おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

栃本翔平いいぞぉ!!

2007年02月26日 | Weblog


過日ご紹介した栃本翔平君が、ノルディック札幌大会で大活躍じゃ。
ジャンプ競技では日本人選手最高の16位。
凄いじゃん!!

言い換えれば、ニッポンの実力も落ちたもんじゃ。
まぁ、ニッポン潰しで、あれこれルール変更してるって事情もあるようだけどね。
それにしてもベテラン岡部が21位、葛西も24位ってことで、17歳の期待のホープはこれから大輪の花を咲かせそうじゃね。

でもってきのう行われたジャンプ団体戦にも4人の代表選手のひとりとして出場。
多少先輩の足引っ張ったところもあったけど、2大会ぶりのメダル獲得に貢献いたしました。
メディアの扱いも他の有名選手に比べて地味だけど、これからじゃね。
第一、17歳で世界大会などというものに出場するっていう経験なぞ、なかなか出来ませぬ。

若いときのこういう経験は、今後、きっと生きてくる。
まぁおぢの場合だって、多くの経験をしてようやく結婚にいたったのじゃ。
ススキノのソープにヘルス、オカマバーからレズバーまで、人にはとっても言えない経験が生きておるのじゃ。
翔平君、これをきっかけに、名前の「翔」の字のように、世界に羽ばたいていくに違いない。

ガンバレガンバレじゃ!!



血圧60~70

2007年02月25日 | Weblog
良い天気に恵まれた朝でした。
雪もサラッと積もりました。
ってことで、二人でスキーに行きました。
「新婚初スキー」でおます。
でへっ!!

でもゴンドラ一本滑って「お・し・ま・い」。
なんせ、混んでおった。
この混雑、バブルの頃にそっくりじゃ。
違うところはOGがごっちゃり来ておるってことかね。
おまけにスタートが遅かったのでふかふか雪でもなくて、なんかがっかり。

ってことで、昼前には二人で札幌へ向かいました。
先週やり残していたババの家の掃除なのじゃ。
あの年代は捨てるってことが、できない。
申し訳ないけれど、あれもこれも捨てました。
おっかさん、ごめんなさいね。

そんなこんなでハニーと一緒の大掃除はようやく完了いたしました。
準備が整ったわけですが、それはそれで複雑な気持ちです。
正直、嫌な気分でもありました。

それから、いつものように病院へ。
看護師が病状について説明してくれました。
上の血圧が60から70とかなり下がってきておること。
おまけに無呼吸状態が20秒も続いていること。
熱も38度だそうだ。

痛みや苦痛がないように医者にお願いしておったけど、どうにもならんらしい。
話しかけても目は閉じたまま。
苦しそうに息をするだけです。

「夫婦のいいところは、楽しいことは二倍に、悲しいことは1/2になるところだと思っています。」
このブログに書き込みしていただいた「あやこさん」の言葉です。
ひとりでは、この事態を乗り越えるのは、どうにもしんどいです。

ひとりでなくて良かったなぁ、としみじみの夜でございます。





婚姻届、出しましたです。

2007年02月24日 | Weblog

いやぁ、読者の皆さんから驚くようなたくさんの書き込みいただき、ハニーともども感謝感激でございます。
「どうにも信用できん」という方もおいでのようで、婚姻届写真にいたしておりましたです。
まぁ、この写真では証拠にはなりませんけどねぇ。

とにもかくにも、新婚初夜(きゃぁ~恥ずかしい…)を何事もなく過ごしましたです。
若いときなら考えられん所業です。
っていうか、この際は諸行無常と申せましょう。
なまんだぁ、なまんだぁです、ハイ。

どうやら股間のバカ息子は、おぢより早く「ボケ」が始まっており、いつも小用しか使用しないもんだから、別の用途があることを忘れてもうたらしいのでおます。

そんなこんなで、これからお湯に浸かって、水で冷やして、息子に艱難辛苦を与えますです。
鍛えるぞぉ…
ってことで、また、あしたねぇ。





今夜、入籍いたしまする

2007年02月23日 | Weblog

ハニー曰く「きょうはいい日なの」ってことで、今夜これから倶知安町役場に行って、入籍いたします。
諸般の事情で1月中の入籍はかないませんでしたが、2月中には何とか間に合いました。
ハニーとしては、うちのババが元気なうちに済ませたいという思いもあったようです。

というわけで、2月23日中にハニーと夫婦となりますです。
きゃぁ~恥ずかしい!!
いい年こいちゃってねぇ、お笑いくださいませ、ませ。

これでも初婚なのよぉ。
五十代半ばにして…
こっぱずかしいねぇ。

年内には、キンコンカンコン華燭の典をせねばいかんのかなぁ。
…と思っておりやす。
拙いブログに来ていただいておる皆さん、今後ともヨロピクですぅ。




バブルへGO

2007年02月22日 | Weblog


映画「バブルへGO」がヒットしておるそうじゃ。
これを受けてか、週刊現代と週刊ポストはどちらもグラビアで当時を特集しておった。

ハネ扇持ってボディコン着たねーちゃんたちが、ジュリアナ東京で踊りまくり。
世界の名画を買いあさったり、竹やぶから2億4千万円が出てきたり。
はたまた株価が史上空前の3万8915円をつけたりと大騒ぎじゃったねぇ、あの時代。

エッセイストの酒井順子さんも映画を見たとかで、週刊現代の「その人、独身」であれこれ書いておる。
「…ここにきて景気も回復し、一部でプチバブルも囁かれるようになって、バブルを享受した人は少し、ホッとしたのでしょう。バブルへの郷愁を、堂々と表に出すようになってきた。」
なるほどねぇ~
超売り手市場のバブル真っ只中で就職活動をしたという酒井順子さん、「バブルへの郷愁」とのたまっておる。

ホイチョイプロダクションも、そんな「時代の空気」を読んで映画作ったのだろうか。
ただ、札幌はプチバブルさえ感じられんけどねぇ。
あっ、倶知安町はごく一部で土地バブルかも。
いずれにせよおぢには無関係じゃ。

「バブルへGO」は、DVDで見りゃいいだろな。
ついでながら、今一番見たい「フラガール」は3月16日からTSUTAYAでレンタル開始だそうだ。
蒼井優ちゃんのフラ姿はすっごく見たいねぇ…


86歳の誕生日だ

2007年02月21日 | Weblog


きょうはババの誕生日でござりました。
ババは、熱があるものの、相変わらずの状態でした。
目も明けました。
バカ息子が来たことも、ちゃんと判っておるようでした。

看護師によると、熱が下がった時は、以前と同じように「はい」と返事もするようです。
大正、昭和、そして平成を生き抜いたババは、嬉しいことにしぶとい生命力を持っておった。
頑張れ、頑張れじゃ!!

生きてるだけで、いいのです。
まさかそんな気持ちになるとは思いませなんだ。
肉親とは、そんなもんなんでしょうかね…

話はゴロンと変わるけど、過日の週刊大衆が「都知事候補に田中真紀子」と書いてあって、ビックリ仰天じゃった。
そもそも週刊大衆は買いにくいのじゃ。
なんたって、ヌード写真が多すぎる。
まぁ、それはそれで好ましい場合もあるけどね。

ただねぇ、電車の中では読めませんってば!!
だけども、ヤクザの抗争事件となると、まぁ中身が濃い。
ほぼ独走じゃ。

今回は西麻布で起きた件の暴力団幹部が殺された事件が気になって、喫茶店で読んみましたです。
それよりなにより知事候補に田中真紀子って話があるってことで、口あんぐりじゃった。
小沢一郎がホントにそう考えているとしたら、これまたひどいもんじゃね。

確かに漫談上手だけが取り柄だけれど、ご承知のように性格破たんした、とんでもおば。
あれこれ名前は浮かんで消える民主党の都知事候補だけれど、田中真紀子では都政はむちゃくちゃ。
なにせ家のものを盗んだってんで、お手伝いさんを素っ裸にして階段上り下りさせる御仁じゃ。

石原慎太郎の方がよっぽどマシというもんだ。
ニッポン国は政権交代しなくては、どうにもこうにもならんけど、こんなことしてるようじゃ民主党も政権の受け皿にはなれんじゃろ。
田中真紀子が出てこないことを、都民に成り代わって祈ってますです。



栃本翔平は、札幌期待の星じゃぁぁぁ

2007年02月20日 | Weblog
80年以上の伝統を誇るというノルディックスキーの世界大会「ノルディックスキー世界選手権札幌大会」が22日から開かれるのだそうだ。
札幌はもちろん、アジアでは初めての開催という。
さっぱり盛り上がってはおらんけどね。

ただ、距離競技が、なんと札幌ドームの屋内コースで行われるというのは珍しい。
なにせトラック360台分の雪をドーム内に搬入し、厚さ50センチの雪を敷き詰めたのだという。
ドーム外と合わせて2キロ近い周回コースが出来たのだそうだ。

世界初の屋内コースってことで、見学するほうは暖かくてラクチンだわなぁ。
話題先行だけどね。
カネばかりかけておるのかと思ったら、メーンのプレスセンターは旧大通小学校なのだそうだ。
ここには500人の報道関係者が集まるそうだ。

この旧大通小学校の建物は、おぢが通った旧陵雲中学校の建物でもあるのじゃ。
懐かしいのぉ。
いまは使っておらんそうなので、ホテルを使うこと考えれば、タダみたいなもんじゃね。
けっこうなことじゃ。

この大会には唯一の札幌っ子で、高校2年生の栃本翔平君が出場する。
先日の全日本選手権ジャンプでは、ノーマルヒル、ラージヒル共に二位に食い込む好成績じゃ。
でもって、開会式では日本選手団の旗手を務めるのだそうだ。
将来のニッポンジャンプ界を背負って立つ逸材かも知らん。

実はこの翔平君の父親の兄は、おぢの高校同期なのじゃ。
いずれにせよ、盛り上がりに欠ける大会じゃけど、ご縁のある方が、旗手を務め、ジャンプも期待されるってことで、ちょいとテレビ観戦しちゃおうかなぁ~と思っていますです。

札幌の期待の星、栃本翔平選手、覚えといてね!!





大掃除

2007年02月18日 | Weblog


きょうはハニーと一緒に、ババの家の掃除をいたしました。
10年ほど前に脳梗塞で倒れて以来、ヘルパーさんに来てもらってはいたものの、掃除らしい掃除はしておりませなんだ。
で5時間奮闘いたしましたが結局時間切れ。
成果は、燃えるゴミ8袋、プラスチックゴミ3袋、燃えないゴミ2袋でおました。

一人暮らしのベテランのおぢですが、ひとりではどもこもならん状態。
ハニーは何一つ嫌がらずにやってくれました。
感謝でおます。

夕方、病院へ。
ババはまたもや発熱。
一度目を開けただけでした。

あさって21日はババの86歳の誕生日。
花を持って行きます。
すこし早いけど、赤いカーネーションにいたします。

字幕も読めない!?

2007年02月16日 | Weblog
ここんとこ暗いばかりのブログでスンマソン。
ババもどうやら当面は小康状態ってことで、気持ちが落ち着きました。
で、今日は別の話題じゃ。

昨夜、テレビ東京系列でアメリカ映画「アンタッチャブル」を見ましたです。
ちょっと前に劇場で見たような気がしてたけど、87年の映画だったのねぇ。
ケビン・コスナーもアンディ・ガルシアも若いのじゃ。

この映画の名場面といえば、クライマックスの駅階段での銃撃戦。
乳母車が階段落ちするシーンだね。
石原軍団主演の損保コマーシャルでもパクっておった。

でもこのシーン、映画ファンなら先刻ご承知だけど、元々はソビエト映画「戦艦ポチョムキン」の「オデッサの階段シーン」のパクリじゃ。
「戦艦ポチョムキン」はエイゼンシュタイン監督の名作。
映画、テレビ関係者なら「いろはのいの字」、モンタージュ技法を確立した方でおます。
ようは、異なった映像をつなぎ合わせて臨場感を出すわけ。
いまでは「編集」の一言ですけどね。

さて、日本映画の興行収入が洋画を上回ったってことで、ちょいと嬉しい気分でおりましたです。
どうにもここんとこのアメリカ映画の凋落は著しい。
ブッシュに批判的な映画人が活躍できないのも一因という。

なにせ、リメークばかりじゃ。
そういえば夕張を舞台にした「幸せの黄色いハンカチ」もアメリカでリメークされるという。
元々、あちらの原作ゆえ、これはどうでしょうかねぇ?

その夕張市長に、小泉あんちゃんの政策担当秘書、飯島勲氏が立候補する意向だという。
4月の夕張市長選に立候補者がいない場合は出馬するらしい。
小泉あんちゃんの裏で、なにもかにも取り仕切った御仁ゆえ、その政治力は絶大じゃ。

歳費16万円だか18万円の市長をやっていただけるなら、まことに結構。
小泉政治を総括、反省して、がんばっていただくならいいけどね。

さて話は戻るけど、日本映画の好調をこう見ておる映画評論家もいて、唸ってしまった。
洋画が不調なのは、「若者が字幕を読めなくなってきたから」だという。
若者の学力不足、ここまできたかぁ、すっかり暗澹たる気分になっちゃった。

あっ、暗澹もフリガナしないと読めないんだべかねぇ~
ひでぇことになっちゃったなぁ…

一喜かもしれませんが…

2007年02月15日 | Weblog

時間が取れたので、3時過ぎババの病院に行きました。
ババは目を覚ましていました。
喋ることはかないませんが、それでも息子だと分かる様子。

「熱が下がって良かったですね」と看護師。
ほぼ平熱に下がったことで、どうやら当面の危機は脱したようです。
ほっとしました。

担当の医者ともじっくり話しました。
結論はこうです。
「末期のガンで若い人なら、いつごろ、と言えるんですが、お年寄りの場合はなんとも…」
どうやら余命はその人の生命力といったものに左右される、ということのようだ。

人一倍しぶといババゆえ、まだまだ大丈夫じゃ。
誤飲の可能性もあるので、飲んだり食べたりはできないそうだが、点滴だけで頑張れる、と思う…。

帰り際、「また来るね」とおぢ。
「はい」と答えた。
何の期待もしておらんかったので、嬉しくなった。
熱さえ出なければ、まだまだじゃ。

なんだか気持ちも明るくなりました。
一喜一憂ってことのようです。
そりゃ一喜かもしれません。
でもなんか嬉しい一日となりましたです。



個室へ…

2007年02月14日 | Weblog


どうにも、さっぱり、元気が出ませぬ。
この先のことを考えると未知のことばかりで不安がいっぱい。
ということで友人に相談して、昨夜、葬儀屋さんと会うことといたしました。

その葬儀屋さんも高校同期の弟さんってこともあり、ぶっちゃけた話ができました。
亡くなったら、母親は一度家に帰ること。
よくわかっていない宗旨を確認すること。
などなど、あれやこれやお教えいただきましたです。

非情な息子かなぁ、とも思いましたが、いつか必ずせねばならない儀式ゆえ、しようがありません。
それでも、とりあえずの段取りがわかったので、いくぶんほっといたしました。

夕方、病院から電話。
看護師からでした。
「きょう、個室に移りました」とのこと。

「苦しい様子ですか?」と聞きました。
「眉間に皺を寄せているわけでもなく、穏やかな様子です」とのこと。
それなりに安心しましたが、個室に入ったってことは、月単位から日単位へ、です。

今夜は、一杯飲みたい気分。
焼き鳥屋に寄って帰ります。
不謹慎かなぁ?

あすまた「ご機嫌伺い」のつもり。
もう一度会話したいのだが…



もう会話もできません

2007年02月12日 | Weblog


今朝はいい雪がタップリ降りました。
いつもなら、「さぁ行くぞぉ!!」と思うところでしたが、ババのことが気になって、どうにもそんな気分にはなれませなんだ。
なもんだから昼前、ハニーと共にババの病院へトットと向かいましたです。

いつものように寝てはいました。
声をかけたけど、2度ほど目を開けただけで、何も喋りません。
先週の木曜までは弱々しい声ではあったけれど、会話ができたのに…
いまは話をすることさえ、もうままならない状態でした。

わずか4日間で、急に衰えてしまったのです。
正直ショックでした。
問いかけても反応がないわけで、これはいくらバカ息子でも辛いもんです。
こういう時、男は何の役にも立ちません、なす術がないのです。

ハニーはというと、優しく足をマッサージしました。
足の爪も切って綺麗にしてあげました。
おぢはハニーに感謝の気持ちでいっぱいです。
ババも感謝しておるに違いありません。

これからはいよいよカウントダウンとなります。
あれこれ想像すると、ひとりなら、かなりしんどいわけですが、優しい彼女となら何とか乗り切れそうでおます。
良い人と出会えたとしみじみした一日でした。

第1回まっかりスリッパ卓球大会

2007年02月10日 | Weblog

長期低落に悩むまっかり温泉が大きな期待を寄せるスリッパ卓球大会が、開かれましたです。
心配された参加者も定員いっぱいの48名。
地味なようだけど、これが大賑わい。
試合中は拍手や激励の声が飛び交うなど、皆さん楽しんでおりましたです。

千円で入浴して、スリッパ卓球に参加して、食事してってのが良かったのかねぇ。
賞品も真狩特産ハーブ豚やらカニやら、まぁ盛りだくさん。

いかんせん、さっぽろ雪まつり、小樽雪あかりなど、イベント盛りだくさんの道内にあっては、マスコミの注目度もいまいちでござりました。
それでも、カエルの扮装で出場した方がいたり、ハンドメイドの毛皮スリッパなどユニークなお方も出場したりで皆さんに大うけしておったです。

でもって、ご近所Sさん夫妻も出場いたしましたです。
奥さんは1勝したのもの2戦目で敗退。
ところがSさんご主人は大活躍で、3位入賞は逃したものの、毛がにをゲット。

ってことで、ハニーとおぢは今夜はこれからこの毛がにをゴチになることになりましたです。
いろいろ課題もあったスリッパ卓球大会でしたが、まずは大成功。
メデタシメデタシでござりました。



悪性新生物?!

2007年02月08日 | Weblog


「当直医に引継ぎしますんで、確認なんですけれども、心肺停止した時は特に処置しないということでよろしいですね」
夕方、ババの担当医から電話がありました。
以前、医者に話したことの確認でした。

余計な処置はしないでほしいと話しています。
どうやらその時が近づいて来たようです。
「この三連休はどうでしょうか?」とおぢ。
「そこまで急ではないと思いますが…」と医者。

退社後、あちこちのスーパーへ寄ってから、病院へ駆けつけました。
スイカが食べたいと言っておったので探したのです。
デパートで買えばよかったのにねぇ。
でも、売ってるもんですねぇ~真冬というのに。
沖縄産でした。

病室のババは、寝入っていて起きなかった。
看護師に聞くと熱が37度8分あるのだという。
台所を借りて、スイカを切り、8分の1ほどの塊と小さくしたもの8切れほどをラップに包んで冷蔵庫に入れた。
「喉が乾いたと言ったら、スイカが冷蔵庫にありますので看護師に引継ぎをお願いします」とお願いして辞した。

時の流れというのは残酷です。
余命半年宣告からすでに1年5ヵ月、ガンはどんどん増殖し宿主を追い詰めている。
悪性新生物とはよく言ったもんだ。
宿主と共生しない生き物ってなんだろ?