おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

ババの転院

2005年09月30日 | Weblog


ババの転院に付き添った。
黄疸で黄色味を帯びた顔は、すっきりした。
胆汁がうまく腸に流れている様子。
ほっと一安心。

あれこれ手続きを終えて、午後1時に病院を出発。
20分ほどで元の病院に着いたが、それからが長かった。
以前の病棟と違うことから、いちいち最初から説明せねばならんという。
担当看護師へのご説明、師長(かつての婦長ね)、で担当医師。
「おんなじこと3回も聞かないでください!!」
医師の番になって、とうとうおぢも切れた。

この3回のご説明の間、約1時間づつの待ち時間。
病院を出たのは午後4時過ぎだった。
どうにもこうにも手際が悪い。
「病棟違うと、こうも違うの」ってぐらい違った。
仕事を休んで大正解、結果ほぼ一日つぶれた。

医者にはこう聞かれた。
「ご自宅から20分ほどかかりますが、病状が急変した場合、どうしましょうか?」
ん?最初ピンと来なかった。
ようは「臨終に立ち会える」かどうか、聞きたかったらしい。

ちょっと気が早いんでないかい。
それでも「もし立ち会えなくてもやむを得ません」と答えた。
これからは、こんな話ばかりせねばならんと思うと、ズンと気も重い。

こちらからはただ一つ。
「とにかく痛みのないように、モルヒネをしっかり使ってください、よろしくお願いします」

病院を出て、まっすぐニセコへ向かった。
とっぷり暮れた国道をひたすら走った。
車の中で「残り半年」をどうしたもんか、あれこれ思いをめぐらせた。
が、何も思いつかんかった…
アホウな息子でスマンね。


デフレがもたらしたものとは

2005年09月29日 | Weblog


選挙のあと、東京市場の株価が急上昇している。
きょうは4年ぶりに1万3600円台に乗せた。
これ、別に小泉あんちゃん大勝利を祝って上げておるわけじゃぁない。

なにせ小泉政権ができた01年の5月、日経平均株価はまだ1万4556円もあった。
それからというもの、株価は下げに下げて、たったの7603円まで下がった。
これは、バブル時につけた最高値3万8915円の5分の1以下だ。
いくら上がった、上がったと騒いでみても、株価は小泉政権前にも戻っていない。
小泉経済政策のお粗末さは、きっちり歴史に残る。

この4年間、いったい何が起こったかご存知か。
若者は就職できず、フリーターがワンサカ、ワンサカ増えた。
中高年はリストラされ、終身雇用制はガラガラと崩壊した。
正社員は減り、契約、派遣がボコボコ増えた。
公務員を除いた国民の所得はがた減りとなった。
世界に類を見ない年間3万人という自殺者は減る気配もない。

一方、ここ数年の間に、東京では1億円の高級マンションは売れなくなったという。
だが、5億円前後のチョー高級マンションはバカスカ売れるのだそうだ。
金持ちはいなくなり、大金持ちが増えた。

つまり小泉政権発足後に起きたのは富の偏在。
これまで一億総中流と言われた豊かなニッポン国は、あっと言う間に姿を消した。
この国は、ごく一部の大金持ちと大勢の大貧民が住むアメリカ、中国並みになっちゃった。

バブル後の経済政策を誤ったボケカス総理・橋本竜太郎に日銀総裁・三重野。
そしてニッポンをアメリカ並みに荒んだ国にしてくれた小泉・竹中コンビ。
おぢは彼らだけは許せんね。

その小泉あんちゃん「5月病」だという。
そのあたりを立花隆は喝破しておる。

まんまとこの国を米国型にしたデフレは、まもなく終わる。
竹中か、小泉か、政府の要人が「デフレ終息宣言」したとたんに終わる。
そして政権が変わらぬかぎり、この国の荒んだ状態は固定化される。

骨は石狩川…

2005年09月28日 | Weblog

「大きい骨は石狩川に流して、小さいのは羊蹄山に撒いてよ」
病室を訪ねると、ババはいきなりこう言った。
担当医師から、「病室で少し待っていてください」と言われた直後だ。

黄疸で黄色く、スッカリやつれて見えたが、口調はしっかりしておった。
ついでに「あのお墓に入るのは嫌だからね」。
あちゃー、そうきたか。
肉親はもう数少ないのだけれど、関係はよろしくない。
「そん時は、ちゃんとするからさ」とだけ答えた。

担当医師によると、ババの病状は「ステージⅣa」だという。
持参したすい臓がん関連HPのプリントを医師に示した。
ステージⅣaは「癌が周囲の臓器や脈管へ軽度に広がっている状態」とあった。
すい臓がんのステージはⅠから始まる。
Ⅳaは一番重篤なⅣbの手前。
かなり重い。

抗がん剤ジェムザールの使用について医師に尋ねた。
「年齢的なこともあって、副作用を考えると使用できません」とのこと。
ただ、この歳だと進行も遅いことから「余命は半年」あるそうだ。
ステントが胆管にうまく通ったので、黄疸もじきになくなるという。

「治療も終えた」ので、週明けには元の病院に戻ることとなった。
「おなかがぺこぺこ」というので、冷蔵庫のぶどうを取り出した。
3粒を美味そうに食べた。

病院のある手稲はかつて手稲町、小さな町だった。
オリンピックを経て、札幌はどんどん大きくなり手稲町を飲み込んだ。
技術革新もありとあらゆるところで進んだ。
生活はすこぶる便利、快適になった。

だけど、いまだにガンごときを治せない。
バカヤロウだ。

ふたたび転院へ

2005年09月27日 | Weblog

病院から電話。
何かと思ったら、「退院していただいて、前の病院に帰っていただくことになりました」とのこと。
すい頭部の腫瘍で圧迫されていた胆管に、ステントと呼ばれる管を通すことができたため “外科的な治療”はこれで終了らしい。
本人も、前の病院に戻りたがっておったので、嬉しい知らせではある。

病院側の素早い判断は、先週、担当医の説明を受けた際に、おぢが「QOLを優先させてください」とお願いしたためかも知らん。
QOLはクオリティー・オブ・ライフ(quality of life)。
医療や福祉の分野で重視されている言葉で、精神的な豊かさや満足度などを質的にとらえる考え方だ。
医者に会う前、急きょHPで調べた。
付け焼刃ですまんこってす、おっかさん。

これまた慌てて調べたのだが、ジェムザールという抗がん剤がかなり有効らしい。
すい臓がんの生存率が上がっているのは、どうやらこの薬のおかげ。
ただし、強い副作用で嘔吐するそうなので、量を控えめにしてもらおうと考えておる。
ど素人ゆえ、一蹴されるかも知らんけどね。

これからは、抗がん剤と痛み止めのモルヒネってことになるのだろうか?
あす夕方、担当医と面談の予定。
ババの機嫌がいいと良いのだが…

ババの親心

2005年09月26日 | Weblog


朝からずーっと電話を待っておった。
仕事で職場を離れて気がかりだったが、結局、病院からの電話は来なかった。

夕方、どうにも気になって、電話した。
担当看護師に聞くと「けさ、お母様が納得されて、管を挿入しました」とのこと。
「はぁ?」と思った。
あれほど嫌がっていたのに?
なんで?
で、きのう帰り際、ババに捨て台詞を吐いちゃったのを思い出したね。

「ちゃんとしてくれないと、忙しいのにまた病院に来なきゃならんじゃないの!!医者の言うこと聞いてくれないと困るよ!!」
イライラ気分もあって、つい、きついことを言っちゃった。

この一言が、ババの琴線に触れた、と思う。
バカ息子を気遣って、嫌な手術を受け入れたのだろう。
ボケても母。
ちょっと、参った。

結果オーライ、目先の最悪事態は免れた。
延命へ向けて、一歩進んだ。

で、ババの妹といとこに連絡。
これまでのいきさつ、すい臓ガンやら、余命やらを、しっかり伝えた。
これまで親戚ご一同様には何一つ連絡していなかったので、ある意味、ホッとした。

この間、多くの方から励ましのメールや電話をいただいた。
肉親のガンを公開したことにご批判の声もあるでしょうが、ひとりで抱え込む根性も精神力もないおぢゆえ、皆さんの励ましに心から感謝しております。

メール、電話をいただいた皆さんに改めてお礼をお申し上げます。
ありがとうございました。

中には「時間に余裕があるから、早めに葬儀屋に見積もり取ってもらったほうがいいよ。急な時は、み~んな、ぼられるんだから」とチョー現実的なアドバイスもいただいた。
「相見積もり」ってわけにもいかんけど、納得のご意見。
それもあり、かも!?

子の心、親知らず

2005年09月25日 | Weblog


午前中で、薪を地下に取り込む作業をほぼ終えた。
天気もよく、気持ちのいい一日に、アヘアヘ、ゼイゼイ言いながら孤独な作業を続けたのよ。
いつものこととはいえ、楽しい冬を前にして、しんどいかったわい。

前にも書いたか知らんけど、
親をいたわる優しい息子が「薪ストーブは、薪割りやら、なんだかんだと、たいへんだから、灯油ストーブにしなよ」と田舎の父親から薪ストーブを取り上げた。
つまりは、嫌がる親父を無視してスイッチポンで着火する「手間いらず」の灯油ストーブに変えた。
で、このじっちゃん、あっと言う間にボケた。
息子の「優しさが仇」ってわけ。
皮肉だね。

ことほど左様に、「楽」がよいわけじゃないね。
しんどいのも楽しみだったり、あれこれ作業を工夫したりと、それなりに創造力を働かせるのが、ボケ防止にはよいようだ。

「辛い作業を楽にする」ために様々な機械や道具を発明し、人類は進歩した。
だけど、都会のぢぢ、ババが、日がな一日することもなく、うだうだしておったら、あっと言う間に痴呆がやって来る。
昔はもっと痴呆老人が少なかった気がするけれど、どうだろね。

で、先週すい臓ガンが発見されたうちのババじゃ。
病院にいくと、看護師のめんこいネーチャンが囁いた。
「お母様、検査を拒否されて困ってます」
ようは検査、検査が嫌で嫌で、しかも管など身体の中には入れたくないのだそうだ。
で、「前の病院に帰る!!」と叫んでいるとのこと。
さらには「そんなことするぐらいなら死んだ方がまし」とまで言っておるそうだ。
参った、困った。

息子の言うことなら聞くかも、ってことで、一応は説得してみるものの、ボケも入っているせいか、聞く耳持たん状態。
おぢはあす、また病院に呼び出されるそうな。

ほんとに参った、困ったじゃ。


疲れたわい

2005年09月24日 | Weblog

きのうは、過日修理した水道管を、ずーっと保温材でくるんでおった。
はぁ~疲れる。
微熱も続いており、こりゃ男の更年期障害かぁ?
朝のピンコ立ちもないしなぁ、、、

きょうは、丸一日、薪を地下に取り込む作業じゃ。
天気に恵まれて気持ちよいが、これまたしんどいこと!!
でも、これをしなけりゃ薪ストーブが焚けやしない。
大事な「冬の二番目のお楽しみ」だからね。
もちろんお楽しみの第一は、ぱふぱふのパウダースノーを蹴散らすことだけどさ。

午後にTさん訪問。
共和町の農家から低農薬米180キロを購入した帰りだという。
玄米のままで買い求め、毎日精米して食するそうだ。
おぢの周辺では食べ物にしっかりこだわる方が増えておる。
一度このお米をいただいたが、おぢ御用達の「ひとめぼれ」に引けはとらない。
美味だね。
道産米も進化したものだ。

Tさんのおかげで、作業はサッパリ進まず、薪の取り込みはあすへ持ち越しじゃ。
とはいえ、友人知人が訪問してくれるのも、この地に小屋があるお陰だね。
きっと老後も寂しくないぞぉ。

話はゴロンと変わるけど、
過日ご紹介した札幌出身のノンフィクション作家・保阪正康さんが「小泉『郵政翼賛会』と東條『大政翼賛会』」と題して週刊文春に書いておるので一部ご紹介。

「戦争が終わるときというのは、我々の国が戦争に勝つこということである」「戦争は負けたと思ったときは負け。そのときに彼我の精神力の差が出る」
これ戦況がかなり悪化しておったときの東條の言葉だという。
「…破たんした論理である。だがどことなく小泉首相の繰り出すフレーズに似ている感じがする」と氏は語る。
確かに「自衛隊の居るところが非戦闘地域である」と言っておったのと、似ておるわなぁ。

で、核心部分は「小泉首相の政治手法は、つねに敵を想定してイエスかノーを迫るアジテーションである。そこに論議や思考は介在せず、感情が前面に出てくる社会の空気を作り出す。その空気は私たちの国民性を反映していることを今一度、自覚すべきだろう」と語っておる。
確かに、小泉は党首討論は拒否したし、これまでの発言に論議や思考はない様子だ。

「感情が前面に出てくる社会」が「東條を生み出した国民性」だとすれば、少しも変わってないのがニッポン人ということかもね。
保阪さんは締めくくりで「小泉自民党によるファシズムはすでに萌芽しているかもしれない。」と言っておるが、これはちょっと大げさかな、って思うけどさ。

ただ、「感情に流されやすい国民性」ってのは、あの選挙で痛切に感じました。


バスストップ

2005年09月22日 | Weblog


午後9時半、小屋に到着。
今シーズン初めてストーブに火を入れた。
ちょっとばかり寒かったせいもあるけれど、むしょうに火が見たかった。
薪ストーブのほんわりした温かみが、冷えた心をじんわり溶かす。
ホッとするひとときだ。

けさ、ババの転院に付き添った。
ひとまわり小さくなったババは、痩せ細り、顔も黄ばんで見える。
黄だんの一歩手前といった様子だ。
ただし、痛み止めが効いているせいか、ご機嫌は良い。

もっとも、手稲区にある病院に着いてからは、どこに預貯金があるだの、指輪がどこにあるなどと、遺言でもしてるかのようだ。
それなりに感じるものがあるのかしらん。

2時間ほど待たされ、担当医師から説明を受ける。
きょうびはインフォームドコンセントの時代ゆえ、今後のスケジュールやらなんやら、まったくごていねい。
で、検査するにあたり承諾書にサインした。

なんでも、すい臓のすい頭部にガンがあるらしく、そこを通る胆管が圧迫されているとのこと。
このため胆汁の流れがうまくいかず、肝機能が低下していて、これがまずいのだそうだ。
84歳という年齢もあり手術というより、すい臓内の胆管に、なんとかいう官を通すのだそうだ。
その後、抗がん剤を投与するとのこと。

余命は早ければ3ヵ月、長くても1年とか。
これから先は、しんどいのぉ。

病院の帰り道、ラジオで懐かしい「バスストップ」が流れた。
洋物ではなくて、「♪バスを~待つ間にぃ涙がにじむ」だ。
こっちも涙がにじんだ。

ガン宣告

2005年09月21日 | Weblog


「お母さんはすい臓ガンです」
母親の入院する病院に呼び出され、医者にこう宣告された。
参ったね。

すい臓ガンはかなり痛いと聞いておる。
若い人だと発見から3ヵ月~半年で、あっという間に亡くなる。
「残り時間が少ない」ガンだ。
齢84歳のババが手術に耐えられるかどうかも気にかかる。
告知はどうするか、そんな問題もある。
しておかねばならぬこと、すべきことが、あれこれ頭をよぎる。

友人の両親も次々亡くなっておる。
「そんな歳になったのだ」としみじみ。
「光陰矢のごとし」だ。

ババはこの1~2ヵ月、「胃の具合が悪い」と言っておったが、胃カメラでも何も発見されなかった。
つい先日のエコー検査で、すい臓がんが発見されたのだという。
早期発見ではないが、末期でもないという。
医者は手術を勧めた。
おぢも、ババの体力が許せばその方がよいと思う。

ネットで調べたら、年寄りの場合、切除せずバイパス手術などでもかなりの延命が期待できる場合もあるらしい。
いずれにせよ、専門の外科医による診断待ちだ。

ババは、あす系列の総合病院に転院する。



朝立ちVOL2

2005年09月20日 | Weblog


またしても朝立ちです。
20日早朝5時半、朝焼けのニセコアンヌプリを眺めながら札幌へ。
写真上方左の白丸は、お月様なのだ。

札幌では、おぢの大好きなミニスカもヒラヒラもタンクトップもすっかり姿を消して、“潤い”がなくなった。
街の淑女はパンツルックに長袖シャツしか着ておらんじゃないの!!
秋はホントにつまらん、プンプン!!

話はコロッと変わるけど、
北海道出身で東大卒の経済評論家・山崎元さんが面白いことを言っておる。
小泉あんちゃんに踊らされた20代のあんちゃん、ねーちゃんは心して読むように。
 
「過去の小泉政権でも、『政策』はいつも“丸投げ”の形で官僚にやらせていたのが実態です。例えば、年金問題では、小泉首相はマクロスライド方式について自力で説明できないといった有様でした。本来、官僚機構と政府の活動の縮小が大きな政策テーマですが、政策の具体的な担い手が官僚では、世の中は大きく変わらない筈です。」

小泉あんちゃんのアホたれかげんを喝破しておるね。
政策は確かに官僚に丸投げ、官僚に「おんぶに抱っこ」。
もっとも「マクロスライド方式」は、おぢもチンプンカンプンだけどさ。

で、
「小泉政権誕生後の構造改革ブームでも、『改革』は掛け声だけで、実行力を伴いませんでした。たぶん首相官邸に近い一部の官僚たちにとっては、大いに『やり甲斐』がある状況が生まれそうで、中には良い政策の実現もあるでしょうが、『官による官の改革』には限界があります。」

官僚に官僚システムを変えろと言っても、自分で自分の首絞めるなんてこと、真面目にやるわきゃないわなぁ。

さらに続けて、
「開票当日のある選挙報道番組に寄せられた視聴者の女性のメールが記憶に残っています。『私は、郵政民営化には賛成なので今回は小泉さんの自民党に投票しましたが、年金問題やイラク問題、拉致問題などについて、小泉さんの政策を支持している訳ではありません。小泉さんには、この大勝で全てが支持されたという勘違いをしないで欲しいと思います』という内容でした。しかし、お気づきでしょうが、『勘違い』をしたのは、この女性のような有権者の方でしょう。郵政民営化とその他の諸問題について、後者が重要だと思うなら、投票行動自体をもっと考えるべきだったということです。『これが争点だ』と言われたものを本当に争点だと思わなければいけないと信じるようでは、人間らしい判断力を発揮しているとはいえません。」

いやぁ、おぢが言いたいこと全部言ってくれちゃって、一度お会いしたいね山崎元さん、ムフッ。
ようはこの女性、「人間らしい判断力」が欠如しておると山崎さんは言っておる。
『勘違い』女も男もゴマンといたわけ。

最後はこう締めくくる。
「小泉首相の鮮やかなトップダウンの決断と争点を一本化したイメージ戦略の成功に対して、民主党の岡田代表は、あたかも社内バランスに行動を制約されたサラリーマン社長のように歯切れが悪く、訴えのポイントを絞らなかったことも、真面目ではあっても、マーケティング戦略上、大失敗でした。それにしても、彼が登場した『日本をあきらめない』という台詞の入ったCMは何を訴えたいのか分からなくて、最低の出来映えでした。あんなものにお金をかけているようでは、政治でもビジネスでも成功しないでしょう。マネジメントとマーケティングの観点で考えると、今回の選挙は、ビジネス上は非常に分かり易い教訓を残しました。」

民主党の皆々様よ、これ読んで反省しやがれぇぇぇぇ


霧の朝

2005年09月19日 | Weblog

秋口のニセコ界隈は、朝霧に包まれることが多い。
普段は見慣れた景色もぼんやり霞み、ちょっとだけ幻想的な気分にさせる。
こんな日は午前9時過ぎにはよく晴れて、素敵な一日となることが多い。

で、晴れた。
9月も下旬というのに気温は20度を超えた。
ジャガイモ運搬のトラックがガーガー、ゴーゴー通り過ぎるので、ふと思い出して、通称「いじめの健ちゃん」に電話した。

健ちゃんはご近所の種芋農家だ。
おぢより一つ二つ年上で、頑固一徹の生真面目農家。
いつも農協をいじめておるので「いじめの健ちゃん」、らしい。
とはいえ、いじめられる農協の方がいっつも悪い、らしい。

農協経営が立ち行かなくなり、各地で合併が行われたとき、この地でも倶知安、ニセコ、真狩、京極、蘭越、黒松内、留寿都の各農協が合併して、ようてい農協が誕生した。
おおっ、メデタイと思ったのはおぢぐらいだ。

合併で、東京は三越本店でも売られておるブランドジャガイモ「くっちゃん・じゃが」は突如として、「ようてい・じゃが」になった。
で中身は同じなのに、値段はガタガタ下がった。
長年にわたって築き上げたブランドは一夜にして消え、農家こぞって怒った。

怒ったひとりが健ちゃんだ。
いっつも怒っておったが、こんときは凄かったそうだ。
あたり前だ。
農家に何の責任がないまま、値下がりしたんだもんね。
いま、「くっちゃんじゃが」は復活しておるがね。

おぢが注文したのは、ご贈答用の「最高級くっちゃんじゃが」10キロ入り2箱と、自家用の20キロ入り5袋だ。
お世話になっておる友人各位にお届けすることにしておる。
届かないご友人諸君は、今後、おぢのお世話をよぉーく、するようにね、ヨロピクじゃ。

ブルドック お好みソース

2005年09月18日 | Weblog

暗きょ工事はきのう何とか終了。
昼過ぎからは、うだうだ温泉で過ごして夕方6時過ぎから慰労会。
お仲間こぞってお疲れゆえ、「阿武茶」でおいしく楽しく過ごして、午後10時就寝。
はぁ~疲れたわい。
水はけの悪い土地だけど、これで地下の結露が緩和されればよし、としよう。

「終の棲家」ゆえ、この先10年で壊れてもらっては困るのよ。
なにせ、しぶとく90歳ぐらいまで生きてこうと思っとるわけでさ…

18日は昨夜からの雨でじめじめ。
のちに霧雨。
昼寝のあと午後3時ころにはパァーッと晴れた。
だけど、雨上がりのモワッとした空気が肌にまつわりついて、嫌な気分。
スーパーで買い物して町内の「倶知安温泉」へ。

ここは、「源泉100%、掛け流し」がウリ。
露天風呂からの羊蹄山も美しい。
だけど、これまで500円の入浴料を突然、一気に700円に値上げして町民にそっぽを向かれておった。
ワンコインから700円では客離れもしゃーないところ。

ところが、8月に7千円の17回券(1回400円ちょい)を突如発売して息を吹き返したとか。
そんなこと知っておったら、買ったのにさ。

夕食は久々に「オタフクお好み焼き こだわりセット」。
ソースもきれておるゆえ、オタフクソースにしようかなぁ~と思ったら、「ブルドック だし入り関西お好みソース」とかいうのが目に付いた。
で、さっそくご購入、まぁようするに安かったのね。

本場関西では、このブルドックソースはどないな位置を占めておるのじゃろか。
数少ない関西の読者の皆さんにおせーて欲しいもんだ。
なかなか美味だったけどさ。

暗きょ工事VOL3

2005年09月17日 | Weblog

朝から暗きょ工事の続きだ。
Tさんに旧友I、ご近所のSさんが加わって、午前中の決着を目指す。
なにせ週末だけとはいえ、作業はもう3週間、「いい加減にせんかい!!状態」だ。
まったり、ノンビリのはずの週末は、ことごとく作業でアジャパーだ。

秋は冬支度の季節でもある。
薪を地下に取り込まねばなんし、そろそろデッキも“越冬体制”にせねばならん。
スキーも物置小屋から取り出して、「いつでも行けます!!」状態にせねばならんしね。

きょうは午後から雨の予報。
びしょ濡れになっての作業では、またまた風邪引き、発熱じゃ。
さて、そろそろやるとするか。
しんどいのぉ~

秋は苦手じゃ

2005年09月15日 | Weblog


街もすっかり秋の気配だ。
秋はどうにも苦手だ。
なぜだか気分が落ち込んじゃう。
おまけにこのところ熱っぽい。
風邪だといいけど、肝炎とかねぇ…そろそろ病院に行こうかなぁ。

北大構内では、柔らかな日差しの下で、異国の女性が読書にふけっておった。
絵になるのぉ~
写真の出来はともかくとしてさ。

そういえば体調不良で月曜からずーっと酒飲んでない。
今夜もトットと寝ます。

さっそく…だぁ!!

2005年09月14日 | Weblog

昔、ある天皇は、庶民が炊事するけむりが少ないのを見て、人々の困窮を知った。
そこで三年間、課税を中止した。
国中に炊事のけむりが満ちてはじめた3年後、「民富めり」と再び租税を課したという。
その間、皇居は荒れ放題、雨が漏るほどであっても修理されなかったという。
どこまでが真実か定かではないが、フムフムじゃ。

翻ってわが政府・自民党は、マニフェストで「サラリーマン増税」を否定しておったが、選挙が終わったとたん、定率減税を全廃すると言い出した。
けさの朝日が一面で書いておる。
言い訳は「景気がよくなったので一時的な減税を元に戻す」だ。
これを世間では増税という。
民の困窮は続いておるし、「景気がいい」と騒ぐほど好景気とは思えん。
「舌の根も乾かぬうちに」とは、このことだ。

さて、小泉あんちゃんの4年間の実績を見てみてみると、これまた凄い。
「官から民へ」を声高に主張しておるが、特殊法人の廃止や民営化はまったく、ぜんぜん、さっぱり、出来なかった。
官僚の天下り先は減るどころか、増えちゃった、ひぇ~

「道路公団の民営化」は骨抜きで、天下りのお歴々が各社の社長になるという。
民営化で官僚は焼け太りだ。
過日は道路公団トップまで逮捕される始末。
さらに、不要な高速道路はもう作らないはずだったけど、国が直接、不採算高速道路を建設する「直轄方式」で高速道路をドンドン作ることになった。

「民間にできることは民間に…」これ、正しいけど、小泉あんちゃんは、自分にできることさえしてこなかった。

とはいえ、選挙の結果、国会の3分の2を与党が占めることになった。
自民党内は、小泉恐怖政治におののき、郵政民営化反対派の参院・中曽根ジュニアもビビリまくりで白旗揚げた。
こうして、誰も、何も、言わなくなった。

憲法改正もOK、靖国神社の国営化も良いかも知れん。
ついでに徴兵制も復活し、ニートのあんちゃんから、40歳ぐらいまでは兵役を義務化するのが良かろう。
引きこもりのニートは体力つくし、職も得る。
さらに、ブッシュのワンコゆえ、イラン、アフガニスタンにもドンドン派兵して、かの国のために死んでいただくのもやむをえない。
小泉プロパガンダにすっかりはまったニート諸君、おぢは「国立靖国神社」で帰りを待っておる。
骨は拾ってやるけんね。