午前5時を回ってすがすがしい朝です。
あたりは霧に覆われていて気温はプラス20度。
きょうは晴れの予報、午後から曇り、最高気温29度の予想だ。
「お盆を過ぎると秋」というのがフツーの北海道だけど、30度近い暑さとはねぇ、、、
暑い夏です。
そんなこんなのきのう、
家庭医に出向いて、前立腺がんのホルモン療法がスタートした。
治療はお腹の皮をつまんで、チクッと注射するだけであっという間に終了した。
がんが進行して、骨転移のある患者の場合は、これに投薬治療もあるらしい。
おぢの場合は、この注射を3か月に1度打って、血液検査をするだけ。
玉にキズは、1回注射すると約1万円の出費があるってことぐらいだ。
こうなるまでの経緯はこうだ。
去年の秋ごろから、「おしっこに勢いがないなぁ~」と漠然と感じておった。
別に痛くもかゆくもない。
今年4月、一度も前立腺がんの検査というものをしていなかったのでお試しした。
「PSA検査」という血液検査だ。
結果、70歳以上「4.0ng/ml以下」が正常とされるけど、おぢは「6.52ng/ml」と若干オーバーした程度だった。
そもそも検査が大好きなおぢですから、家庭医を通じて町内の大病院に本格的な検査をお願いした。
そしたら「こんな数値で検査に来るな」みたいなこと言われちゃったわけ。
どうやら高齢男性の場合、おぢの数値を大きく超えてる方がゴロゴロいるらしい。
そこで、札幌手稲の渓仁会病院へ。
2泊3日の生検手術と骨シンチ検査を受けたら、結果は「骨転移なし」だったけど「ステージ2」の判定。
早期発見ってことですが、具体的には「T2ーC」と判明したのだった。
担当医は「ロボット支援手術ダ・ヴィンチ」による前立腺の除去手術を勧めたけど、術後に尿漏れもあるというし…
そこで、セカンドオピニオンで「陽子線治療」について聞いてみようと別の病院へ。
これは15回のピンポイント照射で保険も効く。
ですが担当放射線医師は「あちこち火傷する」そうで、あんまり勧めないわけ…
ってことで、あれやこれやがあって、過日、注射だけのホルモン療法に決めて、きのうはその1回だったというわけ。
ホルモン療法では完治、完解することはなく、がんが小さくなるだけ。
なので、この先、もしPSA検査で数値が上昇してくると、ダビンチで除去することを選択することになるのだろう。
「問題の先送り」という究極のモラトリアムを選択したのです。
それもこれも、
国立がんセンターの若干古いデータによると、前立腺がんの「5年生存率は99.1%(2009~2011年)」とほぼ死なないがんだからだ。
しかも、こと「限局」つまり「がんが原発臓器に限局しているもの」については5年生存率はなんと100%!!
そんなことで、ニセコのおぢ、こと前立腺がんに関しては、たいした余裕をかましているわけ。
同時期のすい臓がん5年生存率「8.5%」とは天地の差なのだ。
そんなことで、いまは副作用もないようだけど、そのうち乳が出てきて、肌がきれいになったりする可能性もあるとか。
どんなことになるのか、折に触れて読者にご報告いたしますね!!