姿も町のあちこちに目立ってきました。待望のシーズン到来。
いよいよお楽しみの季節なのでござる!!
つい先ほど、デッキの除雪をしてまいりました。
ついでにニャンコにご飯を与えて、トイレ掃除をしてまいりましたけど、急にその量が増えております。
これまでならお隣の畑とか、あちこちで用を足しておったけど、この雪ではそれもままならないわけで、いよいよトイレを使い出したってことらしい。
「ネコ砂」の消費、一気に増えてまいります。
アタマ痛いなぁ、、、
さて、
おとといのTV朝日モーニングバード「そもそも総研」観ました?
当ブログでも扱った小説「原発ホワイトアウト」について、作家である現役官僚が顔を出さないことを条件に出演しておりました。
小説は12万部を超えて、ベストセラーになっておるそうな。
もっと売れて、原発とはなんなのか世間に知らしめるのがよろしいと思います。
番組でこの良心的な官僚は、「組織の中で見聞きしたことを今後も提供していく」旨の話をしておった。
こういう官僚と政治家が一体となって改革を進めないとダメだけど、素性がばれたら「内閣官房付になる」そうな。
ようは仕事から干された古賀茂明さんのパターンでござる。
この小説の肝はストーリーではありません。「電力のモンスターシステム」でござる。
どういうことか。
電力会社が、施設工事や清掃業務などなどを外部に発注する値段は、一般より2割ほど高い。
つまり電力会社の仕事は、建設会社や清掃会社などの外部業者にとってまことに「おいしい仕事」になっておる。
過剰な儲けである2割のうち1割5分は外部業者の取り分となり、残り5分は電力会社と複数の取引先でつくる業界団体に吸い上げられる。
このカネが「合法的な裏金」となる。
その額は、東電の場合2兆円が外部発注だから、業界団体に預託される裏金は800億円にも上る。
この800億円ものカネで政治家のパーティー券を買い、マスメディア対策をし、落選した野党議員の就職の世話にも使う。
そして、そもそも2割も割高な2兆円もの外部発注料金は、すべて電気料金に上乗せされる。
これが「総括原価方式のカラクリ」でござる。
電力会社にとっては、カネがかかれば、かかるほど儲かる仕組みであり、巨額な「溜まりガネ」を生む錬金術でもある。
ディレクターが「電力会社にとって最も守りたいものはなんですか?」との質問に作者の官僚、若杉冽氏はこう答えた。
「地域独占と総括原価方式。そして最もカネがかかるのが原発だから効率よく儲けることができる」と答えておったです。
「効率よく儲けるシステムの維持」これこそが原発を動かす真の動機でござる。
経済が立ち行かないとか、電力が不足するとか、どれもこれも大ウソでござる。
錬金術を失いたくないだけのことでござる。
小説では高圧線が爆破され、原発は全電源停止状態となる。
さらにテロリストは「予備電源」を次々破壊し原発は停止する。
どこぞの町か村で、フクシマが再現されるのじゃ。
原発の再稼動を推進しておるのは、電力会社とそれを取り巻く受注業者、そして「カネと票」でがんじがらめの与野党政治家ってことでござる。
彼らの利益、利害を守るために、原発を再稼動させようとしておる。
狂気の沙汰だと思うけど、どうよ???