午前5時半になったところ。
スカッと晴れのよいお天気ですが、気温はなんと一桁プラス4度だ。
きょうは晴れ時々曇りのお天気で、最高気温も17度だそうな。
夏だったり、春だったり、ややこしいお天気が続きます。
そんなこんな、
週刊新潮に「医の中の蛙」を連載中の里見清一さんが、がんについて興味深い話を書いておったのでご紹介。
元国立がんセンターに勤務していた里見さんは、高齢者のがん検診について、「大腸内内視鏡」なんぞは危険性も伴うからやめた方がいいというのだ。
アメリカでは、一般の人には10年に1度の大腸内視鏡によるがん検診が推奨されている。
だけど75歳以上はやらなくてもいいという。
内視鏡検査による合併症のため、かえって寿命を縮める可能性が高いと報告されているそうだ。
ということで、「高齢者に必要以上の検査は必要ない」というのが里見さんの考えだ。
しかし、おぢ検査が大好きだ。
医者によっては「医は算術」かもしらんので、こちらも検査は大好きだ。
一般人は、なにせがんが怖いのだ。
なので、こんな人もいたという。
>糖尿病の合併症で全身ボロボロに近いが平然として生活態度を改めなかったくせに、「早期がんの疑い」と言われた途端に恐怖におののいた、という患者を経験したそうだ。
>客観的に見てがんで死ぬまで生きてられないはずなのに、やはり「がんは怖い」という固定観念が刷り込まれている。
今回、おぢが前立腺がんを公表したら、全く同じような糖尿病予備軍にして腹部大動脈瘤を抱える旧友が心配して電話してきた。
死ぬ確率は、けた違いに高いけど、食生活を含めた生活習慣を全くかえることができない人から心配されてもねぇ…
ハニーさんも先年、「悪性リンパ腫」と診断され、おぢはビビりまくりしたけど、半年ほどの抗がん剤治療で完解しそろそろ4年になる。
医療は進歩し、いまはがんより怖い病気がもっと身近にあるってこと。
肥満と高血圧、高脂血症で血管がボロボロになる方が、よっぽど怖い。
脳梗塞、脳出血、心筋梗塞、胸部に腹部の大動脈瘤など、いきなりあの世逝きか、はたまた半身不随で寝たきりに。
それに比べりゃ、がんの方が圧倒的に長生きできるってこと。
おぢを含めて、世間はがんを恐れすぎかもしれません。
高齢者は体調管理、自己管理を間違ってはいけません、というお話でした。
チャンチャン!!